研究開発費(時系列)
| 年度 | R&D費用(億円) | 設備投資(億円) |
|---|---|---|
| 2025-02 | - | 1 |
| 2024-02 | - | 11 |
| 2023-02 | - | 3 |
| 2022-02 | - | 0 |
| 2021-02 | - | 0 |
研究開発活動(本文)
FY2026|1,374 文字
6【研究開発活動】 当社は、産業用分野、情報通信分野、環境・エネルギー分野において、長年培ってきた電線・ケーブルの製造・加工技術をベースとして、さらなる高機能、高付加価値製品の開発・改良及びその周辺技術を取り込んだ新システムの開発に取り組んでおります。 現在の開発体制は、技術部門を中心に構成し、営業部門、製造部門、品質保証部門の連携のもと、直需指向と提案型営業に注力することで、市場動向・技術動向の情報収集・分析を行い、顧客ニーズに応えたスピーディーな開発活動を推進すると共に、新規のマーケットに対しても積極的なアプローチで経営成績の拡大に努めております。 (1) 産業用分野 ファクトリーオートメーションを主とした産業用ネットワークシステムのオープン化、グローバル化が進む中、多様な顧客ニーズに対応するため、製品群の充実に努めております。 最近の動向としてIoT(Internet of Things)や人工知能(AI)の普及が加速しているなか、産業用イーサネット、マシンビジョンシステム等の分野において、市場ニーズに応えるべく、新材料、新技術の採用により、かつ、顧客と密着した開発体制の中で、付加価値製品の開発に注力しております。 産業用分野では、オートメーション化の益々の進展や高度化に伴い、使用環境の多角化が進み、工作機械や産業用ロボット等の可動配線に使用される高屈曲用ケーブルの需要が拡大しております。また、省配線を目的としたケーブルの複合化や細径化、高耐久性に加え、高解像化・高速伝送化の要求が高まる中、昨今ではEV自動車用の充電ケーブル、ペロブスカイト太陽電池向けケーブルの開発を進めるなど、顧客のニーズにマッチしたカスタマイズ製品の開発を継続して実現しております。 (2) 情報通信分野 当社の高強度光ファイバーケーブルは、その特長である強靭性、難燃性、可とう性等の優れた機能を活かし、データセンターや大容量LAN配線システム等で多くの顧客から高い評価を得てまいりました。 情報通信分野においても、益々多様化する顧客ニーズに応えるため、産業用分野と同様に、カスタマイズ製品の開発に注力しており、加工技術を駆使した高難燃化、複合化等に取り組み、顧客から好評を得ております。 最近の市場として、さらなる高難燃化、多芯化に加え、細径化の要求等も多くあり、これら顧客ニーズに即したカスタマイズ製品を充実させることにより、更なる付加価値を高め、産業用分野との垣根を取り払った用途拡大と販路拡大に取り組んでまいります。 (3) 環境・エネルギー分野 再生エネルギー分野向けの計装・制御ケーブルは、顧客ニーズに基づく使用環境に適した独自製品の開発に取り組んでおり、省配線、省工数の実現に注力しております。 当社では、産業用分野、情報通信分野を含めた電線・ケーブルを対象に、環境規制や顧客要求に基づき、環境負荷物質の製品への含有の削減、禁止に積極的に取り組んでおります。2019年7月22日から施行されたRoHS2指令では、2017年6月1日以降の製造分より、対象禁止物質の含有量を制限した材料に移行しており、同指令にいち早く対応しております。 なお、当事業年度においては、製造活動内で製品開発を進めており、研究開発費としての計上額はありません。
FY2025|1,446 文字
6【研究開発活動】 当社は、産業用分野、情報通信分野、環境・エネルギー分野において、長年培ってきた電線・ケーブルの製造・加工技術をベースとして、さらなる高機能、高付加価値製品の開発・改良及びその周辺技術を取り込んだ新システムの開発に取り組んでおります。 現在の開発体制は、技術部門を中心に構成し、営業部門、製造部門、品質保証部門の連携のもと、直需指向と提案型営業に注力することで、市場動向・技術動向の情報収集・分析を行い、顧客ニーズに応えたスピーディーな開発活動を推進すると共に、新規のマーケットに対しても積極的なアプローチで経営成績の拡大に努めております。 (1) 産業用分野 ファクトリーオートメーションを主とした産業用ネットワークシステムのオープン化、グローバル化が進む中、多様な顧客ニーズに対応するため、製品群の充実に努めております。 最近の動向としてIoT(Internet of Things)や人工知能(AI)の普及が加速しているなか、産業用イーサネット、マシンビジョンシステム等の分野において、市場ニーズに応えるべく、新材料、新技術の採用により、かつ、顧客と密着した開発体制の中で、付加価値製品の開発に注力しております。 産業用分野では、オートメーション化の益々の進展や高度化に伴い、使用環境の多角化が進み、工作機械や産業用ロボット等の可動配線に使用される高屈曲用ケーブルの需要が拡大しております。また、省配線を目的としたケーブルの複合化や細径化、高耐久性に加え、高解像化・高速伝送化の要求が高まる中、昨今ではEV自動車用の充電ケーブルの開発を進めるなど、顧客のニーズにマッチしたカスタマイズ製品の開発を継続して実現しております。 (2) 情報通信分野 当社の高強度光ファイバーケーブルは、その特長である強靭性、難燃性、可とう性等の優れた機能を活かし、データセンターや大容量LAN配線システム等で多くの顧客から高い評価を得てまいりました。 情報通信分野においても、益々多様化する顧客ニーズに応えるため、産業用分野と同様に、カスタマイズ製品の開発に注力しており、加工技術を駆使した高難燃化、複合化等に取り組み、顧客から好評を得ております。 最近の市場として、さらなる高難燃化、多芯化に加え、細径化の要求等も多くあり、これら顧客ニーズに即したカスタマイズ製品を充実させることにより、更なる付加価値を高め、産業用分野との垣根を取り払った用途拡大と販路拡大に取り組んでまいります。 (3) 環境・エネルギー分野 再生エネルギー分野向けの計装・制御ケーブルは、顧客ニーズに基づく使用環境に適した独自製品の開発に取り組んでおり、省配線、省工数の実現に注力しております。 当社では、産業用分野、情報通信分野を含めた電線・ケーブルを対象に、環境規制や顧客要求に基づき、環境負荷物質の製品への含有の削減、禁止に積極的に取り組んでおります。2019年7月22日から施行されたRoHS2指令では、2017年6月1日以降の製造分より、対象禁止物質の含有量を制限した材料に移行しており、同指令にいち早く対応しております。 なお、当事業年度においては、製造活動内で製品開発を進めており、研究開発費としての計上額はありません。また、当事業年度より、「電線事業」の単一セグメントに変更しております。詳細は、「第5経理の状況1 財務諸表等(1)財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。
FY2024|2,771 文字
