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三谷セキサン(5273)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

ガラス・土石製品 建設・資材

事業の概要

  • 多角的な事業展開
    三谷セキサンは、コンクリート製品の製造販売を主軸としつつ、情報関連、環境衛生、施設管理、ホテル運営、不動産賃貸、太陽光発電といった幅広い事業を展開しています。これにより、特定の事業に依存しない安定した収益基盤を構築しようとしています。
  • コンクリート製品が主力
    特にコンクリートパイルやポール、ブロック製品、砂利の製造販売が主要な収益源です。これらは建設現場で基礎となる重要な資材であり、社会インフラを支える役割を担っています。
  • 型枠賃貸と技術提供
    消波ブロックの型枠賃貸や、コンクリート製品に関する技術提供も行っています。これは製品販売だけでなく、関連するサービスやノウハウ提供によっても収益を得るビジネスモデルを示しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
  • コンクリート二次製品関連事業
    この事業は、コンクリートパイル、ポール、ブロック、砂利製品の製造販売、消波ブロックの型枠賃貸、技術提供が主な内容です。売上高は683.12億円、営業利益は105.43億円と、同社グループの主要な収益源であり、事業全体の大部分を占める稼ぎ頭です。
  • 情報関連事業
    情報システムの構築、ハードウェア・ソフトウェアの販売を手掛けています。売上高は103.01億円、営業利益は18.31億円であり、コンクリート事業に次ぐ規模で、IT技術を活用したサービス提供で収益を上げています。
  • その他事業
    環境衛生、施設管理、ホテル運営、不動産賃貸、太陽光発電など多岐にわたる事業を含みます。具体的な売上や利益の数値は示されていませんが、多様な事業を展開することで、リスク分散と安定的な収益確保を目指していると考えられます。
2025-03 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
ConcreteSecondaryProducts 事業 683 105 15.4%
InformationRelated 事業 103 18 17.8%
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2025|594 文字
3 【事業の内容】当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、連結子会社20社、非連結子会社2社及び非持分法適用関連会社3社で構成されております。主な事業としては、コンクリートパイル、ポール、環境製品(ブロック製品)、砂利の製造販売及び消波ブロックの型枠賃貸を行っており、ほか情報関連、環境衛生、施設管理、ビジネスホテルの運営、不動産賃貸業務及び太陽光発電の事業を行っております。当社及び当社の関係会社の事業における位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります(非連結子会社2社及び非持分法適用関連会社3社は、除いております。)。 区分主要製品主要な会社コンクリート二次製品関連事業コンクリートパイル、ポール、コンクリートブロック、砂利製品、消波ブロック型枠賃貸、技術提供収入当社、滋賀セキサン㈱、東京セキサン㈱、セキサンピーシー㈱、㈱福井リサイクルセンター(会社数 計 16社)情報関連事業情報システム構築、ハード・ソフトウエアの販売福井システムズ㈱、ゲイトウェイ・コンピュータ㈱ (会社数 計 2社)その他事業環境衛生、施設管理、ホテル事業、不動産賃貸、太陽光発電収入当社、㈱浦和スプリングレーンズ、㈱トスマク・アイ、滋賀セキサン㈱、北九州セキサン㈱ (会社数 計 8社) 事業の系統図は、次のとおりであります。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 弱い
価格競争の熾烈化や新しい競合先の市場参入により、厳しい価格競争にさらされる
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 技術
顧客の高度なニーズに対応するため製品、工法及び施工技術が必要となる
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか シクリカル
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 混合
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 高い
会社が挙げる主要リスク:需要動向の落ち込み / 価格競争の激化 / 収益認識の見積り見直し
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 7 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

三谷セキサンは、特定のブランド力、特許、規制ライセンス、または独占的な知的財産権によって裏付けられた強力な無形資産を有しているという明確な証拠はありません。事業は主に建設資材の製造・販売であり、技術的な差別化よりも製品の品質とコストが重視される傾向があります。

スイッチングコスト★☆☆☆☆
根拠:弱い乗り換えの手間・コスト

建設業界における資材調達は、価格、納期、品質、既存取引関係などが総合的に考慮されます。一度採用された資材サプライヤーを変更する際には、設計変更や再評価の手間が発生する可能性がありますが、それが顧客にとって極めて大きな損失を伴うほどのスイッチング・コストとは言えません。代替品の存在も考慮されます。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

三谷セキサンの事業モデルは、製品の利用者が増えることでその製品自体の価値が高まるネットワーク効果を生み出す構造ではありません。これは主にBtoBの建設資材供給事業であり、プラットフォーム型ビジネスとは異なります。

