高速(7504)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 787 | 28 | 20 | 6 | 8.5 | 103.7 | — | 56.2 |
| FY2017 | 823 | 29 | 21 | 24 | 8.2 | 107.3 | 27.0 | 55.6 |
| FY2018 | 865 | 31 | 23 | 23 | 8.7 | 121.4 | 28.0 | 56.3 |
| FY2019 | 886 | 31 | 23 | -1 | 8.0 | 117.6 | 29.0 | 60.3 |
| FY2020 | 913 | 33 | 24 | 22 | 8.0 | 125.3 | 30.0 | 59.9 |
| FY2021 | 918 | 37 | 27 | -7 | 8.3 | 137.8 | 42.0 | 61.2 |
| FY2022 | 989 | 40 | 30 | -0 | 8.7 | 154.2 | 44.0 | 61.3 |
| FY2023 | 1,062 | 42 | 31 | 30 | 8.4 | 161.2 | 46.0 | 60.0 |
| FY2024 | 1,159 | 45 | 35 | -15 | 8.7 | 179.1 | 52.0 | 65.0 |
| FY2025 | 1,242 | 49 | 38 | -17 | 8.9 | 192.8 | 54.0 | 67.3 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
高速(証券コード 7504)の財務サマリからは、ブランド力、特許、規制ライセンス、独占的IPといった無形資産に関する具体的な情報は確認できませんでした。卸売業という業態からも、特段の無形資産の存在は示唆されません。
高速は主に自動車部品の卸売を行っており、自動車メーカーや部品メーカーとの長年の取引関係があると考えられます。しかし、取引先が代替サプライヤーを容易に見つけられる場合、スイッチング・コストは限定的になる可能性があります。具体的な取引条件や部品の特殊性に関する情報が不足しています。
卸売業である高速のビジネスモデルにおいて、ネットワーク効果が競争優位の源泉となる要素は見当たりません。顧客やサプライヤーが増加することで、サービスの価値が指数関数的に高まるような構造は想定されません。
高速は自動車部品の卸売において、長年の経験とサプライヤーとの関係性から、一定の仕入れコストや物流コストにおける効率性を有している可能性があります。しかし、競合他社も同様の効率性を追求していると考えられ、構造的なコスト優位性は限定的と推測されます。
高速は自動車部品卸売業界において、一定の市場シェアと規模を有していると考えられます。業界規模に対して最適な少数寡占を形成している可能性はありますが、具体的な市場シェアや業界構造に関する詳細なデータがないため、現時点では限定的な評価となります。
競合との比較優位
強気シナリオ
自動車業界のEVシフトや新技術導入に伴う部品構成の変化に対応し、新たなサプライヤーネットワークを構築・強化できる。
長年の取引で培った信頼関係と物流網を活かし、サプライヤー・顧客双方にとって不可欠な存在としての地位を確立する。
M&Aや事業提携を通じて、取扱品目やサービス領域を拡大し、業界内でのプレゼンスを高める。
弱気シナリオ(モート侵食)
自動車メーカーによる直接購買や、新たな部品サプライヤーの台頭により、卸売業者の介在価値が低下する。
競合他社による価格競争の激化や、より効率的な物流システムの導入により、コスト優位性が失われる。
サプライチェーンの混乱や、主要取引先との関係悪化により、事業基盤が揺らぐ。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
高速の投資が失敗するシナリオは、自動車業界の構造変化が卸売業者の役割を根本から覆す場合である。具体的には、自動車メーカーが部品調達を内製化したり、部品メーカーが直接販売網を構築したりすることで、高速のような中間流通業者の必要性が薄れる。また、デジタルプラットフォームの普及により、サプライヤーと顧客が直接取引できるようになり、高速の持つ情報や物流の優位性が陳腐化する可能性も考えられる。さらに、競合他社がより革新的なサプライチェーンマネジメントや、付加価値の高いサービス(設計支援、在庫管理最適化など)を提供し、高速が単なる「箱屋」に成り下がってしまうことも、投資の失敗につながるだろう。つまり、高速が変化に対応できず、単なる仲介業者としての地位に甘んじることが、この投資の失敗要因となる。
5年後のモート予測
EVシフトや新技術に対応した部品取扱いの拡大、DXによる効率化で売上・利益ともに堅調に成長。サプライヤー・顧客双方との関係強化で市場シェアを維持・拡大する。
自動車業界の緩やかな変化に対応し、既存事業を維持。一部の新規分野への取り組みで小幅な成長を目指すが、競争環境は厳しい。
自動車業界の構造変化に乗り遅れ、既存事業の縮小が続く。価格競争の激化や取引先の減少により、売上・利益ともに減少傾向が続く。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 561億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 67.3% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 7.7% | |
| 6. 適度なPER | PER 14.9倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.32倍 |
合格数:5/7 防衛的投資家候補水準