研究開発活動(本文)
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FY2025|2,948 文字
6 【研究開発活動】当社グループは、2030年までの長期的に目指す姿としてVISION2030を定め、『サステナブルで豊かな暮らしに貢献』『多角化した経営』を掲げ、中期経営計画の基本方針のもと、「持続的な成長」に向けた研究開発に取り組みました。 その結果、当連結会計年度における研究開発費の総額は2,548百万円となりました。セグメントごとの研究開発活動を示すと、次のとおりであります。 (建材事業)建材事業では、環境配慮とユニバーサルデザインを基本に、「性能」「機能」「ロングライフ」の3つの要素を使う人の立場に配慮して盛り込み、安心・安全で快適な空間と生活に寄与することを目指した商品開発を実施しております。建築物の省エネルギー化が求められる中、ビル用・住宅用建材分野において、開口部の断熱性能向上が重要な課題となっております。当社では、この社会的要請に応えるべく、ビル用・住宅用共通の設計思想に基づいた次世代高断熱サッシの開発を進めており、高品質と生産性の両立を目指しております。ビル建材分野では基幹サッシ「MTG-70R」、改修用アルミ樹脂複合サッシ「Grows(グラウス)-R」の個別防火認定品の仕様拡充を図りました。新型コロナウイルス感染症の流行以降いまだ換気に対する注目は高く、屋外側に面格子が取り付けられた状態でも開閉に支障のない採風窓として「防火型MTG-70R 上げ下げ窓」を開発いたしました。また、2022年9月に発売した「Grows(グラウス)-R」の強化として、FIX窓の個別防火対応、引違い窓のW寸法の拡大、レバレッジ引手の追加を行いました。住宅分野では断熱性能、レジリエンス機能に優れた玄関ドア「プロノーバ2」を開発いたしました。アルミ樹脂複合枠+高性能断熱パネルにより業界最高水準となる熱貫流率を実現した「Fクラス(ファーストクラス)」をはじめ、3つの断熱クラスから選べる体系といたしました。一方、レジリエンス機能では、床下浸水を想定した玄関ドア下端から200mmにおいて、業界初の浸水防止性能Ws-3等級相当を確保しており、強風や突風時の急激なドアの開きによる衝突を防止するバックチェック機能付ドアクローザの標準装備や、最大瞬間風速57m/秒に耐える耐風圧性能S-4等級(片開きドア)など、住まいを守る防災力を追求いたしました。エクステリア分野では、2050年カーボンニュートラル実現に向けた取り組みが広がるなか、ソーラーカーポート架台「エネジアース」のバリエーションを拡充し、産業用ソーラーカーポート分野に本格参入いたしました。積雪の少ない一般地域から多雪地域までの対応や、前方の柱がなく車の出し入れがしやすい後方支持式を開発いたしました。両面タイプの太陽光パネルを屋根材として組み込める一体型構造のスリムな屋根デザイン、優れた排水構造や高品質・高強度が評価され、2024年グッドデザイン賞を受賞いたしました。研究開発費総額は1,660百万円であります。 (マテリアル事業)マテリアル事業では、「成長を促す技術の強化」を中期基本方針とし、強みとする基盤技術の更なる強靭化と、当社の成長に資する革新的な新技術の開発を目指した研究開発活動を推進しております。当社の成長事業と位置付ける自動車を中心とした輸送分野においては、競争力の高い高性能押出用アルミニウム合金の早期拡充に向けて、リサイクル性に優れる6000系アルミニウム合金を主体に、実験と計算科学の両面からのアプローチによる効率的な新合金開発を推進中であります。さらには、押出形材を自動車の機能部品に適用する上で不可欠な、形材特性から機能部品としての要求性能をシミュレーションする技術構築にも引き続き注力しております。一方、カーボンニュートラルの実現に向けて、サステナブルな材料循環に資するアルミリサイクル技術の開発にも引き続き取り組んでおります。当連結会計年度は新幹線再生アルミをリサイクルし、製造時のCO2排出量を大幅に削減した低炭素アルミニウム合金を開発、サッシ等の建材への新規採用に貢献しております。また、2022年7月より開始した国立大学法人富山大学との共同研究講座では、アップグレードリサイクルの研究に精力的に取り組んでおり、産学連携による高度なリサイクル技術の研究開発を通じて若手技術者の育成にも尽力しております。アルミニウム材料を扱う様々なお客様やサプライチェーンとの連携もさらに強化しながら、引き続き取り組みを推進してまいります。マグネシウム関連事業では、当社が開発した新規難燃性マグネシウム合金の早期実用化に向け、鉄道事業関連企業と協働した次世代高速車両の外装・内装部材への適用技術開発を継続しております。ターゲットとする部材を新たに追加するなど、実用化の実現を加速させております。研究開発費総額は817百万円であります。 (商業施設事業)商業施設事業では、環境配慮と市場環境及び自然環境の変化に対応した商品開発を推進しており、消費行動の変化に伴う決済サービスの多様化並びに労働人口減少、多国籍労働者・シニア労働者の増加など働き方の変化に対応した商品開発、加えて再生可能エネルギーや樹脂資源循環など環境配慮に向けての課題に注力しております。「省人化・省力化」の面では、重量センサーを搭載し商品の増減を感知できる無人販売什器をお客様と連携し設計開発に継続的に取り組んでおります。増え続ける医薬品により保管場所の不足や、薬を処方する薬剤師の作業負荷が増大しており、収納量の拡大と機能性の向上に努め、品種・寸法設定を増やし働きやすい環境を提供できる「新型調剤什器」を発売いたしました。「省エネ化・省資源化」では、CO2排出量軽減に向けて、再生可能エネルギーを活用するソーラー技術を商品に搭載するための研究・検証を進めております。また、急激に変化している自然環境に向けてバッテリー技術の研究・検証を進めるとともに、不具合検知システムの検討にも着手しております。樹脂の資源循環に関しては、工場端材をリサイクルした商品の検討、梱包プラスチック系副資材の紙化、再生材化、再利用化の調査・検討を行い、実用化に向け各種試験検証を進めております。また、産学連携によるロボット技術の探求を進め、未来店舗の在り方を議論しております。当社の主力得意先である量販店様に対し、決済サービスの多様化に伴うカウンターやセルフレジ什器など販売促進什器や、シニア労働者に向けた作業軽減アイテムなどの新たな需要の取り込みに向け、積極的に商品提案を行い、受注領域の拡大を図ってまいります。また、樹脂資源循環やCO2排出量軽減、アルミや紙などリサイクル素材の活用など環境に配慮した商品開発を推進してまいります。研究開発費総額は70百万円であります。 (国際事業)欧州・タイ・中国に展開した押出事業においては、自動車・産業機械・鉄道・航空・建材を主要分野とし、各分野で顧客との密接なプロジェクトにより、顧客が将来に向け求める技術及び製品の開発、市場調査等を実施しておりますが、当連結会計年度に研究開発費として計上するものはありません。