コスト優位★★★☆☆
根拠:中程度同じ物を安く作れる

同社は、長年の事業運営で培われた生産効率や、地域に根差したサプライチェーンの最適化により、一定のコスト競争力を有している可能性があります。特に、石灰石という原料の採掘から加工、販売まで一貫して手掛けることで、外部調達コストを抑制し、価格競争力を維持していると考えられます。

規模の経済★★★☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

石灰石製品の製造・販売において、一定の地域市場で主要な供給者としての地位を確立していると考えられます。採掘から加工、物流まで一貫した事業展開は、規模の経済を活かした効率的なオペレーションを可能にし、地域内での一定の寡占状態を形成している可能性があります。

  • 多様な事業ポートフォリオ
    コンクリート二次製品だけでなく、情報関連、環境衛生、ホテル運営など多岐にわたる事業を展開している点が強みです。これにより、特定の市場の変動リスクを分散し、安定した経営基盤を築いています。
  • 長年の実績と技術力
    コンクリートパイルやポールといった建設資材は、品質と信頼性が非常に重要です。長年の事業活動を通じて培われた製造技術や施工ノウハウは、顧客からの信頼獲得に繋がり、競争優位性をもたらしていると考えられます。
  • 全国的な生産・営業拠点
    全国に生産・営業拠点を展開しているため、広範囲の需要に対応できる体制が整っています。これにより、地域ごとの建設需要の変動にも柔軟に対応し、安定的な事業運営を可能にしています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針当社グループは、独自の製品・新技術の開発に努め、より高性能の商品・工法を提供していくことにより、お客様のニーズにお応えし、社会資本の整備と快適な環境の創造に貢献することを経営の基本としております。構築物の基礎支持力を提供するメーカーとして、高品質のコンクリート、高品質の施工技術及び施工管理技術の研究に積極的に取り組み、他社との差別化を図り、収益性を高め、財務体質を強化することを目標とします。 (2) 経営環境当連結会計年度におけるわが国経済は、経済活動の正常化が進み、景気の緩やかな回復基調が見られる一方で、海外景気の下振れリスクや物価上昇、地政学リスク、金融資本市場の変動の影響などにより、依然として先行き不透明な状況が続いております。当社グループの主力製品であるコンクリートパイル業界におきましては、官公需要及び民間需要とも減少したため、業界全体の出荷量は前期比で6%減少いたしました。 (3) 事業上及び財務上の対処すべき課題当社グループを取り巻く経営環境は、引き続き緩やかな回復基調で推移することが期待される一方で、米国政策等によって海外景気が下振れするリスクや、金融資本市場の変動等による影響が懸念され、先行きは依然として不透明な状況が続くことが予想されます。こうした中、当社は、顧客ニーズに対応した新製品・新技術の開発を積極的に進め、技術力と営業力の向上により一層努めてまいります。また、キャッシュ・フロー経営を重視し、財務体質の強化を行い、事業経営全般の効率化に全力をあげて取り組んでまいります。また、競合他社との価格競争の激化や原材料価格の高止まりが引き続きが見込まれるため、採算管理の徹底・経費抑制等に努めてまいります。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針当社グループは、独自の製品・新技術の開発に努め、より高性能の商品・工法を提供していくことにより、お客様のニーズにお応えし、社会資本の整備と快適な環境の創造に貢献することを経営の基本としております。構築物の基礎支持力を提供するメーカーとして、高品質のコンクリート、高品質の施工技術及び施工管理技術の研究に積極的に取り組み、他社との差別化を図り、収益性を高め、財務体質を強化することを目標とします。 (2) 経営環境当連結会計年度におけるわが国経済は、経済活動の正常化が進み、景気の緩やかな回復基調が見られる一方で、海外景気の下振れリスクや物価上昇、地政学リスク、金融資本市場の変動の影響などにより、依然として先行き不透明な状況が続いております。当社グループの主力製品であるコンクリートパイル業界におきましては、官公需要及び民間需要とも減少したため、業界全体の出荷量は前期比で6%減少いたしました。 (3) 事業上及び財務上の対処すべき課題当社グループを取り巻く経営環境は、引き続き緩やかな回復基調で推移することが期待される一方で、米国政策等によって海外景気が下振れするリスクや、金融資本市場の変動等による影響が懸念され、先行きは依然として不透明な状況が続くことが予想されます。こうした中、当社は、顧客ニーズに対応した新製品・新技術の開発を積極的に進め、技術力と営業力の向上により一層努めてまいります。また、キャッシュ・フロー経営を重視し、財務体質の強化を行い、事業経営全般の効率化に全力をあげて取り組んでまいります。また、競合他社との価格競争の激化や原材料価格の高止まりが引き続きが見込まれるため、採算管理の徹底・経費抑制等に努めてまいります。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営成績当連結会計年度におけるわが国経済は、経済活動の正常化が進み、景気の緩やかな回復基調が見られる一方で、海外景気の下振れリスクや物価上昇、地政学リスク、金融資本市場の変動の影響などにより、依然として先行き不透明な状況が続いております。当社グループの主力製品であるコンクリートパイル業界におきましては、官公需要及び民間需要とも減少したため、業界全体の出荷量は前期比で6%減少いたしました。当連結会計年度の経営成績につきましては、売上高は877億65百万円(前期比5.6%増)、営業利益は138億92百万円(同14.7%増)、経常利益は149億48百万円(同11.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は101億75百万円(同10.0%増)となりました。    セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。 ① コンクリート二次製品関連事業コンクリート二次製品関連事業につきましては、主力のコンクリートパイル部門において前連結会計年度に比べて需要が減少し競争が激化する厳しい経営環境の中、販売強化及び施工効率の向上に努めました。その結果、当部門の売上高は683億12百万円(前期比0.1%減)となり、営業利益は105億43百万円(同2.3%増)となりました。 ② 情報関連事業 情報関連事業につきましては、ソフトウエア関連の販売増加等により、売上高は103億1百万円(前期比35.4%増)となり、営業利益は18億31百万円(同128.7%増)となりました。 ③ その他事業 その他事業につきましては、ホテル事業において、経済活動の正常化によりインバウンド需要が好調を維持していること、また、環境衛生事業の収集運搬部門やリサイクル部門の売上が増加したことにより、売上高は91億52百万円(前期比28.1%増)となり、営業利益は25億69百万円(同45.6%増)となりました。     生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。 ① 生産実績当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称生産高(百万円)前年同期比(%)コンクリート二次製品関連事業21,64896.9情報関連事業2,994127.2その他事業5,070130.0合計29,713103.9  (注) 1. セグメント間取引については、相殺消去しております。    2. 金額は、製造原価によっております。 ② 受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称受注高(百万円)前年同期比(%)受注残高(百万円)前年同期比(%)コンクリート二次製品関連事業79,094126.434,889144.7情報関連事業10,330134.3271112.0その他事業9,152128.1――合計98,577127.435,160144.4  (注) 1. セグメント間取引については、相殺消去しております。 ③ 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称販売高(百万円)前年同期比(%)コンクリート二次製品関連事業68,31299.9情報関連事業10,301135.4その他事業9,152128.1合計87,765105.6  (注) 1. セグメント間取引については、相殺消去しております。 (2)財政状態当連結会計年度における資産合計は1,252億34百万円となり、前連結会計年度末と比べ48億77百万円増加いたしました。これは主に、有形固定資産の増加及び投資有価証券の時価評価に伴い投資その他の資産が増加したことによるものであります。 負債合計は346億92百万円となり、前連結会計年度末と比べ9億27百万円減少いたしました。