5【研究開発活動】当企業集団における研究開発活動は、連結財務諸表を作成する当社(日本セグメント)及びIcom America Inc.(北米セグメント)が行っております。当連結会計年度の研究開発費は3,595百万円であり、主な研究開発とその成果は次の通りです。・陸上業務用無線通信機器 LTE回線を利用して日本全国どこからでも一斉通話ができ、特定小電力無線機との連携も可能な新ジャンルのライセンスフリートランシーバーを開発しました。当端末は、端末同士はもちろん、中継装置経由で、当社製特定小電力無線機とも一斉通話ができます。更に、製品本体に、抗菌・抗ウイルス加工を施しています。 当社初の“5G(第5世代移動通信システム)”対応通信機器となる“5G”対応エッジゲートウェイの開発に着手しました。大量のデータを低遅延かつ高速に多数の端末とのやり取りできる“5G”の特徴を生かし、様々な産業機器と接続し、音声・画像などをシームレスに送受信可能な、新しい無線通信ソリューションを提供するデバイスで様々な業種・用途でご利用いただける製品です。 リモートワークやサテライトオフィスに適した無線モバイルIPフォン及び無線IPインターコムを開発しました。IPフォンは、屋外にいながら社内の内線電話を持ち歩くような環境を提供し、内線・外線通話はもちろん保留・転送など、従来のオフィスフォンや構内PHSと同等の機能を備えるだけでなく、トランシーバーのようにグループ全員への一斉通話(同報通信)など無線LANアクセスポイントを中継装置とし、同じLAN配下にある端末同士での通話が可能です。更に、当社が提供する専用SIMを装備しLTE回線を経由して通話することもできます。・アマチュア用無線通信機器 HFから430MHz帯までをDV(デジタルボイス/D-STAR)を含むオールモードでカバーする、移動運用に最適なアマチュア無線用ポータブルトランシーバーを開発しました。アマチュア無線機で高く評価されているRFダイレクト・サンプリング方式を採用、軽量(約1kg:付属電池含む)&コンパクトボディーに、最高水準の速度と解像度を誇るリアルタイムスペクトラムスコープ&ウォーターフォール表示をはじめとした多彩な機能を実現しています。また、タッチ操作に対応した4.3インチ大型カラーディスプレイにより豊富な機能を直感的に操作することができます。・海上用無線通信機器 見通しの効かない霧中での航行、島影に隠れた見えない船舶の発見などのサポート、衝突防止やスムーズな航行管理に寄与する広視野角ワイドカラーTFTディスプレイ付き簡易型AISトランスポンダー(簡易型航行自動識別装置)を開発しました。高性能化に加え、広視野角に対応したワイドカラーディスプレイを装備し、高い操作性を実現。更に簡易ナビゲーション機能を新たに搭載したことで安全な航行をサポートします。また、GPSレシーバーの標準装備に加え、最新規格のNMEA2000TM対応ポートを装備し、外部表示装置に船舶の状況を表示できるなど拡張性のある製品です。
FY2020|856 文字
5【研究開発活動】当企業集団における研究開発活動は、連結財務諸表を作成する当社(日本セグメント)及びIcom America Inc.(北米セグメント)が行っております。当連結会計年度の研究開発費は3,768百万円であり、主な研究開発とその成果は次の通りです。・陸上業務用無線通信機器 衛星通信ネットワークを用いた無線端末(SATELLITE PTT)を開発し、衛星無線通信分野へ新規参入いたしました。当端末は衛星通信ネットワークを使用するもので、世界規模での広域通信が可能で、大規模災害等で地上のインフラが停止した場合でも安定した通信が確保できる、事業継続計画(BCP)対策に適した無線端末です。 携帯電話網を利用するIPトランシーバーと、デジタル簡易無線機(登録局/免許局)が一台になった、国内向けハイブリッドIPトランシーバーを開発しました。携帯電話網を使ったIP無線とデジタル簡易無線での直接通信の2つの機能を備えているため、携帯電話網の圏外や、LTE回線のトラブル時もデジタル簡易無線で連絡を取り合うことが可能となり、通信が途絶するのを避けたいという自治体や運輸業からのニーズに応える無線機です。 