オリエンタルランド(4661)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 4,777 | 1,132 | 824 | 840 | 12.3 | 248.4 | — | 78.8 |
| FY2017 | 4,793 | 1,103 | 812 | 779 | 11.3 | 246.7 | 37.5 | 78.9 |
| FY2018 | 5,256 | 1,293 | 903 | -4 | 11.2 | 274.7 | 40.0 | 76.4 |
| FY2019 | 4,645 | 969 | 622 | 939 | 7.6 | 189.2 | 42.0 | 81.2 |
| FY2020 | 1,706 | -460 | -542 | -1,846 | -7.1 | -165.5 | 44.0 | 73.0 |
| FY2021 | 2,757 | 77 | 81 | -844 | 1.1 | 24.6 | 26.0 | 69.6 |
| FY2022 | 4,831 | 1,112 | 807 | 233 | 9.7 | 49.3 | 28.0 | 68.8 |
| FY2023 | 6,185 | 1,654 | 1,202 | 1,764 | 12.7 | 73.4 | 40.0 | 70.1 |
| FY2024 | 6,794 | 1,721 | 1,242 | -578 | 12.7 | 75.6 | 13.0 | 67.9 |
| FY2025 | 7,045 | 1,684 | 1,219 | 92 | 11.1 | 74.3 | 14.0 | 67.5 |
バフェット流モート診断
総合スコア:13/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
東京ディズニーリゾート(TDR)という世界的に認知された強力なブランド力と、ディズニー社との長年のライセンス契約に基づくIP(知的財産)が最大の無形資産。新規アトラクションやテーマポートの継続的な開発・投資により、ブランド価値と顧客体験を維持・向上させている。
TDRへの来場は、単なるレジャー消費を超え、特別な体験や思い出作りという側面が強い。一度TDRの体験に慣れた顧客が、競合テーマパークに容易に乗り換えることは考えにくく、高いスイッチング・コスト(心理的・体験的)が存在する。
ネットワーク効果は限定的。来場者数が増加しても、個々の来場者の体験価値が直接的に向上するわけではない。
テーマパーク運営は、人件費、維持管理費、新規投資など、多額の固定費・変動費がかかる。構造的なコスト優位性は見られない。
国内テーマパーク市場において、TDRは圧倒的な集客力と売上規模を誇る。この規模の経済により、効率的な運営と大規模な投資が可能となり、競合に対する優位性を確立している。
競合との比較優位
強気シナリオ
東京ディズニーシーの新テーマポート「ファンタジースプリングス」の開業による集客力・収益力向上
円安を背景としたインバウンド需要の回復・拡大
継続的な投資によるブランド価値の維持・向上とリピート率の高さ
弱気シナリオ(モート侵食)
新型コロナウイルスのようなパンデミックによる一時的な休園・入場制限リスク
ディズニーIPの陳腐化や、グローバルなエンターテイメントトレンドの変化
大規模自然災害による施設への被害や運営への影響
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
オリエンタルランドへの投資が失敗するには、ディズニーブランドの魅力が世界的に失墜し、もはや人々が魅力を感じなくなるか、あるいは、オリエンタルランドがディズニー社とのライセンス契約を維持できなくなる事態が考えられる。また、日本国内でTDRを凌駕するような、全く新しいコンセプトのエンターテイメント体験を提供する競合が出現し、消費者の価値観を根底から覆すこともあり得る。さらに、大規模な自然災害やパンデミックが頻発し、テーマパーク運営そのものが持続不可能になるほどの社会経済的混乱が生じるシナリオも考えられる。これらの要因が複合的に作用し、TDRへの需要が構造的に、かつ不可逆的に低下した場合、現在のモートは意味をなさなくなるだろう。
5年後のモート予測
ファンタジースプリングス開業効果とインバウンド回復により、売上・利益ともに大幅な成長を遂げる。単価上昇と高稼働率維持で、過去最高水準の業績を達成する可能性が高い。
堅調な国内需要と緩やかなインバウンド回復に支えられ、安定的な成長を続ける。新規投資効果は徐々に現れ、着実な業績拡大が見込まれる。
感染症再拡大や世界経済の減速により、インバウンド需要が想定を下回る。国内需要も伸び悩み、新規投資効果も限定的となり、業績は停滞するリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 35,430億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 67.5% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 14.7% | |
| 6. 適度なPER | PER 29.1倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 3.22倍 |
合格数:4/7 部分的合格