小田原機器(7314)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 35 | 2 | 1 | 7 | 2.7 | 43.0 | 15.0 | 76.5 |
| FY2017 | 31 | -6 | -0 | -1 | -0.6 | -10.1 | 15.0 | 77.5 |
| FY2018 | 33 | -10 | -11 | -20 | -31.6 | -369.1 | 15.0 | 49.9 |
| FY2019 | 62 | 3 | 2 | 19 | 5.1 | 63.1 | 19.0 | 53.2 |
| FY2020 | 48 | 2 | 1 | 0 | 3.4 | 42.8 | 15.0 | 66.7 |
| FY2021 | 36 | 2 | 1 | -1 | 2.5 | 32.0 | 15.0 | 64.8 |
| FY2022 | 47 | 0 | -0 | 2 | -1.1 | -13.6 | 15.0 | 69.0 |
| FY2023 | 39 | 2 | 2 | -11 | 4.9 | 61.0 | 26.0 | 51.4 |
| FY2024 | 61 | 4 | 3 | -13 | 7.1 | 92.8 | 28.0 | 42.0 |
| FY2025 | 77 | 2 | 1 | 14 | 2.3 | 30.3 | 40.0 | 57.0 |
バフェット流モート診断
総合スコア:3/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
公開情報からは、強力なブランド、特許、規制ライセンス、独占的IPなどの無形資産に関する具体的な情報は確認できませんでした。特定の技術やノウハウが競争優位の源泉となっている可能性はありますが、それを裏付ける客観的なデータは不足しています。
主要製品である自動券売機や運賃収受システムは、鉄道会社やバス会社などの公共交通機関向けにカスタマイズされて導入されるケースが多いと考えられます。一度導入されたシステムを他社製品に切り替えるには、多大なコストと時間、そして運行への影響が伴うため、一定のスイッチングコストが存在する可能性があります。
同社の事業内容からは、ユーザー数の増加がサービスの価値を増幅させるようなネットワーク効果が発生するビジネスモデルは見られません。個々の顧客との関係性は重要ですが、プラットフォーム型のような広範なネットワーク効果は期待できません。
長年の事業継続により、製造プロセスやサプライチェーンにおいて一定の効率化やノウハウが蓄積されている可能性はありますが、他社と比較して構造的に大幅なコスト優位性を持つという情報は確認できません。規模の経済によるコスト削減効果も限定的と考えられます。
国内の鉄道・バス事業者向け市場において一定のシェアを有していると考えられますが、業界全体が成熟しており、急速な市場拡大や寡占化が進む状況ではありません。規模の経済が競争優位に大きく寄与しているとは言えません。
競合との比較優位
強気シナリオ
公共交通機関のインフラとしての自動券売機・運賃収受システムの安定需要
長年の実績に基づく顧客との強固な信頼関係と保守・更新需要
インバウンド需要の回復に伴う、多言語対応などへの投資拡大期待
弱気シナリオ(モート侵食)
少子高齢化による国内公共交通機関の利用客数減少
キャッシュレス化の進展による券売機需要の構造的変化
新規参入企業や既存大手メーカーによる価格競争の激化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
小田原機器の投資が失敗するには、まず、同社が長年培ってきた公共交通機関向けシステム導入におけるスイッチングコストの優位性が、予想以上に早く失われる必要がある。具体的には、競合他社が、より低コストかつ短期間でシステムを導入できるソリューションを開発し、鉄道会社やバス会社が積極的に乗り換えを進めるシナリオだ。また、キャッシュレス決済の普及が、券売機事業そのものの陳腐化を加速させ、同社の主要な収益源を急速に奪うことも考えられる。さらに、同社が技術革新や海外市場への展開に失敗し、国内市場の縮小と共に競争力を失っていくことも、失敗への道筋となるだろう。
5年後のモート予測
インバウンド需要の回復や公共交通機関のインフラ更新需要を取り込み、安定的な収益を維持。キャッシュレス化への対応も進め、緩やかな成長軌道を描く。
国内市場の成熟と人口減少の影響を受けつつも、既存顧客基盤とスイッチングコストに支えられ、現状維持に近い収益を確保。緩やかな減益傾向。
キャッシュレス化の急速な進展と競合激化により、券売機事業が大幅に縮小。新規事業の育成も進まず、収益は大きく悪化する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 37億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 57.0% | |
| 3. 利益の安定性 | 7年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 —% | |
| 6. 適度なPER | PER 38.1倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.89倍 |
合格数:1/7 部分的合格