東邦化学工業(4409)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 385 | 22 | 3 | 23 | 3.1 | 14.9 | 6.0 | 21.8 |
| FY2018 | 428 | 24 | 10 | 29 | 8.6 | 46.8 | 10.0 | 23.2 |
| FY2019 | 453 | 22 | 19 | -9 | 14.6 | 89.5 | 12.0 | 24.8 |
| FY2020 | 422 | 20 | 14 | -0 | 10.1 | 64.6 | 15.0 | 25.3 |
| FY2021 | 406 | 14 | 10 | -8 | 6.6 | 47.1 | 15.0 | 25.8 |
| FY2022 | 499 | 13 | 14 | -51 | 8.3 | 65.4 | 15.0 | 25.3 |
| FY2023 | 554 | 14 | 10 | -29 | 5.5 | 46.3 | 15.0 | 26.0 |
| FY2024 | 506 | 8 | 5 | 15 | 2.8 | 26.0 | 17.0 | 27.3 |
| FY2025 | 536 | 18 | 15 | 7 | 7.3 | 73.4 | 20.0 | 30.9 |
| FY2026 | 536 | 21 | 15 | -2 | 6.3 | 72.7 | 22.0 | 33.9 |
バフェット流モート診断
総合スコア:9/25 主要モート:コスト優位 持続性:判定中
特定の強力なブランドや特許に関する情報は限定的。一部の特殊化学品分野での技術力は存在するが、それが広範な無形資産として認識されるレベルには至っていない可能性。
顧客は特定の用途向けにカスタマイズされた化学品を使用しており、仕様変更やサプライヤー変更には一定のコストや手間がかかる可能性がある。しかし、代替品の存在や顧客の交渉力によっては、スイッチング・コストは限定的。
ネットワーク効果が事業モデルの核となっている証拠は見当たらない。製品の利用者が増えることで製品自体の価値が向上するようなビジネスではない。
長年の事業運営で培われた製造ノウハウや、特定の原料調達における効率化の可能性。ただし、競合他社とのコスト競争力に関する具体的な優位性は不明確であり、業界平均レベルのコスト構造と推測される。
特殊化学品分野において、一定の生産規模と市場シェアを確保している。これにより、効率的な生産体制を維持し、安定した供給能力を持つ。しかし、グローバルな巨大化学メーカーと比較すると規模の経済性は限定的。
競合との比較優位
強気シナリオ
高付加価値製品の開発・販売拡大による収益性向上
特定ニッチ市場でのシェア維持・拡大
効率的な生産体制の維持・強化によるコスト競争力の維持
弱気シナリオ(モート侵食)
原料価格の変動による収益圧迫
競合他社による低価格攻勢や代替技術の登場
主要顧客の業績悪化や需要減少
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
東邦化学工業の投資が失敗するには、同社が長年培ってきた製造ノウハウや特定の顧客との関係性が、急速に陳腐化するか、あるいは競合他社がより効率的な生産技術や代替材料を開発し、圧倒的なコスト優位性や性能差を打ち出した場合である。また、主要な顧客層が属する産業全体が構造的な衰退に陥り、同社の製品需要が恒久的に失われるシナリオも考えられる。さらに、環境規制の強化や新たな安全基準の導入に対応できず、多額の設備投資を強いられたり、事業継続が困難になったりする可能性も、同社の競争優位性を損なう要因となり得る。これらの要因が複合的に作用することで、現在の競争環境における優位性が失われ、収益性が悪化する。
5年後のモート予測
高機能・高付加価値製品へのシフトが進み、特定分野での優位性を確立。安定した需要と効率的な生産により、緩やかながらも着実な増収増益を達成する。
既存事業の安定性を維持しつつ、緩やかな市場成長を取り込む。原料価格や為替の変動に影響を受けながらも、一定の収益性を確保し続ける。
競争激化や原料高騰の影響を受け、収益性が悪化。代替品の台頭や顧客ニーズの変化に対応できず、市場シェアを徐々に失っていく。