FY2024|3,125 文字
6 【研究開発活動】当社グループは、2030年までの長期的に目指す姿としてVISION2030を定め、『サステナブルで豊かな暮らしに貢献』『多角化した経営』を掲げ、中期経営計画の基本方針のもと、「変化する国内市場への対応」「長期成長への仕込み」に向けた研究開発に取り組みました。 その結果、当連結会計年度における研究開発費の総額は2,320百万円となりました。セグメントごとの研究開発活動を示すと、次のとおりであります。 (建材事業)建材事業では、環境配慮とユニバーサルデザインを基本に、「性能」「機能」「ロングライフ」の3つの要素を使う人の立場に配慮して盛り込み、安心・安全で快適な空間と生活に寄与することを目指した商品開発を実施しております。ビル建材分野では、換気に関する商品ラインナップ強化として、主力サッシMTG-70R用網戸2種を開発いたしました。サッシ一体型網戸「ビルトイン網戸」は窓を開けるとネットが引き出せるサッシ一体型網戸で、窓を閉めた状態では網戸が露出しないため、網戸が汚れにくく、優れた意匠性や眺望性を確保いたします。「脱落防止用可動網戸」は中高層ゾーンを対象に、枠掛かりを強固にして、網戸の脱落を防止する安全仕様に加え、戸先自動ロックをオプション設定いたしました。また、中低層ビル・マンション用のアルミ手摺として「N-SLIM(エヌスリム)」を開発しました。高性能手摺「FINEMASTER(ファインマスター)」の安心・安全設計を踏襲しており、接合部の負荷を軽減する部材形状や、ゆるみ止めねじを採用しながら、スリムでシンプルなフォルムを実現しております。住宅建材分野では、2050年カーボンニュートラル実現に向け、開口部の高断熱化へのニーズが加速度的に高まっております。これは新築戸建て住宅だけでなくリフォームにおいても同様で、国策の活性化支援の「先進的窓リノベ2024事業」に代表されます。対応として新たに「ノバリス玄関ドア高断熱仕様」を開発いたしました。Sグレード対象の熱貫流率1.33W/㎡・Kと高い断熱性能に加え、様々な外観に調和するデザインとカラーが特長であります。また主力玄関ドアでは、住まいを守るレジリエンス機能と上質な心地良さを兼ね備えた「ファノーバ2」へとモデルチェンジいたしました。近年脅威を増す暴風雨や台風から住まいを守るレジリエンス機能は、床下浸水を想定した浸水水位で、業界初の浸水防止性能Ws-1等級相当(土嚢レベル)を確保しております。さらにディテールにこだわった全69デザイン、木調感あふれる浮造りカラーを含めた全20色のバリエーションを設定いたしました。同時に施解錠システムもモデルチェンジいたしました。電気式・電池式ともに、キー設定したスマートフォンを携帯すれば、ドアに近づくだけで鍵が開くノータッチ解錠が可能で、タッチ操作やキーボタン操作など、使う人に合わせた施解錠方法が選べます。エクステリア建材分野では、多様なニーズに寄り添う商品開発を進め、カーポート「FⅡ(エフツー)」で2023年度グッドデザイン賞、人工木デッキ「ヴィラウッド」で2023年度キッズデザイン賞を受賞いたしました。エクステリア市場でもミニマルトレンドから、周辺環境との調和を求めるニーズが高まっております。「FⅡ(エフツー)」はフラットなアルミ屋根材と梁の一体化により梁部材の露出を抑制した業界初の新構造の採用と、従来型のサイドスクリーンを一新した屋根材とシームレスに繋がる壁型スクリーンの採用で住宅外観との調和を高めております。「ヴィラウッド」は、天然木の木肌・色合いを再現し、天然木より優れた耐久性をもつデッキであります。育児や家事に追われる中で、安心して子どもと向き合える環境を目指し、太陽の下で子どもが遊べるようにデッキ表面の温度上昇や静電気の発生を独自の素材配合技術により軽減させ、安全に庭へ移動できるように段差が小さいデッキ構造としております。また、高齢者施設や保育園など非住宅にも使用可能な「高強度タイプ」をラインナップし、通常のデッキの鉛直荷重強度が1,800N/㎡に対し、高強度タイプは2,900N/㎡を実現いたしました。研究開発費総額は1,456百万円であります。 (マテリアル事業)マテリアル事業では、「ニッチトップの追求」を基本方針とし、基盤技術の強靭化と当社の成長に貢献し得る革新的な技術の創出を目指した研究開発活動を推進しております。事業ターゲットとする輸送分野においては、押出用アルミニウム合金ラインナップの早期かつ効率的な拡充に向け、MI(マテリアルズ・インフォマティクス)を積極的に活用する合金開発を引き続き推進、加速させております。さらには、押出形材を自動車の構造部材に提案、適用する上で不可欠となる、形材特性を解析し機能部材として設計する技術構築にも注力しております。一方、カーボンニュートラルの実現に向けて、サステナブルな材料循環に資するアルミリサイクル技術の開発にも積極的に取り組んでおります。国立大学法人富山大学と連携し2022年7月に開設した共同研究講座において、アップグレードリサイクルの研究に着手、高度なリサイクル技術の研究開発はもとより、積極的な人的交流を通じて若い技術者の育成にも尽力しております。アルミニウム材料を扱う様々なお客様やサプライチェーンとの連携もさらに強化しながら、引き続き取り組みを推進してまいります。マグネシウム関連事業では、NEDOプロジェクトで開発に成功した新規難燃性マグネシウム合金の早期実用化を図るべく、鉄道事業関連企業等と協働し次世代高速車両の外装・内装部材への適用技術開発を継続しております。研究開発費総額は787百万円であります。 (商業施設事業)商業施設事業では、環境配慮と市場環境の変化に対応した商品開発を推進しており、消費行動の変化に伴う決済サービスの多様化並びに労働人口減少、多国籍労働者の増加、働き方の変化に対応した商品開発、加えて再生可能エネルギーや樹脂資源循環など環境配慮に向けての課題に注力しております。「省人化・省力化」の面では、重量センサーを搭載し商品の増減を感知できる無人販売什器をお客様と連携し設計開発に取り組みました。増え続ける医薬品により保管場所の不足や薬を処方する薬剤師の作業負荷が増大しており、収納量の拡大と機能性の向上に努め、品種・寸法設定を増やし働きやすい環境を提供できる『新型調剤什器』の拡充を行いました。「省エネ化・省資源化」では、再生可能エネルギーであるソーラー技術を搭載しCO2排出量軽減に向けて、既存商品への融合を行うための研究・検証を進めております。樹脂の資源循環に関しては、工場端材をリサイクルした商品の検討、梱包プラスチック系副資材の紙化、再生材化、再利用化の調査・検討を行いました。当社の主力得意先である量販店様に対し、決済サービスの多様化に伴うカウンターやセルフレジ什器など販売促進什器の新たな需要の取り込みに向け積極的に商品提案を行い、受注領域の拡大を図ってまいります。また樹脂資源循環やCO2排出量軽減など環境に配慮した商品開発を推進してまいります。研究開発費総額は77百万円であります。 (国際事業)欧州・タイ・中国に展開した押出事業においては、自動車・産業機械・鉄道・航空・建材を主要分野とし、各分野で顧客との密接なプロジェクトにより、顧客が将来に向け求める技術及び製品の開発、市場調査等を実施しておりますが、当連結会計年度に研究開発費として計上するものはありません。
