事業の概要
- 機械装置の製造販売中大型切断機や溶接機械、ガス自動切断機などを自社で製造し、国内外の子会社や関連会社を通じて販売しています。特に中大型切断機は米国、韓国、中国でも部品供給を受けて製造・販売されており、グローバルな供給体制を構築しています。
- 高圧ガスの製造販売酸素、窒素、アルゴン、アセチレン、プロパンガスといった工業用・医療用ガスを製造・仕入れ、営業所や子会社・関連会社を通じて販売しています。医療用ガスは子会社である株式会社小池メディカルが製造するなど、専門分野に特化した供給網も持っています。
- 溶接機材の販売溶接棒、電気溶接機、安全保護具などの溶接関連機材を販売しています。一部は関連会社からの仕入れも行っており、幅広い製品ラインナップで顧客のニーズに応えています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
- 切断溶接ソリューション事業この事業は、中大型切断機や溶接機械、ガス自動切断機などの製造・販売を主軸としています。最新年度の売上高は258.85億円、営業利益は49.31億円と、全セグメントの中で最も高い売上と利益を上げており、会社の主要な収益源となっています。
- 高圧ガス事業酸素、窒素、アルゴン、溶解アセチレン、プロパンガスなどの工業用・医療用ガスの製造、仕入れ、販売を行っています。最新年度の売上高は204億円、営業利益は13.72億円であり、安定した需要に支えられ、会社の重要な事業基盤を形成しています。
- 溶接機材事業溶接棒、電気溶接機、安全保護具といった溶接関連機材の販売を手掛けています。最新年度の売上高は81.64億円、営業利益は5.83億円です。他の事業に比べて規模は小さいものの、主要事業を補完する役割を担い、顧客への総合的なソリューション提供に貢献しています。
2025-03 セグメント別業績
| セグメント | 区分 | 売上(億) | 営業利益(億) | 営業利益率 |
|---|---|---|---|---|
| CuttingAndWeldingSolution | 事業 | 259 | 49 | 19.0% |
| HighPressureGas | 事業 | 204 | 14 | 6.7% |
| WeldingSupplies | 事業 | 82 | 6 | 7.1% |
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
3【事業の内容】当社グループ(当社および当社の関係会社)は当社、子会社18社、関連会社23社で構成され、機械装置、高圧ガスおよび溶接機材の製造、仕入、販売を行っております。 当社グループの事業内容、各社の位置づけおよびセグメントとの関連は次のとおりです。 なお、部門区分はセグメントと同一であります。機械装置〔中大型切断機〕 当社が製造および販売を行うほか、子会社㈱コイケテックに製造の一部を委託しております。また、米国においては子会社コイケアロンソン㈱、韓国においては子会社コイケコリア・エンジニアリング㈱、中国においては子会社小池酸素(唐山)有限公司が当社より部品の供給を受けて製造および販売を行っております。さらに、子会社コイケフランス㈲、コイケイタリア㈲、小池(唐山)商貿有限公司およびコイケヨーロッパ・ビー・ブイにおいても製品の販売を行っております。 なお、子会社コイケ酸商㈱および関連会社中野酸工㈱他3社においても製品を販売しており、子会社㈱コイケテックにおいて製品の据付、保守、サービスを行っております。また、機械部品の一部を関連会社小池商事㈱を通して仕入れております。〔ガス自動切断機、ガス溶断器具〕 当社が製造および販売を行うほか、ガス自動切断機については、中国において子会社小池酸素(唐山)有限公司が製造および販売を行っております。また、ガス溶断器具については、子会社㈱群馬コイケが製造を行っており当社がこれを仕入れております。 なお、子会社コイケアロンソン㈱他6社および関連会社中野酸工㈱他3社においても製品を販売しております。〔溶接機械〕 当社が製造および販売を行うほか、子会社㈱コイケテックに製造の一部を委託しております。 また、子会社コイケアロンソン㈱も製造および販売を行っております。 なお、子会社コイケヨーロッパ・ビー・ブイ他5社および関連会社中野酸工㈱他3社においても製品を販売しております。高圧ガス〔酸素、窒素、アルゴン、溶解アセチレン、プロパンガス等〕 当社が各種工業用・医療用ガスの製造、仕入、販売を行っておりますが、酸素、窒素、アルゴンについては関連会社川崎オキシトン㈱、新洋酸素㈱、溶解アセチレンについては関連会社栃木共同アセチレン㈱、安浦アセチレン㈱、笑気ガス、滅菌ガス等の医療用ガスについては子会社㈱小池メディカル、プロパンガスについては関連会社小池化学㈱が製造し、当社はこれらを営業事業所、移充塡工場および子会社関西総合ガスセンター㈱、群馬総合ガスセンター㈱他2社および関連会社㈱市川総合ガスセンター他12社を通じて、販売店または直接需要家へ販売しております。 なお、子会社コイケ酸商㈱および関連会社中野酸工㈱他3社においても製品を販売しております。〔医療機器〕 当社が販売を行っておりますが、子会社㈱小池メディカルおよび㈱群馬コイケが製造しております。 なお、子会社㈱小池メディカル、コイケ酸商㈱他1社においても製品を販売しております。溶接機材〔溶接棒、電気溶接機、安全保護具等〕 当社が販売を行っておりますが、その一部を関連会社小池商事㈱を通して仕入れております。 なお、子会社㈱菱小、コイケ酸商㈱および関連会社中野酸工㈱他3社においてもこれらの商品の販売を行っております。 (事業系統図) 以上述べた事項を事業系統図に示すと次のとおりです。
