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新明和工業(7224)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

輸送用機器 自動車・輸送機

事業の概要

  • 社会インフラを支える多角的な事業
    新明和工業グループは、特装車、パーキングシステム、産機・環境システム、流体、航空機の5つの主要事業を展開しています。これらの事業は、私たちの日常生活や社会活動に不可欠なインフラと深く関わっており、例えば、ごみ収集車や空港の搭乗橋、下水処理設備など、多岐にわたる製品とサービスを提供することで収益を上げています。
  • 「働く車」で社会を支える
    特装車事業では、ダンプトラックやタンクローリー、ごみ収集車など、特定の用途に特化した「働く車」を製造・販売しています。これらの車両は、建設現場や物流、環境衛生など、社会の様々な場面で効率的な作業を支え、その製造・販売・修理を通じて安定した収益基盤を築いています。
  • 都市機能と環境保全への貢献
    パーキングシステム事業では機械式駐車設備を、産機・環境システム事業ではごみ処理施設や自動電線処理機などを提供しています。これらは都市の限られた空間を有効活用したり、産業の生産性向上や環境負荷低減に貢献したりすることで、社会のニーズに応えながら収益を確保するビジネスモデルです。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
  • 特装車事業
    売上高1,082.04億円、営業利益48.99億円。この事業は、ダンプトラック、タンクローリー、ごみ収集車など、特定の用途に特化した「働く車」の製造・販売・修理を行っています。社会インフラ整備や物流、環境衛生に不可欠な車両を提供しており、グループ全体の売上高の約4割を占める主力事業です。
  • パーキングシステム事業
    売上高457.48億円、営業利益33.33億円。都市の限られたスペースを有効活用するための機械式駐車設備や、空港で航空機とターミナルを結ぶ航空旅客搭乗橋の製造・販売・保守・改修を手掛けています。都市機能の維持・向上に貢献する事業であり、安定した収益を上げています。
  • 流体事業
    売上高275.12億円、営業利益43.82億円。水中ポンプや水処理関連設備、高圧洗浄機など、下水処理や水害対策に用いられる製品・システムを提供しています。社会の衛生環境維持や防災に貢献する事業であり、売上規模は特装車事業に次ぐ規模で、高い営業利益率を誇っています。
2025-03 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
SpecialPurposeTrucks 事業 1,082 49 4.5%
ParkingSystems 事業 457 33 7.3%
IndustrialMachineryAndEnvironmentalSystems 地域 333 22 6.6%
FluidReportableSegment 事業 275 44 15.9%
Aircraft 事業 337 20 5.8%
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2025|2,387 文字
3 【事業の内容】当社グループは、当社及び子会社45社(国内25社、海外20社)、関連会社6社(国内4社、海外2社)で構成しており、特装車、パーキングシステム、産機・環境システム、流体、航空機の製造、販売及びこれらに付帯するサービス業務などを営んでおります。5つの事業の多くは社会インフラと接点があり、さまざまな場面で人々の暮らしとかかわりを持っています。セグメントごとの主な事業内容、及び主な関係会社は次のとおりです。 (1)主な事業内容特装車:ニーズに合わせた多様な「働く車」を製造・販売しており、作業性と安全性を共に満たす品質を追求しております。主な取り扱い製品は、ダンプトラック、タンクローリ、テールゲートリフタ、脱着ボデートラック、塵芥車、トレーラ、林業機械等で、当社及び子会社は、これら本体及び部品の製造、販売、修理等を行っております。パーキング:システム都市インフラに不可欠な駐車にまつわるソリューションを提供しております。主な取り扱い製品は、機械式駐車設備及び航空旅客搭乗橋で、当社及び子会社は、これらの製造、販売、保守及び改修等を行っております。産機・環境:システム各種産業の生産性・加工品質向上を志向した機器や、効率的なごみ処理に不可欠な環境関連システムを提供しております。主な取り扱い製品は、自動電線処理機、成膜装置、ダイレクトドライブモータ、真空乾燥装置、ごみ中継施設、破砕・選別回収システム等で、当社及び子会社は、これらの製造、販売及び修理等を行っております。流体: 下水にまつわる水インフラや、水害対策に用いられる多様な製品・システムを提供しております。主な取り扱い製品は、水中ポンプ及び水処理関連設備・機器、高圧洗浄機等で、当社及び子会社は、これらの製造、販売、据付工事及び保守修理等を行っております。 