経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】(1)経営の基本方針 [企業理念]産業インフラを支える。豊かな未来を拓く。 ・安全で安定的なプラントの操業を支え、人、暮らし、環境の未来に貢献します。・メンテナンスとエンジニアリングによって、プラントおよび設備の最適化を実現します。・多様性・自主性を尊重し、従業員・パートナー企業の幸せを追求します。 [長期ビジョン] RAIZNEXT Group V-2032変革の時代に、進化したプラントサービスを ・エネルギーに携わる企業としての社会的責任を全うし、カーボンニュートラル社会の実現に貢献します。・常に最新の技術を導入・洗練し、メンテナンス・エンジニアリングの両輪でパートナー企業と共に最大限の顧客価値を提供し続けます。・人々の暮らしを支えるプラントの安定稼働を守る柱であるというプライドを持ち、従業員がやりがいをもって働くことのできる会社を目指します。 [行動指針]進取果敢 既存の枠組みに捉われず新しい発想で積極的に挑戦します。 誠心誠意 お客様によりそい一つひとつの仕事に心を込めて取り組みます。 共存共栄 関係する全ての人を尊重しステークホルダーとともに発展します。 (2)経営環境及び対処すべき課題① 第2次中期経営計画の総括 2021年度~2024年度の4年間は統合によるシナジー効果の創出期間であるとともに、長期ビジョン実現のための基盤づくりを行う期間と位置づけ「RAIZNEXT SYNERGY POWER」をテーマに取り組みを推進してきました。「経営基盤の強化」、「メンテナンス事業の強化」、「エンジニアリング事業の強化」、「タンク事業の強化」を基本戦略とし各種施策を推進した結果、完成工事高(連結)目標1,450億円に対し実績1,573億円、営業利益(連結)目標105億円に対し実績108億円、親会社株主に帰属する当期純利益(連結)目標70億円に対し実績81億円、ROE目標8.0%に対し実績9.6%、連結配当性向目標40%以上に対し実績60.3%となり、すべての業績目標および経営指標の目標値を達成いたしました。 また、第2次中計テーマである2019年の経営統合に伴うシナジー効果については、完成工事高累計目標200億円以上に対し実績266億円、経常利益累計20億円以上に対し実績25億円と、こちらも目標を達成いたしました。 第2次中期経営計画期間における取り組み成果と課題は次のとおりです。1)経営基盤強化 コーポレートガバナンス・リスクマネジメント体制の整備、安全・品質管理体制の高度化を図るとともに、持続的な会社の成長と企業価値向上を目指し、サステナビリティ経営を推し進めるため外部へのESGデータの開示やGHG排出量削減目標(Scope1&2)の策定・開示を行いました。 また2024年時間外労働上限規制への対応においては、時間外労働ガイドライン作成・人員採用等、各種施策の確実な実行と改善を継続しています。 従業員に対しては、働きやすい職場環境実現のため、制度改革や工事現場仮設事務所等における執務環境の改善を継続し、老朽化した事業所事務所の建て替え、ネットワークインフラ更新等のBCP対策も積極的に進めました。第2次中期経営計画期間中に構築した各体制やインフラの適切な運用と強化により、さらなるガバナンスの強化、人材確保と育成、安全・品質向上が必要と認識しております。2)メンテンナス事業の強化 全体最適を目的に組織統合を実施した結果、機動的な人員配置が可能となり、大規模定期修理工事や新たな工場への参入など受注・収益の拡大を果たしました。また、協力会社を含めた技能者育成や施工体制の強化を図り、安全性向上・効率化に向けた施工作業の自動化、機械化の推進にも取り組みました。コア事業としての競争力を一層強化すべく、労働生産性向上を目指し、リソース管理の高度化、さらなる機械化・自動化の加速が必要と認識しております。3)エンジニアリング事業の強化 エンジニアリング事業においては、新規メガソーラー発電所やグリーンアンモニア製造プラントの建設工事等、カーボンニュートラル社会に向けた新たな分野の工事受注を進めました。 また、閉鎖製油所の将来計画への積極的な参画に努め、プラント無害化工事や設備撤去工事等の基盤整備工事の受注に加え、顧客と協働して新規事業の事業化に向けた検討にも取り組みました。電気自動車の普及や社会のIT化などにより需要が旺盛な非鉄金属分野においても、工場の新設および増設工事を継続して受注しております。