事業の優位性(モート)
事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
| 価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い | 中程度 新技術・新製品の開発と価格競争力等により、競合他社に対応できるよう努めているため。 |
|---|---|
| 参入障壁新規参入を阻む要因の種類 | 技術 DBC(Dual Beam Control)切断技術、ファイバーレーザー開先切断機開発、プラズマ垂直切断仕様「SUPER-400ProⅡα」の開先切断仕様拡張。 |
| 設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか | 混合 |
会社が挙げる主要リスク:売上計上時期の遅延によるリスク / 他社との競合によるリスク / 売上債権管理上のリスク
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 8 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産★☆☆☆☆
小池酸素工業は、溶接・切断関連機器で長年の実績と一定のブランド認知を持つ。特に、特定分野における技術力やノウハウは無形資産となりうるが、特許や強力なブランド力といった明確な優位性を示す公開情報は限定的。
スイッチングコスト★★☆☆☆
溶接・切断機器は、一度導入するとオペレーションや保守体制との連携が必要となるため、顧客が他社製品へ乗り換えるには一定の手間やコストが発生する可能性がある。しかし、技術革新が速い分野では乗り換え障壁は高くない。
ネットワーク効果☆☆☆☆☆
溶接・切断機器のビジネスモデルにおいて、ネットワーク効果が働く要素は見当たらない。製品の利用者が増えることで、製品自体の価値が向上するような構造ではない。
コスト優位★★☆☆☆
長年の製造業としての経験から、ある程度の生産効率やサプライチェーンの最適化は図られていると考えられる。しかし、業界全体で価格競争が激しい場合、構造的なコスト優位性を確立しているかは不明。
規模の経済★★★☆☆
国内の溶接・切断関連機器市場において、小池酸素工業は主要プレイヤーの一つであり、一定の市場シェアを有している。この規模は、効率的な生産や販売網の維持に寄与し、競合に対する一定の優位性(効率規模)を生み出している可能性がある。
- グローバルな製造・販売ネットワーク機械装置部門では、日本国内だけでなく米国、韓国、中国に製造・販売拠点を持ち、欧州にも販売子会社を展開しています。これにより、地域ごとの需要に迅速に対応し、安定した供給体制を築くことで、国際的な競争力を高めています。
- 多角的な製品・サービス提供機械装置、高圧ガス、溶接機材という幅広い事業領域を持ち、製造から販売、据付、保守サービスまで一貫して提供しています。特に高圧ガスでは工業用から医療用まで多様なガスを取り扱い、顧客の多様なニーズに応えることで、事業の安定性を確保しています。
- グループ会社による専門性強化子会社や関連会社が特定の製品製造(例:株式会社群馬コイケのガス溶断器具、株式会社小池メディカルの医療用ガス・医療機器)やサービス(例:株式会社コイケテックの据付・保守)を担うことで、各分野の専門性を高め、効率的な事業運営と高品質な製品・サービスの提供を実現しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
経営戦略