航空機: 水陸両用飛行艇の開発、製造を通じて培った技術を民間航空機の部品製造に生かすとともに、近年は固定翼無人航空機の自主開発にも取り組んでおります。主な取り扱い製品は、救難飛行艇、訓練支援機等の航空機及び海外航空機メーカー向け航空機部品で、当社及び子会社は、これらの製造、販売及び修理等を行っております。その他:「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、建設事業、不動産事業、ソフトウェア事業等を含んでおります。 (2)主な関係会社セグメント法人名主な事業内容特装車新明和オートエンジニアリング株式会社各種特装車の保守・修理、関連部品販売 イワフジ工業株式会社林業機械の製造・販売 東邦車輛株式会社トレーラ、タンクローリ、ウイングバンなどの特装車の製造・販売・保守・修理 新明和オートセールス株式会社中古自動車の販売、搬送機器他の製造・販売・保守、廃棄物の処理設備などの製造・販売・保守 東邦車輛サービス株式会社関西地区のトレーラ、タンクローリ、ウイングバンなどの特装車の保守・修理 株式会社エー・エス・エヌ関西地区及び静岡県東部地区における特装車のアフターサービス・特殊車両から軽車両までの車検、部品販売 株式会社OSK油圧ポンプ、減速機他油圧機器部品の製造及び販売 株式会社WAKO油圧ポンプ、減速機他の鋳造加工、めっき加工 Thai ShinMaywa Co., Ltd.特装車部品などの製造・販売 パーキングシステム新明和パークテック株式会社機械式駐車設備の製造・販売・保守・修理 台湾新明和工業股份有限公司機械式駐車設備の製造・販売・保守・改修 ShinMaywa(Asia)Pte. Ltd.航空旅客搭乗橋の組立・販売・保守・修理、産機・環境システム製品及び流体製品の販売・保守・修理 ShinMaywa Aerobridge Malaysia Sdn. Bhd.航空旅客搭乗橋の製缶 ShinMaywa(Asia)Vietnam Company Limited航空旅客搭乗橋の製造・販売・据付・保守・修理産機・環境システム新明和ウエステック株式会社リサイクル施設やごみ中継施設など環境施設の運営管理 大亜真空株式会社真空技術を利用した各種機械製造 ShinMaywa(America), Ltd.自動電線処理機、流体製品の販売・保守・修理 新明和(上海)精密機械有限公司自動電線処理機の製造及び販売 新明和(上海)商貿有限公司自動電線処理機はじめ各種産機システム製品の販売・保守・修理 ShinMaywa(Bangkok)Co., Ltd.自動電線処理機、真空装置、環境システム製品の販売・保守・修理・据付 KOREA VACUUM LIMITED真空技術を利用した各種機械製造、コーティングサービス等 新明和(重慶)環保科技有限公司排水処理システム及び関連製品の設計・製造・販売・保守・修理流体新明和アクアテクサービス株式会社流体関連製品の据付・保守・修理 フルテック株式会社高圧洗浄機、塗装機等の機械器具製造・販売・修理 ShinMaywa(America), Ltd.自動電線処理機、流体製品の販売・保守・修理 Thai ShinMaywa Co., Ltd.流体製品の製造 TurboMAX Co., Ltd.ターボブロワの設計・製造・販売航空機新明和岩国航空整備株式会社航空機の修理・改造・整備 ウイングフィールド株式会社航空機部品の製造及び組立、航空機シートの製造販売その他株式会社明和工務店建築、土木、電気、給排水、空調の設計施工 新明和商事株式会社不動産業及び人材派遣業ほか 新明和ソフトテクノロジ株式会社業務系・モバイル系システムの開発、CAD/CAE技術支援、パッケージソフトの開発・販売、ITインフラの構築・運用 以上述べた事項を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 中程度
独占禁止法違反による排除措置命令及び課徴金納付命令を受けているため。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 技術
水陸両用飛行艇の開発・製造で培った技術や、各種産業機械・環境システムに関する技術。
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか 中程度
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 混合
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 高い
会社が挙げる主要リスク:研究開発等の遅延 / 脱炭素対応遅れ / 急激な市場環境変化
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 7 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産★☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