これは主に、仕入債務の減少によるものであります。 純資産合計は905億42百万円となり、前連結会計年度末と比べ58億4百万円増加いたしました。これは主に、自己株式の消却による自己株式の減少によるものであります。 (3)キャッシュ・フロー当連結会計年度における現金及び現金同等物は428億19百万円となり、前連結会計年度末に比べ24億6百万円の増加となりました。営業活動によるキャッシュ・フローは、133億70百万円(前期は86億88百万円)となり、前連結会計年度に比べ46億81百万円の増加となりました。これは、売上債権の減少が主な内容であります。投資活動によるキャッシュ・フローは、△53億47百万円(前期は△38億28百万円)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出が主な内容であります。財務活動によるキャッシュ・フローは、△56億15百万円(前期は△22億42百万円)となりました。これは、自己株式の取得による支出、配当金の支払による支出が主な内容であります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、運転資金及び設備投資資金等は、原則として、自己資金又は銀行からの借入により資金調達しております。主な設備投資資金需要としては、工事用部材、工場用設備の更新等となります。 (4)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 (a)繰延税金資産の回収可能性  繰延税金資産の回収可能性は、過去の課税所得の推移や将来の課税所得の見込み等を勘案し、回収可能性を慎重に検討した上で計上しております。当該見積り及び当該仮定について、将来の不確実な経済条件の変動等により見直しが必要となった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において認識する繰延税金資産及び法人税等調整額の金額に重要な影響を与える可能性があります。 (b)契約資産当社グループの主力のパイル部門はコンクリートパイル製品の販売と請負工事を単一の履行義務として識別したうえで、契約における履行義務を充足するにつれて一定の期間にわたり収益を認識しております。履行義務の充足に係る進捗度の見積り方法として見積総原価に対する実際原価の割合(インプット法)を適用しております。見積総原価のうちコンクリートパイルの請負工事に係る工事原価の見積りは、工事の進行過程における設計内容の変更や顧客による工事工程の見直し、製品の製造工程作業の逼迫等により工期の遅延が生じることで見直しが必要となることがあります。また、追加工事・変更工事の発生に従い工事収益の見積りの見直しが必要となる場合があるものの、顧客との契約内容の変更交渉に一定の期間を要することがあります。このような場合には当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (c)工事損失引当金当社グループの主力のパイル部門は、顧客との間で工事請負契約を締結しパイル工事を行っております。競合会社との価格競争により戦略的に低価格で受注する場合や、手持工事のうち設計内容の変更や顧客による工事工程の見直し、製品の製造工程作業の逼迫等により工期の遅延が生じることで、工事原価総額が工事収益総額を超過し工事損失が発生することがあります。工事損失が発生する可能性が高い工事請負契約を網羅的に識別し、工事原価総額が工事収益総額を超過する可能性が高く、かつ、その金額を合理的に見積ることができる場合には、超過すると見込まれる額のうち当該工事請負契約について既に計上された損益の額を控除した残額を、工事損失が見込まれた連結会計年度の損失として処理し、工事損失引当金に計上しております。工事の進行に伴い見積りを超えた原価が発生する場合は、当社グループの業績を悪化させる可能性があります。 (d)固定資産の減損当社グループは、固定資産の減損に係る回収可能性の評価に当たり、原則として継続的に損益を把握している事業部単位で資産のグルーピングを行っており、収益性が著しく低下した資産グループについて、固定資産の帳簿価額を回収可能価額まで減損し、当該減少額を減損損失として計上することとしております。固定資産の回収可能価額について、将来キャッシュ・フロー、割引率、正味売却価額等の前提条件に基づき算出しているため、当初見込んでいた収益が得られなかった場合や、将来キャッシュ・フロー等の前提条件に変更があった場合、固定資産の減損を実施し、当社グループの業績を悪化させる可能性があります。

