ザインエレクトロニクス(6769)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 29 | -2 | -3 | -1 | -3.3 | -28.7 | 9.0 | 96.4 |
| FY2017 | 32 | -5 | -5 | -4 | -6.1 | -49.2 | 9.0 | 94.1 |
| FY2018 | 32 | 0 | 1 | 3 | 1.3 | 10.1 | 9.0 | 91.5 |
| FY2019 | 49 | 2 | 2 | -1 | 2.0 | 17.1 | 9.0 | 90.9 |
| FY2020 | 29 | -7 | -7 | 16 | -8.4 | -64.5 | 0.0 | 92.2 |
| FY2021 | 44 | 5 | 7 | 9 | 8.0 | 67.3 | 12.0 | 89.4 |
| FY2022 | 55 | 6 | 8 | -6 | 8.4 | 75.8 | 15.0 | 89.5 |
| FY2023 | 50 | -0 | -1 | 3 | -0.7 | -6.4 | 15.0 | 89.9 |
| FY2024 | 46 | 0 | 3 | -1 | 3.5 | 31.8 | 15.0 | 90.9 |
| FY2025 | 46 | -3 | -3 | -5 | -3.8 | -31.3 | 15.0 | 90.4 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
ザインエレクトロニクスは半導体関連の受託製造(ファウンドリ)事業を主軸としており、特定の強力なブランド、特許ポートフォリオ、あるいは規制ライセンスによる明確な無形資産の優位性は確認できない。技術力は存在するものの、それが参入障壁となるほどの独占的IPとは言えない。
半導体受託製造においては、顧客(半導体設計企業)と製造委託先(ファウンドリ)との間に一定の技術的ノウハウや品質管理体制の共有が存在するため、完全にゼロコストでの乗り換えは難しい。しかし、複数のファウンドリが存在し、技術仕様の標準化も進む中で、スイッチング・コストは限定的である。
ザインエレクトロニクスの事業モデルは、特定のプラットフォーム上でユーザーが増えることで価値が増大するネットワーク効果を生むものではない。個々の顧客とのBtoB取引が中心であり、顧客間のネットワークによる恩恵は直接的には発生しない。
同社は、特定のプロセス技術や製造ラインの効率化により、一定のコスト競争力を有している可能性がある。しかし、ファウンドリ業界全体で激しい価格競争が存在し、最先端プロセスにおいてはTSMCなどの巨額投資を行う企業とのコスト優位性を確立することは困難である。
ザインエレクトロニクスは、特定のニッチな半導体分野(例:パワー半導体、アナログ半導体)において、一定の生産規模と専門性を確立している。これにより、大手ファウンドリが注力しにくい分野での競争優位性を築いている可能性がある。しかし、業界全体で見ると、TSMCなどの圧倒的な規模を持つ企業には及ばない。
競合との比較優位
強気シナリオ
パワー半導体や車載半導体など、成長分野での需要拡大を取り込む。
特定のニッチ市場における技術的優位性をさらに強化し、高付加価値製品での収益を拡大する。
設備投資の効率化や生産プロセスの改善により、コスト競争力を維持・向上させる。
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社(特に中国ファウンドリ)の低価格攻勢により、価格競争が激化する。
半導体技術の急速な進化に対応できず、陳腐化リスクに直面する。
主要顧客の業績悪化や、顧客の製造委託先変更により、売上・利益が減少する。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
ザインエレクトロニクスの投資が失敗するには、同社が強みを持つとされるニッチ市場(例:パワー半導体、アナログ半導体)において、競合他社がより低コストで同等以上の性能を持つ製品を供給できるようになることが考えられる。特に、中国のファウンドリ企業が政府の強力な支援を受け、技術力と生産能力を急速に向上させ、価格競争力を高めた場合、ザインエレクトロニクスが築き上げてきたコストや規模の優位性が容易に覆される可能性がある。また、顧客が複数のファウンドリとの取引を標準化し、スイッチング・コストが低下した場合、価格交渉力が低下し、収益性が悪化するシナリオも考えられる。さらに、半導体製造技術のパラダイムシフト(例:新しい素材や製造プロセスの登場)に乗り遅れ、既存の設備投資が無駄になるリスクも考慮すべきである。
5年後のモート予測
成長分野での需要増とニッチ市場での技術優位性により、売上・利益ともに堅調に成長。高付加価値製品の比率を高め、収益性を改善させる。
市場の成長に沿った緩やかな売上増加。価格競争の影響を受けつつも、ニッチ市場での地位を維持し、安定した収益を確保する。
激しい価格競争と技術進化への対応遅れにより、売上・利益ともに減少。ニッチ市場での競争力を失い、収益性が悪化する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 118億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 90.9% | |
| 3. 利益の安定性 | 5年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 —% | |
| 6. 適度なPER | PER 34.8倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.26倍 |
合格数:1/7 部分的合格