ニッキ(6042)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 84 | 5 | 5 | 5 | 7.4 | 52.5 | 14.0 | 50.4 |
| FY2018 | 92 | 9 | 7 | 6 | 9.3 | 350.7 | 80.0 | 53.0 |
| FY2019 | 79 | 8 | 8 | 10 | 10.4 | 426.6 | 85.0 | 57.1 |
| FY2020 | 75 | 6 | 5 | 4 | 6.5 | 260.1 | 85.0 | 57.4 |
| FY2021 | 59 | 2 | 3 | -2 | 3.1 | 135.3 | 55.0 | 61.4 |
| FY2022 | 88 | 11 | 9 | -17 | 10.1 | 483.5 | 70.0 | 51.1 |
| FY2023 | 88 | 12 | 9 | -19 | 8.9 | 459.7 | 80.0 | 48.4 |
| FY2024 | 94 | 9 | 22 | -5 | 17.7 | 1,184.7 | 110.0 | 53.6 |
| FY2025 | 84 | 9 | 6 | -7 | 4.8 | 339.3 | 110.0 | 55.8 |
| FY2026 | 93 | 11 | 10 | 8 | 6.8 | 511.9 | 120.0 | 57.3 |
バフェット流モート診断
総合スコア:5/25 主要モート:none 持続性:判定中
財務データが未収録のため、ブランド力、特許、規制ライセンス、IPなどの無形資産に関する具体的な評価は困難です。公開情報からは、ニッキが特定の無形資産で顕著な競争優位を築いているという証拠は見当たりません。
ニッキの製品(主に自動車部品)は、自動車メーカーのサプライチェーンに組み込まれており、一度採用されると仕様変更や代替部品の選定にコストと時間がかかる可能性があります。しかし、部品の汎用性や代替技術の出現により、スイッチング・コストは限定的と考えられます。
ニッキの事業モデルは、ユーザー数が増えることでサービスの価値が高まるネットワーク効果を生むものではありません。BtoBビジネスであり、直接的なネットワーク効果は期待できません。
輸送用機器部品業界は一般的に価格競争が激しいですが、ニッキが長年の事業継続で培ってきた生産ノウハウやサプライヤーとの関係により、一定のコスト競争力を維持している可能性があります。しかし、構造的なコスト優位性を示す具体的なデータはありません。
ニッキは特定のニッチ市場において一定のシェアを占めている可能性がありますが、業界全体で見ると、大手競合と比較して規模の経済による顕著な優位性があるとは言えません。効率的な生産体制や販売網の構築は進めていると考えられます。
競合との比較優位
強気シナリオ
自動車業界のEVシフトや自動運転技術の進展に伴う、ニッキの新規部品開発・供給能力の向上。
既存顧客との強固な関係維持による、安定した受注と収益基盤の確保。
グローバルな自動車サプライチェーンにおける、ニッキのサプライヤーとしての地位強化。
弱気シナリオ(モート侵食)
自動車業界全体の景気後退や、主要顧客である自動車メーカーの生産台数減少による業績への影響。
競合他社による、より低価格または高性能な代替部品の開発・投入。
原材料価格の高騰や為替変動が、ニッキの収益性を圧迫するリスク。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
ニッキへの投資が失敗するには、まず自動車業界全体が長期的な構造不況に陥り、新車販売台数が回復不能なほど低迷することが必要です。次に、ニッキが開発・製造する部品が、技術革新(例:EV化、自動運転)によって陳腐化し、代替技術に取って代わられるか、あるいは競合他社がより優れたコスト競争力や技術力を持つ製品を開発し、ニッキの市場シェアを急速に奪うシナリオが考えられます。さらに、主要顧客である自動車メーカーが、部品調達先を大幅に集約したり、内製化を進めたりすることで、ニッキの取引量が激減することも、投資失敗の要因となり得ます。これらの複合的な要因が同時に発生した場合、ニッキの持続的な競争優位性は失われ、収益性は著しく悪化するでしょう。
5年後のモート予測
EV・自動運転関連部品へのシフトが成功し、新規受注が拡大。技術革新をリードし、市場シェアを伸ばすことで、売上・利益ともに大幅な成長を遂げる。
自動車業界の緩やかな回復と、既存事業の安定性を背景に、緩やかな成長を維持。EV関連への投資は進めるが、大きなブレークスルーは見られない。
自動車業界の低迷が長期化し、EVシフトへの対応も遅れる。競合との価格競争も激化し、収益性が悪化。事業再編の必要に迫られる可能性も。
直近の適時開示
- 2026-06-30 臨時報告書