事業リスク

  • 建設需要の変動リスク
    主力であるコンクリートパイル部門の需要は、民間の建設投資に大きく左右されます。景気後退などにより需要が想定以上に落ち込んだ場合、売上高や利益が減少し、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
  • 価格競争と収益認識の難しさ
    建設業界では価格競争が激しく、新しい競合の参入も考えられます。また、パイル工事は工期が長く、設計変更や工期遅延による原価の見直しが発生しやすいため、収益を正確に認識することが難しく、不採算工事が発生するリスクがあります。
  • 原材料価格の変動と調達リスク
    セメントや鋼材などの原材料価格の変動は、製造コストに直接影響を与え、利益を圧迫する可能性があります。また、一部の特殊な原材料が特定の供給業者に依存しているため、災害や事故などにより調達が滞ると、生産活動に支障をきたす恐れがあります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2025|3,088 文字
3 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。   ①需要動向当社グループの主力のパイル部門の全体需要は、民間需要に大きく影響される状況にあります。想定以上に需要が落ち込んだ場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。経営執行役会議・支店長会議等において受注見通し、案件量を毎月フォローし、適宜必要な対策の検討を行っております。 ②価格競争当社グループが展開する事業において、価格競争の熾烈化や、新しい競合先の市場参入によって当社グループの製品及びサービスが厳しい価格競争にさらされることで当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③収益認識について当社グループの主力のパイル部門は、顧客との間でコンクリートパイル製品の販売及び請負工事の契約を締結しパイル工事を行い、コンクリートパイル製品の販売と請負工事を単一の履行義務と識別したうえで、契約における履行義務を充足するにつれて一定の期間にわたり収益を認識しております。履行義務の充足に係る進捗度の見積り方法として見積総原価に対する実際原価の割合(インプット法)を適用しております。パイル工事は、工事の受注から完成までに一定の期間を要し、顧客の高度なニーズに対応するため製品、工法及び施工技術が必要となり、また工事の進行過程における設計内容の変更や顧客による工事工程の見直し、製品の製造工程作業の逼迫等により工期の遅延が生じることで工事原価の見積りの見直しが必要となります。追加工事・変更工事の発生に伴い工事収益の見積りについても見直しが必要となる場合があるものの、顧客との契約内容の変更交渉に一定の期間を要します。収益認識を正確に行うため、工事案件毎に継続的な見積原価や予定工事期間の見直しを実施する等適切な原価管理に取り組んでおりますが、これらの見直しが必要になった場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。その防止対応策として、日報管理、工事施工品質管理等の体制充実を図っております。 ④不採算工事の発生によるリスク当社グループが施工するパイル工事において、工事の請負工事契約の締結段階での価格競争による不採算工事の発生や手持工事のうち設計内容の変更や顧客による工事工程の見直し、製品の製造工程作業の逼迫等により工期の遅延が生じた場合、見積総原価が収益総額を超過して工事損失が発生し、工事損失引当金を計上することとなり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。工程遅延や追加工事原価発生等のリスク要因に応じた工事部門と施工技術部門が一体となったフォロー体制を充実させております。 ⑤原材料の調達当社グループは、原材料を多数の供給業者から調達しており、購入に際しては安定供給及び品質保証された原材料の調達に努めており、また複数の供給業者からの調達は進めているものの、一部の特殊な原材料については限られた供給業者に依存する場合があります。供給業者における災害、事故等による調達への支障が生じた場合には、生産活動の停止等の影響が考えられ、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥原材料価格当社グループのコンクリート二次製品関連事業におきましては、原材料としてセメントや鋼材等を使用しておりますが、市場価格の変動により調達価格が上昇し、製造コスト等に影響を及ぼすおそれがあります。当社グループとしましては、コスト上昇に対して全社的なコストダウンに取り組むと共に顧客への適正価格の改定を要請する努力を行いますが、価格動向によっては当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦貸倒リスク当社グループの販売先の中には、財務面において不安な企業もあります。当社グループの与信管理体制により貸倒れ発生を未然に防止する取り組みを行っておりますが、貸倒れリスクは皆無ではないため、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧新製品及び新技術の開発当社グループは高品質、低価格そして革新的な製品及び工法等の開発を念頭に進めており、知的財産権についても多数の特許等の申請を行っております。申請にあたっては公知の技術の調査を入念に行っておりますが、権利を保有する企業への抵触を全て排除することはできません。その場合には抵触する製品等の販売停止、損害賠償等を請求されることも想定され、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑨法的規制当社グループは建設業許可、産業廃棄物許可等を受けており、これらの許認可を受けるための諸条件、関係法令の遵守に努めております。当連結会計年度末において事業運営上の支障をきたす状況は生じておりませんが、法令違反等により許認可が取り消された場合には、事業の運営に支障をきたし、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループとしましては、内部監査の実施、内部通報システム並びにコンプライアンスの周知徹底を図っております。 ⑩契約不適合当社グループは、高い品質管理体制のもとで、高品質の製品、工事、システムの販売を行っておりますが、予見できない契約不適合によっては品質の悪化や工期の遅延が生じる可能性があります。契約不適合に伴う損害賠償等が発生した場合には当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑪事故当社グループは、設備の点検、保守、また安全衛生教育により製造設備の安定操業、安全確保に努めておりますが、不慮の事故等により工場周辺あるいは製造設備への重大な被害や人的被害が生じた場合には、被害補償、設備補修等に多額の費用が見込まれ、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑫自然災害等当社グループは全国に生産・営業拠点を設けておりますが、地震、津波、風水害等の自然災害や、感染症の世界的流行が発生した場合には、当社グループが保有する資産や当社グループの従業員に直接被害が及び、損害が発生する可能性があります。当社グループとしましては、人的被害の回避を最優先としつつ事業継続を図るため、ハザードマップ等を利用した地域的リスクの周知や、感染防止策の実施、時差出勤及びテレワークの推進、会議の実施方法見直しなどを行っております。災害規模が大きな場合には、受注動向の変化・建設資材価格の高騰等で事業環境が変化し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑬情報セキュリティリスク当社グループは設計、施工をはじめとする各種サービスを提供するにあたり、構造物や顧客に関する情報、経営・技術・知的財産に関する情報、個人情報その他様々な情報を保有しております。このような情報が外部からの攻撃や従業員の過失等によって漏洩または消失等した場合には、信用の毀損、損害賠償や復旧費用等の発生により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。これらのリスクに対応するため、セキュリティソフトの強化、セキュリティレベルに応じた入退室管理、ファイルサーバーとパソコン間のログ監視、従業員及び外部要員へのセキュリティ教育、バックアップによる情報及びソフトウエアのリカバリーポイントの維持などを行っております。

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