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。(1)経営方針「ガス・溶接・切断の総合製造・販売会社として世界市場での顧客の満足と信頼を獲得する」ことを経営理念に掲げております。株主、顧客、お取引先および従業員などにとって価値を高める企業であり続けるため、行動を変化させ、絶えず新しい技術を生み出し、人と技術と環境との調和を図ってまいります。 (2)経営戦略等当社グループは中期経営計画「NEXT STAGE 2026」において主要課題として「世界市場での顧客満足の実現と収益基盤の強化」「持続的成長に向けた経営基盤の強化」「資本コストと株価を意識した経営の実現」を掲げ、「お取引先」「従業員」「社会」「株主」など様々なステークホルダーとともに共通価値を創造、共有して、ゆるぎない信頼を獲得し、持続的な成長を実現してまいります。中期経営計画「NEXT STAGE-2026」の概要主要課題世界市場での顧客満足の実現と収益基盤の強化①魅力ある製品の提供と顧客サービスの 高度化を通じた顧客利益向上への貢献②新たな収益事業の模索持続的成長に向けた経営基盤の強化①人的資本経営の強化による多様な人材の 活躍推進②DX推進により、お客様の経営課題解決への 貢献と、当社業務のリエンジニアリングを 実現③サステナブル経営の推進資本コストと株価を意識した経営の実現①中長期的な視野に基づく成長と経営基盤 強化に向けた着実な投資の実現②株主還元の強化と株主・投資家との コミュニケーションの充実 (3)目標とする指標当社グループは、目標とする経営指標として以下の数値を掲げております。これらを重要指標と認識し、企業価値の向上に努めてまいります。数値目標2027年3月期(第104期)「成長性/収益性」連結売上高570億円、経常利益63億円、経常利益率11%「効率性」 ROE10%、ROIC10%「株主還元」配当性向30%以上 (4)経営環境今後の当社グループを取り巻く経営環境は、米国の各種政策の影響や中国の景気低迷、地政学的リスクの長期化 等に注視する必要があります。このような情勢のもと、当社グループは変化する世界市場に向けた新技術・新製品の開発および各グループ会社との更なる連携と販売体制の強化に取り組んでまいります。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題機械装置部門においては、当社オンリーワン技術のDBC(Dual Beam Control)ファイバーレーザー切断機の更な る販売強化に努めていくとともに、機械性能向上並びに切断現場の自動化、省力化、IT化などを目指した研究開発 に注力してまいります。また、海外市場においてもDBCファイバーレーザー切断機の販売を強化してまいります。 高圧ガス部門においては、機械との一体販売の更なる推進などにより新規顧客の獲得に取り組むとともに、原材 料および物流コスト上昇等に伴う価格改定に取り組んでまいります。また、将来に向けたガス事業の構造改革とし て充填工場の再構築や配送の合理化を推進し、安全、安定供給および原価低減を図ってまいります。医療分野にお いては、酸素濃縮器レンタル、CPAPレンタルなどの強化と、原材料等のコスト上昇に伴う価格改定に取り組んでま いります。 溶接機材部門においては、アーク溶接機、ファイバーレーザー溶接機、溶接材料等の新製商品を、人手不足や脱 技能化といった課題解決に資する商材として拡販に努めてまいります。また、資材や運送費等の仕入価格高騰等に 伴う商品価格の改定に取り組んでまいります。 その他の部門においては、カーボンニュートラル時代を見据えた新製品として、水素を燃料とした排ガス処理装 置の開発に取り組んでまいります。また、ヘリウム液化関連機器の受注、半導体市場向けヘリウム回収精製装置の 開発など、ヘリウムリサイクル事業の拡大に取り組んでまいります。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。(1)経営方針「ガス・溶接・切断の総合製造・販売会社として世界市場での顧客の満足と信頼を獲得する」ことを経営理念に掲げております。株主、顧客、お取引先および従業員などにとって価値を高める企業であり続けるため、行動を変化させ、絶えず新しい技術を生み出し、人と技術と環境との調和を図ってまいります。 (2)経営戦略等当社グループは中期経営計画「NEXT STAGE 2026」において主要課題として「世界市場での顧客満足の実現と収益基盤の強化」「持続的成長に向けた経営基盤の強化」「資本コストと株価を意識した経営の実現」を掲げ、「お取引先」「従業員」「社会」「株主」など様々なステークホルダーとともに共通価値を創造、共有して、ゆるぎない信頼を獲得し、持続的な成長を実現してまいります。中期経営計画「NEXT STAGE-2026」の概要主要課題世界市場での顧客満足の実現と収益基盤の強化①魅力ある製品の提供と顧客サービスの 高度化を通じた顧客利益向上への貢献②新たな収益事業の模索持続的成長に向けた経営基盤の強化①人的資本経営の強化による多様な人材の 活躍推進②DX推進により、お客様の経営課題解決への 貢献と、当社業務のリエンジニアリングを 実現③サステナブル経営の推進資本コストと株価を意識した経営の実現①中長期的な視野に基づく成長と経営基盤 強化に向けた着実な投資の実現②株主還元の強化と株主・投資家との コミュニケーションの充実 (3)目標とする指標当社グループは、目標とする経営指標として以下の数値を掲げております。これらを重要指標と認識し、企業価値の向上に努めてまいります。