FY2023|2,460 文字
6 【研究開発活動】当社グループは、2030年までの長期的に目指す姿としてVISION2030を定め、『サステナブルで豊かな暮らしに貢献』『多角化した経営』を掲げ、中期経営計画の基本方針のもと、「変化する国内市場への対応」「長期成長への仕込み」に向けた研究開発に取り組みました。 その結果、当連結会計年度における研究開発費の総額は2,387百万円となりました。セグメントごとの研究開発活動を示すと、次のとおりであります。 (建材事業)建材事業では、環境配慮とユニバーサルデザインを基本に、「性能」「機能」「ロングライフ」の三つの要素を使う人の立場に配慮して盛り込み、安心・安全で快適な空間と生活に寄与することを目指した商品開発を実施しております。ビル建材分野では、2050年カーボンニュートラル達成実現宣言によるリフォーム需要増加に対応すべく、改修用アルミ樹脂複合サッシ「Grows(グラウス)-R」を開発しました。既設枠見込み寸法60、70mmに加え、今後改修対象物件数が増加すると予想される80mm既設枠改装に対応可能です。また、アルミ手摺に高層・超高層向け「FINEMASTER(ファインマスター)HB」、寒冷地向け「FINEMASTER(ファインマスター)CB」を追加いたしました。FINEMASTER共通の安心・安全に配慮した設計であり、2019年改正となった優良住宅部品(BL部品)の認定を取得しております。住宅建材分野では、インテリア建材の主力商品である「LiVERNO(リヴェルノ)」シリーズをリニューアルいたしました。新カラーや抗菌・抗ウイルス加工を施したハンドルなどを拡充、簡易施工やメンテナンスが容易な新ソフトクローズ機構を搭載いたしました。また、玄関キーシステム「e・エントリー」にスマートフォン対応タイプを追加いたしました。専用アプリをインストールしていただくことで、お手持ちのスマートフォンを鍵として利用できるだけでなく、外出先から施錠確認が行えるなど、多くのメリットがあります。 エクステリア建材分野ではオリジナリティを求めるお客様が増えているエクステリア市場の中で、ファサード、カースペース、アプローチ、庭空間などのエクステリア空間を高い自由度と優れたデザイン性でトータルに提案できる「 X.style(クロス. スタイル)」シリーズを開発いたしました。Xはクロスオーバーを意味し、異なる要素が境界を越えて交じり合うことで従来以上の価値をお客様に提供し、お客様の生活の質を高めることができます。エクステリアは多種多様な空間で形づくられており、プランニングでは商品構成の自由度が重要視されております。「X.style」シリーズは、業界初の高さ違い連結など敷地対応力の高い「カーポート・マルチルーフ」、つなぎ目が出ない美しい連続意匠の「スクリーン」、軒により陽射しや雨の侵入を軽減できる「ガーデンルーム・テラス」といった構成要素を組み合わせ可能としております。また、明かりにも着目し、演色性の高い照明「MIRaRIA(ミラリア)」も開発し、「X.style」と一緒に質の高い空間を提供いたします。研究開発費総額は1,630百万円であります。 (マテリアル事業)アルミニウム関連事業では、自動車をはじめとした輸送機器向け部材を主たるターゲットとし、中強度から高強度に至る6000系合金のラインナップの早期かつ効率的な拡充を図るべく、これまでのリアルな実験検証に加えてMI(マテリアルズ・インフォマティクス)を積極的に活用した合金開発を精力的に推進しております。一方で、カーボンニュートラルの実現を見据え、サステナブルな材料循環を目指したリサイクル技術の研究開発をさらに加速すべく、国立大学法人富山大学と連携し共同研究講座を開設いたしました。本研究講座を通じ、高度なアルミニウムリサイクル技術の研究開発はもとより、積極的な人的交流による若い技術者の育成にも注力しております。アルミニウム材料を扱う様々なお客様やサプライチェーンとの連携を強化しながら引き続き取り組みを推進してまいります。 マグネシウム関連事業では、2013年度より参画した国家プロジェクト「革新的新構造材料等研究開発」が当初目標を達成し2022年度末をもって完了いたしました。プロジェクト完了以降においても、開発した新規難燃性マグネシウム合金の早期実用化を図るべく、鉄道事業関連企業等との連携をさらに深めながら具体的な製品開発を推進してまいります。研究開発費総額は676百万円であります。 (商業施設事業) 商業施設事業では、環境配慮と市場環境の変化に対応した商品開発を推進しており、消費行動の変化に伴う決済サービスの多様化ならびに労働人口減少、働き方の変化に対応した商品開発に注力しております。「省人化・省力化」では、無人店舗に対応した陳列什器のユニット化や決済の自動化対応商品の拡充、商品陳列の作業軽減や既存棚を有効活用することで棚板の入れ替えに伴う廃棄物の低減及び製造時のCO2排出量を削減するスライド棚板『スライドチェンジャー』の拡充を行いました。「省エネ化・省資源化」では、サイン基幹商品であるアドフレームに設置環境やデザインニーズに対応した『LED小型壁面サイン』を追加し、ラインナップの拡充を行いました。 また、当社の主力得意先である量販店様に対し、決済サービスの多様化に伴うカウンター、セルフレジ什器や各種催事など販売促進什器の新たな需要の取り込みに向け積極的に商品提案を行い、商品の受注領域の拡大を図っております。研究開発費総額は78百万円であります。 (国際事業)欧州・タイ・中国に展開した押出事業においては、自動車・産業機械・鉄道・航空・建材を主要分野とし、各分野で顧客との密接なプロジェクトにより、顧客が将来に向け求める技術及び製品の開発、市場調査等を実施しております。研究開発費総額は1百万円であります。
FY2022|2,185 文字