新明和工業は、航空機部品や特装車の分野で長年の実績と技術的ノウハウを持つ。特に航空機分野では、防衛省との取引実績があり、参入障壁は高いと考えられるが、特許などの具体的な無形資産の開示は限定的。

スイッチングコスト★★☆☆☆
根拠:中程度乗り換えの手間・コスト

特装車分野では、顧客の特定の用途に合わせたカスタマイズが多く、一度導入した車両の仕様変更や他社製品への切り替えには、相応のコストや手間が発生する可能性がある。しかし、汎用性の高い製品も多く、スイッチングコストは限定的。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

同社の事業内容(航空機部品、特装車、浄化槽など)において、ネットワーク効果が働く要素は見当たらない。

コスト優位★☆☆☆☆
根拠:弱い同じ物を安く作れる

特装車や航空機部品など、一定の生産規模を持つことでコスト競争力を発揮する可能性はあるが、業界全体としてコスト優位性が際立っているとは言えない。為替変動の影響を受ける可能性もある。

規模の経済★★★☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

航空機部品や特装車分野では、一定の生産規模と技術力が求められるため、新規参入は容易ではない。特に航空機分野では、防衛関連という側面もあり、寡占的な市場構造が形成されている可能性がある。

  • 社会インフラを支える技術力と実績
    新明和工業は、特装車や航空機、水処理設備など、社会インフラに不可欠な製品を長年にわたり提供してきた実績と、それらを支える高い技術力を持っています。特に水陸両用飛行艇の開発で培った航空機技術は、民間航空機部品製造にも活かされており、他社にはない独自の強みとなっています。
  • 多角的な事業ポートフォリオによる安定性
    同社は5つの主要事業を展開しており、それぞれが異なる市場ニーズに対応しています。これにより、特定の市場の変動リスクを分散し、経営の安定性を高めています。例えば、特装車やパーキングシステムは都市機能に、流体や産機・環境システムは環境保全に貢献するなど、社会の多様なニーズに応えることで、幅広い収益源を確保しています。
  • 国内外に広がるサービスネットワーク
    同社は国内に25社、海外に20社の子会社を持つなど、広範なグループネットワークを構築しています。これにより、製品の製造・販売だけでなく、保守・修理といったアフターサービスも国内外で提供できる体制が整っており、顧客との長期的な関係構築や安定した収益確保に繋がっています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針当社は、2020年2月に創業100周年という節目を迎えたことを機に、これまでの歴史の重みを踏まえつつ、「次なる100年」に向けて持続的成長を遂げる企業グループとなるべく、2020年4月1日付で、当社グループの存在理由及び目的、使命を示した新たな経営理念を制定しました。また、持続的成長を続けていくには、この経営理念を拠り所とする、当社グループの将来展望を掲げるとともに、それを具現化していく「長期志向経営」への転換が必須であるとの思いから、同日付で、2030年を目標年に置いた将来展望を「長期ビジョン」として掲げました。 [経営理念]新明和グループは、たゆまぬ技術革新で、安心な社会と快適な暮らしを支え続け、人々の幸せに貢献します。 [長期ビジョン]グローバルな社会ニーズに応え、都市・輸送・環境インフラの高度化に貢献する価値共創カンパニーを目指します。 「長期ビジョン」の実現に向けて当社グループのありたい姿を具体化し、その姿と現状とのギャップをバックキャストで埋めていく「長期志向経営」を進めてまいります。 (2) 経営環境及び対処すべき課題等当社グループは、2021年度から2030年度までの10か年にわたる長期経営計画[SG-Vision 2030]を策定し、当社グループが目指す2030年度における姿を表した「長期ビジョン」の実現及び各種経営指標達成を目指しております。そして本計画の適用期間を3つのPhase(段階・期間)に分け、各Phaseについて中期経営計画を立案・推進しております。  ①長期経営計画[SG-Vision 2030]長期経営計画(目標値)Sustainable Growth with Vision 2030-価値創造による持続的成長-[SG-Vision 2030]活動期間:2021年度~2030年度長期ビジョングローバルな社会ニーズに応え、都市・輸送・環境インフラの高度化に貢献する価値共創カンパニーを目指します。連結売上高海外売上高ROEROIC4,000億円以上1,000億円以上12%以上10%以上 中期経営計画(活動期間)2021~2023年度2024~2026年度2027~2030年度Phase1<転換>Phase2<拡大>Phase3<飛躍> (為替前提:1ドル=140円) ②中期経営計画[SG-2026]長期経営計画のPhase2<拡大>に該当する2024年度から2026年度の期間を中期経営計画[SG-2026]と定め、経営指標と基本方針に則り経営活動に取り組んでおります。 ア.[SG-2026]主な経営指標 連結売上高連結営業利益海外売上高ROEROIC目標値3,200億円180億円800億円10%以上7%以上 (為替前提:1ドル=140円) イ.基本方針① 持続的成長の実現 海外展開の加速:東南アジア・オセアニア・北米への展開強化 戦略的M&Aの実施:海外拡大、新事業創出への積極的活用 DX推進による新たな価値の創造:データ活用による価値創造、新たなビジネスモデルの開発 新事業創出:事業シナジー、社外との価値共創による新事業創出② 事業ポートフォリオ・マネジメント ROICを基準に事業ポートフォリオを「成長力強化事業」と「収益力強化事業」に区分 「成長力強化事業」=パーキングシステム部門、産機・環境システム部門、流体部門 「収益力強化事業」=特装車部門、航空機部門③ ROIC経営の浸透と推進  ROIC逆ツリー展開、適正なキャッシュ・アロケーション④ 人的資本の強化  成長戦略に則った人材の獲得・育成、従業員エンゲージメントの向上⑤ 製品・サービスを通じた環境、社会への貢献  GHG(温室効果ガス)プロトコル Scope1・2のグループ会社への展開・Scope3の導入 ステークホルダーへの提供価値の拡大による企業価値の向上⑥ リスクマネジメント・コンプライアンスの強化   気候変動や人権問題等の事業リスクのモニタリング、大規模自然災害や情報セキュリティへの対   策強化、高いコンプライアンス意識の醸成等 2025年度は[SG-2026]の折り返しにあたる重要年度と認識し、事業活動を通じて収益力のさらなる向上、生産性や資本効率の改善など、掲げております経営目標の達成に向けて取り組んでまいります。