5【研究開発活動】「日本経済再生の柱として、医療、医薬品、医療機器を戦略産業として育成する」という政府方針のもとで日本発の技術輸出が求められる中、グローバル製品の開発を最重要課題として市場動向の把握に努め、既存の大型製品群の強化充実並びに独自技術と研究開発力の強化による製品開発を推進してまいりました。遺伝子検査試薬では、深在性真菌症で報告例の多いアスペルギルス症で、主な起因菌であり(分離されるアスペルギルス属の70%を占める)、感染性、病原性の高いAspergillus fumigatusの遺伝子を検出する「LoopampアスペルギルスF検出試薬キット」を研究用試薬として2018年3月に発売いたしました。「Near the patient」という医療ニーズに対応するための小型全自動遺伝子検査システム(Simprova)は、先ずは呼吸器感染症を対象に製品化に向けた取り組みを継続してまいりました。当連結会計年度末をもって装置開発が概ね完了いたしましたので、引き続き早期の上市に向け取り組んでまいります。細菌学的検査用試薬としてはスタンダードなヒツジ血液寒天培地である「ポアメディア トリプトソイ5%羊血液寒天培地」を2017年4月に、今まで鑑別が困難であった、Haemophilus influenzaeとHaemophilus haemolyticusを鑑別する培地「ポアメディア Vi ヘモフィルス寒天培地」を2018年1月に発売いたしました。また、薬剤耐性(AMR)対策がクローズアップされておりますが、適切な薬剤選択のため、「KBディスク ‘栄研’チゲサイクリン」を2017年10月に発売いたしました。イムノクロマト製品では、ノロウイルスの検出試薬でユーザーの要望が多かった直腸便、排せつ便を採取可能な綿棒及び採便シートを同梱した「イムノキャッチ ノロ Plus」を2017年8月に発売いたしました。大塚製薬株式会社とは業務提携契約に基づき、両社が補完できる領域を中心に共同開発を引き続き検討中であります。なお、当連結会計年度における研究開発費の総額は32億38百万円となりました。
FY2017|991 文字
6【研究開発活動】「日本経済再生の柱として、医療、医薬品、医療機器を戦略産業として育成する」という政府方針のもとで日本発の技術輸出が求められる中、グローバル製品の開発を最重要課題として市場動向の把握に努め、既存の大型製品群の強化充実並びに独自技術と研究開発力の強化による製品開発を推進してまいりました。遺伝子検査試薬では、FINDとの共同開発による途上国向け結核菌検出試薬「Loopamp 結核菌群検出試薬キット」と「Loopamp PURE DNA抽出キット」が、スメア検査の置き換え、あるいは追加検査として平成28年8月にWHOの推奨を取得いたしました。また、Neglected Disease(顧みられない病気)の一つであるリーシュマニア症の原因原虫を検出する試薬「Loopamp Leishmania Detection Kit」を国内向け研究用試薬として、平成28年7月に発売致しました。そのほか平成27年12月に発売いたしました「Loopamp百日咳菌検出試薬キットD」は百日咳菌の遺伝子検査試薬としては初めての保険適用を受けました。「Near the patient」という医療ニーズに対応するための小型全自動遺伝子検査装置および多項目遺伝子検査チップは、先ずは呼吸器感染症を対象に早期の製品化を目指して取り組んでおります。イムノクロマト法を原理とした迅速検査製品としては、平成26年12月、平成28年1月にそれぞれ国内発売してご好評いただいている「イムノキャッチ-レジオネラ」および「イムノキャッチ-肺炎球菌」について、平成28年10月に海外発売いたしました。また、昨今、薬剤耐性(AMR)対策がクローズアップされておりますが、抗微生物薬の適切な選択のため、抗真菌薬の感受性検査「酵母様真菌 FP」を平成28年11月に、抗菌薬の感受性検査「チゲサイクリンFP」を平成28年11月、「メトロニダゾール FP」を平成29年3月に発売いたしました。尿検査用装置としては、幅広いスクリーニングに対応し、さらに持ち運びが可能な尿自動分析装置「US-1200」を平成28年8月に発売いたしました。大塚製薬株式会社とは業務提携契約に基づき、両社が補完できる領域を中心に共同開発を引き続き検討中であります。なお、当連結会計年度における研究開発費の総額は23億36百万円となりました。
FY2016|1,338 文字
6【研究開発活動】「日本経済再生の柱として、医療、医薬品、医療機器を戦略産業として育成する」という政府方針のもとで日本発の技術輸出が求められる中、グローバル製品の開発を最重要課題として市場動向の把握に努め、既存の大型製品群の強化充実並びに独自技術と研究開発力の強化による製品開発を推進してまいりました。遺伝子検査試薬では、FINDとの共同開発による途上国向け結核菌検出試薬として「Loopamp 結核菌群検出試薬キット」と「Loopamp PURE DNA抽出キット」を既に国内で発売しておりますが、世界市場への展開のためWHOの推奨を取得すべく、14か国での追加評価試験データーをWHOへ提出いたしました。また、ニプロ株式会社と共同で当社の結核菌群検出試薬とニプロ株式会社の耐性結核菌遺伝子検出試薬をパッケージとしてフィリピン共和国を対象に「日本の技術による新たな結核診断アルゴリズム普及促進事業」を提案し、独立行政法人国際協力機構の「開発途上国の社会・経済開発のための民間技術普及促進事業」に採択されました。そのほか研究用試薬としては、DNA増幅乾燥試薬「LoopampDNA増幅試薬D」およびRNA/ DNA増幅乾燥試薬「LoopampRNA/DNA増幅試薬D」を平成27年4月に、さらに百日咳菌遺伝子検出試薬としては、日本ではじめての体外診断用医薬品となる「Loopamp百日咳菌検出試薬キットD」を平成27年12月に発売いたしました。また、「Near the patient」という医療ニーズに対応するための小型全自動遺伝子検査装置および多項目遺伝子検査チップは、先ずは呼吸器感染症を対象に早期の製品化を目指して取り組んでおります。免疫血清学的検査用試薬では、平成24年8月に発売済みの生物発光酵素免疫測定法(BLEIA法)を測定原理とした糞便中のノロウイルス検出試薬につきまして、体外診断用医薬品として製造販売承認を取得し、新たに「BLEIA‘栄研’NV」として平成27年8月に発売いたしました。また、間質性肺炎のマーカーであるKL-6を測定するラテックス汎用試薬「LZテスト‘栄研’KL-6」を平成28年2月に発売いたしました。微生物学的検査用試薬では、イムノクロマト法を原理とした迅速検査製品としてRSウイルス検出試薬「イムノキャッチ-RSV」を平成27年8月に、肺炎球菌検出試薬「イムノキャッチ-肺炎球菌」を平成28年1月に発売いたしました。また、動物用体外診断用医薬品として適切な薬剤選択のためのオルビフロキサシン感受性ディスク「VKBディスク‘栄研’オルビフロキサシン」を平成28年1月に発売いたしました。便潜血検査用試薬では、用手法の試薬である「OC-Light S FIT」を米国向けに平成28年1月に発売いたしました。また、大腸がん検診のOTC化および海外展開をにらみ、採便容器からの便希釈液を安全、簡単に滴下できる「H採便容器」を平成27年12月に発売いたしました。大塚製薬株式会社とは業務提携契約に基づき、両社が補完できる領域を中心に共同開発を引き続き検討中であります。なお、当連結会計年度における研究開発の総額は22億72百万円となりました。