5【研究開発活動】当社グループは、2030年までの長期的に目指す姿としてVISION2030を定め、『サステナブルで豊かな暮らしに貢献』『多角化した経営』を掲げ、中期経営計画の基本方針のもと、「変化する国内市場への対応」「長期成長への仕込み」に向けた研究開発に取り組みました。 その結果、当連結会計年度における研究開発費の総額は2,379百万円となりました。セグメントごとの研究開発活動を示すと、次のとおりであります。 (建材事業)建材事業では、環境配慮とユニバーサルデザインを基本に、「性能」「機能」「ロングライフ」の三つの要素を使う人の立場に配慮して盛り込み、安心・安全で快適な空間と生活に寄与することを目指した商品開発を実施しております。ビル建材分野では、個別防火認定品の仕様拡充(透明ガラス、遮音T-3等)を図るとともに、大規模開発や複合再開発プロジェクトなどによる高層建築物への対応として「MTG-70R高性能」を開発しました。また外装ルーバーにおいて風騒音の発生メカニズムを追求し、ルーバー前後方からの風騒音発生を抑制する「タワースクリーン TSRシリーズ」を追加。さらに今後ZEH対応などの省エネ需要の高まりへの対応に向け、リフォーム用高断熱サッシ(アルミ樹脂)の開発を進めております。住宅建材分野では「シンプルな外観に映える 心揺さぶるアートドア」をコンセプトに玄関ドア「ファノーバ」のバリエーション拡充を行いました。シンプルな中にアクセントを添えるデザインやカラーを新たにラインナップ、ハンドルのどこを持っても開閉操作が可能な「ロングバー」を追加しました。また今後成長が期待されるリフォーム分野の強化として「ノバリス サッシ」を開発。従来品に比べ約3割施工時間を削減可能です。エクステリア分野では、自然災害に備えた耐風圧強度の高い商品へのニーズの高まり対応として、形材フェンス・高強度カーポートをリファイン「シャトレナⅡ」・「G1-R」を開発しました。また敷地対応力やデザイン性の高さを評価いただいております「U.スタイル アゼスト」に連続格子で構成される高意匠屋根「セレクトラインタイプ」を追加。「家での生活」をより快適にする空間を提供します。公共向け商品として開発した通路シェルター「ファイブフォート」は、アルミ構造の通路シェルターとして業界初となる柱間隔5,000mmを実現。柱の基礎工事軽減だけでなく、駐車場最低幅2,500mmに綺麗に納まります。研究開発費総額は1,627百万円であります。 (マテリアル事業)アルミニウム関連事業では、自動車をはじめとした輸送機器及び一般機械を主たるターゲットとし、中強度から高強度に至る6000系合金のラインナップの拡充を図るべく、合金開発を継続的に推進しております。一方で、カーボンニュートラルの実現を見据えて、サステナブルな材料循環を目指したリサイクル技術の開発にも注力し、ユーザーやサプライチェーンとの連携も構築しながら取り組みを加速しております。 鍛造用小径ビレット事業では、当社が開発し自動車のサスペンション部材としてご採用いただきました高強度合金の量産を計画通り開始しております。 マグネシウム関連事業では、NEDO委託研究事業「革新的新構造材料等研究開発」プロジェクトにおいて、開発した難燃性マグネシウム合金の早期実用化に向けた用途開発を推進しております。今回、開発した難燃性マグネシウム合金展伸部材による新幹線車両用の客室床板(中間車1両、全長約9m、幅約3mの範囲の客室床板、世界最大級のサイズ)の作製に貢献し、東日本旅客鉄道株式会社の次世代新幹線試験車両「ALFA-X」に適用した性能試験を完遂することができました。その結果、従来のアルミニウム合金製床板と比較して、遮音性を維持しながら約23%(約50kg)の軽量化を達成できることを実証しております。研究開発費総額は654百万円であります。 (商業施設事業) 商業施設事業では、環境配慮と市場環境の変化に対応した商品開発を推進しており、特に店舗の無人化や労働人口減少に対応した「省人化・省力化」及び環境に配慮した「省エネ化・省資源化」をテーマとした商品開発に注力しております。「省人化・省力化」では、無人店舗に対応した陳列什器のユニット化や商品陳列作業を軽減するスライド棚板のバリエーションの拡充を行いました。「省エネ化・省資源化」では、サイン基幹商品である「アドフレーム」の蛍光灯からLEDへの全面リニューアルによる省電力化を行いました。さらに店舗における感染拡大予防として、SIAA認証「抗ウイルスラクトレー」の商品化を行いました。 また、当社の主要顧客であるコンビニエンスストア、ドラッグストア等では、決済の多様化に伴いカウンター、セルフレジ什器の新たな需要の取り込みに向け積極的に商品提案を行い、受注領域の拡大を図っております。研究開発費総額は96百万円であります。 (国際事業)欧州・タイ・中国に展開した押出事業においては、自動車・産業機械・鉄道・航空・建材を主要分野とし、各分野で顧客との密接なプロジェクトにより、顧客が将来に向け求める技術及び製品の開発、市場調査等を実施しております。研究開発費総額は2百万円であります。
FY2021|2,084 文字
5【研究開発活動】当社グループは、2025年までの長期的に目指す事業構造を描き、『変革と価値創造~安定かつ成長可能な事業構造へ~』を中期経営計画の基本方針とし、「収益改善」「成長事業、グローバルシナジーの拡大」「次なる事業領域の開拓」を目指した研究開発に取り組みました。その結果、当連結会計年度における研究開発費の総額は2,401百万円となりました。セグメントごとの研究開発活動を示すと、次のとおりであります。 (建材事業)建材事業では、環境配慮とユニバーサルデザインを基本に、「性能」「機能」「ロングライフ」の三つの要素を使う人の立場に配慮して盛り込み、安心・安全で快適な空間と生活に寄与することを目指した商品開発を実施しております。ビル建材分野では、個別防火認定品運用への対応として基幹サッシ「MTG-70R」、「STフロント」の商品バリエーション拡充を図るとともに、高性能省エネサッシ「ARM-S U-Series」、住宅防音商品「MTG-70R-JB」の防火商品を追加市場投入しました。また、建築物省エネ法、集合住宅ZEHへの支援事業による更なる省エネ需要拡大対応に向けアルミ樹脂複合サッシ「ALGEO(アルジオ)-Bv」のバリエーション追加を行いました。住宅建材分野では、住宅トレンドの変化への対応としてアルミ樹脂複合サッシ「ALGEO(アルジオ)」に内観色追加、玄関ドア「ファノーバ」にデザイン・色追加を行いました。また、インテリア分野強化として木質建材「LiVERNO(リヴェルノ)」、床材「Sフロア」の色体系強化を図りました。さらに、リフォーム市場拡大の対応として新リフォームカバー工法「ノバリス サッシ」の開発を進めております。エクステリア分野では、自然災害に備えた耐風圧強度の高い商品へのニーズの高まり対応として、形材フェンス・形材門扉「レジリア」、公共向け大型伸縮門扉「アルテンダフォルテ」、またコロナ禍におけるイエナカ生活を快適にする空間づくり対応としてリアル木調人工木デッキ「ひとと木キュアーズ」、バルコニー「オルネ」、カーポート&マルチルーフ「ビームス」、宅配ボックス付き機能ポール「フレムスLight」、住宅建物の正面部分(ファサード)への商品提案として高級鋳物門扉「ジオグランテ」、さらに、地元伝統工芸を生かしたコラボ商品の照明・表札「TAKAOKA MADE」を市場投入いたしました。