GX推進に伴う設備投資拡大に対応すべく、DX推進によるエンジニアリングのさらなる高度化・遂行力強化が足元の課題と認識しております。4)タンク事業の強化 タンク事業においては、設計から施工計画・施工支援までの一気通貫体制を構築し、全国事業所ネットワークを活かして、未参入の石油備蓄・製油所のタンク工事を新規受注いたしました。また、溶接技術者等の人材不足および作業環境の改善に向けて自動溶接技術の確立およびロボット実装化の推進、化石燃料に替わるエネルギーとして期待される水素やアンモニア貯蔵タンクの設計・施工技術の検討にも取り組みました。LNGや液化水素などの低温タンク分野への進出を目指すべく、カーボンニュートラル案件受注体制の早期確立、製作/検査ロボットの早期実装が課題と認識しております。 ② 第3次中期経営計画の概要 当社を取り巻く事業環境においては、第2次中期経営計画期間における事業環境から継続し、ESGに関する社会意識の高まりに伴うカーボンニュートラル社会への対応、建設業界における労働人口減少への対応、デジタル革命進展への対応など、様々な課題への対応が求められています。レイズネクストグループでは、第2次中期経営計画の課題と当社を取り巻く事業環境を踏まえ、2025年3月に第3次中期経営計画を策定しました。 第3次中期経営計画における基本戦略は、これまでの取り組みから継続し、「経営基盤の強化」、「メンテナンス事業の強化」、「エンジニアリング事業の強化」、「タンク事業の強化」を柱とし、「RAIZNEXT X CHALLENGE」(X:トランスフォーメーションを指す)をテーマに、従来のやり方にとらわれず各種取り組みに挑戦し、長期ビジョン実現の総仕上げとなる第4次中期経営計画に向けチャレンジしていきます。1)経営基盤強化 経営基盤における“X”としてDXによる「業務プロセス改革(安全/品質管理の高度化、業務改革の推進、データドリブン経営等)」や、「人材育成の強化」、「健康経営の促進」、「新しい働き方の推進」に取り組み、さらなるガバナンスの強化、人材確保と育成、安全・品質向上を実現します。2)メンテンナス事業の強化 メンテナンス事業の“X”として「施工作業のさらなる機械化/自動化による安全性向上、省力化、効率化」、「次世代メンテナンス技術の開発/導入」、「施工管理業務の高度化」などに取り組み、コア事業としての競争力を一層強化していきます。3)エンジニアリング事業の強化 エンジニアリング事業の“X”として「3D設計/AI設計推進、BIM/CIM構築」、「先進的プロジェクト管理システム導入」、「高度な解析ソリューション」などに取り組み、エンジニアリングのさらなる高度化・遂行力強化を目指します。4)タンク事業の強化 タンク事業の“X”として「低温タンク(LNG/液化水素)分野での受注体制構築」、「製作/検査のロボット化」、「自動溶接の現場実装」などに取り組み、タンク事業のさらなる拡大を目指します。 なお、第3次中期経営計画では、次の経営数値目標を掲げております。 ① 業績計画第3次中期経営計画最終年度(2028年度 2029年3月期)業績目標<連結> 2028年度目標(2029年3月期)完 成 工 事 高1,710億円営 業 利 益136億円親会社株主に帰属する当期純利益 93億円 ② 経営指標の目標値 自己資本当期純利益率(ROE)・・・ 9.5%以上 連結配当性向 ・・・・・・・・・・60%以上 (注)上記KPIについては、有価証券報告書提出日現在において予測できる事情等を基礎とした合理的な判断に 基づくものであり、その達成を保証するものではありません。 長期ビジョン、第3次中期経営計画の詳細につきましては、当社ウェブサイトに掲載しておりますので、そちらをご参照願います。(https://www.raiznext.co.jp/)