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針当社は、2020年2月に創業100周年という節目を迎えたことを機に、これまでの歴史の重みを踏まえつつ、「次なる100年」に向けて持続的成長を遂げる企業グループとなるべく、2020年4月1日付で、当社グループの存在理由及び目的、使命を示した新たな経営理念を制定しました。また、持続的成長を続けていくには、この経営理念を拠り所とする、当社グループの将来展望を掲げるとともに、それを具現化していく「長期志向経営」への転換が必須であるとの思いから、同日付で、2030年を目標年に置いた将来展望を「長期ビジョン」として掲げました。 [経営理念]新明和グループは、たゆまぬ技術革新で、安心な社会と快適な暮らしを支え続け、人々の幸せに貢献します。 [長期ビジョン]グローバルな社会ニーズに応え、都市・輸送・環境インフラの高度化に貢献する価値共創カンパニーを目指します。 「長期ビジョン」の実現に向けて当社グループのありたい姿を具体化し、その姿と現状とのギャップをバックキャストで埋めていく「長期志向経営」を進めてまいります。 (2) 経営環境及び対処すべき課題等当社グループは、2021年度から2030年度までの10か年にわたる長期経営計画[SG-Vision 2030]を策定し、当社グループが目指す2030年度における姿を表した「長期ビジョン」の実現及び各種経営指標達成を目指しております。そして本計画の適用期間を3つのPhase(段階・期間)に分け、各Phaseについて中期経営計画を立案・推進しております。  ①長期経営計画[SG-Vision 2030]長期経営計画(目標値)Sustainable Growth with Vision 2030-価値創造による持続的成長-[SG-Vision 2030]活動期間:2021年度~2030年度長期ビジョングローバルな社会ニーズに応え、都市・輸送・環境インフラの高度化に貢献する価値共創カンパニーを目指します。連結売上高海外売上高ROEROIC4,000億円以上1,000億円以上12%以上10%以上 中期経営計画(活動期間)2021~2023年度2024~2026年度2027~2030年度Phase1<転換>Phase2<拡大>Phase3<飛躍> (為替前提:1ドル=140円) ②中期経営計画[SG-2026]長期経営計画のPhase2<拡大>に該当する2024年度から2026年度の期間を中期経営計画[SG-2026]と定め、経営指標と基本方針に則り経営活動に取り組んでおります。 ア.[SG-2026]主な経営指標 連結売上高連結営業利益海外売上高ROEROIC目標値3,200億円180億円800億円10%以上7%以上 (為替前提:1ドル=140円) イ.基本方針① 持続的成長の実現 海外展開の加速:東南アジア・オセアニア・北米への展開強化 戦略的M&Aの実施:海外拡大、新事業創出への積極的活用 DX推進による新たな価値の創造:データ活用による価値創造、新たなビジネスモデルの開発 新事業創出:事業シナジー、社外との価値共創による新事業創出② 事業ポートフォリオ・マネジメント ROICを基準に事業ポートフォリオを「成長力強化事業」と「収益力強化事業」に区分 「成長力強化事業」=パーキングシステム部門、産機・環境システム部門、流体部門 「収益力強化事業」=特装車部門、航空機部門③ ROIC経営の浸透と推進  ROIC逆ツリー展開、適正なキャッシュ・アロケーション④ 人的資本の強化  成長戦略に則った人材の獲得・育成、従業員エンゲージメントの向上⑤ 製品・サービスを通じた環境、社会への貢献  GHG(温室効果ガス)プロトコル Scope1・2のグループ会社への展開・Scope3の導入 ステークホルダーへの提供価値の拡大による企業価値の向上⑥ リスクマネジメント・コンプライアンスの強化   気候変動や人権問題等の事業リスクのモニタリング、大規模自然災害や情報セキュリティへの対   策強化、高いコンプライアンス意識の醸成等 2025年度は[SG-2026]の折り返しにあたる重要年度と認識し、事業活動を通じて収益力のさらなる向上、生産性や資本効率の改善など、掲げております経営目標の達成に向けて取り組んでまいります。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善するなど、緩やかな回復基調が継続した一方、物価の上昇、通商政策などアメリカの政策動向、金融資本市場の変動等により、先行きは依然として不透明な状況が続いております。こうした中、当社グループは、2030年を志向した長期経営計画[SG-Vision2030]のPhase2に当たる、中期経営計画[SG-2026]を策定し、企業価値向上に向けた諸施策を推進しております。当連結会計年度の業績につきましては、受注高は291,499百万円(前期比0.0%増)、売上高は266,441百万円(同3.6%増)となりました。なお、当連結会計年度末の受注残高は318,778百万円(同9.4%増)であります。損益面は、増収に伴い、営業利益は13,970百万円(同18.7%増)、経常利益は13,536百万円(同11.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は8,957百万円(同23.0%増)となりました。総資産は、266,443百万円(同2.4%増)となりました。負債は、153,377百万円(同1.3%増)となり、純資産は、113,066百万円(同4.0%増)となりました。 セグメントごとの財政状態及び経営成績は、次のとおりであります。 (特装車セグメント)車体等の製造販売は、受注、売上ともに増加いたしました。また、保守・修理事業も、受注、売上ともに増加いたしました。このほか、林業用機械等は、受注は減少し、売上は増加いたしました。この結果、当セグメントの受注高は122,508百万円(前期比14.7%増)、売上高は108,204百万円(同7.6%増)となり、営業利益は4,899百万円(同111.8%増)となりました。