4540

ツムラ(4540)に経済的な堀はあるか

医薬品 医薬品

株価

現在株価
3,800
2026-09-01
52週高値
4,015
52週安値
3,720
時価総額
2,849 億円

主要指標

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株価推移

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▶ 詳細チャート(日足/週足/月足切替)

10年財務トレンド

年度 売上(億) 営業利益(億) 純利益(億) FCF(億) ROE(%) EPS(円) 配当(円) 自己資本比率(%)
FY2017 1,150 160 125 146 7.9 179.5 64.0 69.7
FY2018 1,179 171 145 -23 7.4 200.6 64.0 65.9
FY2019 1,209 185 146 -22 7.1 190.9 64.0 70.2
FY2020 1,232 189 138 -53 6.5 180.0 64.0 66.0
FY2021 1,309 194 153 88 6.6 200.4 64.0 68.3
FY2022 1,295 224 188 122 7.3 246.2 64.0 68.3
FY2023 1,400 209 165 10 6.1 215.6 64.0 63.5
FY2024 1,508 200 167 -137 5.7 219.8 85.0 63.2
FY2025 1,811 401 324 88 9.8 427.2 136.0 64.7
FY2026 1,926 352 281 -256 7.6 376.3 147.0 54.3

バフェット流モート診断

無形資産
●●●○○
3/5
スイッチング
●●○○○
2/5
ネットワーク
○○○○○
0/5
コスト優位
●○○○○
1/5
効率規模
●●●○○
3/5

総合スコア:9/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中

無形資産3/5

ツムラは漢方薬分野で長年の歴史と高いブランド認知度を持つ。特に「ツムラ医療用漢方製剤」は医師からの信頼が厚く、処方実績で圧倒的なシェアを誇る。このブランド力と医師の信頼は、新規参入企業にとって容易に模倣できない無形資産となる。

スイッチングコスト2/5

医療用漢方製剤は医師の処方箋に基づいて使用されるため、患者側からのスイッチングコストは低い。しかし、医師が特定の漢方製剤に慣れている場合、処方変更には一定のハードルが存在する可能性がある。また、ツムラは漢方薬に関する豊富な臨床データやエビデンスを提供しており、これが医師の継続使用を促す要因となりうる。

ネットワーク効果0/5

ツムラは医薬品メーカーであり、直接的なネットワーク効果は発生しない。製品の普及は主に医師や薬剤師を通じたものであり、ユーザー数の増加が製品価値を直接高める構造ではない。

コスト優位1/5

漢方薬の原料となる生薬の調達には、安定した品質と供給量を確保するためのノウハウが必要。ツムラは長年の経験で培った調達ネットワークや品質管理体制を持つが、これが絶対的なコスト優位に直結しているとは言えない。原料価格の変動リスクは存在する。

規模の経済3/5

ツムラは日本国内の医療用漢方製剤市場において圧倒的なシェア(約8割)を有しており、規模の経済が働きやすい環境にある。大量生産によるコスト効率や、研究開発への投資余力において、競合他社に対する優位性を持つ。この規模は、市場の需要変動への対応力も高める。

競合との比較優位

強気シナリオ

医療用漢方製剤の保険適用拡大やエビデンス強化による市場成長

ジェネリック漢方薬メーカーの品質・供給能力への懸念

海外市場への展開成功による新たな収益源の確立

弱気シナリオ(モート侵食)

薬価改定による収益性の低下

新たな漢方薬開発における臨床試験の失敗リスク

代替治療法(西洋医学等)の発展による漢方薬需要の減少

反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)

ツムラの投資が失敗するには、まず第一に、同社が長年培ってきた「ツムラブランド」への医師・薬剤師からの信頼が急速に失われるシナリオが考えられる。これは、製品の品質問題や、競合他社がより強力な臨床エビデンスを提示し、医師の処方行動を大きく変容させた場合に起こりうる。第二に、政府による漢方薬への薬価抑制策が想定以上に厳格化し、利益率が著しく悪化する可能性である。さらに、ツムラが注力する海外市場において、現地の規制当局の承認を得られず、あるいは現地の伝統医療との競合に敗北し、グローバル展開が頓挫するシナリオも考えられる。これらの要因が複合的に作用すれば、同社の持続的な競争優位性は大きく損なわれるだろう。

5年後のモート予測

強気

漢方薬市場の拡大とツムラのシェア維持・拡大により、売上・利益ともに堅調に成長。海外展開も進展し、収益基盤が強化される。

中立

国内市場は安定的に推移し、薬価改定の影響を受けつつも、エビデンス強化や新製品投入で一定の成長を維持。海外展開は緩やかに進む。

弱気

薬価引き下げ圧力や代替治療法の台頭により、国内市場が縮小。海外展開も進まず、収益性が悪化し、成長が鈍化する。

直近の適時開示

同業他社

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