数値目標2027年3月期(第104期)「成長性/収益性」連結売上高570億円、経常利益63億円、経常利益率11%「効率性」 ROE10%、ROIC10%「株主還元」配当性向30%以上 (4)経営環境今後の当社グループを取り巻く経営環境は、米国の各種政策の影響や中国の景気低迷、地政学的リスクの長期化 等に注視する必要があります。このような情勢のもと、当社グループは変化する世界市場に向けた新技術・新製品の開発および各グループ会社との更なる連携と販売体制の強化に取り組んでまいります。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題機械装置部門においては、当社オンリーワン技術のDBC(Dual Beam Control)ファイバーレーザー切断機の更な る販売強化に努めていくとともに、機械性能向上並びに切断現場の自動化、省力化、IT化などを目指した研究開発 に注力してまいります。また、海外市場においてもDBCファイバーレーザー切断機の販売を強化してまいります。 高圧ガス部門においては、機械との一体販売の更なる推進などにより新規顧客の獲得に取り組むとともに、原材 料および物流コスト上昇等に伴う価格改定に取り組んでまいります。また、将来に向けたガス事業の構造改革とし て充填工場の再構築や配送の合理化を推進し、安全、安定供給および原価低減を図ってまいります。医療分野にお いては、酸素濃縮器レンタル、CPAPレンタルなどの強化と、原材料等のコスト上昇に伴う価格改定に取り組んでま いります。 溶接機材部門においては、アーク溶接機、ファイバーレーザー溶接機、溶接材料等の新製商品を、人手不足や脱 技能化といった課題解決に資する商材として拡販に努めてまいります。また、資材や運送費等の仕入価格高騰等に 伴う商品価格の改定に取り組んでまいります。 その他の部門においては、カーボンニュートラル時代を見据えた新製品として、水素を燃料とした排ガス処理装 置の開発に取り組んでまいります。また、ヘリウム液化関連機器の受注、半導体市場向けヘリウム回収精製装置の 開発など、ヘリウムリサイクル事業の拡大に取り組んでまいります。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における世界経済は、米国経済は底堅い個人消費に支えられ堅調に推移しましたが、欧州経済の 減速や中国経済の停滞感、地政学的リスクの継続などにより、先行き不透明な状況となりました。 また、わが国経済は、企業収益や所得環境の改善による個人消費の増加や、インバウンド需要の拡大により景気 は緩やかに回復しているものの、米国の通商政策等による不透明感や物価の高止まり等により、依然として予断を 許さない状況で推移しました。 当社グループの主需要先である造船業界は高い水準の手持ち工事量を維持しているものの、建設業界では鉄骨、 橋梁需要が減少し、産業機械業界では市況は低調に推移しました。 このような状況のもと、当社グループは中期経営計画で掲げた「世界市場での顧客満足の実現と収益基盤の強 化」に向けた取組を継続しました。 この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態 当連結会計年度末の資産合計は747億35百万円で、前連結会計年度末比12億58百万円の増加となりました。 当連結会計年度末の負債合計は291億63百万円で、前連結会計年度末比19億28百万円の減少となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は455億71百万円で、前連結会計年度末比31億87百万円の増加となりました。 b.経営成績 当連結会計年度の経営成績は、売上高552億6百万円(前年同期比7.4%増)、営業利益54億48百万円(同26.3%増)、経常利益60億46百万円(同17.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益36億33百万円(同18.9%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 機械装置は、売上高258億85百万円(同16.8%増)、セグメント利益49億31百万円(同45.8%増)となりました。 高圧ガスは、売上高204億0百万円(同1.5%増)、セグメント利益13億72百万円(同5.7%減)となりました。 溶接機材は、売上高81億64百万円(同2.2%減)、セグメント利益5億83百万円(同3.6%減)となりました。 その他は、売上高7億56百万円(同3.1%減)、セグメント利益1億92百万円(同16.7%減)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物残高は、164億93百万円と前連結会計年度末比3億2百万円の増加となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 営業活動によるキャッシュ・フローは36億67百万円の収入(前連結会計年度は42億66百万円の収入)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益が59億20百万円、減価償却費が16億31百万円計上した一方で、法人税等の支払額17億36百万、仕入債務の減少額11億89百万円、売上債権の増加額10億4百万円があったこと等によるものであります。 