日本ケミファ(4539)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 357 | 28 | 21 | 2 | 11.8 | 530.0 | 100.0 | 36.9 |
| FY2018 | 353 | 18 | 12 | 16 | 6.6 | 315.3 | 100.0 | 37.3 |
| FY2019 | 342 | 15 | 9 | 12 | 4.9 | 245.1 | 100.0 | 38.0 |
| FY2020 | 318 | 4 | 4 | 17 | 2.5 | 121.4 | 50.0 | 37.9 |
| FY2021 | 315 | 6 | 5 | 5 | 2.7 | 137.8 | 50.0 | 38.2 |
| FY2022 | 325 | 8 | 7 | 18 | 3.8 | 194.3 | 50.0 | 37.4 |
| FY2023 | 316 | -2 | 3 | -13 | 1.8 | 94.1 | 50.0 | 38.1 |
| FY2024 | 307 | -5 | -2 | -28 | -1.0 | -50.1 | 50.0 | 37.3 |
| FY2025 | 326 | 6 | 3 | -19 | 1.5 | 81.7 | 50.0 | 38.4 |
| FY2026 | 331 | 2 | 2 | -0 | 1.0 | 54.8 | 50.0 | 39.0 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
特許による新薬開発の可能性はあるが、現時点では目立ったブランド力や独占的IPは確認できない。ジェネリック医薬品も手掛けており、特許切れによる競争激化のリスクも存在する。
医療用医薬品は医師の処方箋に依存するため、一定のスイッチング・コストは存在する。しかし、後発医薬品の普及や、より効果的な新薬の登場により、スイッチングは起こりうる。
医薬品業界において、直接的なネットワーク効果は限定的である。研究開発の成果や販売網の広さが重要となる。
ジェネリック医薬品の製造・販売を手掛けており、一定のコスト競争力を持つ可能性がある。しかし、研究開発費や品質管理費も高く、構造的なコスト優位性は限定的。
医薬品業界は大手企業が市場を寡占する傾向にあるが、日本ケミファは中堅企業であり、規模の経済による優位性は限定的。グローバル展開も進めているが、規模はまだ小さい。
競合との比較優位
強気シナリオ
主力製品の特許維持・延長による安定収益の確保
新薬開発パイプラインの進展と上市による成長
ジェネリック医薬品事業の効率化による収益性向上
弱気シナリオ(モート侵食)
主力製品の特許切れによるジェネリック医薬品との競争激化
新薬開発の失敗や遅延による成長機会の喪失
薬価改定による収益性の低下リスク
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、同社が保有する特許の多くが期限切れとなり、後発医薬品メーカーとの競争に敗北し、収益性が著しく低下することが真実でなければならない。また、新薬開発においても、有望なパイプラインが次々と失敗し、研究開発投資に見合う成果が得られない状況が続くことも考えられる。さらに、医薬品業界全体でジェネリック医薬品の普及が加速し、薬価引き下げ圧力が強まる中で、同社がコスト競争力や差別化戦略を維持できず、市場シェアを失っていくシナリオも考えられる。これらの要因が複合的に作用し、長期的な成長軌道からの逸脱を招く可能性がある。
5年後のモート予測
主力製品の特許維持と新薬開発の成功により、売上・利益ともに堅調に成長。ジェネリック事業も効率化が進み、収益貢献度を高める。
一部製品の特許切れの影響を受けるものの、新薬開発の進展とジェネリック事業の安定的な収益により、緩やかな成長を維持する。
主力製品の特許切れによる競争激化と新薬開発の失敗が重なり、売上・利益ともに減少。ジェネリック事業も価格競争により収益性が悪化する。