研究開発費総額は1,713百万円であります。 (マテリアル事業)アルミニウム関連事業では、輸送関連及び一般機械を主たるターゲットとし、中強度から高強度に至る6000系合金のラインナップの拡充を図るべく、合金開発を推進しております。 産学官連携事例としては、東海旅客鉄道株式会社様が中心となり進めております、アルミ車両の水平リサイクル推進委員会(日本アルミニウム協会)の実証事業「アルミ水平リサイクル」の取り組みを継続しております。東海道新幹線新型式車両N700Sの荷棚材に採用された、新幹線の廃車両から選別・抽出した再生アルミ材の適用範囲の更なる拡大に向けて、関連技術の構築を推進しております。 鍛造用小径ビレット事業では、当社が開発した高強度合金を展開し、自動車のサスペンション部材としてご採用いただきました。本合金の開発により、複数の大型物件の受注獲得に成功しております。 マグネシウム関連事業では、NEDO委託研究事業「革新的新構造材料等研究開発」プロジェクトにおいて、難燃性や加工性に優れた新開発マグネシウム合金材の鉄道車両構体への実用化に向けた研究開発を継続中です。高速車両構体を模した大型モックアップ構体による気密疲労試験を完遂し、車両走行時の構造安全性を検証しております。研究開発費総額は607百万円であります。 (商業施設事業) 商業施設事業では、市場環境の変化と成長分野に対応した商品の開発を推進しており、特に労働人口減少に対応した「店舗の省人化・省力化」、環境に配慮した「省エネ・省資源」をテーマとした商品開発に注力しております。 店舗の省人化・省力化商品では、セルフレジ化に対応したカウンターの商品化、陳列作業を軽減するスライド棚板のバリエーション拡充を行いました。省エネ対応では、既存看板の光源を蛍光灯からLEDへ完全切替に向けた開発を推進しております。また、店舗における感染拡大予防として、レジ精算時の飛沫感染を防止するための「飛沫ガードフェンス」の商品化や抗ウイルス商品の開発を推進いたしました。主力業態であるコンビニエンスストアやドラッグストア・専門店等に対しては、積極的に商品提案を行い、受注領域の拡大を図っております。研究開発費総額は80百万円であります。 (国際事業)欧州・タイ・中国に展開した押出事業においては、自動車・産業機械・鉄道・航空・建材を主要分野とし、各分野で顧客との密接なプロジェクトにより、顧客が将来に向け求める技術及び製品の開発、市場調査等を実施しております。研究開発費総額は0百万円であります。
FY2020|2,092 文字
5【研究開発活動】当社グループは、2025年までの長期的に目指す事業構造を描き、『変革と価値創造~安定かつ成長可能な事業構造へ~』を中期経営計画の基本方針とし、「収益改善」「成長事業、グローバルシナジーの拡大」「次なる事業領域の開拓」を目指した研究開発に取り組んでおります。その結果、当連結会計年度における研究開発費の総額は2,856百万円となりました。セグメントの研究開発活動を示すと、次のとおりであります。 (建材事業)建材事業では、環境配慮とユニバーサルデザインを基本に、「性能」「機能」「ロングライフ」の三つの要素を使う人の立場に配慮して盛り込み、安心・安全で快適な空間と生活に寄与することを目指した商品開発を実施しております。 ビル建材分野では、個別防火認定品運用開始に伴い、基幹サッシ「MTG-70R」や「HOOK SLIM」の商品バリエーション拡充を図るとともに、主力商品「ARM-S U-Series」、フロント商品「STフロント」の防火商品を追加市場投入しました。また、高い安全性とシャープな意匠を追求した中低層向け手すり「FINESLIM(ファインスリム)」、建築物省エネ法、集合住宅ZEHへの支援事業による更なる省エネ需要拡大対応に向けアルミ樹脂複合サッシ「ALGEO(アルジオ)-Bv」を市場投入しました。 住宅建材分野ではリフォーム需要に対応したリフォーム玄関ドア「ノバリス」に防火仕様追加、高齢者や車イスでも安心して使用できるスライディング玄関ドアのモデルチェンジ商品「ファノーバSD」を市場投入するとともに、国策による断熱住宅の普及に対応しアルミ樹脂複合サッシ「ALGEO(アルジオ)」の防火窓種追加を行いました。また、インテリア分野強化に向けアルミ室内建材「AMiS(アミス)」の色体系や納まり対応強化を図りました。 エクステリア分野では、住宅建物の正面部分(ファサード)やアウトドアリビング分野への商品提案として、トラス屋根構造カーポートに意匠向上及び車の出し入れに配慮した後方支持タイプを追加した「M.シェードⅡ」、施工性がよい軽量パネルで本物に迫る重厚感を実現した乾式塀「みられ/美楽麗」、ハイH腰壁や勾配天井材による居心地の良いリビング空間を提案するガーデンルーム「ハピーナリラ」、通販市場拡大に伴う宅配便増加や再配達問題の対応に向けた宅配ボックス「フレムスLight」を市場投入しました。研究開発費総額は2,204百万円であります。 (マテリアル事業)アルミニウム関連事業では、中強度から高強度に至る6000系合金に加え、6000系以外の材料も拡充を進め、輸送関連及び一般機械を主たるターゲットにした高付加価値商品の提案を継続して推進しております。 産学官連携事例としては、アルミ車両の水平リサイクル委員会(日本アルミニウム協会)の実証事業として、東海旅客鉄道株式会社が中心となり進めてきた「アルミ水平リサイクル」の取り組みに参画。新幹線の廃車両から選別・抽出した再生アルミを当社で鋳造・押出した形材が、東海道新幹線新型式車両N700Sの荷棚材として採用されました。 鍛造用小径ビレット事業では、輸送機向け需要に対して、当素材を用いた合金開発を積極的に進めております。良好な物性を持つ、当社オリジナル合金もいくつか生み出されており、新たな需要の創出を図っていきます。 マグネシウム関連事業では、NEDO委託研究事業「革新的新構造材料等研究開発」プロジェクトにおいて、難燃性や加工性に優れた新開発マグネシウム合金材の鉄道車両構体への実用化に向けた研究開発を継続推進しております。開発材による高速車両構体を模した気密疲労モックアップ構体の試作が完了し、今後はこのモックアップ構体を使って車両走行時の構造安全性の検証を行う計画であります。研究開発費総額は579百万円であります。 (商業施設事業) 商業施設事業では、市場環境の変化と成長分野に対応した商品の開発を推進しており、特に労働人口減少に対応した「店舗の省人化・省力化」、環境に配慮した「省エネ・省資源」をテーマとした商品開発に注力しております。 店舗の省人化・省力化商品では、商品陳列作業を軽減するスライド棚板、セルフレジ化に対応したカウンターや筐体等の商品化を行いました。省エネ対応では、サイン商品の光源のLED化を推進しました。また、店内における新型コロナウイルス感染予防として、レジ精算時の飛沫感染を防止するための「飛沫ガードフェンス」の商品化を行いました。主力業態であるコンビニエンスストアやドラッグストア・専門店等に対しては、積極的に商品提案を行い、受注領域の拡大を図っております。研究開発費総額は72百万円であります。 (国際事業)欧州・タイ・中国に展開した押出事業においては、自動車・産業機械・鉄道・航空・建材を主要分野とし、各分野で顧客との密接なプロジェクトにより、顧客が将来に向け求める技術及び製品の開発、市場調査等を実施しております。研究開発費総額は0百万円であります。