6【研究開発活動】 当社は、産業用分野、情報通信分野、環境・エネルギー分野において、長年培ってきた電線・ケーブルの製造・加工技術をベースとして、さらなる高機能、高付加価値製品の開発・改良及びその周辺技術を取り込んだ新システムの開発に取り組んでおります。 現在の開発体制は、技術部門を中心に構成し、営業部門、製造部門、品質保証部門の連携のもと、直需指向と提案型営業に注力することで、市場動向・技術動向の情報収集・分析を行い、顧客ニーズに応えたスピーディーな開発活動を推進すると共に、新規のマーケットに対しても積極的なアプローチで経営成績の拡大に努めております。 この結果、当事業年度に係る研究開発費は、電線事業461千円、トータルソリューション事業10,019千円、総額10,480千円であります。 セグメント別の研究開発活動の概要は以下のとおりです。 (1) 産業用分野 ファクトリーオートメーションを主とした産業用ネットワークシステムのオープン化、グローバル化が進む中、多様な顧客ニーズに対応するため、製品群の充実に努めております。 最近の動向としてIoT(Internet of Things)や人工知能(AI)の普及が加速しているなか、産業用イーサネット、マシンビジョンシステム等の分野において、市場ニーズに応えるべく、新材料、新技術の採用により、かつ、顧客と密着した開発体制の中で、付加価値製品の開発に注力しております。 産業用分野では、オートメーション化の益々の進展や高度化に伴い、使用環境の多角化が進み、工作機械や産業用ロボット等の可動配線に使用される高屈曲用ケーブルの需要が拡大しております。また、省配線を目的としたケーブルの複合化や細径化、高耐久性に加え、高解像化・高速伝送化の要求が高まる中、昨今ではEV自動車用の充電ケーブルの開発を進めるなど、顧客のニーズにマッチしたカスタマイズ製品の開発を継続して実現しております。 (2) 情報通信分野 当社の高強度光ファイバーケーブルは、その特長である強靭性、難燃性、可とう性等の優れた機能を活かし、データセンターや大容量LAN配線システム等で多くの顧客から高い評価を得てまいりました。 情報通信分野においても、益々多様化する顧客ニーズに応えるため、産業用分野と同様に、カスタマイズ製品の開発に注力しており、加工技術を駆使した高難燃化、複合化等に取り組み、顧客から好評を得ております。 最近の市場として、さらなる高難燃化、多芯化に加え、細径化の要求等も多くあり、これら顧客ニーズに即したカスタマイズ製品を充実させることにより、更なる付加価値を高め、産業用分野との垣根を取り払った用途拡大と販路拡大に取り組んでまいります。 (3) 環境・エネルギー分野 再生エネルギー分野向けの計装・制御ケーブルは、顧客ニーズに基づく使用環境に適した独自製品の開発に取り組んでおり、省配線、省工数の実現に注力しております。 当社では、産業用分野、情報通信分野を含めた電線・ケーブルを対象に、環境規制や顧客要求に基づき、環境負荷物質の製品への含有の削減、禁止に積極的に取り組んでおります。2019年7月22日から施行されたRoHS2指令では、2017年6月1日以降の製造分より、対象禁止物質の含有量を制限した材料に移行しており、同指令にいち早く対応しております。 トータルソリューション事業では最新のAI・IoT技術を集約・統合し、スマート工場(全てをネットワーク化し生産性を革新している工場)をはじめとして、インフラ、オフィス、教育現場、介護現場等の作業革新を実現するシステムの開発に取り組んでおり、エンジニアも増員して現在下記4つのテーマをメインに研究開発活動を行っております。分野別の研究開発活動の概要は以下のとおりです。 (1) AI画像処理システム AI(人工知能)を活用した画像処理システム(MAIS:マイズ)の開発と販売を行っております。製造業の検査ライン等で、目視での画像処理判断が難しい画像判定をAIに学習させることにより、熟練者と同等のレベルで平準化された判定が可能となります。また、クラウドを使用しないローカル環境での判定や、判断根拠の明示といった他社と差別化できる技術を持った最先端のAI画像処理システムの開発と販売を進めております。 (2) ウェアラブルシステム(スマートグラスを使用した遠隔作業支援) スマートグラスを使用し、工場のスマート化(見える化、効率化)を実現するツールとして遠隔作業支援システム(nvEye's:エヌヴィ)の開発と販売を行っております。 顧客のニーズの多様化に伴い、多品種のグラス(両眼タイプ、片眼タイプ、音声操作タイプ、防爆エリア対応タイプ等)に対応出来るようラインナップを拡充しております。 また作業手順をスマートグラス内に表示できる「ワークフローソリューション」等の新サービスも展開しており、お客様のニーズに合った製品をお届けできるようバージョンアップ等製品のブラッシュアップにも努めております。 (3) 高精度予知保全センシングシステム 高精度IMU(慣性計測ユニット)と予知保全ソフトウェアを使用した、高精度予知保全センシングシステム(PICCS:ピックス)の開発と販売を行っております。製造工場での設備の予知保全対策として、高精度センサーにより得た機械の劣化状況を解析し、メンテナンス時期、交換時期を特定することにより、突発的な故障による機会損失及び過剰メンテナンスによるコストの無駄を防ぐシステムとして需要が拡大しております。 さらにPICCSで得た結果をAIに判定させることで、より精度の高い予知保全システムの開発を進めております。 (4)無線通信ネットワークソリューション LPWA(Low Power Wide Area)/BLE(Bluetooth Low Energy)の無線技術を活用したソリューションの開発と販売を行っております。 BLEセンサーソリューションとしては、物流倉庫製品のピッキングシステム(JSEEQ:ジェイシーク)を開発し、物流施設への拡販展開を開始しており、今後さらにお客様のニーズに合わせた機能を追加していく予定です。 またLPWAソリューションとしては、EnOceanセンサーを使用した介護現場サポートシステムとして「JSEEQ Care(ジェイシークケア)」を新たに開発し、介護施設における被介護者の事故の未然防止や介護従事者の負担軽減を実現できる見守り・サポートシステムとして拡販展開しております。本ソリューションにつきましても、引き続き顧客のニーズに合わせたブラッシュアップを進めております。
FY2023|3,008 文字
5【研究開発活動】 当社は、産業用分野、情報通信分野、環境・エネルギー分野において、長年培ってきた電線・ケーブルの製造・加工技術をベースとして、さらなる高機能、高付加価値製品の開発・改良及びその周辺技術を取り込んだ新システムの開発に取り組んでおります。 現在の開発体制は、技術部門を中心に構成し、営業部門、製造部門、品質保証部門の連携のもと、直需指向と提案型営業に注力することで、市場動向・技術動向の情報収集・分析を行い、顧客ニーズに応えたスピーディーな開発活動を推進すると共に、新規のマーケットに対しても積極的なアプローチで経営成績の拡大に努めております。 この結果、当事業年度に係る研究開発費は、電線事業696千円、トータルソリューション事業56,294千円、総額56,991千円であります。 セグメント別の研究開発活動の概要は以下のとおりです。 (1) 産業用分野 ファクトリーオートメーションを主とした産業用ネットワークシステムのオープン化、グローバル化が進む中、多様な顧客ニーズに対応するため、製品群の充実に努めております。 最近の動向としてIoT(Internet of Things)や人工知能(AI)の普及が加速しているなか、産業用イーサネット、マシンビジョンシステム等の分野において、市場ニーズに応えるべく、新材料、新技術の採用により、かつ、顧客と密着した開発体制の中で、製品群の高機能化と付加価値製品の開発に注力しております。 産業用分野では、オートメーション化の益々の進展や高度化に伴い、使用環境の多角化が進み、工作機械や産業用ロボット等の可動配線に使用される高屈曲用ケーブルの需要が拡大しております。また、省配線を目的としたケーブルの複合化や細径化、高耐久性に加え、高解像化・高速伝送化の要求が高まる中、顧客のニーズにマッチしたカスタマイズ製品の開発を継続して実現しております。 (2) 情報通信分野 当社の高強度光ファイバーケーブルは、その特長である強靭性、難燃性、可とう性等の優れた機能を活かし、データセンターや大容量LAN配線システム等で多くの顧客から高い評価を得てまいりました。 情報通信分野においても、益々多様化する顧客ニーズに応えるため、産業用分野と同様に、カスタマイズ製品の開発に注力しており、加工技術を駆使した高難燃化、複合化等に取り組み、顧客から好評を得ております。 最近の市場として、さらなる高難燃化、多芯化に加え、細径化の要求等も多くあり、これら顧客ニーズに即したカスタマイズ製品を充実させることにより、更なる付加価値を高め、産業用分野との垣根を取り払った用途拡大と販路拡大に取り組んでまいります。 (3) 環境・エネルギー分野 再生エネルギー分野向けの計装・制御ケーブルは、顧客ニーズに基づく使用環境に適した独自製品の開発に取り組んでおり、省配線、省工数の実現に注力しております。 当社では、産業用分野、情報通信分野を含めた電線・ケーブルを対象に、環境規制や顧客要求に基づき、環境負荷物質の製品への含有の削減、禁止に積極的に取り組んでおります。2019年7月22日から施行されたRoHS2指令では、2017年6月1日以降の製造分より、対象禁止物質の含有量を制限した材料に移行しており、同指令にいち早く対応しております。 トータルソリューション事業では最新のAI・IoT技術を集約・統合し、スマート工場(全てをネットワーク化し生産性を革新している工場)をはじめとして、インフラ、オフィス、教育現場、介護現場等の作業革新を実現するシステムの開発に取り組んでおり、エンジニアも増員して現在下記5つのテーマをメインに研究開発活動を行っております。分野別の研究開発活動の概要は以下のとおりです。 (1) AI画像処理システム AI(人工知能)を活用した画像処理システム(MAIS:マイズ)の開発と販売を行っております。製造業の検査ライン等で、目視での画像処理判断が難しい画像判定をAIに学習させることにより、熟練者と同等のレベルで平準化された判定が可能となります。また、クラウドを使用しないローカル環境での判定や、判断根拠の明示といった他社と差別化できる技術を持った最先端のAI画像処理システムの開発と販売を進めております。(2) ウェアラブルシステム(スマートグラスを使用した遠隔作業支援) スマートグラスを使用し、工場のスマート化(見える化、効率化)を実現するツールとして遠隔作業支援システム(nvEye's:エヌヴィ)の開発と販売を行っております。 顧客のニーズの多様化に伴い、多品種のグラス(両眼タイプ、片眼タイプ、音声操作タイプ、防爆エリア対応タイプ等)に対応出来るようラインナップを拡充しております。 また作業手順をスマートグラス内に表示できる「ワークフローソリューション」等の新サービスも展開しており、お客様のニーズに合った製品をお届けできるようバージョンアップ等製品のブラッシュアップにも努めております。 (3) 高精度予知保全センシングシステム 高精度IMU(慣性計測ユニット)と予知保全ソフトウェアを使用した、高精度予知保全センシングシステム(PICCS:ピックス)の開発と販売を行っております。製造工場での設備の予知保全対策として、高精度センサーにより得た機械の劣化状況を解析し、メンテナンス時期、交換時期を特定することにより、突発的な故障による機会損失及び過剰メンテナンスによるコストの無駄を防ぐシステムとして需要が拡大しております。 さらにPICCSで得た結果をAIに判定させることで、より精度の高い予知保全システムの開発を進めております。 (4)無線通信ネットワークソリューション LPWA(Low Power Wide Area)/BLE(Bluetooth Low Energy)の無線技術を活用したソリューションの開発と販売を行っております。 BLEセンサーソリューションとしては、物流倉庫製品のピッキングシステム(JSEEQ:ジェイシーク)を開発し、物流施設への拡販展開を開始しており、今後さらにお客様のニーズに合わせた機能を追加していく予定です。 またLPWAソリューションとしては、EnOceanセンサーを使用した介護現場サポートシステムとして「JSEEQ Care(ジェイシークケア)」を新たに開発し、介護施設における被介護者の事故の未然防止や介護従事者の負担軽減を実現できる見守り・サポートシステムとして拡販展開しております。本ソリューションにつきましても、引き続き顧客のニーズに合わせたブラッシュアップを進めております。 (5) 非接触サイネージシステム タブレットやPCのモニタ画像を空中に表示しているように見せる特殊なプレートと、指の動きを検知するモーションセンサーを組合せ、タッチパネル上の操作を空中で行う事が出来るシステム(Nadis:ナディス)の開発と販売を行っております。現在、オフィスや店舗の受付システムの他、衛生管理(病院、飲食店)やセキュリティ(銀行、入館)用途でのニーズが増えてきております。また、製造ラインにおける操作盤のタッチパネルへの組込み等、他メーカー製品とのコラボレーション企画の展開も進めております。
FY2022|3,010 文字
5【研究開発活動】 当社は、産業用分野、情報通信分野、環境・エネルギー分野において、長年培ってきた電線・ケーブルの製造・加工技術をベースとして、さらなる高機能、高付加価値製品の開発・改良及びその周辺技術を取り込んだ新システムの開発に取り組んでおります。 現在の開発体制は、技術部門を中心に構成し、営業部門、製造部門、品質保証部門の連携のもと、直需指向と提案型営業に注力することで、市場動向・技術動向の情報収集・分析を行い、顧客ニーズに応えたスピーディーな開発活動を推進すると共に、新規のマーケットに対しても積極的なアプローチで経営成績の拡大に努めております。 この結果、当事業年度に係る研究開発費は、電線事業1,475千円、トータルソリューション事業80,243千円、総額81,718千円であります。 セグメント別の研究開発活動の概要は以下のとおりです。 (1) 産業用分野 ファクトリーオートメーションを主とした産業用ネットワークシステムのオープン化、グローバル化が進む中、多様な顧客ニーズに対応するため、製品群の充実に努めております。 最近の動向としてIoT(Internet of Things)や人工知能(AI)の普及が加速しているなか、産業用イーサネット、マシンビジョンシステム等の分野において、市場ニーズに応えるべく、新材料、新技術の採用により、かつ、顧客と密着した開発体制の中で、製品群の高機能化と付加価値製品の開発に注力しております。 産業用分野では、オートメーション化の益々の進展や高度化に伴い、使用環境の多角化が進み、工作機械や産業用ロボット等の可動配線に使用される高屈曲用ケーブルの需要が拡大しております。また、省配線を目的としたケーブルの複合化や細径化、高耐久性に加え、高解像化・高速伝送化の要求が高まる中、顧客のニーズにマッチしたカスタマイズ製品の開発を継続して実現しております。 (2) 情報通信分野 当社の高強度光ファイバーケーブルは、その特長である強靭性、難燃性、可とう性等の優れた機能を活かし、データセンターや大容量LAN配線システム等で多くの顧客から高い評価を得てまいりました。 情報通信分野においても、益々多様化する顧客ニーズに応えるため、産業用分野と同様に、カスタマイズ製品の開発に注力しており、加工技術を駆使した高難燃化、複合化等に取り組み、顧客から好評を得ております。 最近の市場として、さらなる高難燃化、多芯化に加え、細径化の要求等も多くあり、これら顧客ニーズに即したカスタマイズ製品を充実させることにより、更なる付加価値を高め、産業用分野との垣根を取り払った用途拡大と販路拡大に取り組んでまいります。 (3) 環境・エネルギー分野 再生エネルギー分野向けの計装・制御ケーブルは、顧客ニーズに基づく使用環境に適した独自製品の開発に取り組んでおり、省配線、省工数の実現に注力しております。 当社では、産業用分野、情報通信分野を含めた電線・ケーブルを対象に、環境規制や顧客要求に基づき、環境負荷物質の製品への含有の削減、禁止に積極的に取り組んでおります。2019年7月22日から施行されたRoHS2指令では、2017年6月1日以降の製造分より、対象禁止物質の含有量を制限した材料に移行しており、同指令にいち早く対応しております。 トータルソリューション事業では最新のAI・IoT技術を集約・統合し、スマート工場(全てをネットワーク化し生産性を革新している工場)をはじめとして、インフラ、オフィス、教育現場、介護現場等の作業革新を実現するシステムの開発に取り組んでおり、エンジニアも増員して現在下記5つのテーマをメインに研究開発活動を行っております。