国内法人向けに、当社製IPトランシーバーと通話できるスマートフォンアプリケーションを開発しました。スマートデバイスにインストールすることで、当社製IPトランシーバーとほぼ同様の機能を実現し、端末位置情報を利用した各種サービスのオプション利用にも対応しています。また、当社製IPトランシーバーと接続して、高品位な多拠点音声会議を実現するスピーカーフォンユニットを開発しました。電話のように同時に話す、聞くが可能となり、在宅勤務・リモートワークの電話会議システムとして最適な機器です。・海上用無線通信機器 水中に落としても浮いて光るFloat'n Flash機能を搭載した携帯型無線機、国際規格(ITU-R)Class Eに準拠した非常通信機能を搭載した長距離通信用HF/MF船載用無線機などを開発しました。
FY2019|992 文字
5【研究開発活動】当企業集団における研究開発活動は、連結財務諸表を作成する当社(日本セグメント)及びIcom America Inc.(北米セグメント)が行っております。当連結会計年度の研究開発費は3,864百万円であり、主な研究開発とその成果は次の通りです。・陸上業務用無線通信機器 国内向けでは、ARIB新規格に合致した、地域社会の安心・安全を支える免許不要のデジタル小電力コミュニティ無線機を開発しました。本無線機には当社が開発した音声符号化方式TOKUDER®が採用されております。 また、携帯電話回線を利用するIPトランシーバーの分野において、デュアルSIM対応の無線機を開発しました。本体操作だけで複数のキャリアを切り替えることができ、より安心して使える高度な信頼性を提供します。 海外向けでは、米国公安市場向け規格APCO P25無線機をはじめとして、世界各国のビジネス・公共サービス市場向けのデジタル業務用無線機のラインアップ拡充を図りました。・アマチュア用無線通信機器 1200MHz帯を標準装備したVHF/UHF専用無線機を開発しました。HF無線機で評価を得ているRFダイレクトサンプリング方式を採用し、D-STAR®のDV(デジタルボイス)とDD(デジタルデータ)モード、AMにも対応したVHF/UHFオールモードトランシーバーとなります。 また、広帯域ハンディレシーバーをBluetooth®で接続し、スマートフォンからリモート操作できるアプリケーションを開発しました。・海上用無線通信機器 国際条約で外航船舶に搭載が義務付けられているGMDSS(世界海洋遭難安全システム)に適合したMF/HF無線機を開発しました。最新のITU規格対応Class A DSCと、厳格な環境テストに合格した信頼の品質で、国際航海の安全をより一層確かなものにします。・航空用無線通信機器 VHF帯航空用無線狭帯域化に対応した携帯型エアバンド無線機を開発しました。従来の25kHz幅に加えて8.33kHz幅のチャンネルを搭載しました。また、1500mWの大音量オーディオで激しい騒音下でもクリアな通信を可能にします。・ネットワーク機器 2.4/5GHz帯同時通信対応の小型アクセスポイントを開発しました。802.11ac Wave2準拠、理論値867Mbpsの高速通信を実現します。
FY2018|717 文字
5【研究開発活動】当企業集団における研究開発活動は、連結財務諸表を作成する当社(日本セグメント)及びIcom America Inc.(北米セグメント)が行っておりますが、当連結会計年度における当企業集団全体の研究開発費は34億1千2百万円であります。当企業集団は、無線通信機器のスペシャリスト企業として今日まで歩んでまいりましたが、今後も世界の無線通信機器市場の動向を注視し、顧客目線でニーズを捉え、市場のニーズに適合する商品を供給してまいります。・陸上業務用無線通信機器国内市場向けでは、資格不要な登録局(3R)に対応した音声録再機能及びBluetooth内蔵の携帯型デジタルトランシーバーを開発しました。海外市場向けでは、LTE(4G)網を利用した通信エリアの広いIP無線機を開発いたしました。また、米国パブリック・セイフティ機関で使用されるAPCO P25規格対応の携帯型デジタルトランシーバーを開発したほか、防爆対応などラインナップの充実を図りました。・アマチュア用無線通信機器ターミナル/アクセスポイントモードを搭載した入門者向け携帯型デジタルトランシーバーを開発いたしました。また、RFダイレクト・サンプリング方式を採用した高度な受信性能を持つ固定型HFトランシーバーを開発いたしました。・海上用無線通信機器コンパクトボディのDSCクラスD対応VHFマリントランシーバー(据置型)を開発いたしました。また、業務用無線機の機能も兼ね備えた携帯型VHFマリントランシーバーを開発いたしました。・ネットワーク機器ビームフォーミングやMU-MIMO機能を搭載し通信速度の改善を図ったワイヤレスアクセスポイントを開発いたしました。