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】(1)経営の基本方針 [企業理念]産業インフラを支える。豊かな未来を拓く。 ・安全で安定的なプラントの操業を支え、人、暮らし、環境の未来に貢献します。・メンテナンスとエンジニアリングによって、プラントおよび設備の最適化を実現します。・多様性・自主性を尊重し、従業員・パートナー企業の幸せを追求します。 [長期ビジョン] RAIZNEXT Group V-2032変革の時代に、進化したプラントサービスを ・エネルギーに携わる企業としての社会的責任を全うし、カーボンニュートラル社会の実現に貢献します。・常に最新の技術を導入・洗練し、メンテナンス・エンジニアリングの両輪でパートナー企業と共に最大限の顧客価値を提供し続けます。・人々の暮らしを支えるプラントの安定稼働を守る柱であるというプライドを持ち、従業員がやりがいをもって働くことのできる会社を目指します。 [行動指針]進取果敢 既存の枠組みに捉われず新しい発想で積極的に挑戦します。 誠心誠意 お客様によりそい一つひとつの仕事に心を込めて取り組みます。 共存共栄 関係する全ての人を尊重しステークホルダーとともに発展します。 (2)経営環境及び対処すべき課題① 第2次中期経営計画の総括 2021年度~2024年度の4年間は統合によるシナジー効果の創出期間であるとともに、長期ビジョン実現のための基盤づくりを行う期間と位置づけ「RAIZNEXT SYNERGY POWER」をテーマに取り組みを推進してきました。「経営基盤の強化」、「メンテナンス事業の強化」、「エンジニアリング事業の強化」、「タンク事業の強化」を基本戦略とし各種施策を推進した結果、完成工事高(連結)目標1,450億円に対し実績1,573億円、営業利益(連結)目標105億円に対し実績108億円、親会社株主に帰属する当期純利益(連結)目標70億円に対し実績81億円、ROE目標8.0%に対し実績9.6%、連結配当性向目標40%以上に対し実績60.3%となり、すべての業績目標および経営指標の目標値を達成いたしました。 また、第2次中計テーマである2019年の経営統合に伴うシナジー効果については、完成工事高累計目標200億円以上に対し実績266億円、経常利益累計20億円以上に対し実績25億円と、こちらも目標を達成いたしました。 第2次中期経営計画期間における取り組み成果と課題は次のとおりです。1)経営基盤強化 コーポレートガバナンス・リスクマネジメント体制の整備、安全・品質管理体制の高度化を図るとともに、持続的な会社の成長と企業価値向上を目指し、サステナビリティ経営を推し進めるため外部へのESGデータの開示やGHG排出量削減目標(Scope1&2)の策定・開示を行いました。 また2024年時間外労働上限規制への対応においては、時間外労働ガイドライン作成・人員採用等、各種施策の確実な実行と改善を継続しています。 従業員に対しては、働きやすい職場環境実現のため、制度改革や工事現場仮設事務所等における執務環境の改善を継続し、老朽化した事業所事務所の建て替え、ネットワークインフラ更新等のBCP対策も積極的に進めました。第2次中期経営計画期間中に構築した各体制やインフラの適切な運用と強化により、さらなるガバナンスの強化、人材確保と育成、安全・品質向上が必要と認識しております。2)メンテンナス事業の強化 全体最適を目的に組織統合を実施した結果、機動的な人員配置が可能となり、大規模定期修理工事や新たな工場への参入など受注・収益の拡大を果たしました。また、協力会社を含めた技能者育成や施工体制の強化を図り、安全性向上・効率化に向けた施工作業の自動化、機械化の推進にも取り組みました。コア事業としての競争力を一層強化すべく、労働生産性向上を目指し、リソース管理の高度化、さらなる機械化・自動化の加速が必要と認識しております。3)エンジニアリング事業の強化 エンジニアリング事業においては、新規メガソーラー発電所やグリーンアンモニア製造プラントの建設工事等、カーボンニュートラル社会に向けた新たな分野の工事受注を進めました。 また、閉鎖製油所の将来計画への積極的な参画に努め、プラント無害化工事や設備撤去工事等の基盤整備工事の受注に加え、顧客と協働して新規事業の事業化に向けた検討にも取り組みました。電気自動車の普及や社会のIT化などにより需要が旺盛な非鉄金属分野においても、工場の新設および増設工事を継続して受注しております。GX推進に伴う設備投資拡大に対応すべく、DX推進によるエンジニアリングのさらなる高度化・遂行力強化が足元の課題と認識しております。4)タンク事業の強化 タンク事業においては、設計から施工計画・施工支援までの一気通貫体制を構築し、全国事業所ネットワークを活かして、未参入の石油備蓄・製油所のタンク工事を新規受注いたしました。また、溶接技術者等の人材不足および作業環境の改善に向けて自動溶接技術の確立およびロボット実装化の推進、化石燃料に替わるエネルギーとして期待される水素やアンモニア貯蔵タンクの設計・施工技術の検討にも取り組みました。