なお、当連結会計年度末の受注残高は126,285百万円(同12.8%増)であります。総資産は、固定資産の増加などにより、89,808百万円(同8.1%増)となりました。 (パーキングシステムセグメント)機械式駐車設備は、受注は減少し、売上は増加いたしました。また、航空旅客搭乗橋も、大口案件を受注した前期に比べ受注は減少し、売上は増加いたしました。この結果、当セグメントの受注高は44,141百万円(前期比18.8%減)、売上高は45,748百万円(同10.7%増)となり、営業利益は3,333百万円(同20.5%増)となりました。なお、当連結会計年度末の受注残高は58,522百万円(同0.7%減)であります。総資産は、売上債権や固定資産の増加などにより、32,768百万円(同22.7%増)となりました。 (産機・環境システムセグメント)メカトロニクス製品は、真空製品の受注及び売上が減少した結果、分野全体でも受注、売上ともに減少いたしました。また、環境関連事業は、大口案件を受注した前期に比べ、受注は減少し、売上は増加いたしました。この結果、当セグメントの受注高は36,489百万円(前期比30.6%減)、売上高は33,270百万円(同22.6%減)となり、営業利益は2,208百万円(同34.3%減)となりました。なお、当連結会計年度末の受注残高は58,029百万円(同8.0%増)であります。総資産は、売上債権の減少などにより、28,709百万円(同19.8%減)となりました。 (流体セグメント)国内、海外ともに需要が堅調に推移し、受注及び売上が増加した結果、当セグメントの受注高は28,693百万円(前期比8.9%増)、売上高は27,512百万円(同4.5%増)となり、営業利益は4,382百万円(同6.8%増)となりました。なお、当連結会計年度末の受注残高は8,307百万円(同16.6%増)であります。総資産は、固定資産の増加などにより、25,029百万円(同3.3%増)となりました。 (航空機セグメント)防衛省向けは、受注、売上ともに増加いたしました。また、民需関連も、受注、売上ともに増加いたしました。この結果、当セグメントの受注高は42,891百万円(前期比31.2%増)、売上高は33,706百万円(同5.6%増)となり、営業利益は1,970百万円(同9.9%減)となりました。なお、当連結会計年度末の受注残高は53,150百万円(同20.9%増)であります。総資産は、棚卸資産の増加などにより、44,550百万円(同2.9%増)となりました。 (その他)建設事業において、受注が減少したものの、売上が増加した結果、当セグメントの受注高は16,774百万円(前期比9.8%減)、売上高は18,000百万円(同28.9%増)となり、営業利益は1,462百万円(同119.2%増)となりました。なお、当連結会計年度末の受注残高は14,482百万円(同7.8%減)であります。総資産は、固定資産の減少などにより、30,239百万円(同2.1%減)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、28,282百万円(前期比23.6%増)となりました。これは、投資活動の結果支出した資金が10,806百万円あったことや、財務活動の結果支出した資金が5,115百万円あったものの、税金等調整前当期純利益を計上したことなどに伴い営業活動の結果得られた資金が20,499百万円あったことなどによるものであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における営業活動の結果得られた資金は20,499百万円(前期比45.7%増)となりました。収入の主な内訳は、税金等調整前当期純利益13,265百万円、売上債権の増減額6,203百万円、減価償却費5,648百万円であり、支出の主な内訳は、仕入債務の増減額3,124百万円、棚卸資産の増減額2,746百万円であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における投資活動の結果支出した資金は10,806百万円(前期比31.5%増)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出が10,246百万円あったことなどによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における財務活動の結果支出した資金は5,115百万円(前期比13.1%減)となりました。これは配当金の支払が3,268百万円、連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得による支出が1,733百万円あったことなどによるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績a.生産実績当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称金額(百万円)前期比(%)特装車108,2337.3パーキングシステム46,63910.8産機・環境システム33,855△21.8流体27,8134.1航空機35,55215.2合計252,0923.4 (注) 金額は販売価格によっており、セグメント間取引については相殺消去しております。 b.受注実績当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称受注高(百万円)前期比(%)受注残高(百万円)前期比(%)特装車122,50814.7126,28512.8パーキングシステム44,141△18.858,522△0.7産機・環境システム36,489△30.658,0298.0流体28,6938.98,30716.6航空機42,89131.253,15020.9その他16,774△9.814,482△7.8合計291,4990.0318,7789.4 (注) セグメント間取引については、相殺消去しております。 c.販売実績当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称金額(百万円)前期比(%)特装車108,2047.6パーキングシステム45,74810.7産機・環境システム33,270△22.6流体27,5124.5航空機33,7065.6その他18,00028.9合計266,4413.6 (注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。