研究開発費(時系列)
| 年度 | R&D費用(億円) | 設備投資(億円) |
|---|---|---|
| 2025-12 | - | 64 |
| 2024-12 | - | 47 |
| 2023-12 | - | 53 |
| 2022-12 | - | 39 |
| 2022-03 | - | 36 |
研究開発活動(本文)
FY2025|1,888 文字
6 【研究開発活動】当社は、二硫化炭素の新たな製造技術をもって創業し、以来、研究開発や製造技術の独創性を基に無機化成品、有機化成品、ファインケミカル及び建材分野に事業領域を拡げてまいりました。当社グループは、常に独創性を重んじ、これを会社発展の原動力とする至上の価値観「独創力」を企業理念に、全社一丸で新たな価値や市場の創造に取り組んでまいります。組織の活動としては、R&Dセンターにおいてコア技術に立った既存事業の強化拡充を図るとともに、習得した新技術による独自性を持った製品開発にチャレンジしております。また、各工場の開発部門や建材事業の開発部門においては現技術の深耕による既存商品の再活性化を図りつつ、事業戦略に沿った差別化商品の開発に努めております。当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は2,107百万円であります。①化学品事業化学品分野における研究開発は、無機化成品、有機化成品、ファインケミカル事業の周辺に特化し、事業拡大に貢献することを目指しております。無機化成品では、タイヤ関連材料「ミュークロン」の性能向上や環境価値の向上を目的とする開発に取り組むとともに、危険性の高い硫黄、二硫化炭素、硫化水素を安全に取り扱う技術を基盤として、次世代電池向け金属硫化物等の新規材料開発を行っております。有機化成品では、プール用途で培った塩素化イソシアヌル酸の技術を活かし、サニタリー薬剤の高機能化・高付加価値化に向けた製品開発を行っております。ファインケミカルにおける電子化学材料分野では、高密度プリント配線板用耐熱型水溶性プレフラックス「タフエース」のさらなる高機能化や、樹脂と銅の密着性付与剤「GliCAP」の開発を進めています。また、機能材料分野では、これまで培った有機合成技術や低金属管理技術を活かした半導体プロセス材料の開発を進めています。さらに、樹脂改質剤として用いるグリコールウリル誘導体や高耐熱樹脂ベンゾオキサジンの開発・量産化を進め、幅広い用途展開に取り組んでいます。なお、当事業に係る研究開発費は1,679百万円であります。②建材事業建材分野の開発活動は、新たに立ち上げたブランド「MEGLIO(メグリオ)」を中核に据えて推進しています。MEGLIOは、当初、「人と自然に、よりよい巡りを」をビジョンに、人の暮らしの快適性・安全性といった人環境(Well-being)と、資源循環や環境負荷低減などの自然環境(Eco)の両立を目指すものでしたが、社会課題の顕在化や事業環境の変化を受け、単なる環境配慮型ブランドの枠を超え、「皆が安心して暮らせる街づくりに貢献する」ことをパーパスとしたパーパスブランドへと昇華しました。当社はこのブランドビジョンを具現化するため、以下の6つのミッションを定めて研究開発を行っています。・高強度:安心・安全を長期にわたり支える強度性能の提供・長寿命化:耐久性向上による社会資本の持続性向上・省力化:施工・維持管理負担の軽減・循環経済:資源循環・廃棄物削減への貢献・脱炭素:再生可能エネルギー活用・CO2排出削減・空間価値向上:意匠・機能・快適性の向上による価値創出壁材分野では、スポンジ海面ローラーを用いた施工により多様な意匠表現を可能とした高意匠塗材「テクサージュP(ペイント)」と、併せてそれを塗布した「テクサージュB(ボード)」を揃えました。住宅エクステリア分野では、カーポートの基礎について側圧を考慮した設計の見直しを行い、地耐力条件に応じた基礎寸法情報を提供することで、設計および施工の合理化を図りました。また後方支持カーポート「マイポート7」のオプションとしてライン照明(LED)を設定し、高意匠性と夜間の利便性を高めました。景観エクステリア分野では、用途特化型商品として室外機の目隠し需要に対応した開口率50%のフェンス「HRF」を開発しました。他では、大型引戸まわりの安全対策として車両接触ガードポール「レコポールFH」と公園やパークレット向けに軽量化と水性塗料を用いて環境に配慮した「プランターNT」をリニューアルしました。そして新たな取り組みとして、高意匠の太陽光発電屋根一体型カーポート「ソリスルーフ」を発売しました。本製品は後方支持2本柱仕様と4本柱積雪仕様の2種類を揃え、前者は駐車4台分の屋根を柱2本で支持する構造とすることで駐車の利便性を向上させています。また、屋根勾配を一律とした背面合わせ仕様により、発電効率を高めています。なお、当事業に係る研究開発費は427百万円であります。
