村田製作所(6981)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 11,355 | 2,012 | 1,561 | 412 | 11.5 | 733.9 | — | 82.9 |
| FY2017 | 13,718 | 1,621 | 1,461 | 311 | 10.0 | 685.9 | 220.0 | 81.1 |
| FY2018 | 15,750 | 2,668 | 2,069 | -239 | 12.9 | 323.5 | 260.0 | 78.3 |
| FY2019 | 15,340 | 2,532 | 1,830 | 659 | 10.8 | 286.1 | 280.0 | 75.3 |
| FY2020 | 16,302 | 3,132 | 2,371 | 2,233 | 12.3 | 370.5 | 97.0 | 78.0 |
| FY2021 | 18,125 | 4,241 | 3,141 | 2,092 | 13.9 | 491.0 | 115.0 | 80.6 |
| FY2022 | 16,868 | 2,979 | 2,537 | 1,184 | 10.6 | 401.3 | 130.0 | 83.6 |
| FY2023 | 16,402 | 2,154 | 1,808 | 2,881 | 7.1 | 95.7 | 150.0 | 84.1 |
| FY2024 | 17,434 | 2,797 | 2,338 | 2,438 | 9.1 | 125.1 | — | 85.2 |
| FY2025 | 18,309 | 2,818 | 2,339 | 2,314 | 8.6 | 127.7 | 57.0 | 85.0 |
バフェット流モート診断
総合スコア:13/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
村田製作所は、積層セラミックコンデンサ(MLCC)分野で世界トップシェアを誇り、長年にわたり培ってきた高度な材料技術、製造技術、品質管理能力が強固な無形資産となっている。特に、スマートフォンやEVなど高付加価値製品向けの高性能コンデンサにおける技術的優位性は、他社が容易に模倣できないレベルにある。
MLCCは電子機器の性能を左右する基幹部品であり、一度採用された部品を変更するには、設計変更、再評価、認証取得など多大な時間とコストがかかる。特に車載用途など高い信頼性が求められる分野では、サプライヤー変更のハードルは非常に高い。
該当なし
長年の生産経験と自動化による効率化で一定のコスト競争力を持つが、材料価格の変動や競合他社の技術革新によるコストダウン圧力も存在する。圧倒的なコスト優位性というよりは、品質と技術力とのバランスで競争している。
MLCC市場において、村田製作所は圧倒的な世界シェア約4割を占める。この規模の経済により、生産効率、調達力、研究開発投資能力において他社を凌駕しており、寡占市場におけるリーダーとしての地位を確立している。
競合との比較優位
強気シナリオ
5G/6G通信、AI、IoT、EVシフトの加速による高性能MLCC需要の継続的な拡大
技術的参入障壁の高い次世代製品(例:高誘電率材料、高耐圧品)でのリーダーシップ維持
M&Aや戦略的提携による事業領域の拡大と技術ポートフォリオの強化
弱気シナリオ(モート侵食)
主要顧客であるスマートフォン市場の成長鈍化や代替技術の台頭
中国メーカーなど新興勢力による急速な技術キャッチアップと価格競争の激化
地政学的リスクやサプライチェーンの混乱による生産・供給体制への影響
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
村田製作所の投資が失敗するには、まずMLCCが電子機器の性能を決定づける基幹部品としての地位を失い、代替技術が急速に普及することが必要である。例えば、より安価で高性能な新しい種類のコンデンサや、コンデンサ自体を不要にする回路設計が主流になる場合だ。また、同社の強みである技術的優位性が、競合他社によって容易に模倣・凌駕され、価格競争に巻き込まれるシナリオも考えられる。特に、中国企業が政府の強力な支援を受け、技術開発と生産能力拡大を急速に進め、村田製作所の高付加価値製品セグメントにおいても価格優位性を持つようになることが、同社のモートを侵食する最も直接的な脅威となるだろう。さらに、主要顧客である大手電子機器メーカーが、サプライヤーの多様化を強く求め、村田製作所への依存度を意図的に低下させる動きが加速することも、同社の市場支配力を弱める要因となりうる。
5年後のモート予測
EV、通信インフラ、AI関連需要の拡大により、高付加価値MLCCの需要が堅調に推移。技術的優位性を維持し、シェアを拡大。売上高、利益ともに安定的な成長を続ける。
スマートフォン市場の成熟化の影響を受けつつも、車載・産業機器向け需要の伸びでカバー。緩やかな成長を維持するが、競争激化により利益率は微減する可能性。
主要顧客の需要低迷、中国メーカーの攻勢による価格競争激化で、売上・利益ともに減少。技術的優位性が揺らぎ、市場シェアも低下するリスク。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 112,709億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 85.0% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -31.7% | |
| 6. 適度なPER | PER 48.2倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 4.12倍 |
合格数:3/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-07-07 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-07-01 臨時報告書
- 2026-06-29 臨時報告書
- 2026-06-29 臨時報告書
- 2026-06-05 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-05-13 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)