2 主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、販売実績が総販売実績の100分の10以上となる相手先がないため、記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容経営成績の分析当社グループは、2026年度を最終年度とする中期経営計画[SG-2026]において、「売上高3,200億円」「海外売上高800億円」「営業利益180億円」「ROE10%以上」「ROIC7%以上」を目標として掲げております。当社グループの当連結会計年度の経営成績は、売上高については、産機・環境システムセグメントにおいて、メカトロニクス製品の売上が減少したものの、特装車セグメントにおいて、前期に比べて主要部品の供給遅延が緩和したことに加え、売価改善効果の顕在化などにより売上が増加したこと、パーキングシステムにおいて、機械式駐車設備、航空旅客搭乗橋ともに売上が増加したこと、その他セグメントにおいて、建設事業の売上が増加したことなどから、全体では266,441百万円(前期比3.6%増)となりました。海外売上高については、産機・環境システムセグメントの売上が減少したことなどから、45,122百万円(同15.2%減)となりました。利益については、増収効果により、営業利益は13,970百万円(同18.7%増)、経常利益は13,536百万円(同11.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は8,957百万円(同23.0%増)となりました。ROEについては、親会社株主に帰属する当期純利益の増加に伴い8.2%(同1.1ポイント増)、ROICについては、営業利益の増加に伴い6.0%(同0.7ポイント増)となりました。 財政状態の分析当連結会計年度末における総資産は、266,443百万円(前期比2.4%増)となりました。これは、売上債権は減少したものの、棚卸資産や有形固定資産が増加したことなどが主な要因であります。負債は、仕入債務は減少したものの、未払費用や契約負債の増加などにより、153,377百万円(同1.3%増)となりました。純資産は、配当金の支払いはあったものの、親会社株主に帰属する当期純利益を計上したことなどにより、113,066百万円(同4.0%増)となりました。これらの結果、自己資本比率は、前連結会計年度末の41.1%から42.0%に上昇しました。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資金需要の主なものは、製品製造のための材料や部品の購入のほか、製造費、販売費及び一般管理費などの運転資金と生産設備の拡充や合理化を目的とした設備投資資金であります。財務政策は、安定した財務基盤の維持と適正な負債比率のコントロールによる資本コストの最適化を基本方針としております。資金調達は、主として営業活動から得られるキャッシュ・フローと金融機関からの借入を基本としております。なお、当社は緊急の資金需要に備えて、月商1ヶ月程度の手元資金を確保するとともに、取引金融機関との間にコミットメントラインを設定しております。また、国内子会社の現預金はCMS(キャッシュマネジメントシステム)によって当社が集中管理し、グループの資金効率の向上に努めております。当社グループは、事業活動を円滑に維持し、持続的な成長を実現する上で十分な手元資金と資金調達能力を有しており、将来の資金需要に対して不足が生じる懸念は少ないと判断しております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたって、期末時点の状況をもとに、種々の見積りと仮定を行っておりますが、それらは連結財務諸表、偶発債務に影響を及ぼします。連結財務諸表に与える影響が大きいと考えられる項目・事象は以下のとおりであります。 a.繰延税金資産当社グループは、繰延税金資産について定期的に回収可能性を検討し、当該資産の回収が不確実と考えられる部分に対して評価性引当額を計上しております。回収可能性の判断においては、将来の課税所得見込額と実行可能なタックス・プランニングを考慮して、将来の税金負担額を軽減する効果を有すると考えられる範囲で繰延税金資産を計上しております。将来の業績及び課税所得実績の変動により、繰延税金資産の計上に重要な影響を及ぼす可能性があります。b.退職給付債務及び退職給付費用退職給付債務及び退職給付費用は、主に数理計算で設定される退職給付債務の割引率、年金資産の長期期待運用収益率等に基づいて計算しております。割引率は退職給付の支払見込期間及び支払見込期間ごとの金額を反映した単一の加重平均割引率を使用し、また、年金資産の長期期待運用収益率は、過去の運用実績及び将来見通し等を基礎として設定しております。割引率及び長期期待運用収益率の変動は、将来の退職給付費用に影響を与える可能性があります。c.工事損失引当金受注時における戦略的低採算案件や工事契約における未引渡工事のうち損失の発生する可能性が高く、工事損失額を期末において合理的に見積ることが出来る工事等については、当該損失見込額を工事損失引当金として計上しております。技術的難易度の高い長期請負工事等において、工事の進行に伴い見積りを超えた原価が発生する場合は、当社グループの業績を悪化させる可能性があります。d.完成工事高及び完成工事原価の計上成果の確実性が認められる工事契約については、財又はサービスを顧客に移転する履行義務を充足するにつれて、一定の期間にわたり収益を認識しており、履行義務の充足に係る進捗度の測定は、履行義務の充足のために発生した費用が、当該履行義務充足のために予想される総費用に占める割合に基づき見積っております。想定していなかった原価の発生等により進捗度が変動した場合は、完成工事高及び完成工事原価が影響を受け、当社グループの業績を変動させる可能性があります。e.固定資産の減損当社グループは、固定資産の減損に係る回収可能性の評価にあたり、各社ごとに資産のグルーピングをセグメント別に行い、収益性の低下や時価の下落といった兆候の見られる資産グループについては、減損損失の認識の判定を行い、必要に応じて減損処理を実施しております。将来の収益性の低下や時価の下落が生じた場合は、これら固定資産の評価に重要な影響を及ぼし、当社グループの業績を悪化させる可能性があります。