分野別の研究開発活動の概要は以下のとおりです。 (1) AI画像処理システム AI(人工知能)を活用した画像処理システム(MAIS:マイズ)の開発と販売を行っております。製造業の検査ライン等で、目視での画像処理判断が難しい画像判定をAIに学習させることにより、熟練者と同等のレベルで平準化された判定が可能となります。また、クラウドを使用しないローカル環境での判定や、判断根拠の明示といった他社と差別化できる技術を持った最先端のAI画像処理システムの開発と販売を進めております。(2) ウェアラブルシステム(スマートグラスを使用した遠隔作業支援) スマートグラスを使用し、工場のスマート化(見える化、効率化)を実現するツールとして遠隔作業支援システム(nvEye's:エヌヴィ)の開発と販売を行っております。 顧客のニーズの多様化に伴い、多品種のグラス(両眼タイプ、片眼タイプ、音声操作タイプ、防爆エリア対応タイプ等)に対応出来るようラインナップを拡充しております。 また作業手順をスマートグラス内に表示できる「ワークフローソリューション」等の新サービスも展開しており、お客様のニーズに合った製品をお届けできるようバージョンアップ等製品のブラッシュアップにも努めております。 (3) 高精度予知保全センシングシステム 高精度IMU(慣性計測ユニット)と予知保全ソフトウェアを使用した、高精度予知保全センシングシステム(PICCS:ピックス)の開発と販売を行っております。製造工場での設備の予知保全対策として、高精度センサーにより得た機械の劣化状況を解析し、メンテナンス時期、交換時期を特定することにより、突発的な故障による機会損失及び過剰メンテナンスによるコストの無駄を防ぐシステムとして需要が拡大しております。 さらにPICCSで得た結果をAIに判定させることで、より精度の高い予知保全システムの開発を進めております。 (4)無線通信ネットワークソリューション LPWA(Low Power Wide Area)/BLE(Bluetooth Low Energy)の無線技術を活用したソリューションの開発と販売を行っております。 BLEセンサーソリューションとしては、物流倉庫製品のピッキングシステム(JSEEQ:ジェイシーク)を開発し、物流施設への拡販展開を開始しており、今後さらにお客様のニーズに合わせた機能を追加していく予定です。 またLPWAソリューションとしては、EnOceanセンサーを使用した介護現場サポートシステムとして「JSEEQ Care(ジェイシークケア)」を新たに開発し、介護施設における被介護者の事故の未然防止や介護従事者の負担軽減を実現できる見守り・サポートシステムとして拡販展開しております。本ソリューションにつきましても、引き続き顧客のニーズに合わせたブラッシュアップを進めております。 (5) 非接触サイネージシステム タブレットやPCのモニタ画像を空中に表示しているように見せる特殊なプレートと、指の動きを検知するモーションセンサーを組合せ、タッチパネル上の操作を空中で行う事が出来るシステム(Nadis:ナディス)の開発と販売を行っております。現在、オフィスや店舗の受付システムの他、衛生管理(病院、飲食店)やセキュリティ(銀行、入館)用途でのニーズが増えてきております。また、製造ラインにおける操作盤のタッチパネルへの組込み等、他メーカー製品とのコラボレーション企画の展開も進めております。
FY2021|2,862 文字
5【研究開発活動】 当社グループは、産業用分野、情報通信分野、環境・エネルギー分野において、長年培ってきた電線・ケーブルの製造・加工技術をベースとして、さらなる高機能、高付加価値製品の開発・改良及びその周辺技術を取り込んだ新システムの開発に取り組んでおります。 現在の開発体制は、技術部門を中心に構成し、営業部門、製造部門、品質保証部門の連携のもと、直需指向と提案型営業に注力することで、市場動向・技術動向の情報収集・分析を行い、顧客ニーズに応えたスピーディーな開発活動を推進すると共に、新規のマーケットに対しても積極的なアプローチで経営成績の拡大に努めております。 この結果、当連結会計年度に係る研究開発費は、電線事業7,467千円、トータルソリューション事業40,074千円、総額47,541千円であります。 セグメント別の研究開発活動の概要は以下のとおりです。 (1) 産業用分野 ファクトリーオートメーションを主とした産業用ネットワークシステムのオープン化、グローバル化が進む中、多様な顧客ニーズに対応するため、製品群の充実に努めております。 最近の動向としてIoT(Internet of Things)や人工知能(AI)の普及が加速しているなか、産業用イーサネット、マシンビジョンシステム等の分野において、市場ニーズに応えるべく、新材料、新技術の採用により、かつ、顧客と密着した開発体制の中で、製品群の高機能化と付加価値製品の開発に注力しております。 産業用分野では、オートメーション化の益々の進展や高度化に伴い、使用環境の多角化が進み、工作機械や産業用ロボット等の可動配線に使用される高屈曲用ケーブルの需要が拡大しております。また、省配線を目的としたケーブルの複合化や細径化、高耐久性に加え、高解像化・高速伝送化の要求が高まる中、顧客のニーズにマッチしたカスタマイズ製品の開発を継続して実現しております。 (2) 情報通信分野 当社グループの高強度光ファイバーケーブルは、その特長である強靭性、難燃性、可とう性等の優れた機能を活かし、データセンターや大容量LAN配線システム等で多くの顧客から高い評価を得てまいりました。 情報通信分野においても、益々多様化する顧客ニーズに応えるため、産業用分野と同様に、カスタマイズ製品の開発に注力しており、加工技術を駆使した高難燃化、複合化等に取り組み、顧客から好評を得ております。 最近の市場として、さらなる高難燃化、多芯化に加え、細径化の要求等も多くあり、これら顧客ニーズに即したカスタマイズ製品を充実させることにより、更なる付加価値を高め、産業用分野との垣根を取り払った用途拡大と販路拡大に取り組んでまいります。 (3) 環境・エネルギー分野 再生エネルギー分野向けの計装・制御ケーブルは、顧客ニーズに基づく使用環境に適した独自製品の開発に取り組んでおり、省配線、省工数の実現に注力しております。 当社グループでは、産業用分野、情報通信分野を含めた電線・ケーブルを対象に、環境規制や顧客要求に基づき、環境負荷物質の製品への含有の削減、禁止に積極的に取り組んでおります。2019年7月22日から施行されたRoHS2指令では、2017年6月1日以降の製造分より、対象禁止物質の含有量を制限した材料に移行しており、同指令にいち早く対応しております。 トータルソリューション事業では最新のAI・IoT技術を集約・統合し、スマート工場(全てをネットワーク化し生産性を革新している工場)をはじめとして、インフラ、オフィス、教育現場、介護現場等の作業革新を実現するシステムの開発に取り組んでおります。 現在下記5つのテーマをメインに研究開発活動を行っております。分野別の研究開発活動の概要は以下のとおりです。 (1) AI画像処理システム AI(人工知能)を活用した画像処理システム(MAIS:マイズ)の開発と販売を行っております。製造業の検査ライン等で、目視での画像処理判断が難しい画像判定をAIに学習させることにより、熟練者と同等のレベルで平準化された判定が可能となります。また、クラウドを使用しないローカル環境での判定や、判断根拠の明示といった他社と差別化できる技術を持った最先端のAI画像処理システムの開発と販売を進めております。(2) ウェアラブルシステム(スマートグラスを使用した遠隔作業支援) スマートグラスを使用し、工場のスマート化(見える化、効率化)を実現するツールとして遠隔作業支援システム(nvEye's:エヌヴィ)の開発と販売を行っております。 顧客のニーズの多様化に伴い、多品種のグラス(両眼タイプ、片眼タイプ、音声操作タイプ、防爆エリア対応タイプ等)に対応出来るようラインナップを拡充しております。 