FY2024|1,735 文字
6 【研究開発活動】当社は、二硫化炭素の新たな製造技術をもって創業し、以来、研究開発や製造技術の独創性を基に無機化成品、有機化成品、ファインケミカル及び建材分野に事業領域を拡げてまいりました。当社グループは、常に独創性を重んじ、これを会社発展の原動力とする至上の価値観「独創力」を企業理念に、全社一丸で新たな価値や市場の創造に取り組んでまいります。組織の活動としては、R&Dセンターにおいてコア技術に立った既存事業の強化拡充を図るとともに、習得した新技術による独自性を持った製品開発にチャレンジしております。また、各工場の開発部門や建材事業の開発部門においては現技術の深耕による既存商品の再活性化を図りつつ、事業戦略に沿った差別化商品の開発に努めております。当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は1,810百万円であります。①化学品事業化学品分野における研究開発は、無機化成品、有機化成品、ファインケミカル事業の周辺に特化し、事業拡大に貢献することを目指しております。無機化成品では、タイヤ関連材料「ミュークロン」の性能向上を目的とする開発に取り組んでいます。有機化成品では、プール用途で培った塩素化イソシアヌル酸の技術を活かし、サニタリー薬剤の高機能化・高付加価値化に向けた製品開発を行っております。ファインケミカルにおける電子化学材料分野では、高密度プリント配線板用耐熱型水溶性プレフラックス「タフエース」のさらなる高機能化や、樹脂と銅の密着性付与剤「GliCAP」の開発を進めています。また、機能材料分野では、これまで培った有機合成技術や低金属管理技術を活かした半導体プロセス材料の開発を進めています。さらに、樹脂改質剤として用いるグリコールウリル誘導体や高耐熱樹脂ベンゾオキサジンの開発・量産化を進め、幅広い用途展開に取り組んでいます。なお、当事業に係る研究開発費は1,380百万円であります。②建材事業建材分野の開発活動は、「いつもの場所を、価値ある空間に」を基本に、顧客に信頼されるメーカーを目指し、高品質で独自性(デザイン・機能)と先進性のある商品開発に注力しています。壁材分野全体では、より高い意匠性の追求に取り組みました。内装材では、古くから高級仕上げ材として寺院や城郭、蔵などの壁面で使用されていた漆喰壁を「ネオ漆喰Ⅱ」「ネオ漆喰クリームⅡ」として発売しました。外装材では「パレットクリームHG」を色混合の既調合タイプから、白基材化による現場調色タイプに変更しました。デリバリーと現場施工の利便性が向上し、併せて廃棄物の削減につながります。住宅エクステリア分野では、ノンキャスターが特長で傾斜地対応が容易なアコーディオン門扉「リフティングアコーHG」に高さ1,000㎜サイズを仕様追加しました。また、当社の後方支持カーポートの主力である「マイポートNext」について、様々な現場に対応出来るように、奥行100mm毎にサイズを標準化しました。他には、昨今のトレンドに応じたチタン製やステンレス切り文字の表札の品揃えを行いました。景観エクステリア分野では、建築物や街並みに調和しやすいように、主力商品にマットブラウン色とブラック色を追加しました。また土木分野への領域拡大に向けた戦略商品として、仕様及び価格面を全面的に見直した防護柵「SGK」を発売しました。品質改良面では、大型開き戸の「BGAN1型/BGAL型」の吊部材やヒジツボ部を強化して耐久性を更に高め、大型引戸「ユニットライン」と「ポーターライン」の電動タイプについては、施工性の高い仕様に変更するとともに、リモコンの開閉操作を2回押しへ変更することで安全性を高めました。新たな取り組みでは、エクステリア工事の省施工・省人化に向けて、超速硬型の無収縮セメントミルク「アクセルブースト」を発売しました。施工後3時間程度で実用強度に到達するため、施工時間の大幅な短縮を可能にしました。現代の多様化するニーズに応えられるよう、当社は30年以上に及ぶ設計折込み活動で培ったノウハウを活かして、今後もタイムリーな開発に取り組んでまいります。なお、当事業に係る研究開発費は429百万円であります。