LNGや液化水素などの低温タンク分野への進出を目指すべく、カーボンニュートラル案件受注体制の早期確立、製作/検査ロボットの早期実装が課題と認識しております。 ② 第3次中期経営計画の概要 当社を取り巻く事業環境においては、第2次中期経営計画期間における事業環境から継続し、ESGに関する社会意識の高まりに伴うカーボンニュートラル社会への対応、建設業界における労働人口減少への対応、デジタル革命進展への対応など、様々な課題への対応が求められています。レイズネクストグループでは、第2次中期経営計画の課題と当社を取り巻く事業環境を踏まえ、2025年3月に第3次中期経営計画を策定しました。 第3次中期経営計画における基本戦略は、これまでの取り組みから継続し、「経営基盤の強化」、「メンテナンス事業の強化」、「エンジニアリング事業の強化」、「タンク事業の強化」を柱とし、「RAIZNEXT X CHALLENGE」(X:トランスフォーメーションを指す)をテーマに、従来のやり方にとらわれず各種取り組みに挑戦し、長期ビジョン実現の総仕上げとなる第4次中期経営計画に向けチャレンジしていきます。1)経営基盤強化 経営基盤における“X”としてDXによる「業務プロセス改革(安全/品質管理の高度化、業務改革の推進、データドリブン経営等)」や、「人材育成の強化」、「健康経営の促進」、「新しい働き方の推進」に取り組み、さらなるガバナンスの強化、人材確保と育成、安全・品質向上を実現します。2)メンテンナス事業の強化 メンテナンス事業の“X”として「施工作業のさらなる機械化/自動化による安全性向上、省力化、効率化」、「次世代メンテナンス技術の開発/導入」、「施工管理業務の高度化」などに取り組み、コア事業としての競争力を一層強化していきます。3)エンジニアリング事業の強化 エンジニアリング事業の“X”として「3D設計/AI設計推進、BIM/CIM構築」、「先進的プロジェクト管理システム導入」、「高度な解析ソリューション」などに取り組み、エンジニアリングのさらなる高度化・遂行力強化を目指します。4)タンク事業の強化 タンク事業の“X”として「低温タンク(LNG/液化水素)分野での受注体制構築」、「製作/検査のロボット化」、「自動溶接の現場実装」などに取り組み、タンク事業のさらなる拡大を目指します。 なお、第3次中期経営計画では、次の経営数値目標を掲げております。 ① 業績計画第3次中期経営計画最終年度(2028年度 2029年3月期)業績目標<連結> 2028年度目標(2029年3月期)完 成 工 事 高1,710億円営 業 利 益136億円親会社株主に帰属する当期純利益 93億円 ② 経営指標の目標値 自己資本当期純利益率(ROE)・・・ 9.5%以上 連結配当性向 ・・・・・・・・・・60%以上 (注)上記KPIについては、有価証券報告書提出日現在において予測できる事情等を基礎とした合理的な判断に 基づくものであり、その達成を保証するものではありません。 長期ビジョン、第3次中期経営計画の詳細につきましては、当社ウェブサイトに掲載しておりますので、そちらをご参照願います。(https://www.raiznext.co.jp/)
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度のわが国経済は、雇用・所得環境が改善する下で、各種政策の効果もあり、景気は緩やかに回復しております。他方、アメリカの通商政策等の影響による国内景気の下振れリスクが高まっているほか、物価上昇の継続が個人消費に及ぼす影響なども、国内景気を下押しするリスクとなっております。 当社を取り巻く事業環境につきましては、国内の石油製品需要は、電気自動車の普及や低炭素燃料への転換等によるエネルギー構造の変化の影響を受け、引き続き減少していく見込みであります。一方で、政府の「GX実現に向けた基本方針」が閣議決定され、産業界では、カーボンニュートラル社会実現に向けた取り組みが加速することが期待されます。 当社グループにおきましては、前期比で、メンテナンス分野では主に定期修理工事により、エンジニアリング分野では主に中小規模工事により、受注高、完成工事高ともに増加しました。その結果、完成工事総利益も増加しました。 (財政状態) 当連結会計年度末の資産合計は、1,151億96百万円で前連結会計年度末より、44億50百万円増加しました。