また作業手順をスマートグラス内に表示できる「ワークフローソリューション」等の新サービスも展開しております。 (3) 高精度予知保全センシングシステム 高精度IMU(慣性計測ユニット)と予知保全ソフトウェアを使用した、高精度予知保全センシングシステム(PICCS:ピックス)の開発と販売を行っております。製造工場での設備の予知保全対策として、高精度センサーにより得た機械の劣化状況を解析し、メンテナンス時期、交換時期を特定することにより、突発的な故障による機会損失及び過剰メンテナンスによるコストの無駄を防ぐシステムとして需要が拡大しております。 さらにPICCSで得た結果をAIに判定させることで、より精度の高い予知保全システムの開発を進めております。 (4)無線通信ネットワークソリューション LPWA(Low Power Wide Area)/BLE(Bluetooth Low Energy)の無線技術を活用したソリューションの開発と販売を行っております。 BLE測位センサーソリューションとしては物流倉庫製品のピッキングシステム(JSEEQ:ジェイシーク)を開発し、物流施設への拡販展開を開始しております。またLPWAソリューションとしては、介護施設向けの被介護者見守りシステムとして「JSEEQ Care(ジェイシークケア)」を新たに開発し、事故の未然防止や介護従事者の負担軽減を実現できる見守りシステムとして拡販展開しております。 (5) 非接触サイネージシステム タブレットやPCのモニタ画像を空中に表示しているように見せる特殊なプレートと、指の動きを検知するモーションセンサーを組合せ、タッチパネル上の操作を空中で行う事が出来るシステム(Nadis:ナディス)の開発と販売を行っております。現在、オフィスや店舗の受付システムの他、衛生管理(病院、飲食店)やセキュリティ(銀行、入館)用途でのニーズが増えてきております。また、製造ラインにおける操作盤のタッチパネルへの組込み等、他メーカー製品とのコラボレーション企画の展開も進めております。
FY2020|3,073 文字
5【研究開発活動】 当社グループは、産業用分野、情報通信分野、環境・エネルギー分野において、長年培ってきた電線・ケーブルの製造・加工技術をベースとして、さらなる高機能、高付加価値製品の開発・改良及びその周辺技術を取り込んだ新システムの開発に取り組んでおります。 現在の開発体制は、技術部門を中心に構成し、営業部門、製造部門、品質保証部門の連携のもと、直需指向と提案型営業に注力することで、市場動向・技術動向の情報収集・分析を行い、顧客ニーズに応えたスピーディーな開発活動を推進すると共に、新規のマーケットに対しても積極的なアプローチで経営成績の拡大に努めております。 この結果、当連結会計年度に係る研究開発費は、電線事業7,309千円、トータルソリューション事業39,195千円、総額46,504千円であります。 セグメント別の研究開発活動の概要は以下のとおりです。 (1) 産業用分野 ファクトリーオートメーションを主とした産業用ネットワークシステムのオープン化、グローバル化が進む中、多様な顧客ニーズに対応するため、製品群の充実に努めております。 最近の動向としてIoT(Internet of Things)や人工知能(AI)の普及が加速しているなか、産業用イーサネット、マシンビジョンシステム等の分野において、市場ニーズに応えるべく、新材料、新技術の採用により、かつ、顧客と密着した開発体制の中で、製品群の高機能化と付加価値製品の開発に注力しております。 産業用分野では、オートメーション化の益々の進展や高度化に伴い、使用環境の多角化が進み、工作機械や産業用ロボット等の可動配線に使用される高屈曲用ケーブルの需要が拡大しております。また、省配線を目的としたケーブルの複合化や細径化、高耐久性に加え、高解像化・高速伝送化の要求が高まる中、コネクタ・ハーネス加工も含め、顧客のニーズにマッチしたカスタマイズ製品の開発を継続して実現しております。 また、今後は、産業用途で培った高機能化技術のノウハウを医療用機器の分野へ水平展開を図り、用途拡大と販路拡大に取り組んでまいります。 (2) 情報通信分野 当社グループの高強度光ファイバーケーブルは、その特長である強靭性、難燃性、可とう性等の優れた機能を活かし、データセンターや大容量LAN配線システム等で多くの顧客から高い評価を得てまいりました。 情報通信分野においても、益々多様化する顧客ニーズに応えるため、産業用分野と同様に、カスタマイズ製品の開発に注力しており、加工技術を駆使した高難燃化、複合化等に取り組み、顧客から好評を得ております。 最近の市場として、さらなる高難燃化、多芯化に加え、細径化の要求等も多くあり、これら顧客ニーズに即したカスタマイズ製品を充実させることにより、更なる付加価値を高め、産業用分野との垣根を取り払った用途拡大と販路拡大に取り組んでまいります。 (3) 環境・エネルギー分野 再生エネルギー分野向けの計装・制御ケーブルは、顧客ニーズに基づく使用環境に適した独自製品の開発に取り組んでおり、省配線、省工数の実現に注力しております。 当社グループでは、産業用分野、情報通信分野を含めた電線・ケーブルを対象に、環境規制や顧客要求に基づき、環境負荷物質の製品への含有の削減、禁止に積極的に取り組んでおります。2019年7月22日から施行されたRoHS2指令では、2017年6月1日以降の製造分より、対象禁止物質の含有量を制限した材料に移行しており、同指令にいち早く対応しております。 トータルソリューション事業では最新のAI・IoT技術を集約・統合し、スマート工場(全てをネットワーク化し生産性を革新している工場)をはじめとして、インフラ、オフィス、教育現場、介護現場等の作業革新を実現するシステムの開発に取り組んでおります。 現在下記6つのテーマをメインに研究開発活動を行っております。分野別の研究開発活動の概要は以下のとおりです。 (1) AI画像処理システム AI(人工知能)を活用した画像処理システム(MAIS:マイズ)の開発と販売を行っております。製造業の検査ライン等で、目視での画像処理判断が難しい画像判定をAIに学習させることにより、熟練者と同等のレベルで平準化された判定が可能となります。また、クラウドを使用しないローカル環境での判定や、判断根拠の明示といった他社と差別化できる技術を持った最先端のAI画像処理システムの開発と販売を進めております。(2) ウェアラブルシステム(スマートグラスを使用した遠隔作業支援) スマートグラスを使用し、工場のスマート化(見える化、効率化)を実現するツールとして遠隔作業支援システム(nvEye's:エヌヴィ)の開発と販売を行っております。 顧客のニーズの多様化に伴い、多品種のグラス(両眼タイプ、片眼タイプ、音声操作タイプ、防爆エリア対応タイプ等)に対応出来るようラインナップを拡充しております。 また作業手順をスマートグラス内に表示できる「ワークフローソリューション」等の新サービスも展開しております。 (3) 高精度予知保全センシングシステム 高精度IMU(慣性計測ユニット)と予知保全ソフトウェアを使用した、高精度予知保全センシングシステム(PICCS:ピックス)の開発と販売を行っております。製造工場での設備の予知保全対策として、高精度センサーにより得た機械の劣化状況を解析し、メンテナンス時期、交換時期を特定することにより、突発的な故障による機会損失及び過剰メンテナンスによるコストの無駄を防ぐシステムとして需要が拡大しております。 さらにPICCSで得た結果をAIに判定させることで、より精度の高い予知保全システムの開発を進めております。 (4) LPWAセンサーソリューション LPWA(Low Power Wide Area:消費電力を抑えて遠距離通信を実現する通信方式)の無線技術を活用したソリューションの開発と販売を行っております。 主には工場の見える化、効率化のツールとして活用されてきたアンドン(状態表示板)や生産表示板とLPWA無線センサー、無線スイッチを組み合わせる事により、作業効率・操作の簡易性・メンテナンス性を向上させたFAライン管理システムを開発し販売しております。 また、介護施設向けの被介護者見守りシステムとして「Caremacs(ケアマックス)」を新たに開発し、事故の未然防止や介護者の負担軽減を実現できる見守りシステムとして展開しております。 (5) 情報セキュリティシステム 情報社会におけるネットワークセキュリティに対応する製品として、社内における無線やUSBメモリー等による不正アクセス、マルウェア感染を防止するための検知システムを開発しております。 (6) 非接触サイネージシステム タブレットやPCのモニタ画像を空中に表示しているように見せる特殊なプレートと、指の動きを検知するモーションセンサーを組合せ、タッチパネル上の操作を空中で行う事が出来るシステム(Nadis:ナディス)の開発と販売を行っております。現在、オフィスや店舗の受付システムの他、衛生管理(病院、飲食店)やセキュリティ(銀行、入館)用途でのニーズが増えてきております。また、製造ラインにおける操作盤のタッチパネルへの組込み等、他メーカー製品とのコラボレーション企画の展開も進めております。