FY2019|2,026 文字
5【研究開発活動】当社グループは、2025年までの長期的に目指す事業構造を描き、「変革と価値創造~安定かつ成長可能な事業構造へ~」を中期経営計画の基本方針とし、「収益改善」「成長事業、グローバルシナジーの拡大」「次なる事業領域の開拓」を目指した研究開発に取り組んでおります。その結果、当連結会計年度における研究開発費の総額は2,594百万円となりました。セグメントの研究開発活動を示すと、次のとおりであります。 (建材事業)建材事業では、環境配慮とユニバーサルデザインを基本に、「性能」「機能」「ロングライフ」の三つの要素を使う人の立場に配慮して盛り込み、安心・安全で快適な空間と生活に寄与することを目指した商品開発を実施しております。ビル建材分野では、2019年4月の防火個別認定運用開始に伴い、基幹サッシである「MTG-70R」や「HOOK-SLIM」、カーテンウォール「NL-R」の防火商品を市場投入しました。また、高意匠サッシの「ARM-S U+」に自然換気が可能な「風力すべり出し窓」の追加や、改修用手すりに住民や施工業者に工期短縮として大きく貢献する「外方立支持納まりタイプ」を追加し、商品強化を図りました。さらに、今後ZEH対応などの省エネ需要のさらなる高まりへの対応に向け、高断熱サッシ(アルミ樹脂)の開発を進めております。住宅建材分野では、建築物省エネ法段階的義務化への対応として、新基準に適合した玄関ドア「NEWファノーバ」や高断熱玄関ドア「プロノーバ」を市場投入するとともに、アルミ樹脂複合サッシ「アルジオ」において多様な住宅外観に対応する外部色の追加を行いました。また、リフォーム市場拡大の対応としてリフォーム玄関「ノバリス」に引戸タイプの追加、インテリア分野強化に向け「LiVERNO(リヴェルノ)」にトレンド対応する新色デザインの充実を図りました。エクステリア分野では、新設住宅着工戸数減少を下支えするリフォーム需要への取り組みと住宅建物の正面部分(ファサード)の意匠向上やアウトドアリビング分野への注力として、敷地対応力を活かし門屋根まで展開させた高意匠カーポートの「U.スタイルアゼスト」、ファサード提案の新アイテム「アルミス」、物干し場に特化したアイテム拡充と施工性を向上させたテラス囲い「晴れもようwith」、ダンパーキャスターを採用し走行性を向上させた戸建てカーテンゲート「クロスゲート」を市場投入しました。研究開発費総額は1,879百万円であります。 (マテリアル事業)アルミニウム関連事業では、中強度から高強度に至る6000系合金に加え、6000系以外の材料も拡充を進め、輸送関連及び一般機械を主たるターゲットにした高付加価値商品の提案を継続して推進しております。産学官連携事例としては、とやまアルミコンソーシアム(富山県)及びインフラアルミ化委員会(日本アルミニウム協会)へ参画し、輸送機器をはじめ、土木、インフラ、エネルギーなど、新規分野でのアルミニウム需要の開拓を図っております。鍛造用小径ビレット事業では、日本国内及びアセアンでの四輪及び二輪向けが堅調に推移しております。加えて、当素材を用いた合金開発、既存商材の用途展開を積極的に進めており、新たな需要の創出を図っていきます。マグネシウム関連事業では、2013年度より参画中のNEDO委託研究事業「革新的新構造材料等研究開発」プロジェクトにおいて、プロジェクトで新たに開発した難燃性や加工性に優れたマグネシウム合金の鉄道車両構体への実用化に向け、走行時の構造安全性を検証する気密モックアップモデル構体の試作開発を推進しております。研究開発費総額は589百万円であります。 (商業施設事業)商業施設事業では、市場環境の変化と成長分野に対応した商品の開発を推進しており、特に労働人口減少に対応した「店舗の省人化・省力化」、環境に配慮した「省エネ・省資源」をテーマとした商品開発に注力しております。店舗の省人化・省力化商品では、セルフレジ化に対応したカウンターや筐体等の開発、商品陳列作業を軽減するスライド棚板や前出し什器等の商品化を推進しております。省エネ商品では、従来品よりも照射範囲を拡大した外照式サイン「アドビューL2」、省電力化を図ったコンビニ向けのポールサインやスタンドサインの商品化を行いました。また、主力業態であるコンビニエンスストアやドラッグストア・大手衣料チェーン店等に対しては、積極的に商品提案を行い、受注領域の拡大を図っております。研究開発費総額は123百万円であります。 (国際事業)欧州・タイ・中国に展開した押出事業においては、自動車・産業機械・鉄道・航空・建材を主要分野とし、各分野で顧客との密接なプロジェクトにより、顧客が将来に向け求める技術及び製品の開発、市場調査等を実施しております。研究開発費総額は1百万円であります。
FY2018|2,161 文字
5【研究開発活動】当社グループは、「Life with Green Technology ~環境技術でひらく、豊かな暮らし~」を基本方針に国内だけでなく、グローバル化する顧客ニーズに対しても高い技術力と、確かな品質に基づき、快適な住生活・都市環境を実現する建材商品、素材の可能性・高付加価値を追求した合金材料、加工部品、商業施設空間の最適設計・機能的な創造を目指した商品の研究開発に取り組んでおります。その結果、当連結会計年度における研究開発費の総額は26億59百万円となりました。セグメントの研究開発活動を示すと、次のとおりであります。 (建材事業)建材事業では、環境配慮とユニバーサルデザインを基本に、「性能」「機能」「ロングライフ」の三つの要素を使う人の立場に配慮して盛り込み、安心・安全で快適な空間と生活に寄与することを目指した商品開発を実施しております。ビル建材分野では、近年の厳しい自然環境にも耐えうる高い耐風圧・水密性能と高意匠性を両立させた『ARM-S U+』に、風の特性をふまえた独自の機構を備えた換気スリットを追加し、商品強化を図りました。