投資活動によるキャッシュ・フローは13億18百万円の支出(前連結会計年度は12億39百万円の支出)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出12億89百万円があったこと等によるものであります。 財務活動によるキャッシュ・フローは22億21百万円の支出(前連結会計年度は14億96百万円の支出)となりました。これは主に配当金の支払額8億42百万円、ファイナンス・リース債務の返済による支出7億2百万円、子会社の自己株式の取得による支出5億23百万円があったこと等によるものであります。 ③受注の実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称受注高(百万円)前年同期比(%)受注残高(百万円)前年同期比(%)機械装置18,081115.67,10193.7 (注)1.金額は販売価格によっております。 2.受注高及び受注残高につきましては、標準機・部品等の金額を含めておりません。(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容a.財政状態(資産合計) 当連結会計年度末の資産合計は747億35百万円で、前連結会計年度末比12億58百万円の増加となりました。 流動資産合計は416億86百万円で、前連結会計年度末比4億38百万円の増加となりました。これは主に現金及び預金が34億2百万円増加、受取手形及び売掛金が7億80百万円増加した一方、有価証券が29億99百万円減少、電子記録債権が10億13百万円減少したこと等によるものです。 固定資産合計は330億48百万円で、前連結会計年度末比8億20百万円の増加となりました。これは主に投資有価証券が4億45百万円増加、建物及び構築物が2億92百万円増加、工具、器具及び備品が2億34百万円増加したこと等によるものです。(負債合計) 当連結会計年度末の負債合計は291億63百万円で、前連結会計年度末比19億28百万円の減少となりました。 流動負債合計は225億65百万円で、前連結会計年度末比16億75百万円の減少となりました。これは主にその他に含まれる前受金が11億98百万円減少、電子記録債務が7億43百万円減少したこと等によるものです。 固定負債合計は65億97百万円で、前連結会計年度末比2億52百万円の減少となりました。これは主に長期借入金が2億68百万円減少したこと等によるものです。(純資産合計) 当連結会計年度末の純資産合計は455億71百万円で、前連結会計年度末比31億87百万円の増加となりました。これは主に親会社株主に帰属する当期純利益36億33百万円を計上し、剰余金の配当が8億42百万円あった結果、利益剰余金が27億91百万円増加したこと等によるものです。 b.経営成績(売上高) 売上高は、産業機械業界では受注が減少しましたが、建設業界・造船業界では市況に回復の動きがみられたことにより、前連結会計年度末比38億19百万円増加して552億6百万円となりました。(営業利益) 営業利益は、各種業務改善施策の実施や経費削減等を徹底したことにより、前連結会計年度末比11億33百万円増加して54億48百万円となりました。(経常利益) 経常利益は、前連結会計年度末比8億96百万円増加して60億46百万円となりました。(親会社株主に帰属する当期純利益) 親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度末比5億76百万円増加して36億33百万円となりました。 c.経営成績に重要な影響を与える要因 「第2 事業の状況 3.事業等のリスク」に記載のとおりであります。 d.セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容(機械装置) 売上高は、11月に「2024 KOIKEプライベートフェア」を開催し、DBC(Dual Beam Control)ファイバーレーザー切断機の納入ユーザー様による講演会や新たな切断技術である「厚板CW切断」による軟鋼40mmの高品質切断の実演等により、多数の引き合いを獲得しました。また、自動化、省力化、IT化などお客様の課題解決を実現する新製品を販売開始し新規顧客の獲得が進みました。海外市場においてはサウジアラビアの新造船所向けの設備納入が進んだことにより、前連結会計年度末比37億25百万円増加して258億85百万円となりました。 セグメント利益は、前連結会計年度末比15億48百万円増加して49億31百万円となりました。 