事業リスク

  • 研究開発の遅延とコスト増大
    新製品開発や研究開発には多額の投資が必要であり、顧客からの要求変更や原材料価格の高騰などにより、開発が遅れたり、想定外のコストが増えたりする可能性があります。これが業績に悪影響を及ぼすリスクがあります。
  • 原材料価格の高騰とサプライチェーン途絶
    世界的な半導体不足や原油・鋼材などの資源価格高騰、輸送コストの上昇が長期化すると、製造原価が上昇し、利益を圧迫する可能性があります。また、主要サプライヤーの廃業などにより部品調達が困難になると、生産遅延や機会損失に繋がるリスクがあります。
  • 法令違反と社会信用の失墜
    独占禁止法違反の疑いによる公正取引委員会の立ち入り検査や排除措置命令・課徴金納付命令を受けた事例があり、法令違反は過料や営業停止処分だけでなく、企業の社会的評価や信用を著しく低下させ、業績に深刻な影響を与える可能性があります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2025|3,391 文字
3 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクが顕在化した場合に当社グループの経営成績等の状況に与える影響については、合理的に予見することが困難であるため記載しておりません。文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 リスク項目リスク内容対応策1.研究開発等の遅延当社グループでは、多額の投資を要する新製品開発や研究開発において、顧客からの求償・訴訟や想定外の変更、原材料高騰等に伴う原価低減の遅延が発生した場合、業績等に影響を及ぼす可能性があります。顧客との綿密な打ち合わせに基づき事業計画を立案するとともに、進捗状況を定期的にモニタリングすることにより、重要課題の早期把握及び解消を図っております。2.脱炭素対応遅れ当社グループでは、温室効果ガス排出量削減に関する活動が計画どおりに進捗しない場合や、法令改正等に伴い適合しなくなった場合は、エネルギー調達コスト増加や炭素税増税等により業績等に影響を及ぼす可能性があります。温室効果ガス排出量削減をサステナビリティ経営の重要課題とし、CO2排出量に関する管理指標(KPI)や目標値を定め、低減活動を実施しております。また、気候変動に関するシナリオ分析によりリスクを特定し対処しております。3.急激な市場環境変化当社グループは、押しなべて社会基盤の整備・強化に資する製品・サービスを提供しておりますが、ロシアによるウクライナ侵攻などの国際情勢の変動、想定を大幅に乖離した市場環境の変化や顧客計画の変更が生じた場合、経営の軌道修正を行う間において一時的に労働負荷の増大、納期の遅延や生産の縮小・停止等により業績等に影響を及ぼす可能性があります。市場環境の変化や顧客計画の変更に対しては、当社グループの実態に即し、過去からの需要情報に基づく将来計画や生産調整により経営資源の配分を行っております。また、平素から残業上限時間の管理強化、一斉定時退場日設定などの施策により長時間労働の防止を図っております。4.原材料価格の高騰等世界的な半導体部品不足や原油、鋼材等の資源高、輸送コスト上昇等による原材料調達価格の高騰が長期化した場合、製造原価の上昇や、顧客への納品遅延による売上の機会損失により、業績等に影響を及ぼす可能性があります。海外調達拡大や複数の調達ルート開拓、協力企業との共同原価低減の推進などを行うとともに、適正在庫の確保、設計変更による代替材料への変更等により、原材料、部品の安定調達を図っております。5.カントリーリスク当社グループは、複数の海外拠点において調達・生産・販売活動を行っているため、それぞれの拠点において突発的な政治的・経済的混乱(含む感染症拡大に伴うロックダウン)やテロ等のカントリーリスクが発生した場合、業績等に影響を及ぼす可能性があります。平時から海外拠点における危険情報の収集、共有に努めるとともに、従業員に対し、カントリーリスク発生時の対応等について注意喚起を実施しております。6.大規模自然災害大規模な自然災害が発生した場合は、当社グループの事業運営に支障をきたすなど、業績等に重大な影響を及ぼす可能性があります。防災等に関して各関係機関と連携して必要な措置や発生した場合の影響を最小限にすべく、BCM基本方針やBCPの策定、老朽化した工場の防災対策や刷新計画等を講じております。 