ニチコン(6996)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 1,004 | 30 | 26 | -20 | 2.6 | 37.7 | — | 70.8 |
| FY2017 | 1,148 | 62 | -109 | 51 | -11.4 | -156.6 | 21.0 | 60.3 |
| FY2018 | 1,229 | 55 | -80 | -230 | -9.8 | -114.2 | 22.0 | 56.6 |
| FY2019 | 1,197 | 25 | 28 | 0 | 3.6 | 40.6 | 23.0 | 54.2 |
| FY2020 | 1,161 | 16 | 17 | 31 | 1.9 | 24.9 | 24.0 | 55.9 |
| FY2021 | 1,422 | 64 | 79 | -7 | 8.4 | 115.5 | 25.0 | 54.3 |
| FY2022 | 1,847 | 127 | 78 | 11 | 7.7 | 114.2 | 27.0 | 51.4 |
| FY2023 | 1,816 | 89 | 83 | 36 | 7.3 | 120.6 | 30.0 | 53.6 |
| FY2024 | 1,758 | 52 | 59 | 100 | 5.2 | 86.0 | 33.0 | 57.3 |
| FY2025 | 1,697 | 65 | 63 | 16 | 5.1 | 94.0 | 35.0 | 61.2 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
ニチコンはコンデンサ分野で長年の実績と一定のブランド認知を持つが、特許や独自技術による強力な参入障壁は限定的。汎用品が多く、技術革新のスピードも速いため、無形資産による競争優位性は弱い。
民生用電子機器や車載機器向けコンデンサは、性能やコスト、供給安定性で選定される。一度採用されると設計変更コストがかかるため、一定のスイッチング・コストは存在するが、競合他社への乗り換えも比較的容易な場合がある。
コンデンサ事業には直接的なネットワーク効果は存在しない。製品の普及が他製品の価値を高めるような構造ではない。
大量生産による規模の経済はある程度期待できるが、原材料価格の変動や為替の影響を受けやすく、構造的なコスト優位性は限定的。中国などの競合他社とのコスト競争は激しい。
積層セラミックコンデンサ(MLCC)やアルミ電解コンデンサなど、特定のコンデンサ分野では世界的に見て上位の生産能力を持つ。市場シェアは限定的だが、業界規模に対しては一定の存在感がある。
競合との比較優位
強気シナリオ
車載電装化の進展による高付加価値コンデンサ需要の増加
再生可能エネルギー関連やデータセンター向け需要の拡大
生産効率改善や新素材開発によるコスト競争力の向上
弱気シナリオ(モート侵食)
主要顧客である家電・自動車業界の景気後退リスク
競合他社(特に台湾、中国メーカー)の技術革新と価格攻勢
原材料価格の高騰や地政学的リスクによるサプライチェーンの混乱
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
ニチコンの競争優位性が失われるシナリオは、まず主要な顧客層である家電・自動車業界が構造的に縮小することである。加えて、台湾や中国の競合企業が、ニチコンの得意とする分野(例:車載用コンデンサ)で、同等以上の性能をより低コストで提供できるようになること。さらに、ニチコンが注力する高付加価値分野(例:次世代EV向け、高耐圧品)において、競合が先行技術を確立し、ニチコンの技術開発が遅々として進まない状況も考えられる。また、為替レートの急激な変動が、コスト競争力を著しく損なう可能性もある。
5年後のモート予測
車載・産業機器向けの高付加価値品シフトが進み、売上・利益ともに堅調に成長。新興国市場でのシェアも拡大し、収益性が向上する。
既存事業の安定性を維持しつつ、緩やかな成長を続ける。為替変動や部材価格の影響を受けながらも、生産効率化で収益を確保する。
主要顧客の需要低迷と競合激化により、売上・利益ともに減少。価格競争に巻き込まれ、収益性が悪化するリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 1,841億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 61.2% | |
| 3. 利益の安定性 | 8年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -6.3% | |
| 6. 適度なPER | PER 29.2倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.54倍 |
合格数:1/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-06-29 臨時報告書