これは、現金及び預金が89億16百万円減少したものの、受取手形、完成工事未収入金及び契約資産が131億47百万円増加したこと等によるものであります。 当連結会計年度末の負債合計は、295億41百万円で前連結会計年度末より、29億18百万円増加しました。これは、短期借入金が14億99百万円、未払法人税等が8億4百万円、賞与引当金が4億57百万円それぞれ増加したこと等によるものであります。 当連結会計年度末の純資産合計は、856億54百万円で前連結会計年度末より、15億31百万円増加しました。これは、利益剰余金が6億17百万円増加したこと等によるものであります。(経営成績) 当社グループの連結の業績は、受注高1,617億47百万円(前期比6.6%増)、完成工事高1,573億71百万円(前期比12.1%増)、営業利益108億58百万円(前期比8.9%増)、経常利益110億94百万円(前期比8.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益81億円(前期比11.7%増)となりました。当社単体の業績は、受注高1,523億92百万円(前期比5.7%増)、完成工事高は1,487億69百万円(前期比12.2%増)、営業利益99億48百万円(前期比9.0%増)、経常利益107億50百万円(前期比11.8%増)、当期純利益80億99百万円(前期比20.6%増)となりました。 受注高の工事種類別内訳 (単位:百万円) 受注高前連結会計年度(2024年3月期)当連結会計年度(2025年3月期)前期比増減率 メンテナンス105,736114,4058,6698.2% エンジニアリング46,04547,3411,2952.8%エンジニアリング業151,781161,7479,9656.6% 完成工事高の工事種類別内訳 (単位:百万円) 完成工事高前連結会計年度(2024年3月期)当連結会計年度(2025年3月期)前期比増減率 メンテナンス100,288113,00212,71312.7% エンジニアリング39,97544,3334,35810.9%エンジニアリング業140,264157,33617,07212.2%その他事業10135△66△65.0%合 計140,366157,37117,00512.1% (注)その他事業は、前期は不動産の賃貸業務等、当期は人材派遣業等であります。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における連結ベースの現金および現金同等物は、前連結会計年度末に比べ88億70百万円(前期比71.3%)減少し、期末残高は35億75百万円となりました。(営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、△1億7百万円となり、前連結会計年度に比べ36億73百万円の減少になりました。主な支出は、売上債権の増加額129億45百万円、主な収入は、税金等調整前当期純利益114億85百万円によるものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、△23億4百万円となり、前連結会計年度に比べ5億66百万円の増加となりました。主な支出は、有形及び無形固定資産の取得による支出34億53百万円、主な収入は、有形及び無形固定資産の売却による収入6億86百万円、投資有価証券の売却による収入6億95百万円によるものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、△64億90百万円となり、前連結会計年度に比べ6億91百万円の減少となりました。主な支出は、配当金の支払額76億50百万円、主な収入は、短期借入金増加額15億円によるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 1) 受注実績事業セグメント別区分前連結会計年度(百万円)当連結会計年度(百万円)エンジニアリング業 石油・石油化学関係106,679111,904 一般工業関係45,10249,843合計151,781161,747 2) 売上実績事業セグメント別区分前連結会計年度(百万円)当連結会計年度(百万円)エンジニアリング業 石油・石油化学関係104,418113,489 一般工業関係35,84543,846計140,264157,336その他の事業10135合計140,366157,371 工事種類別区分前連結会計年度(百万円)当連結会計年度(百万円)エンジニアリング業 メンテナンス100,288113,002 エンジニアリング39,97544,333計140,264157,336その他の事業10135合計140,366157,371 (注) 1 当社グループでは、エンジニアリング業以外は受注生産を行っておりません。