リスク項目リスク内容対応策7.感染症パンデミック感染症が流行した場合、当社グループの航空機セグメントにおいては、民間航空機の需要減少等による大幅な減産対応を余儀なくされる可能性があります。一定水準まで需要が回復しなければ、業績に影響を及ぼす可能性があります。また、感染拡大状況によっては、他のセグメントにおいても操業度の低下や営業活動の制限など、業績等に影響を及ぼす可能性があります。感染症の流行に対しては、ワクチンの職域接種、事務所等での換気、マスク着用の徹底、リモートワーク、時差出勤などの感染予防対策を講じ、事業継続に取り組むほか、感染拡大状況に応じ、固定費圧縮等の施策を実施し航空機需要減少等による影響の低減に努めてまいります。8.労災・設備事故当社グループは、生産・サービス活動を各拠点における従業員と重要な機械設備に依存しているため、重篤な労働災害が発生した場合や、重要な機械設備に偶発的な故障が発生した場合は、操業停止を余儀なくされるほか、指名停止処分や復旧費用、納期遅延による違約金等により、業績等に影響を及ぼす可能性があります。また、職場におけるハラスメントや高残業等によるストレスにより従業員の健康やメンタルヘルスが悪化した場合、事業運営に支障をきたし、業績等に影響を及ぼす可能性があります。国内外の当社グループ及び協力会社において、安全衛生に関する教育・指導を徹底し、労働災害の未然防止に努めるとともに、当社グループ内で事故・災害が発生した場合に備え、原因究明、再発防止策の検討及び徹底を迅速に実施すべく、緊急連絡体制及び全社安全担当者会議を設置しております。一方、重要な機械設備については定期点検・整備等により偶発的な故障発生の予防に努めております。また、従業員の健康管理、快適な職場環境の整備に向け、ハラスメント相談窓口を設置するほか、ストレスチェック等により兆候の把握と早期対応に努めております。9.情報漏洩日々脅威が増しているサイバーテロやコンピュータウイルス等に関し、想定以上の脅威などが発生した場合、対処の内容によっては多額の費用や生産活動等の停止などが発生し、業績等に影響を及ぼす可能性があります。サイバーテロやコンピュータウイルス等に対し、監視ツール導入や従業員への教育・訓練等を実施の上、セキュリティの強化に努めております。10.製品瑕疵当社グループでは、リコール対象製品等が顕在化した場合、該当する期間に製造・販売した製品への遡及対策が求められることから、対処の内容によっては多額の費用が発生し、業績等に影響を及ぼす可能性があります。主要な国内生産拠点において、品質マネジメントシステムに関する国際規格「ISO9001」の認証を取得し、品質の確保及び継続的改善に努めております。11.サプライチェーン途絶後継者不足などにより重要サプライヤ等の廃業の影響を受け、材料・部品の入手が困難となり、状況によっては納期の遅延や生産の縮小等により、業績等に影響を及ぼす可能性があります。サプライチェーンの早期情報収集や特定の取引先への過度の集中を避けるほか、適正在庫保有によるリスクの低減に努めております。 リスク項目リスク内容対応策12.法令違反法令改正等に伴い、現行の業務内容では、適応しなくなる恐れがある状態、または適応していない状態であることが判明した場合は、過料や営業停止処分が科されるほか、社会的評価・信用の低下によって、業績等に影響を及ぼす可能性があります。当社は、2024年11月12日、特装車の架装物の販売価格の決定に関して、独占禁止法違反の疑いがあるとして、公正取引委員会の立入検査を受けております。また、当社は、2025年3月25日、機械式駐車装置の取引について独占禁止法に違反する行為を行っていたとして、公正取引委員会から排除措置命令及び課徴金納付命令を受けております。当社グループでは、法令遵守は勿論のこと、高い倫理観と責任感をもって行動することを「行動指針」及び「行動規範」に定め、役員及び従業員に配布、周知するとともに、コンプライアンスに関する研修及びアンケート調査を実施し、啓蒙に努めております。当社は、公正取引委員会による二度にわたる立入検査並びに排除措置命令及び課徴金納付命令を受けたことを厳粛に受け止め、独占禁止法に関する教育、競合他社との接触に関する規則の制定等の再発防止策をはじめ、コンプライアンス体制の強化に向けた取り組みを進めております。

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