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ウエスコホールディングス

サービス業 情報通信・サービスその他

研究開発費(時系列)

年度R&D費用(億円)設備投資(億円)
2025-07 - 2
2024-07 - 2
2023-07 - 3
2022-07 - 4
2021-07 - 4

研究開発活動(本文)

FY2025|4,156 文字
6 【研究開発活動】当社グループの事業活動は、総合建設コンサルタント事業、スポーツ施設運営事業、水族館運営事業と多岐に事業展開をしており、グループ間で相互連携体制を構築し、研究開発活動を推進しております。当社グループの主力事業である総合建設コンサルタント事業においては、技術的な競争優位性確保のため、CIM技術や防災・減災関連業務の研究開発に取組んでおります。これらの状況により、当連結会計年度における研究開発費の総額は、前連結会計年度比で4百万円増加し、56百万円となりました。当連結会計年度のセグメントごとの研究開発内容は、次のとおりであります。 (総合建設コンサルタント事業)(1) インフラDXの推進建設コンサルタント分野では、「未来に残す、自然との共生社会」という企業理念のもと、最新の計測機器を駆使し、柔軟なアイデアと豊富な経験でインフラDXを推進し、地域社会をより安全に、より住みやすくしていきます。DXの推進により企業内イノベーションを進め、3次元計測システムを活用したCIM技術の推進、AI、ビッグデータを活用した業務への展開を図ります。技術開発にあっては、関連企業との業務提携も積極的に進め、開発したウエスコブランド技術を通じて、新たな社会のニーズに対応していくとともに、地域社会に対して、最先端技術のワンストップサービスを展開していきます。 (2) 研究開発活動の取組当社は、イノベーションによる新たな事業展開・拡大の取り組みの一環として、ウエスコのブランド化を実現するため、様々な「技術研究開発」に取組んでいます。活動項目概要IoT音声自動転送システムの高度化と効率的な環境調査技術の開発音声自動転送システムにおける鳴き声のAI解析、画像転送システムを用いた猛禽類調査の高度化、水質データの自動転送システムの検討UAV等を用いて撮影したオルソ画像による地形・地物の自動抽出、図化の開発UAVで撮影したオルソ画像とOpenStreetMapを組み合わせた手法を提案し、地形や地物の位置を自動取得し,図面化する技術の開発3D都市モデル作成および可視化技術開発PLATEAU3D都市モデル技術を社会実装し、LOD2までの成果作成、可視化技術の開発マルチビームによる高精度・高効率な水域環境調査技術の開発マルチビームによる高精度・高効率な水域探査技術(予備調査:海底地形・藻場分布)の開発昼夜を問わない飛翔動物の3次元計測動物、昼間の飛翔体(大型~中型鳥類)の3次元データ計測技術の開発MMSを用いた高効率な建築限界確認技術の開発MMSを用いた道路建築限界へ侵入した樹木を抽出する技術を開発、システムの開発稠密重力探査によって土砂崩壊の発生ポテンシャルを評価する手法の実装稠密重力探査によって土砂崩壊の発生ポテンシャルを評価する手法の実装衛星データを用いた盛土箇所検出用AIモデルの開発衛星データを用いた盛土箇所検出用AIモデルプロトタイプ開発、盛土箇所の検出規模とSARデータの適用性評価を検討地中レーダ波形解析における異常信号箇所の自動抽出ツールの開発路面下空洞調査において、調査結果の地中レーダ波形解析における空洞箇所の自動抽出ツールの開発まちづくり・都市デザイン競技参画と技術研究河川、自然環境、水インフラ、緑地などの広いテーマで「まちづくり競技」への参加とまちづくり技術の研究自然保全地域の創出・利活用方針の事業スキーム開発環境保全、資源活用の方向性の研究、自然保全地域の創出・利活用方針の事業スキーム開発環境DNAを活用した環境調査の高度化環境DNAを活用した環境調査の高度化の共同研究、環境DNAの水国調査等への実装に向けた技術体系の構築橋梁点検の効率化に向けた技術開発の適用性検討橋梁のひび割れについて、撮影時期が異なる同一箇所の解析画像の相違点を抽出するプログラムの作成防災・減災対策等のための三次元データシュミレーションに関する研究岡山大学北側法面を実験場所として活用、防災・減災対策等のための三次元データシュミレーションに関する研究 (3) 人材開発に関する取り組み先端技術の習得、総合技術力の向上のため、公的研究機関や大学等へ社員を出向させるなど人材開発に取り組んでいます。公的研究機関および大学での主な研究内容は、次の通りです。 <CIM関連>無電柱化の推進に関する事業のスピード化・コスト縮減の研究<道路交通関連>道路事業の評価手法の検討、交通処理技術の研究<環境関連>河川環境への航空レーザ測量データ等の活用に関する研究環境に配慮した水質浄化技術の研究西日本の島々の植生の発達要因に関する研究<防災関連>環境DNAによる環境情報の高度化に関する共同研究<海外事業展開>海外事業の展開に関連した人材育成 (4) 研究開発の進捗状況と成果研究開発の進捗状況と成果を以下に示します。