また、省エネ需要の高まりによる複層ガラス化や簡易組立への要望に対応すべく、店舗用建材「STフロント」のオートドア、排煙外倒し、内倒し窓の3窓種に簡易加工可能な複層ガラスタイプを追加発売しました。住宅建材分野では、天然木のような手触りの新特殊化粧シートや、デザイナーとのコラボによる独自性の高い新ハンドル・引手を採用するなど、快適性にこだわり進化したインテリア建材新シリーズ「LiVERNO(リヴェルノ)」を開発・市場投入しました。 また、アルミ樹脂複合ハイスペックサッシ「ALGEO(アルジオ)」に、意匠性と使いやすさを両立する「たてすべり出し窓・すべり出し窓 カムラッチハンドル」、高い断熱性能を確保する「防火地域用採風勝手口ドア(横引き窓タイプ)」などを追加し、商品拡充を図りました。エクステリア分野では、中桟レスのオープンな新構造により、空まで視界が広がる爽快感を実現するなど高いデザイン性に加え、豊富な納まりバリエーションと敷地対応力でお客様のお住まいに合ったハイセンスなカースペースをご提案するカーポート「スカイリード」を市場投入しました。 また、枕木材や機能ポール、機能門柱などファサードを演出するアイテムを幅広く取り揃えたファサードエクステリア「マクリズム」や、ナイトシーンを彩るローボルト照明「ワンダーライト」など、ファサード空間を多彩に、より魅力的にコーディネート・演出できる商品を市場投入しました。研究開発費総額は20億41百万円であります。 (マテリアル事業)アルミニウム関連事業では、中強度から高強度に至る6000系合金に加え、6000系以外の材料も拡充を進め、輸送関連及び一般機械を主たるターゲットにした高付加価値商品の提案を継続推進しております。産学官連携事例としては、高齢者福祉に関する「富山大学歩行圏コミュニティ研究会」に継続参画、災害時の緊急展開橋「モバイルブリッジ開発」に関して、広島大学を含む4者共同で実用化へ向けて検討しております。引き続き、新規分野でのアルミニウム需要の開拓を図っております。鍛造用途の小径ビレット製品であるTG-bar事業では、四輪サスペンションの6000系材料、並びにASEAN、日本国内市場に供給している二輪ピストンの4000系材料が堅調に推移しております。加えて、合金開発、既存商材の用途展開を積極的に進めており、新商材の獲得に繋げてまいります。マグネシウム関連事業では、平成25年度より参画中のNEDO委託研究事業「革新的新構造材料等研究開発」プロジェクトにおいて、プロジェクトで新たに開発した高速押出合金による、工業レベルでの実用化技術の早期確立に向けて、当該開発合金による実際の鉄道車両構体を想定したモックアップモデル構体の試作開発を推進中です。研究開発費総額は5億82百万円であります。 (商業施設事業)商業施設事業では、市場環境の変化と成長分野に対応した商品の開発を推進しており、特に労働人口減少に対応した「店舗の省人化・省力化」、環境に配慮した「省エネ・省資源」をテーマとした商品開発に注力しております。店舗の省人化・省力化商品では、商品補充作業を軽減する「スライド棚板」、陳列商品を自動前出しするコンビニ向け「ローラー棚」、食品スーパーで普及している「セミセルフレジ」の筐体等の開発を行っております。省エネ商品では、従来品よりも省電力化できるコンビニ向け「ファサードサイン」「ポールサイン」の開発や、外照式サイン「アドビュー」の商品改良等を行っております。また、主力業態であるコンビニエンスストアやドラッグストア・大手衣料チェーン店等に対しては、積極的に提案を行い、受注の拡大を図っております。研究開発費総額は23百万円であります。 (国際事業)欧州・タイ・中国に展開した押出事業においては、自動車・産業機械・鉄道・航空・建材を主要分野とし、各分野で顧客との密接なプロジェクトにより、顧客が将来に向け求める技術及び製品の開発を実施しております。研究開発費総額は10百万円であります。
FY2017|2,048 文字
6【研究開発活動】当社グループは、「Life with Green Technology ~環境技術でひらく、豊かな暮らし~」を基本方針に国内だけでなく、グローバル化する顧客ニーズに対しても高い技術力と、確かな品質に基づき、快適な住生活・都市環境を実現する建材商品、素材の可能性・高付加価値を追求した合金材料、加工部品、商業施設空間の最適設計・機能的な創造を目指した商品の研究開発に取り組んでおります。その結果、当連結会計年度における研究開発費の総額は30億87百万円となりました。セグメントの研究開発活動を示すと、次のとおりであります。 建材事業建材事業では省エネ基準の適合義務化に向けた対応と共に、環境と人にやさしい暮らしの実現と玄関周りの提案性の向上、リフォーム需要の開拓を目指した商品強化を図りました。ビル用建材分野では、近年の厳しい自然環境にも耐えうる高い耐風圧・水密性能と高意匠性を両立させた、『ARM-S U+』をはじめ、今後の省エネルギー化に向けた断熱性能の向上とこれまで以上に安全性に配慮した、ビル用基幹サッシ『MTG-70R』を開発・市場投入しました。またリフォーム分野に対しては、住環境の質向上を目的に、サッシ障子内蔵のたて型換気装置『エアリット』を開発・市場投入しました。住宅用建材分野では、1日で簡単に玄関ドアの取替えができる新リフォーム玄関ドア「ノバリス」を市場投入しました。多彩なデザイン、カラーを取り揃え、簡単操作の電池式タッチ錠も取り付け可能で、快適、便利な玄関空間を実現します。また、好評いただいている新アルミ樹脂複合サッシ「アルジオ」の防火窓の追加や、室内建材のアルミインテリア建材「AMiS」のタイプ追加による強化を行いました。エクステリア建材分野では、主力テラスをフルモデルチェンジし、性能、機能の向上とバリエーションの充実を図る商品強化を行いました。また、縮小する市場を睨み、販路拡大を狙いとした建築セグメント別の商品強化に取り組み、分譲住宅向けでは機能ポール「ファノーバ」を商品化し、玄関ドアからエクステリアまでファサード空間のトータルコーディネート性を高めました。集合住宅向けでは新型門扉フェンスシリーズ「フレイナ」に集合住宅仕様の設定を加え、商品体系を整備しました。パブリックでは大型引戸門扉をモデルチェンジし、レールの軽量化や使い勝手の向上を図り、市場投入しました。研究開発費総額は25億21百万円であります。 マテリアル事業アルミニウム関連事業では、中強度から高強度に至る6000系合金に加え、6000系以外の材料も拡充を進め、輸送関連及び一般機械を主たるターゲットにした高付加価値商品の提案を継続推進しております。産学官連携事例としては、富山大学のホコケン活動に継続参画し、広島大学を含む5社共同の「モバイルブリッジ開発」においては、緊急展開橋の評価を実施すると共に実用化へ向けて検討しております。引き続き、新規分野でのアルミニウム需要の開拓を図っております。