FY2019|3,152 文字
5【研究開発活動】 当社グループは、産業用分野、情報通信分野、環境・エネルギー分野において、長年培ってきた電線・ケーブルの製造・加工技術をベースとして、さらなる高機能、高付加価値製品の開発・改良及びその周辺技術を取り込んだ新システムの開発に取り組んでおります。 現在の開発体制は、技術部門を中心に構成し、営業部門、製造部門、品質保証部門の連携のもと、直需指向と提案型営業に注力することで、市場動向・技術動向の情報収集・分析を行い、顧客ニーズに応えたスピーディーな開発活動を推進すると共に、新規のマーケットに対しても積極的なアプローチで業績の拡大に努めております。 この結果、当連結会計年度に係る研究開発費は、電線事業13,420千円、トータルソリューション事業31,752千円、総額45,172千円であります。 セグメント別の研究開発活動の概要は以下のとおりです。 (1) 産業用分野 ファクトリーオートメーションを主とした産業用ネットワークシステムのオープン化、グローバル化が進む中、多様な顧客ニーズに対応するため、製品群の充実に努めております。 最近の動向としてIoT(Internet of Things)や人工知能(AI)の普及が加速しているなか、産業用イーサネット、マシンビジョンシステム等の分野において、市場ニーズに応えるべく、新材料、新技術の採用により、かつ、顧客と密着した開発体制の中で、製品群の高機能化と付加価値製品の開発に注力しております。 産業用分野では、オートメーション化の益々の進展や高度化に伴い、使用環境の多角化が進み、工作機械や産業用ロボット等の可動配線に使用される高屈曲用ケーブルの需要が拡大しております。また、省配線を目的としたケーブルの複合化や細径化、高耐久性に加え、高解像化・高速伝送化の要求が高まる中、コネクタ・ハーネス加工も含め、顧客のニーズにマッチしたカスタマイズ製品の開発を継続して実現しております。 また、今後は、産業用途で培った高機能化技術のノウハウを医療用機器の分野へ水平展開を図り、用途拡大と販路拡大に取り組んでまいります。 (2) 情報通信分野 当社グループの高強度光ファイバーケーブルは、その特長である強靭性、難燃性、可とう性等の優れた機能を活かし、データセンターや大容量LAN配線システム等で多くの顧客から高い評価を得てまいりました。 情報通信分野においても、益々多様化する顧客ニーズに応えるため、産業用分野と同様に、カスタマイズ製品の開発に注力しており、加工技術を駆使した高難燃化、複合化等に取り組み、顧客から好評を得ております。 最近の市場として、さらなる高難燃化、多芯化に加え、細径化の要求等も多くあり、これら顧客ニーズに即したカスタマイズ製品を充実させることにより、更なる付加価値を高め、産業用分野との垣根を取り払った用途拡大と販路拡大に取り組んでまいります。 (3) 環境・エネルギー分野 再生エネルギー分野向けの計装・制御ケーブルは、顧客ニーズに基づく使用環境に適した独自製品の開発に取り組んでおり、省配線、省工数の実現に注力しております。 当社グループでは、産業用分野、情報通信分野を含めた電線・ケーブルを対象に、環境規制や顧客要求に基づき、環境負荷物質の製品への含有の削減、禁止に積極的に取り組んでおります。2019年7月22日から施工されるRoHS2指令では、2017年6月1日以降の製造分より、対象禁止物質の含有量を制限した材料に移行しており、同指令にいち早く対応しております。 トータルソリューション事業では最新のAI・IoT技術を集約・統合し、スマート工場(全てをネットワーク化し生産性を革新している工場)をはじめとして、インフラ、オフィス、教育現場、介護現場等の作業革新を実現するシステムの開発に取り組んでおります。 現在下記6つのテーマをメインに研究開発活動を行っております。分野別の研究開発活動の概要は以下のとおりです。 (1) AI画像処理システム AI(人工知能)を活用した画像処理システム(MAIS:マイズ)の開発と販売を行っております。製造業の検査ライン等で、目視での画像処理判断が難しい画像判定をAIに学習させることにより、熟練者と同等のレベルで平準化された判定が可能となります。また、クラウドを使用しないローカル環境での判定や、判断根拠の明示といった他社と差別化できる技術を持った最先端のAI画像処理システムの開発と販売を進めております。(2) ウェアラブルシステム(スマートグラスを使用した遠隔作業支援) スマートグラスを使用し、工場のスマート化(見える化、効率化)を実現するツールとして遠隔作業支援システム(nvEye's:エヌヴィ)の開発と販売を行っております。 顧客のニーズの多様化に伴い、多品種のグラス(両眼タイプ、片眼タイプ、音声操作タイプ、防爆エリア対応タイプ等)に対応出来るようラインナップを拡充しております。 また、録画画像をクラウドにアップロードし閲覧できる「技術継承ソリューション」等の新サービスも展開しております。 (3) 高精度予知保全センシングシステム 高精度IMU(慣性計測ユニット)と予知保全ソフトウェアを使用した、高精度予知保全センシングシステム(PICCS:ピックス)の開発と販売を行っております。製造工場での設備の予知保全対策として、高精度センサーにより得た機械の劣化状況を解析し、メンテナンス時期、交換時期を特定することにより、突発的な故障による機会損失及び過剰メンテナンスによるコストの無駄を防ぐシステムとして需要が拡大しております。 さらにPICCSで得た結果をAIに判定させることで、より精度の高い予知保全システムの開発を進めております。 (4) LPWAセンサーソリューション LPWA(Low Power Wide Area:消費電力を抑えて遠距離通信を実現する通信方式)の無線技術を活用したソリューションの開発と販売を行っております。主には工場の見える化、効率化のツールとして活用されてきたアンドン(状態表示板)や生産表示板とLPWA無線センサー、無線スイッチを組み合わせる事により、作業効率・操作の簡易性・メンテナンス性を向上させたFAライン管理システムを開発し販売しております。また、介護施設でLPWAセンサーを被介護者の見守りセンサーとして活用する事により、事故の未然防止や介護者の負担軽減を実現できる見守りシステムとして展開しております。 (5) セキュリティシステム 監視用カメラと画像処理技術を使用した、人や車など動体のみを検知する簡易セキュリティシステム(アクロスライン)を開発しており、低価格で導入できる簡易セキュリティシステムを販売しております。 また、昨今の情報社会におけるネットワークセキュリティに対応する製品として、社内における無線やUSBメモリー等による不正アクセスを防止するための検知システムを開発しております。 (6) 非接触サイネージシステム タブレットやPCのモニタ画像を空中に表示しているように見せる特殊なプレートと、指の動きを検知するモーションセンサーを組合せ、タッチパネル上の操作を空中で行う事が出来るシステム(Nadis:ナディス)の開発と販売を行っております。現在、オフィスや店舗の受付システムの他、衛生管理(病院、飲食店)やセキュリティ(銀行、入館)用途でのニーズが増えてきております。また、製造ラインにおける操作盤やキッチン設備への組込み等の、他メーカーとのコラボレーション企画の展開も進めております。