・「IoT音声自動転送システムの高度化と効率的な環境調査技術の開発」では、音声自動転送システムにおける鳴き声のAI解析プログラムを構築しました。AI解析は、これまで人力で行っていた場合と比較して処理時間は10%以下に抑えられ効率的でした。また、画像転送システムの高度化は、画像転送機能を備えたカメラに望遠鏡を接続した装置を開発し、繁殖しているノスリ(中型の猛禽類)の巣を定時撮影し、より詳細な繁殖状況を取得しました。水質データの自動転送システムの検討は、自動転送の対象となる水質項目として、pHおよびEC(電気伝導率)を選定しました。配線図の確定、装置の組み立て、自動転送の機器の組み立てが完了しました。今後測定精度の向上を進めることとしております。・「UAV等を用いて撮影したオルソ画像による地形・地物の自動抽出、図化の開発」は、AI技術による交差点や横断歩道の自動図化を行うものでした。自動図化のソフト開発は作成できましたが、オルソ画像の品質によって抽出漏れが発生しております。今後の実用化については、さらなる検討が必要です。・「3D都市モデル作成および可視化技術開発PLATEAU」は、プラトー補助事業の活用を前提としたビジネスモデルを想定しており、基本セットのLOD1,2のデータ整備技術の実装を行いました。LOD2までの成果を作成できる環境が整いました。・「マルチビームによる高精度・高効率な水域環境調査技術の開発」は、須磨海岸の自然人工藻場を対象とし、マルチビーム・水中オルソ撮影等による水草調査を現地の状況に応じて複数パターンで実施し、水草の現存量を把握することが可能となりました。また、水草周辺の堆積物の蓄積や移動について、泥質土の堆積状況のマルチビーム計測を進めることとしております。・「昼夜を問わない飛翔動物の3次元計測」は、レーザースキャンを活用した風力発電の環境調査技術の開発です。レーザースキャンにより動物の3次元計測の有効性が確認されました。今後、AI分析により飛翔動物の分析・解析を進めることとしております。・「MMSを用いた高効率な建築限界確認技術の開発」は、MMSで観測した点群データをソフト上で解析し、道路建築限界へ侵入した樹木を抽出する技術を開発しました。建築限界を逸脱する樹木等を効率よく抽出するシステムのプロトタイプが完成し基礎的な技術を確立することができました。・「稠密重力探査によって土砂崩壊の発生ポテンシャルを評価する手法の実装」は、土砂崩壊箇所において、正確な土砂発生量を把握する新しい手法の研究です。新たな研究の手法として、ラコスト重力計を用いた稠密探査(従来の簡易貫入試験の代わりに、ラコスト重力計を使った高密度な探査で土層厚を推定)と、レーザプロファイラによる微地形測量(レーザプロファイラを用いて詳細な微地形を測量)の手法を組み合わせることで、土砂崩壊発生ポテンシャルの評価フローを実務レベルで実装できました。今後は、重力解析パッケージの完成を目指します。・「衛生データを用いた盛土箇所検出用AIモデルの開発」は、異なる二時期の衛星データの変化で盛土を抽出する手法の確立と、自動抽出できるAIの作成を行うものです。AIによる盛土個所の検知について、漏れた箇所や誤って検知した箇所が発生しています。AI開発について、更なる精度向上を進めるものであります。・「地中レーダ波形解析における異常信号箇所の自動抽出ツールの開発」は、路面下空洞探査で取得したデータの波形解析において、異常信号箇所の自動抽出を行うツールの開発を行いました。今後、本モデルのシステム化を目指します。・「まちづくり・都市デザイン競技参画と技術研究」は、河川、自然環境、水インフラ、緑地などの広いテーマでの「まちづくり競技」へ参加し、まちづくり技術を結集したパンフレットを作成し出展しました。・「自然保全地域の創出・利活用方針の事業スキーム開発」は、行政や民間企業が自然環境保全(生態系保全)又は自然再興(ネイチャーポジティブ)を推進する際に、それらの仲介・コンサルティングを行う事業スキームの開発を行いました。・「環境DNAを活用した環境調査の高度化、環境DNAの水国調査等への実装に向けた技術体系の構築」は、環境DNAを活用した環境調査の高度化を、国立研究開発法人土木研究所と合同で行いました。・「橋梁点検の効率化に向けた技術開発の適用性検討」は、橋梁のひび割れについて、撮影時期が異なる同一箇所の解析画像を比べ、その相違点を抽出するプログラムを作成しました。AI解析によるひび割れの図面化は,概ね一致するものが作成できました。しかし、撮影条件の影響、構造物の変形・画像合成の影響、AIの学習の影響があり、微小なずれが発生しております。今後、さらなる研究を行う予定です。・「防災・減災対策等のための三次元データシュミレーションに関する研究」は、斜面安定対策工の排水ボーリングの効果の評価と、排水ボーリング用の塩ビ管に貼付した光ファイバーによる斜面の変動モニタリングを実施中です。当連結会計年度の総合建設コンサルタント事業における研究開発費は、56百万円であります。

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