FY2023|2,066 文字
6 【研究開発活動】当社グループの研究・開発活動の大部分は、当社が主に担当しております。当社は、二硫化炭素の新たな製造技術をもって創業し、以来、研究開発や製造技術の独創性を基に無機化成品、有機化成品、ファインケミカル及び建材分野に事業領域を拡げてまいりました。常に独創性を重んじ、これを会社発展の原動力とする至上の価値観「独創力」を企業理念に、全社一丸で新たな価値や市場の創造に取り組んでまいります。組織の活動としては、R&Dセンターにおいてコア技術に立った既存事業の強化拡充を図るとともに、習得した新技術による独自性を持った製品開発にチャレンジしております。また、各工場の開発部門や建材事業の開発部門においては現技術の深耕による既存商品の再活性化を図りつつ、事業戦略に沿った差別化商品の開発に努めております。当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は1,757百万円であります。①化学品事業化学品分野における研究開発は、無機化成品、有機化成品、ファインケミカル事業の周辺に特化し、事業拡大に貢献することを目指しております。無機化成品では、タイヤ関連材料「ミュークロン」の性能向上を目的とする開発に取り組んでいます。有機化成品では、プール用途で培った塩素化イソシアヌル酸の技術を活かし、サニタリー薬剤の高機能化・高付加価値化に向けた製品開発を行っております。排水処理用としては、浄化槽用薬剤や微生物製剤「ハイポルカ」を中心とした開発体制を整えております。ファインケミカルにおける電子化学材料分野では、高密度プリント配線板用耐熱型水溶性プレフラックス「タフエース」のさらなる高機能化や、樹脂と銅の密着性付与剤「GliCAP」の開発を進めています。また、機能材料分野では、これまで培った有機合成技術や低金属管理技術を活かした半導体プロセス材料の開発を進めています。さらに、樹脂改質剤として用いるグリコールウリル誘導体や高耐熱樹脂ベンゾオキサジン誘導体の開発・量産化を進め、幅広い用途展開に取り組んでいます。なお、当事業に係る研究開発費は1,407百万円であります。②建材事業建材分野の開発活動は、「いつもの場所を、価値ある空間に」を基本に、顧客に信頼されるメーカーを目指し、高品質で独自性(デザイン・機能)のある商品開発に注力しています。壁材、住宅・景観エクステリアの各分野で先進性ある商品への取り組みを進め、他社との差別化を明確にしてまいります。壁材では、より高い意匠性の追求に取り組みました。内装材では、近年のトレンドであるモルタル調仕上げ材として、付着強度が高く什器天板や床面への施工も可能で、住宅インテリアや店舗空間の質を高めるセメント系高強度内装材の「ルミデコールSOLID」を発売しました。また、高意匠石膏系塗料の「クイックウォール」に立体複色化ができる仕様を追加しました。外装材では、ローラー施工による簡単仕上げで住宅基礎コンクリートの耐久性と美観を高める、住宅基礎コンクリート仕上げ材「ベースメイク」を発売しました。舗装材では、芝生保護材「ローンベース/ローンガードナー」と砂利舗装材「ローングラベル」を、施工性を高めた仕様へリニューアルしました。住宅エクステリアでは、昨今の自然災害増加に対応し「クレディフェンスSG」を耐風圧強度V0=38m/sに高めた仕様へリニューアルしました。また、「クレディフェンスHG」では、耐風圧強度V0=34m/sの高さ1.4mと1.6m仕様を追加し、安全性と意匠性を両立しました。景観エクステリアでは、建築物や街の環境に調和した商品開発に注力しました。アーチウェイでフラット屋根形状の「ソリッドルーフF」を発売しました。屋根材も含めたオールブラック色を採用し、近年の建築トレンドである黒系建物へ違和感なく施工頂ける仕様としました。