2 当社グループでは、生産実績を定義することが困難であるため「生産の状況」は記載を省略しております。3 主な相手先別の完成工事高および総完成工事高に対する割合は、次のとおりであります。 相手先前連結会計年度当連結会計年度完成工事高(百万円)割合(%)完成工事高(百万円)割合(%)ENEOS株式会社57,03740.666,88242.5 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 重要な会計方針および見積り当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、期末日現在の資産、負債および期間中の収益、費用の報告額に影響する判断および見積りが要求され、過去の実績および状況に応じて合理的と考えられる様々な要因に基づいて行っております。当社グループは特に以下の会計方針の適用において見積り特有の不確実性があるため、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合もあります。1)貸倒引当金当社グループは、債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等の特定の債権については、保守的に見積った回収不能見込額を貸倒引当金として計上しております。取引先の財政状態および業績が見込以上に悪化した場合等、貸倒懸念債権等の特定の債権の回収可能性の見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じた場合、来期以降の連結財務諸表において貸倒引当金の追加計上が必要となる可能性があります。2)工事損失引当金当社グループは、受注工事に係る将来の損失に備えるため、当連結会計年度末における未引渡工事のうち損失の発生が見込まれ、かつ、その金額を合理的に見積もることができる工事について、損失見込額を工事損失引当金として計上しております。実際の工事施工状況が予定から乖離する等、工事損失発生の見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じた場合、来期以降の連結財務諸表において工事損失の追加計上が必要となる可能性があります。3)完成工事補償引当金当社グループは、完成工事に係る瑕疵担保等の費用に備えるため、過去の経験割合に基づく一定の算定基準を基礎に、期末日現在において予定されている瑕疵担保等の費用を合理的に見積った補償見込額を加味して完成工事補償引当金として計上しております。瑕疵担保等の費用の見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じた場合、来期以降の連結財務諸表において補償損失の追加計上が必要となる可能性があります。4)退職給付に係る負債当社グループは、従業員の退職給付に備えるため、見積りを反映した各種の仮定に基づく数理計算により算出された退職給付に係る負債を計上しております。これらの各種仮定には、割引率、長期期待運用収益率、予想昇給率等が含まれており、実際の結果が見積りの前提と異なる場合、または前提が変更された場合、来期以降の連結財務諸表において退職給付債務および費用に影響する可能性があります。5)繰延税金資産当社グループは、期末日後将来的に発生する課税所得を見積り、当該課税所得に係わる税金負担を軽減する効果を有すると判断した回収可能額を繰延税金資産として計上しております。将来課税所得の見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じた場合、来期以降の連結財務諸表において繰延税金資産の調整額の計上により損益に影響する可能性があります。6)収益及び費用の計上基準当社グループは、履行義務の充足に係る進捗度の合理的な見積りができる工事については、一定期間にわたり履行義務が充足されると判断し、履行義務の充足に係る進捗度に基づき収益を認識しております。