7555

大田花き(7555)に経済的な堀はあるか

卸売業 商社・卸売

株価

現在株価
749
2026-09-01
時価総額
38 億円

主要指標

各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)

株価推移

チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。

▶ 詳細チャート(日足/週足/月足切替)

10年財務トレンド

年度 売上(億) 営業利益(億) 純利益(億) FCF(億) ROE(%) EPS(円) 配当(円) 自己資本比率(%)
FY2015 273 2 1 -22 2.5 23.0 50.4
FY2016 270 0 0 -11 0.7 6.1 46.5
FY2017 254 1 1 7 1.7 15.3 12.0 46.6
FY2018 255 0 0 3 0.7 6.8 12.0 46.4
FY2019 249 0 0 -1 1.0 9.6 12.0 52.6
FY2020 239 -0 -0 2 -0.1 -1.3 10.0 51.2
FY2021 39 2 2 4 3.7 34.1 10.0 53.3
FY2022 43 3 3 6 6.2 60.2 12.0 56.0
FY2023 41 2 2 9 3.6 35.8 15.0 54.6
FY2024 39 3 2 -2 4.3 43.6 12.0 62.0

バフェット流モート診断

無形資産
●○○○○
1/5
スイッチング
●●○○○
2/5
ネットワーク
●○○○○
1/5
コスト優位
●○○○○
1/5
効率規模
●●●○○
3/5

総合スコア:8/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中

無形資産1/5

大田花きは、花き専門の総合商社として、長年の経験と業界内での信頼を築いている。特に、国内外の生産者や需要家との強固なネットワークは、無形資産の一部と見なせるが、特許やブランド力といった明確な強みは限定的である。

スイッチングコスト2/5

花き卸売業においては、長年の取引実績や特定の品種・産地の仕入れルートの確保が、顧客(生花店、量販店など)にとってのスイッチング・コストとなり得る。しかし、価格や品質、品揃えによっては乗り換えも起こりうるため、スイッチング・コストは限定的。

ネットワーク効果1/5

生産者と需要家を結びつけるプラットフォームとしての機能はあるが、デジタル化された強力なネットワーク効果(ユーザー増が価値を指数関数的に高める)は現時点では弱い。

コスト優位1/5

花き卸売業は一般的に薄利多売のビジネスモデルであり、大田花きが構造的に圧倒的なコスト優位性を持つとは考えにくい。効率的な物流網の構築は進めているものの、競合他社とのコスト差は小さいと推測される。

規模の経済3/5

大田花きは国内最大級の花き専門卸売業者であり、取扱量や品揃えにおいて規模の経済が働く可能性がある。市場シェアの高さは、仕入れ交渉力や物流効率の面で一定の優位性をもたらし、業界内での寡占的な地位を形成している。

競合との比較優位

強気シナリオ

国内最大級の取扱量と品揃えを活かした、生産者・需要家双方への影響力拡大。

高付加価値商材(高級品種、希少品種)の開拓と販売チャネルの多様化による収益性向上。

M&Aやアライアンスによる事業領域の拡大と、さらなる規模の経済の追求。

弱気シナリオ(モート侵食)

生鮮品である花きの特性上、天候不順や病害虫による供給変動リスク。

消費者の嗜好の変化や、直接販売・小規模卸売業者へのシフトによる需要の分散。

競合他社による価格競争の激化や、新たな物流・販売プラットフォームの登場。

反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)

大田花きの投資が失敗するには、まず「規模の経済」という主要な競争優位性が崩壊する必要がある。これは、競合他社がより効率的な物流網や仕入れ網を構築し、大田花きよりも低コストで商品を供給できるようになる場合に起こりうる。また、花き市場全体の縮小、あるいは生産者や需要家が直接取引できる新たなプラットフォーム(特にデジタル技術を活用したもの)が普及し、卸売業者を介在させないビジネスモデルが主流となることも、大田花きの優位性を損なう要因となる。さらに、消費者の価値観が変化し、花きへの支出が大幅に減少する、あるいは代替品(造花、デジタルコンテンツなど)への需要が急増することも、事業基盤を揺るがす可能性がある。これらの要因が複合的に作用することで、大田花きの現在の競争環境における優位性は失われ、投資としての魅力は低下するだろう。

5年後のモート予測

強気

取扱量の維持・拡大と高付加価値商材の販売強化により、緩やかな売上・利益成長を達成。M&A等による事業拡大も期待される。

中立

現状の市場シェアを維持しつつ、安定的な収益基盤を確保。ただし、市場全体の成長鈍化や競争激化により、大幅な成長は限定的。

弱気

市場の縮小、競争激化、あるいは新たな流通チャネルの台頭により、売上・利益ともに減少。規模の経済の優位性が低下し、収益性が悪化する。

グレアム防衛的投資家 7基準

1. 適切な企業規模 時価総額 38億
2. 健全な財務 自己資本比率 62.0%
3. 利益の安定性 9年連続黒字
4. 配当の継続性 ?年連続配当
5. 利益成長 EPS 3年成長 8.5%
6. 適度なPER PER 17.0倍
7. 適度なPBR PBR 0.73倍

合格数:2/7 部分的合格

直近の適時開示

同業他社

もっと深く分析したい?

モート先生 AI が 大田花き の事業を 4 賢人の理論で詳しく解説します

モート先生に聞く →