FY2018|2,644 文字
6【研究開発活動】 当社グループは、産業用分野、情報通信分野、環境・エネルギー分野において、長年培ってきた電線・ケーブルの製造・加工技術をベースとして、さらなる高機能、高付加価値製品の開発・改良及びその周辺技術を取り込んだ新システムの開発に取り組んでおります。 現在の開発体制は、技術部門を中心に構成し、営業部門、製造部門、品質保証部門の連携のもと、直需指向と提案型営業に注力することで、市場動向・技術動向の情報収集・分析を行い、顧客ニーズに応えたスピーディーな開発活動を推進すると共に、新規のマーケットに対しても積極的なアプローチで業績の拡大に努めております。 この結果、当連結会計年度に係る研究開発費は、電線事業15,669千円、トータルソリューション事業4,387千円、総額20,056千円であります。 セグメント別の研究開発活動の概要は以下のとおりです。 (1) 産業用分野 ファクトリーオートメーションを主とした産業用ネットワークシステムのオープン化、グローバル化が進む中、多様な顧客ニーズに対応するため、製品群の充実に努めております。 最近の動向としてその普及が加速している産業用イーサネット、マシンビジョンシステム等の分野において、市場ニーズに応えるべく、新材料、新技術の採用により、かつ、顧客と密着した開発体制の中で、製品群の高機能化と付加価値製品の開発に注力しております。 例えば、オートメーション化の益々の進展や高度化に伴い、使用環境の多角化が進み、工作機械や産業用ロボット等の可動配線に使用される高屈曲用ケーブルの需要が拡大しております。また、省配線を目的としたケーブルの複合化や細径化、高耐久性に加え、高解像化・高速伝送化の要求が高まる中、コネクタ・ハーネス加工も含め、顧客のニーズにマッチしたカスタマイズ製品の開発を継続して実現しております。 また、今後は、産業用途で培った高機能化技術のノウハウを医療用機器の分野へ水平展開を図り、用途拡大と販路拡大に取り組んでまいります。 (2) 情報通信分野 当社グループの高強度光ファイバーケーブルは、その特長である強靭性、難燃性、可とう性等の優れた機能を活かし、データセンターや大容量LAN配線システム等で多くの顧客から高い評価を得てまいりました。 情報通信分野においても、益々多様化する顧客ニーズに応えるため、産業用分野と同様に、カスタマイズ製品の開発に注力しており、加工技術を駆使した高難燃化、複合化等に取り組み、顧客から好評を得ております。 最近の市場として、さらなる高難燃化、多芯化に加え、細径化の要求等も多くあり、これら顧客ニーズに即したカスタマイズ製品を充実させることにより、更なる付加価値を高め、産業用分野との垣根を取り払った用途拡大と販路拡大に取り組んでまいります。 (3) 環境・エネルギー分野 再生エネルギー分野向けの計装・制御ケーブルは、顧客ニーズに基づく使用環境に適した独自製品の開発に取り組んでおり、省配線、省工数の実現に注力しております。 トータルソリューション事業では最新のAI・IoT技術を集約・統合し、スマート工場(工場内の設備や人をネットワークで接続し生産性を革新している工場)を実現するシステムの開発に取り組んでおります。現在下記5つのテーマをメインに研究開発活動を行っております。分野別の研究開発活動の概要は以下のとおりです。 (1) AI画像処理システム IoTのコア技術の一つであるAI(人工知能)を活用した、AI画像処理システム(MAIS:マイズ)の開発を行っております。製造業の検査ラインやインフラ保全等で、目視での画像処理判断が難しい画像判定をAIに学習させることにより、熟練者と同等のレベルで平準化された判定が可能となります。今後顧客のニーズにあわせてAI画像処理システム(MAIS)の導入展開を進めております。 (2) ウェアラブルシステム(スマートグラスを使用した遠隔作業支援) 最近のトレンドであるウェアラブルデバイスの中核に位置するスマートグラスを使用し、工場のスマート化(見える化、効率化)を実現するツールとして遠隔作業支援システム(nvEye's:エヌヴィ)を開発しております。 顧客のニーズの多様化に対応できるよう定期的に最新技術を投入し、新規顧客だけではなく、導入済みの顧客に対してもバージョンアップを展開しております。 (3) FA生産ライン管理システム(LPWAセンサー、マルチ統合プラットフォームによる生産効率化) 従来より工場の見える化、効率化のツールとして活用されてきたアンドン(状態表示板)や生産表示板を大型液晶モニタ化し、さらにLPWAの無線技術を取り入れる事で、更なる作業効率、操作の簡易性、メンテナンス性をUPさせたシステムを開発しております。 また、マルチ統合プラットフォームと連携することで、工場全体の生産設備における稼働状況や見える化を実現し、お客様の要望にお応えするFA生産ライン管理システムを展開しております。 (4) 高精度予知保全センシングシステム 高精度IMU(慣性計測ユニット)と当社製予知保全ソフトウェア及び当社製ケーブルを使用した、高精度予知保全センシングシステム(PICCS)を開発しております。特に昨今製造工場での設備の老朽化とメンテナンスが課題となっており、高精度センサーにより得た劣化状況を解析し、メンテナンス時期、交換時期を特定する予知保全システム(PICCS)の需要が拡大しております。 当社グループではさらにPICCSで得た結果をAIに判定させることで、より精度の高い予知保全システムの開発を進めております。 (5) セキュリティシステム(カメラ+画像処理技術を使用したセキュリティ) 多様化した社会の中でセキュリティの重要性が再認識されておりますが、本格的にセキュリティ対策を行うとかなりのコストがかかります。当社グループでは監視用カメラと画像処理技術を使用した、人や車など動体のみを検知する簡易セキュリティシステム(アクロスライン)を開発しており、低価格で導入できるシステムを開発しております。 また、警備会社とタイアップして開発したカメラシステム、マンション全体の緊急連絡システム等、画像処理技術、センシング技術、ネットワーク技術を統合した様々なセキュリティソリューションを開発しております。
FY2017|2,719 文字
6【研究開発活動】 当社は、産業用分野、情報通信分野、環境・エネルギー分野において、長年培ってきた電線・ケーブルの製造・加工技術をベースとして、さらなる高機能、高付加価値製品の開発・改良及びその周辺技術を取り込んだ新システムの開発に取り組んでおります。 現在の開発体制は、技術部門を中心に構成し、営業部門、製造部門、品質保証部門の連携のもと、直需指向と提案型営業に注力することで、市場動向・技術動向の情報収集・分析を行い、顧客ニーズに応えたスピーディーな開発活動を推進すると共に、新規のマーケットに対しても積極的なアプローチで業績の拡大に努めております。 この結果、当事業年度に係る研究開発費は、電線事業15,050千円、トータルソリューション事業4,952千円、総額20,002千円であります。 事業別の研究開発活動の概要は以下のとおりです。 (1) 産業用分野 ファクトリーオートメーションを主とした産業用ネットワークシステムのオープン化、グローバル化が進む中、多様な顧客ニーズに対応するため、製品群の充実に努めております。 最近の動向としてその普及が加速している産業用イーサネット、マシンビジョンシステム等の分野において、市場ニーズに応えるべく、新材料、新技術の採用により、かつ、顧客と密着した開発体制の中で、製品群の高機能化と付加価値の向上、サービスの向上に注力しております。 