FY2017|860 文字
6【研究開発活動】当企業集団における研究開発活動は、連結財務諸表を作成する当社(日本セグメント)及びIcom America Inc.(北米セグメント)が行っておりますが、当連結会計年度における当企業集団全体の研究開発費は32億7千7百万円であります。当企業集団は、無線通信機器のスペシャリスト企業として今日まで歩んでまいりましたが、今後も世界の無線通信機器市場の動向を注視し、顧客目線でニーズを捉え、市場のニーズに適合する商品を供給してまいります。・陸上業務用無線通信機器国内市場向けでは、4値FSK方式を採用することにより従来方式に比べ低廉に整備可能な、ARIB標準規格(STD-116)に合致する260MHz帯市町村防災行政無線システム及びクラス最小・アンテナ内蔵・Bluetooth内蔵の携帯型デジタルトランシーバーを開発いたしました。海外市場向けでは、多様なコミュニケーションニーズに対応すべく多機能をコンパクトな筐体に収めたデジタル無線機を開発いたしました。・アマチュア用無線通信機器レピーターにアクセスできない場所からでもインターネットを経由したD-STAR通信が可能となるターミナル/アクセスポイントモードを搭載したデジタルトランシーバー(車載機、携帯機)を開発いたしました。また、デジタル信号の受信にも対応するほか、復調ブロックを全てソフトウェアで実現するなど最新鋭の技術を投入したハイスペック・コミュニケーションレシーバーを開発いたしました。・海上用無線通信機器スリムボディのDSCクラスD対応VHFマリントランシーバー(携帯機)を開発いたしました。また、広視野角TFTカラー液晶ディスプレイを搭載し、DSCクラスA対応のGMDSS(Global Maritime Distress and Safety System) VHFトランシーバーを開発いたしました。・ネットワーク機器過酷な環境にも適合し従来より通信速度を向上したFWA(固定無線アクセスシステム)対応の無線LAN機器を開発いたしました。
FY2016|661 文字
6【研究開発活動】当企業集団における研究開発活動は、連結財務諸表を作成する当社(日本セグメント)及びIcom America Inc.(北米セグメント)が行っておりますが、当連結会計年度における当企業集団全体の研究開発費は31億4千3百万円であります。当企業集団は、無線通信機器のスペシャリスト企業として今日まで歩んでまいりましたが、今後も世界の無線通信機器市場の動向を注視し、顧客目線でニーズを捉え、市場のニーズに適合する商品を供給してまいります。・アマチュア用無線通信機器高性能リアルタイムスペクトラムスコープ、新開発のRFダイレクト・サンプリング方式を採用したエントリークラス最強のコンパクトHFトランシーバー(固定機)を開発いたしました。・陸上業務用無線通信機器国内市場向けでは、4GLTE網で全国通話エリアをカバーしたLTEトランシーバー(車載機、携帯機)及びARIB標準規格T102に準拠したデジタル・アナログ共用の一般業務用無線機(車載機、携帯機)を開発いたしました。海外市場向けでは、従来機に比べ厚みを抑えたコンパクトなデザインのデジタル無線機及び防爆対応のデジタル無線機を開発いたしました。・海上用無線通信機器厚みを抑えたコンパクトなデザインに大きな液晶表示画面を搭載した国際VHFトランシーバーを開発いたしました。・ネットワーク機器IEEE802.11ac対応、理論値867Mbpsの超高速通信を実現し、5GHz帯/2.4GHz帯の同時通信を可能にした屋外用堅牢仕様の無線LAN機器を開発いたしました。