また、鍛造用途の小径ビレット製品であるTG-bar事業では、四輪サスペンションの6000系材料が好調に推移し、ASEAN、日本国内市場に供給している二輪ピストンの4000系材料も堅調を維持しております。このような環境の中、合金ラインナップの拡充を積極的に進め、新商材の獲得に繋げてまいります。マグネシウム関連事業では、平成25年度より参画中のNEDO委託研究事業「革新的新構造材料等研究開発」プロジェクトにおいて、プロジェクトで新たに開発した高速押出合金による、工業レベルでの実用化技術の早期確立に向けて、当該開発合金による実際の鉄道車両構体を想定したモックアップモデル構体の試作開発を推進中です。研究開発費総額は5億12百万円であります。 商業施設事業商業施設分野では、市場環境の変化と成長分野に対応した商品の開発を継続的に推進しています。成長が続くドラッグストア向けの商品として、コストと機能性を両立した「調剤台」、木目調の意匠が特長の「調剤受付カウンター」、意匠性に優れた「コスメ什器」を発売しました。また食品スーパーなどで需要が急増しているセミセルフレジの筐体や、大手衣料チェーン店向けの陳列什器の受注対応を推進しました。サイン分野では、需要が増加しているチャネルサインの標準仕様をラインナップし、商品領域の拡大を図りました。また、好調な外照式サイン「アドビュー」のタイプ追加を行い、商品力強化を図りました。コンビニエンスストア向けサインは、継続的に提案を行い、受注の拡大を図っております。研究開発費総額は44百万円であります。 国際事業欧州・タイ・中国に展開した押出事業においては、自動車・産業機械・鉄道・航空・建材を主要分野とし、各分野で顧客との密接なプロジェクトにより、顧客が将来に向け求める技術及び製品の開発を実施しております。研究開発費総額は8百万円であります。
FY2016|2,123 文字
6【研究開発活動】当社グループは、「環境技術でひらく、豊かな暮らし」を基本方針に、多様化、高度化する顧客ニーズに対して、高い技術力と、確かな品質に基づき、快適な住生活・都市環境を実現する建材商品、素材の可能性・高付加価値を追求した合金材料、加工部品、商業施設空間の最適設計・機能的な創造を目指した商品の研究開発に取り組んでおります。その結果、当連結会計年度における研究開発費の総額は32億22百万円となりました。セグメントの研究開発活動を示すと、次のとおりであります。 建材事業建材事業では省エネ基準の適合義務化や建物のゼロ・エネルギー化に向けた対応と共に、環境と人にやさしい暮らしの実現とリフォーム需要の開拓を目指した商品強化を図りました。ビル用建材分野では、基幹サッシ「MTG70R」をフルモデルチェンジし、性能、機能の向上と選びやすい商品体系に整備しました。また、建設労働者の減少による職人不足を睨み、溶接不要でサッシ施工の省力化を実現した「CS.N工法」を開発しました。住宅用建材分野では、温熱環境や住まい手の動線・動作など、様々な住環境の条件を想定した実験・解析を行いました。その成果を基幹商品に活かし、新アルミ樹脂複合サッシ「アルジオ」と新断熱玄関ドア「ファノーバ」をモデルチェンジし、市場投入しました。更に、室内建材のアルミインテリア建材「AMiS」及び高齢者福祉施設用室内建具の強化も行いました。エクステリア建材分野では、リフォーム需要の更なる開拓を目指し、上質な質感と意匠性を備えた新たな床材の開発に取組み、優雅なガーデン空間を演出する屋外フローリング「ラステラ」を市場投入しました。また、構造解析技術を基にダイナミックなデザインを実現したカーポート「エアロシェード」をはじめとして、門扉、門まわり機能商品などのファサード商品を充実させました。また、建材色のカラーバリエーションについて、戸建住宅のボリュームゾーンであるナチュラルモダン外観に程よいアクセントとなり、植裁の緑にも調和する新色を追加し、サッシからエクステリアまで家一棟全体のトータルコーディネイト性を高めました。研究開発費総額は25億44百万円であります。 マテリアル事業アルミニウム関連事業では、中強度から高強度に至る6000系合金に加え、多岐にわたる異種合金材料の拡充を進め、輸送、一般機械市場をターゲットにした高付加価値商品の提案を継続推進しております。産学官連携事例としては、富山大学のホコケン活動に継続参画しながら、自社商品として「シェアウォーカー」を50台限定で発売しました。広島大学を含む5社共同開発での「モバイルブリッジ開発」においては、人が通る全長約30mの緊急展開橋を試作評価し、新規分野でのアルミニウム需要の開拓を図っております。また、鍛造用途の小径ビレット製品であるTG-bar事業では、四輪サスペンションの6000系材料がやや減少したものの、ASEAN、日本国内市場に供給している二輪ピストンの4000系材料が堅調に増え、グローバル規模でシェアが伸長しております。併せて、競合他社が持ち得ない当社オリジナルの異種合金開発に目処が立ち、高付加価値が取れる新商材として早期の市場投下を目指します。競合に対抗できる商品力とものづくり力を高め、引き続き成長戦略を展開してまいります。マグネシウム関連事業では、平成25年度より参画中のNEDO委託研究事業「革新的新構造材料等研究開発」プロジェクトにおいて、6000系アルミニウム合金と同等の強度と易加工性を実現する新規高速押出合金を設計、開発しました。現在、本開発合金の実用化技術を確立すべく、鉄道車両用構体部材を想定した大型・長尺形材の押出加工技術の開発を推進中です。研究開発費総額は5億74百万円であります。 商業施設事業商業施設分野では、市場環境の変化と成長分野に対応した商品の開発を推進しました。コンビニエンスストア向けには、店内用ゴミ箱や狭小店向けの軽量用陳列棚を、また食品スーパーなどで需要が増加しているセミセルフレジの筐体の受注対応を推進しました。更に、普及型アルミショーケースの全面改良を行い「ファミリアⅡ」として市場投入しました。ドラッグストア向けの調剤什器や化粧品什器のモデルチェンジを推進しており、近日中に発売を予定しております。サイン分野では、好評な外照式サイン「アドビュー」に続いて、大型の「アドビューL」、上向き照射型の「アドビューLアッパー」、店頭販売促進用の「アドビューバナー」などを新たに投入し、シリーズとして強化を図りました。また、コンビニエンスストア向けサインでは、表示面の形状を改良したファサードサインや新しい表示方法のポールサインを開発し、チェーン本部に採用されております。研究開発費総額は94百万円であります。 国際事業欧州・タイ・中国に展開した押出事業においては、自動車・産業機械・鉄道・航空・建材を主要分野とし、各分野で顧客との密接なプロジェクトにより、顧客が将来に向け求める技術及び製品の開発を実施しております。研究開発費総額は9百万円であります。