ニレコ(6863)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 75 | 6 | 5 | 6 | 4.2 | 65.8 | — | 85.3 |
| FY2016 | 74 | 5 | 4 | 8 | 3.1 | 50.4 | — | 82.9 |
| FY2017 | 79 | 7 | 5 | 8 | 4.1 | 69.8 | 20.0 | 86.9 |
| FY2018 | 84 | 9 | 5 | -14 | 3.9 | 66.1 | 24.0 | 88.7 |
| FY2019 | 88 | 10 | 8 | 1 | 6.1 | 106.6 | 24.0 | 85.8 |
| FY2020 | 79 | 6 | 4 | 9 | 3.2 | 59.1 | 34.0 | 87.8 |
| FY2021 | 81 | 6 | 4 | 5 | 2.9 | 55.4 | 24.0 | 85.2 |
| FY2022 | 92 | 12 | 9 | 0 | 5.9 | 117.4 | 38.0 | 85.3 |
| FY2023 | 99 | 14 | 10 | 4 | 6.4 | 137.4 | 47.0 | 84.6 |
| FY2024 | 108 | 19 | 16 | 10 | 9.4 | 211.1 | 62.0 | 85.7 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
ニレコは特定のブランド力や特許、規制ライセンス、独占的IPを強みとする事業モデルではない。汎用的な電子部品や計測機器を製造しており、無形資産による競争優位性は限定的と判断される。
ニレコの製品は産業用計測機器や制御機器が中心であり、顧客の生産ラインに組み込まれる場合、代替品への切り替えには一定の検証コストや再設計コストが発生する可能性がある。しかし、製品仕様の標準化が進んでいる分野もあり、スイッチング・コストは限定的。
ニレコの事業は、製品の利用者が増えることでその価値が増大するようなネットワーク効果を生み出すビジネスモデルではない。個々の顧客との取引が中心であり、プラットフォーム型ビジネスとは異なる。
長年の製造ノウハウやサプライチェーン管理により、一定のコスト競争力は維持していると考えられる。しかし、競合他社も同様の努力を行っており、圧倒的なコスト優位性を確立しているとは言えない。
産業用計測機器や制御機器の分野において、ニレコは一定の市場シェアを有しており、規模の経済による効率的な生産・販売体制を構築している。しかし、グローバルな大手企業と比較すると、規模の面で劣後する可能性もある。
競合との比較優位
強気シナリオ
産業用計測・制御機器市場の安定的な成長
ニレコの技術力と品質による顧客基盤の維持・拡大
海外市場での販売チャネル強化による収益源の多様化
弱気シナリオ(モート侵食)
新興国メーカー等による低価格製品の台頭
主要顧客産業の景気後退による需要減少
技術革新への対応遅れによる製品競争力の低下
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
ニレコへの投資が失敗するシナリオは、同社が長年培ってきた製造技術や品質管理能力が陳腐化し、競合他社、特に低コストで高品質な製品を提供する新興国メーカーに対して競争優位性を失うことである。また、主要顧客である自動車産業や半導体産業などの景気変動に大きく左右され、需要が構造的に低迷した場合も、同社の成長性は著しく損なわれる。さらに、IoTやAIといった新たな技術トレンドへの適応が遅れ、製品ポートフォリオの刷新に失敗すれば、市場での存在意義そのものが問われることになる。これらの要因が複合的に作用し、収益性の悪化と市場シェアの低下が同時に進行する状況が、この投資の失敗を決定づけるだろう。
5年後のモート予測
産業用計測・制御機器市場の堅調な成長と、ニレコの技術力・品質によるシェア維持・拡大により、売上・利益ともに緩やかな成長を続ける。
市場の成長は緩やかだが、ニレコは既存顧客基盤を維持しつつ、コスト効率化を進めることで安定的な収益を確保する。
競合激化や主要顧客産業の不振により、売上・利益ともに減少傾向に転じ、市場シェアも低下するリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 178億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 85.7% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 56.2% | |
| 6. 適度なPER | PER 11.4倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.07倍 |
合格数:5/7 防衛的投資家候補水準
直近の適時開示
- 2026-06-25 臨時報告書