大谷工業(5939)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 56 | 3 | 2 | 3 | 10.5 | 31.8 | 3.0 | 49.0 |
| FY2018 | 58 | 3 | 2 | 2 | 9.0 | 298.7 | 30.0 | 52.3 |
| FY2019 | 62 | 2 | 2 | 5 | 7.5 | 266.6 | 30.0 | 52.5 |
| FY2020 | 60 | 3 | 2 | -1 | 7.6 | 286.0 | 30.0 | 58.9 |
| FY2021 | 61 | 3 | 2 | 1 | 6.6 | 265.1 | 30.0 | 58.6 |
| FY2022 | 64 | 2 | 1 | -3 | 3.9 | 163.0 | 30.0 | 58.8 |
| FY2023 | 72 | 3 | 2 | -0 | 5.1 | 223.2 | 30.0 | 54.3 |
| FY2024 | 79 | 4 | 3 | -1 | 9.0 | 429.4 | 30.0 | 51.8 |
| FY2025 | 79 | 5 | 4 | 4 | 9.1 | 473.8 | 30.0 | 53.9 |
| FY2026 | 75 | 4 | 3 | -7 | 6.7 | 381.2 | 30.0 | 57.8 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
財務サマリに時系列データが未収録であり、ブランド力や特許などの無形資産に関する具体的な情報は確認できませんでした。金属製品業界において、特定の強力なブランドや特許が競争優位の源泉となっている兆候は見られません。
金属製品の調達において、顧客が特定のサプライヤーから切り替える際には、仕様確認や品質テスト、新たなサプライヤーとの関係構築に一定の手間やコストが発生する可能性があります。しかし、これが顧客にとって非常に大きな損失となるほどのスイッチング・コストを生み出すかは不明瞭です。
金属製品の製造・販売事業において、ネットワーク効果が競争優位の源泉となる構造は見られません。製品の利用者が増えることで、製品自体の価値が向上するようなビジネスモデルではありません。
金属製品業界は一般的に価格競争が激しい傾向にあります。大谷工業が長年にわたり一定の収益性を維持していることから、原材料調達、製造プロセス、物流などにおいて、何らかのコスト管理能力や効率化の努力が推測されますが、構造的なコスト優位性は明確ではありません。
金属製品業界は多岐にわたる製品群が存在し、その中で大谷工業が特定のニッチ市場や製品群において、一定の規模の経済性を享受している可能性があります。業界全体で見た場合、大手企業との競争はありますが、特定の領域での効率的な生産・供給体制が競争力に寄与していると考えられます。
競合との比較優位
強気シナリオ
特定の金属製品分野における高いシェアと安定した顧客基盤の維持
製造プロセスの継続的な改善によるコスト競争力の維持・向上
新規顧客開拓や高付加価値製品へのシフトによる収益拡大
弱気シナリオ(モート侵食)
原材料価格の変動による収益性の悪化
競合他社による低価格攻勢や技術革新への対応遅れ
主要顧客の需要減少や取引条件の悪化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
大谷工業の競争優位性が失われるシナリオは、まず、同社が依存している特定の金属製品市場が縮小するか、あるいはその市場において、より技術力が高く、かつ低コストで製品を供給できる新規参入企業や既存競合が出現した場合に考えられます。また、同社が長年培ってきた製造ノウハウやサプライヤーとの関係性が、デジタル化や新たな素材技術の登場によって陳腐化し、規模の経済性が失われることも考えられます。さらに、顧客が仕様変更や代替素材への移行を容易に行えるようになり、スイッチング・コストが低下した場合も、同社の地位は揺らぐでしょう。最終的には、経営陣の戦略ミスや、市場の変化への適応能力の欠如が、これらの要因を増幅させる可能性があります。
5年後のモート予測
安定した需要が見込まれる既存製品群でのシェア維持と、高付加価値製品への展開により、緩やかながらも着実な増収増益を達成する。
既存事業の安定性を維持しつつ、市場環境の変化に対応しながら、現状維持に近い業績推移となる。
原材料価格の高騰や競争激化により、収益性が圧迫され、業績は低迷する可能性が高い。