セグメント資産は、売上債権が増加したことにより、前連結会計年度末比22億88百万円増加して244億25百万円となりました。(高圧ガス) 売上高は、産業ガス分野においては、原材料や物流コストの高騰等に伴う価格改定、深耕拡大および新規拡販活動に注力しました。医療分野においては、仕入価格の上昇等に伴う価格改定、CPAPレンタルや院内感染防止対策機器の営業活動を強化したことにより、前連結会計年度末比2億97百万円増加して204億0百万円となりました。 セグメント利益は、前連結会計年度末比82百万円減少して13億72百万円となりました。 セグメント資産は、売上債権が減少したことにより、前連結会計年度末比4億33百万円減少して161億54百万円となりました。 (溶接機材) 売上高は、新商品であるファイバーレーザー溶接機の販売に成果を上げることができましたが、建設・産業機械業界の需要低迷や輸入商材の価格高騰を背景に溶接材料などの出荷量が減少したことにより、前連結会計年度末比1億79百万円減少して81億64百万円となりました。 セグメント利益は、前連結会計年度末比21百万円減少して5億83百万円となりました。 セグメント資産は、売上債権が減少したことにより、前連結会計年度末比2億84百万円減少して50億86百万円となりました。 (その他) 売上高は、海外向けの排ガス処理装置の販売は好調に推移しましたが、ヘリウム回収精製装置の受注が減少したことにより、前連結会計年度末比24百万円減少して7億56百万円となりました。 セグメント利益は、前連結会計年度末比38百万円減少して1億92百万円となりました。 セグメント資産は、売上債権が増加したことにより、前連結会計年度末比78百万円増加して4億4百万円となりました。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローは、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、運転資金需要のうち主なものは、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであります。 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は72億34百万円となっております。また、現金及び現金同等物の残高は164億93百万円となっております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。見積りについては、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果はこれらと異なる場合があります。
事業リスク
- 売上計上時期の遅延リスク中大型切断機や溶接機械、配管工事などは検収基準で売上を計上するため、取引先の準備遅れや海外での政変などにより、据付工事が滞り、売上計上が遅れる可能性があります。これにより、業績が計画を下回る可能性があります。
- 他社との競合激化リスク主に機械装置部門における中大型切断機や溶接機械は受注生産ですが、競合他社との競争が激化することで、受注価格が低下し、収益性が悪化する可能性があります。新技術開発や価格競争力維持が常に求められます。
- 売上債権管理上のリスク売上債権の回収状況は常にチェックされていますが、取引先の業績悪化などにより、売上債権の回収が遅延したり、貸倒れが発生したりする可能性があります。これは、会社の資金繰りや財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。(1)売上計上時期の遅延によるリスク 当社グループでは、機械装置部門の中大型切断機、溶接機械等、高圧ガス部門の配管工事等の売上計上基準については検収基準を採用しておりますが、取引先の受入準備の遅れや、海外への輸出については現地における政変等環境の悪化により据付工事の進行に支障をきたし、その結果、検収ずれが生じ、売上計上時期が遅延する可能性があります。 当社グループは、製造や工事の進捗管理を慎重に行い、計画通りに納入できるよう努めております。 (2)他社との競合によるリスク 当社グループでは、主に機械装置部門の中大型切断機、溶接機械等については受注生産を行っておりますが、他社との競争の激化による受注価格の低下等により当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 当社グループは、新技術・新製品の開発と価格競争力等により、競合他社に対応できるよう努めております。 (3)売上債権管理上のリスク 当社グループでは、売上債権の管理については取引先ごとに回収状況、滞留状況のチェックを行っております。今後も当社グループ全体で債権管理を強化し、滞留債権の発生防止に努めてまいりますが、取引先の業績悪化等による売上債権の回収遅延や貸倒れが発生する可能性があります。 当社グループは、取引先の情報収集、与信管理、債権保全等リスクの最小化に努めております。