パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(7532)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 7,596 | 432 | 249 | -231 | 10.2 | 157.8 | 22.0 | 41.3 |
| FY2017 | 8,288 | 462 | 331 | 158 | 11.8 | 209.2 | 26.0 | 40.3 |
| FY2018 | 9,415 | 516 | 364 | -1,184 | 11.7 | 230.1 | 32.0 | 36.0 |
| FY2019 | 13,289 | 631 | 483 | 649 | 13.7 | 304.9 | 40.0 | 25.8 |
| FY2020 | 16,819 | 760 | 503 | 317 | 12.9 | 79.4 | 15.0 | 28.8 |
| FY2021 | 17,086 | 813 | 539 | 10 | 12.3 | 84.9 | 16.0 | 30.6 |
| FY2022 | 18,313 | 887 | 619 | 504 | 15.5 | 102.6 | 17.0 | 28.3 |
| FY2023 | 19,368 | 1,053 | 662 | 760 | 14.3 | 110.9 | 20.0 | 30.6 |
| FY2024 | 20,951 | 1,402 | 887 | 558 | 16.2 | 148.6 | 30.0 | 35.8 |
| FY2025 | 22,468 | 1,623 | 905 | 709 | 14.5 | 151.6 | 35.0 | 40.1 |
バフェット流モート診断
総合スコア:11/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
ドン・キホーテの「圧縮陳列」や「見切り販売」といった独自の店舗フォーマットと、それを支える「驚安堂」などのプライベートブランドは、他社が容易に模倣できない強力なブランドイメージを形成している。特に若年層からの支持は厚い。
小売業全般に言えることだが、顧客が特定の店舗に強いロイヤリティを持つことは稀であり、価格や品揃え、利便性で容易に競合に乗り換える可能性がある。ポイントカード等はあるが、スイッチングコストは低い。
現時点では、顧客の増加がサービスの価値を直接的に高めるようなネットワーク効果は確認されない。オンラインプラットフォームの強化は進めているが、まだ初期段階である。
「圧縮陳列」による店舗あたりの売上効率の最大化、PB商品の活用による粗利率の維持・向上、そして徹底したコスト管理により、競合他社と比較して価格競争力のある商品を提供できている。
国内のディスカウントストア業界において、圧倒的な店舗数と売上規模を誇る。この規模の経済により、仕入れ交渉力や物流効率で優位性を持ち、低価格戦略を支えている。
競合との比較優位
強気シナリオ
インバウンド需要の回復による売上増加
PB商品の拡充と高付加価値化による収益性向上
M&Aによる国内・海外事業の拡大
弱気シナリオ(モート侵食)
消費者の節約志向の鈍化と競合の価格攻勢
人件費や物流費の高騰によるコスト圧迫
オンライン販売チャネルでの競争力不足
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、まず「圧縮陳列」や「見切り販売」といったドン・キホーテ独自の店舗オペレーションが、もはや現代の消費者に響かず、むしろ「ごちゃごちゃしている」「探しにくい」といったネガティブな印象に変わることが必要だろう。また、規模の経済を支える強力な仕入れ交渉力が、サプライヤーの力関係の変化や、より効率的なサプライチェーンを持つ競合の出現によって失われることも考えられる。さらに、PB商品が差別化要因として機能しなくなり、価格競争に巻き込まれる事態も想定される。これらの要因が複合的に発生すれば、現在の競争優位性は大きく損なわれるだろう。
5年後のモート予測
インバウンド需要の回復とPB戦略の成功により、売上・利益ともに堅調に成長。海外展開も進み、新たな収益源を確立する。
国内市場での競争は激化するものの、既存店の効率化とPB商品の拡充で安定した収益を維持。緩やかな成長が見込まれる。
消費者の嗜好の変化やコスト上昇により、既存店の売上が低迷。PB商品の競争力も低下し、収益性が悪化する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 5,202億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 40.1% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 13.9% | |
| 6. 適度なPER | PER 5.8倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.86倍 |
合格数:5/7 防衛的投資家候補水準