JMACS(5817)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 42 | 0 | 0 | 4 | 0.6 | 6.6 | 10.0 | 67.2 |
| FY2018 | 48 | 1 | 1 | -1 | 2.3 | 22.8 | 15.0 | 65.5 |
| FY2019 | 49 | -2 | -1 | -5 | -2.3 | -22.0 | 10.0 | 57.6 |
| FY2020 | 52 | 1 | 1 | -11 | 1.5 | 14.3 | 10.0 | 51.5 |
| FY2021 | 44 | -0 | -0 | 3 | -0.5 | -5.3 | 10.0 | 52.4 |
| FY2022 | 48 | 2 | 0 | 2 | 0.8 | 8.0 | 10.0 | 51.9 |
| FY2023 | 51 | 2 | 2 | 7 | 4.5 | 44.1 | 10.0 | 57.1 |
| FY2024 | 53 | 1 | 1 | -7 | 1.6 | 15.3 | 10.0 | 49.8 |
| FY2025 | 52 | 1 | 1 | 1 | 2.2 | 23.4 | 10.0 | 51.0 |
| FY2026 | 60 | 5 | 4 | 13 | 7.1 | 71.2 | 15.0 | 55.0 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
非鉄金属業界において、JMACSが特許やブランド、規制ライセンス等で顕著な無形資産を有しているという情報は確認できませんでした。同業他社との差別化要因となるような強力な無形資産の存在は現時点では不明瞭です。
非鉄金属の加工・販売においては、顧客との長年の取引関係や、特定の仕様・品質への適合性から、一定のスイッチング・コストが発生する可能性があります。しかし、汎用的な製品も多く、代替品の入手容易性も考慮すると、その効果は限定的と考えられます。
非鉄金属の製造・販売事業において、ネットワーク効果が競争優位の源泉となっているという構造は見られません。ユーザー数の増加が製品・サービスの価値を直接的に高めるビジネスモデルではありません。
非鉄金属業界は、原材料価格の変動やグローバルな需給バランスの影響を受けやすいです。JMACSが独自の調達網や生産効率で構造的なコスト優位を確立しているという明確な証拠は現時点では確認できません。規模の経済によるコスト削減の可能性はありますが、突出したものではないと考えられます。
非鉄金属業界は、一定の設備投資が必要であり、業界全体として寡占化が進む傾向があります。JMACSがその中で一定の市場シェアを確保し、規模の経済を活かした効率的な生産・販売体制を構築している可能性はあります。しかし、業界全体で見た場合の支配的な地位とは言えません。
競合との比較優位
強気シナリオ
非鉄金属の需要拡大(EV化、再生可能エネルギー関連)による業績向上
高付加価値製品へのシフトによる収益性改善
M&Aによる事業規模拡大とシナジー効果の発揮
弱気シナリオ(モート侵食)
原材料価格の高騰による収益圧迫
競合他社との価格競争激化
景気後退による非鉄金属需要の低迷
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、JMACSが非鉄金属業界における規模の経済を活かせず、むしろその規模が足かせとなる状況が真実でなければならない。具体的には、グローバルな価格競争において、同社の生産・調達コストが競合他社に対して構造的に不利になり、市場シェアを徐々に失っていくシナリオである。また、顧客がより安価な代替材料や、より効率的なサプライヤーへと容易に乗り換えることが可能になり、スイッチング・コストの低さも相まって、同社の優位性が急速に失われる可能性も考えられる。さらに、技術革新の波に乗り遅れ、高付加価値製品への転換に失敗し、汎用品市場での消耗戦に巻き込まれることも、失敗への道筋となりうる。
5年後のモート予測
EV・再生可能エネルギー関連の需要増を捉え、高付加価値製品へのシフトと生産効率の向上により、売上・利益ともに堅調に成長する。
非鉄金属市況の変動に影響を受けつつも、既存事業の安定性を維持し、緩やかな成長を続ける。
原材料価格の高騰と激化する価格競争により、収益性が悪化し、市場シェアを低下させる。