進捗度は、当連結会計年度末までの既発生原価累計額を工事完了までの見積総原価と比較することにより測定しております。また、履行義務の充足に係る進捗度の合理的な見積りができない工事については、原価回収基準、工事期間が短いメンテナンス工事については、完全に履行義務を充足した時点で収益を認識しております。実際の工事施工状況が予定から乖離する等、工事収益総額および工事原価総額の見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じた場合、来期以降の連結財務諸表において工事損益に影響する可能性があります。7)固定資産の減損当社グループは、固定資産のうち減損の兆候がある資産または資産グループについては、当該資産または資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減損し、当該減少額を減損損失として計上しております。減損の兆候の把握、並びに減損損失の認識および測定の前提となる割引前将来キャッシュ・フローの見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じた場合、来期以降の連結財務諸表において減損損失の追加計上が必要となる可能性があります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容1) 経営成績等の状況当社グループの当期の経営成績は、受注高1,617億47百万円(前期比6.6%増)、完成工事高1,573億71百万円(前期比12.1%増)、営業利益108億58百万円(前期比8.9%増)経常利益110億94百万円(前期比8.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益81億円(前期比11.7%増)となりました。 ア 受注高および完成工事高 受注高が前期比で99億65百万円増加、完成工事高が前期比で170億5百万円増加となった要因は、メンテナンス分野では主に定期修理工事が、エンジニアリング分野では主に中小規模工事が増加したことによるものです。 イ 営業利益 営業利益は、総利益が完成工事高の増加により前期比で増加となったことにより、前期比8億89百万円増加の108億58百万円となりました。 ウ 経常利益 経常利益は、営業外損益において収支差し引きでプラス2億35百万円となり、前期比8億33百万円増加の110億94百万円となりました。 エ 親会社株主に帰属する当期純利益 親会社株主に帰属する当期純利益は、前期比で8億51百万円増加の81億円となりました。 2) 経営成績に重要な影響を与える要因経営成績に重要な影響を与える要因については、「3事業等のリスク」に記載したとおりであります。当社グループを取り巻く環境は、石油業界では、国内需要の低下により、製品需要は減少傾向が継続するものの、閉鎖製油所や遊休地の有効活用に向けた基盤整備工事の需要が新たに発生するものと予想され、これら需要の取り込みが当社の課題と考えております。3) 資本の財源及び資金の流動性についての分析当社グループの当期末における現金および現金同等物は、前期末に比べ88億70百万円(71.3%)減少し、期末残高は35億75百万円となりました。概要については「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。当期におけるキャッシュ・フロー施策として、新規分野、新規事業への参入を行い、健全なキャッシュ・フローを維持できる収益の確保に努めてまいりました。また、金融機関との取引関係の維持、調達先の分散など、資金調達リスクを軽減するため様々な対策をとっております。4) 経営戦略の現状と見通し当社グループは、「1経営方針、経営環境及び対処すべき課題」に記載したとおり、将来の事業環境を踏まえ、2021年3月に「2032年度までに当社グループがありたい姿」を描いた長期ビジョンである「RAIZNEXT Group V-2032」を策定いたしました。また、第2次中期経営計画の課題と当社を取り巻く事業環境を踏まえ、2025年3月に第3次中期経営計画を策定しました。計画の詳細につきましては、2025年5月14日に開示しております「第3次中期経営計画を策定について」をご参照ください。当該計画では「RAIZNEXT X CHALLENGE」をテーマとし、従来のやり方にとらわれず、あらゆる変革に挑戦する期間と位置付けて、目標の達成を目指してまいります。