例えば、オートメーション化の益々の進展や高度化に伴い、使用環境の多角化が進み、工作機械や産業用ロボット等の可動配線に使用される高屈曲用ケーブルの需要が拡大傾向にあります。また、省配線を目的としたケーブルの複合化や細径化、高耐久性に加え、伝送性能のレベルアップ等の要求が高まる中、コネクタ・ハーネス加工も含め、顧客のニーズにマッチしたカスタマイズ製品の開発を継続して実現しております。 また、今後は、産業用途で培った高機能化技術のノウハウを医療用機器の分野へ水平展開を図り、用途拡大と販路拡大に取り組んでまいります。 (2) 情報通信分野 当社の高強度光ファイバーケーブルは、その特長である強靭性、難燃性、可とう性等の優れた機能を活かし、データセンターや大容量LAN配線システム等で多くの顧客から高い評価を得てまいりました。 情報通信分野においても、益々多様化する顧客ニーズに応えるため、産業用分野と同様に、カスタマイズ製品の開発に注力しており、加工技術を駆使した高難燃化、複合化等に取り組み、顧客から好評を得ております。 最近の市場として、さらなる高難燃化、多芯化に加え、細径化の要求等も多くあり、これら顧客ニーズに即したカスタマイズ製品を充実させることにより、更なる付加価値を高め、産業用分野との垣根を取り払った用途拡大と販路拡大に取り組んでまいります。 (3) 環境・エネルギー分野 太陽光発電システム給電用ケーブルは、クリーンエネルギーとしてのメガソーラー発電施設の増加と共に、生産量が拡大してまいりました。 また、スマートグリッドに使用する制御ケーブルや地震計測等の地質調査に使用する特殊ケーブル等、環境・エネルギー分野及び、防災研究分野での製品群の充実にも取り組んでおります。 トータルソリューション事業では最新のIOT技術を集約・統合し、スマート工場(工場内の設備や人をネットワークで接続し生産性を革新している工場)を実現するシステムの開発に取り組んでおります。現在下記5つのテーマをメインに研究開発活動を行っております。分野別の研究開発活動の概要は以下のとおりです。 (1) 照明システム(DALI+EnOceanを使用した照明制御) 最近の「照明のLED化」に伴い、照明をコントロールする様々な技術が出てきました。当社としても顧客のニーズの多様化に答えるべく、次世代照明制御システムであるDALIと、バッテリー不要の最新の無線技術EnOceanを組み合わせた、電源不要センサーによる照明コントロールシステム(調光、個別・グループ制御等)の開発を行っております。本システムは工場のみならず店舗や公共施設でも活用が見込まれております。 (2) ウェアラブルシステム(スマートグラスを使用した遠隔作業支援) 最近のトレンドであるウェアラブルデバイスの中核に位置するスマートグラスを使用し、工場のスマート化(見える化、効率化)を実現するツールとして遠隔作業支援システム(nvEye's)を開発しております。 顧客のニーズの多様化に対応できるよう定期的に最新技術を投入し、バージョンアップを展開しております。 (3) FA系システム(液晶モニタ+EnOceanを使用した業務効率化) 昔から工場の見える化、効率化のツールとして活用されてきたアンドン(状態表示板)や生産表示板を大型液晶モニタ化し、さらにEnOceanの無線技術を取り入れる事で、更なる作業効率、操作の簡易性、メンテナンス性をUPさせたシステムを開発しております。 また、液晶モニタゆえの使用用途のマルチ化(消費電力や温湿度、映像等を表示可)を実現し、お客様の要望に応える多機能システムの商品を開発しております。 (4) センシングシステム(高精度センサー+CANケーブルを使用したセンシング) 高精度センサーと当社製CAN-BUSケーブルを使用した、高精度センシングシステムを開発しております。 特に昨今製造工場での機械の老朽化とその交換のタイミングが問題になっており、高精度センサーにより得た劣化状況を解析し、メンテナンス時期、交換時期を特定する予知保全システム(PICCS)の需要が拡大しております。 また、構造物の劣化状況を解析する環境モニタリングシステム、ドローン等の動態の姿勢や挙動を検知制御するシステム等を開発しており、あらゆる動きを検知解析するシステムとしてますます需要が拡大しております。 (5) セキュリティシステム(カメラ+画像処理技術を使用したセキュリティ) 今多様化した社会の中でセキュリティの重要性が再認識されておりますが、本格的にセキュリティ対策を行うとかなりのコストがかかります。当社では監視用カメラと画像処理技術を使用した、人や車など動態のみを検知する簡易セキュリティシステム(アクロスライン)を開発しており、低価格で導入できるシステムを開発しております。 また、警備会社とタイアップして開発したカメラシステム、マンション丸ごとの緊急連絡システム等、画像処理技術、センシング技術、ネットワーク技術を統合した様々なセキュリティ商品を開発しております。
FY2016|1,331 文字
6【研究開発活動】 当社は、産業用分野、情報通信分野、環境・エネルギー分野において、長年培ってきた電線・ケーブルの製造・加工技術をベースとして、さらなる高機能、高付加価値製品の開発・改良及びその周辺技術を取り込んだ新システムの開発に取り組んでおります。 現在の開発体制は、技術部門を中心に構成し、営業部門、製造部門、品質保証部門の連携のもと、直需指向と提案型営業に注力することで、市場動向・技術動向の情報収集・分析を行い、顧客ニーズに応えたスピーディーな開発活動を推進すると共に、新規のマーケットに対しても積極的なアプローチで業績の拡大に努めております。 この結果、当事業年度に係る研究開発費は、電線事業16,584千円、その他2,238千円、総額18,823千円であります。 電線事業の分野別の研究開発活動の概要は以下のとおりです。 (1) 産業用分野 ファクトリーオートメーションを主とした産業用ネットワークシステムのオープン化、グローバル化が進む中、多様な顧客ニーズに対応するため、製品群の充実に努めております。 最近の動向としてその普及が加速している産業用イーサネット、マシンビジョンシステム等の分野において、市場ニーズに応えるべく、新材料、新技術の採用により、かつ、顧客と密着した開発体制の中で、製品群の高機能化と付加価値の向上、サービスの向上に注力しております。 例えば、オートメーション化の益々の進展や高度化に伴い、使用環境の多角化が進み、工作機械や産業用ロボット等の可動配線に使用される高屈曲用ケーブルの需要が拡大傾向にあります。また、省配線を目的としたケーブルの複合化や細径化、高耐久性に加え、伝送性能のレベルアップ等の要求が高まる中、コネクタ・ハーネス加工も含め、顧客のニーズにマッチしたカスタマイズ製品の開発を継続して実現しております。 また、今後は、産業用途で培った高機能化技術のノウハウを医療用機器の分野へ水平展開を図り、用途拡大と販路拡大に取り組んでまいります。 (2) 情報通信分野 当社の高強度光ファイバーケーブルは、その特長である強靭性、難燃性、可とう性等の優れた機能を活かし、データセンターや大容量LAN配線システム等で多くの顧客から高い評価を得てまいりました。 情報通信分野においても、益々多様化する顧客ニーズに応えるため、産業用分野と同様に、カスタマイズ製品の開発に注力しており、加工技術を駆使した高難燃化、複合化等に取り組み、顧客から好評を得ております。 最近の市場として、さらなる高難燃化、多芯化に加え、細径化の要求等も多くあり、これら顧客ニーズに即したカスタマイズ製品を充実させることにより、更なる付加価値を高め、産業用分野との垣根を取り払った用途拡大と販路拡大に取り組んでまいります。 (3) 環境・エネルギー分野 太陽光発電システム給電用ケーブルは、クリーンエネルギーとしてのメガソーラー発電施設の増加と共に、生産量が拡大してまいりました。 また、スマートグリッドに使用する制御ケーブルや地震計測等の地質調査に使用する特殊ケーブル等、環境・エネルギー分野及び、防災研究分野での製品群の充実にも取り組んでおります。