丸尾カルシウム(4102)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 118 | 6 | 5 | 8 | 6.3 | 221.4 | 35.0 | 53.7 |
| FY2018 | 120 | 5 | 4 | 2 | 4.6 | 171.6 | 30.0 | 55.4 |
| FY2019 | 128 | 5 | 4 | 3 | 4.6 | 180.5 | 30.0 | 56.6 |
| FY2020 | 119 | 1 | 1 | 2 | 1.3 | 51.6 | 30.0 | 55.1 |
| FY2021 | 108 | 2 | 2 | 6 | 1.8 | 80.0 | 30.0 | 56.5 |
| FY2022 | 116 | 1 | 2 | 1 | 2.0 | 85.7 | 30.0 | 56.6 |
| FY2023 | 126 | 0 | 1 | -3 | 1.2 | 52.3 | 30.0 | 54.5 |
| FY2024 | 129 | 1 | 2 | 2 | 2.5 | 111.4 | 30.0 | 56.2 |
| FY2025 | 128 | 0 | 1 | -9 | 1.4 | 67.5 | 30.0 | 57.8 |
| FY2026 | 126 | 1 | 3 | 5 | 2.8 | 137.7 | 60.0 | 58.6 |
バフェット流モート診断
総合スコア:7/25 主要モート:コスト優位 持続性:判定中
丸尾カルシウムは、特定のブランド力や特許、規制ライセンス、独占的IPに関する顕著な情報が開示されておらず、無形資産による競争優位性は確認できません。
炭酸カルシウム製品は汎用品としての側面が強く、顧客が他社製品へ切り替える際の直接的な損失は限定的と考えられます。ただし、長年の取引実績や品質への信頼から、一定のスイッチングコストは存在する可能性があります。
丸尾カルシウムの事業モデルには、ユーザー数の増加が製品・サービスの価値を向上させるネットワーク効果は観察されません。
長年の事業継続による生産ノウハウの蓄積、効率的な製造プロセス、および原料調達における規模の経済性が、コスト競争力の源泉となっている可能性があります。特に、炭酸カルシウムの製造においては、生産効率が重要となります。
炭酸カルシウム市場において、一定の生産能力と供給網を持つことで、効率的な事業運営が可能となり、市場シェアを維持していると考えられます。ただし、グローバルな巨大企業と比較すると、規模の優位性は限定的かもしれません。
競合との比較優位
強気シナリオ
炭酸カルシウムの需要が、自動車、建材、食品添加物など多岐にわたる分野で安定的に推移する。
生産効率の改善やコスト削減努力により、価格競争力を維持・強化する。
高付加価値製品の開発や新規用途開拓により、収益性を向上させる。
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社による低価格攻勢や、より安価な代替材料の登場。
原材料価格の変動や、エネルギーコストの上昇が収益を圧迫する。
環境規制の強化や、新たな安全基準への対応コストが増加する。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
丸尾カルシウムの投資が失敗するには、まず炭酸カルシウム市場全体が構造的に縮小するか、あるいは同社が長年培ってきた生産ノウハウやコスト管理能力が陳腐化し、競合他社に対して価格競争力や品質面で劣後することが必要です。具体的には、新たな製造技術の登場により、既存の設備投資や操業ノウハウが無価値になる、あるいは、主要顧客が代替材料への切り替えを大幅に進め、丸尾カルシウムの製品が不要になるケースが考えられます。また、原材料の安定調達が困難になり、コスト優位性が完全に失われることも、失敗シナリオの重要な要素となります。さらに、環境規制の急激な強化に対応できず、生産停止や巨額の設備投資を余儀なくされる事態も、同社の持続可能性を脅かすでしょう。
5年後のモート予測
炭酸カルシウムの安定需要と生産効率の維持・向上により、緩やかな売上・利益成長を維持する。高付加価値製品へのシフトが進めば、収益性はさらに改善する可能性がある。
市場の需要動向に沿った緩やかな成長が見込まれる。原材料価格やエネルギーコストの変動が利益率に影響を与える可能性があるが、コスト管理能力で一定の吸収は可能と想定。
代替材料の台頭や価格競争の激化により、売上・利益ともに減少するリスクがある。原材料価格の高騰や環境規制対応の遅れが、経営を圧迫する可能性がある。