7267

本田技研工業(7267)に経済的な堀はあるか

輸送用機器 自動車・輸送機

株価

現在株価
1,733
2026-09-01
時価総額
66,800 億円

主要指標

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株価推移

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▶ 詳細チャート(日足/週足/月足切替)

10年財務トレンド

年度 売上(億) 営業利益(億) 純利益(億) FCF(億) ROE(%) EPS(円) 配当(円) 自己資本比率(%)
FY2015 146,012 5,034 3,445 5,159 4.9 191.2 37.1
FY2016 139,992 8,407 6,166 2,345 8.2 342.1 38.5
FY2017 153,611 8,336 10,593 3,726 12.9 590.8 92.0 41.0
FY2018 158,886 7,264 6,103 1,984 7.1 346.0 100.0 40.5
FY2019 149,310 6,336 4,557 3,599 5.5 260.1 111.0 39.2
FY2020 131,705 6,602 6,574 2,755 7.0 380.8 112.0 41.4
FY2021 145,527 8,712 7,071 13,036 6.6 411.1 110.0 43.7
FY2022 169,077 7,808 6,514 14,510 5.7 384.0 120.0 45.3
FY2023 204,288 13,820 11,072 -1,200 8.5 225.9 120.0 42.6
FY2024 216,888 12,135 8,358 -6,498 6.6 178.9 40.1

バフェット流モート診断

無形資産
●●●○○
3/5
スイッチング
●●○○○
2/5
ネットワーク
○○○○○
0/5
コスト優位
●●○○○
2/5
効率規模
●●●●○
4/5

総合スコア:11/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中

無形資産3/5

ホンダは「ホンダ」ブランドの強力な認知度と、二輪車市場における世界トップシェア(年間約1700万台)という地位を確立している。四輪車でも長年の歴史と技術力に裏打ちされたブランドロイヤリティを持つ。特に、スーパーカブのような象徴的な製品は、長年にわたり顧客の信頼と愛着を獲得している。

スイッチングコスト2/5

四輪車においては、ブランドロイヤリティは存在するものの、他社への乗り換えコストは限定的である。中古車市場でのリセールバリューの高さはブランド力を示すが、それが直接的な乗り換え障壁となるわけではない。二輪車においては、特定のモデルやブランドへの愛着が強い層も存在するが、これも限定的と言える。

ネットワーク効果0/5

ホンダの事業モデルにおいて、ユーザー数の増加が製品やサービスの価値を直接的に高めるネットワーク効果は、現時点では主要な競争優位性とはなっていない。コネクテッド機能の拡充などは進めているが、プラットフォームとしての広がりは限定的である。

コスト優位2/5

長年の生産経験とサプライチェーンの最適化により、一定のコスト競争力は有している。特に二輪車においては、規模の経済と効率的な生産体制がコスト優位に寄与している可能性がある。しかし、EVシフトへの対応や研究開発費の増加は、コスト構造に影響を与える可能性がある。

規模の経済4/5

二輪車市場においては、圧倒的な世界トップシェア(年間約1700万台)を誇り、規模の経済を最大限に活かしている。四輪車市場では中堅の位置づけだが、グローバルに展開する生産・販売網は巨大であり、一定の効率規模を有している。この規模は、研究開発や部品調達における交渉力にも繋がる。

競合との比較優位

トヨタ自動車

トヨタは四輪車市場で圧倒的な規模とブランド力、ハイブリッド技術における先行優位性を持つ。EVシフトへの対応はホンダより慎重だが、その分リスク分散ができている側面もある。ホンダは二輪車での強みがあるが、四輪ではトヨタに規模・収益性で劣る。

スズキ

スズキは小型車および二輪車市場で強みを持つ。特にインド市場での高いシェアはホンダにとって強力な競合となる。ホンダは二輪車で世界一だが、スズキも有力なプレイヤーであり、地域によっては激しい競争となる。

SUBARU

SUBARUは独自のAWD技術と安全性能に強みを持つニッチなブランド。ホンダのような総合自動車メーカーとは戦略が異なる。ホンダはより広範な市場をターゲットとしているが、SUBARUの顧客層からの支持は厚い。

強気シナリオ

EVシフトへの積極的な投資と技術開発による競争力強化

二輪・四輪双方でのグローバルブランド力の維持・向上

新たなモビリティサービスや事業領域の開拓による収益源の多様化

弱気シナリオ(モート侵食)

EVシフトの遅延による競合他社への競争力低下

新興国市場における価格競争の激化と収益性の悪化

サプライチェーンの混乱や地政学的リスクによる生産・販売への影響

反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)

ホンダの投資が失敗するには、まず「規模の経済」という主要なモートが崩壊する必要がある。これは、二輪車市場における圧倒的なシェアが、新興メーカーの低価格攻勢や、既存大手メーカーの戦略転換によって急速に侵食されるシナリオだ。具体的には、中国やインドのメーカーが、ホンダと同等以上の品質を持ちながら、大幅に低いコストで製品を供給できるようになり、ホンダの価格設定力が失われる状況が考えられる。また、四輪車市場においても、EV化の波に乗り遅れ、トヨタや欧米メーカーの後塵を拝し続けることで、ブランドイメージと販売台数の両方が低下し、規模の経済が維持できなくなることも考えられる。さらに、ホンダの強みである「ホンダらしさ」という無形資産が、グローバルなトレンドや規制の変化に対応できず、陳腐化してしまうことも、モートの崩壊を加速させるだろう。

5年後のモート予測

強気

EV技術の確立とグローバル展開の加速により、四輪車事業の収益性が大幅に向上。二輪車事業の安定した収益基盤と合わせ、持続的な成長軌道に乗る。新たなモビリティサービスも成功し、企業価値が向上する。

中立

EVシフトは緩やかに進むが、既存の内燃機関車事業も一定の収益を確保。二輪車事業は堅調に推移し、全体として安定成長を続ける。競争環境の厳しさから、大幅な成長は限定的となる。

弱気

EVシフトへの対応が遅れ、競争力を失う。特に中国市場での苦戦が響き、二輪・四輪ともに販売台数が減少。サプライチェーン問題や原材料高騰も重なり、収益性が悪化し、株価への下押し圧力となる。

グレアム防衛的投資家 7基準

1. 適切な企業規模 時価総額 66,800億
2. 健全な財務 自己資本比率 40.1%
3. 利益の安定性 10年連続黒字
4. 配当の継続性 ?年連続配当
5. 利益成長 EPS 3年成長 -24.2%
6. 適度なPER PER 8.0倍
7. 適度なPBR PBR 0.50倍

合格数:5/7 防衛的投資家候補水準

直近の適時開示

同業他社

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