また、バリアフリー新法に対応した駐車場の上屋として、「ユニルーフF」を発売しました。すっきりとしたフラット屋根形状で、有効開口3500mmを確保した仕様としています。大型引戸では「ユニットライン」をリニューアルし、建築基準法に対応いたしました。カラーバリエーションの追加として、大型門扉や駐輪場などに重厚かつ落ち着きのあるマットブラウン色を追加、アーチウェイや駐輪場には建築トレンドに合うブラック色を追加しました。また、環境配慮型製品の強化として、太陽光発電パネルを積載した「ソーラーカーポート」の特注物件対応、国産木材を用いた「ウッド・フェンス」の仕様追加、雨水貯留タンク「レインキーパーP1型」に意匠性を高めるデザインパネルを追加しました。更に安心安全に繋がる商品づくりとして、立体駐車場での新基準に対応した「スチールメッシュフェンスS型」を発売しました。当社は多様化するニーズに、公共建築・施設の設計折込活動で培った対応力を活かし、市場ニーズに対し、タイムリーな開発に取り組んでまいります。なお、当事業に係る研究開発費は350百万円であります。
FY2022|2,119 文字
5 【研究開発活動】当社グループ(当社及び連結子会社)の研究・開発活動の大部分は、当社が主に担当しております。当社は、二硫化炭素の新たな製造技術をもって創業し、以来、研究開発や製造技術の独創性を基に無機化成品、有機化成品、ファインケミカル及び建材分野に事業領域を拡げてまいりました。常に独創性を重んじ、これを会社発展の原動力とする至上の価値観「独創力」を企業理念に、全社一丸で新たな価値や市場の創造に取り組んでまいります。組織の活動としては、R&Dセンターにおいてコア技術に立った既存事業の強化拡充を図るとともに、習得した新技術による独自性を持った製品開発にチャレンジしております。また、各工場の開発部門や建材事業の開発部門においては現技術の深耕による既存商品の再活性化を図りつつ、事業戦略に沿った差別化商品の開発に努めております。当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は1,392百万円であります。①化学品事業化学品分野における研究・開発は、電子化学材料分野、機能材料分野並びに環境関連分野を中心に、既存事業の周辺に特化し、事業拡大に貢献することを目指しております。電子化学材料分野では、高密度プリント配線板用水溶性プレフラックス「タフエース」のさらなる高機能化や、樹脂と銅の密着性付与剤「GliCAP」の開発を進めています。機能材料分野では、樹脂の性能を高めるイソシアヌル酸誘導体や、複合材料向けのベンゾオキサジン誘導体などの開発を行っております。さらに、樹脂改質剤として用いるグリコールウリル誘導体の量産化を進めており、幅広い用途展開に取り組んでいます。環境関連分野では、水処理薬剤の開発に注力しております。プール用途で培った技術を活かし、サニタリー薬剤の高機能化・高付加価値化に向けた製品開発を行っております。排水処理用としては、浄化槽用薬剤や微生物製剤「ハイポルカ」を中心とした開発体制を整えております。また、タイヤ関連材料「ミュークロン」の性能向上を目的とする開発に取り組んでいます。なお、当事業に係る研究開発費は1,088百万円であります。②建材事業建材分野の開発活動は、「いつもの場所を、価値ある空間に」を基本に、顧客に信頼されるメーカーを目指し、高品質で独自性(デザイン・機能)のある商品開発に注力しています。壁材、住宅・景観エクステリアの各分野で先進性ある商品への取り組みを進め、他社との差別化を明確にしてまいります。壁材では、より高い意匠性の追求と施工性の向上に取り組みました。内装材では、塗り壁にひと工夫プラスすることで、さまざまなデザイン提案ができるアクセントカラー仕上げに、施工がしやすい専用目地材「SK抜き目地 壁用」を発売しました。外装材では、「パレットHG ローラー塗りタイプ」に冬季の低温でも施工できる低温施工タイプを追加し、門柱など小面積の施工に無駄なくお使い頂けるように梱包単位を見直しました。舗装材では、学校や老人介護施設、医療施設などでご採用頂いているゴムチップ舗装材「チップロード」にローラーで塗布するだけの簡単施工で、ゴムチップの欠落抑制と経年劣化による変退色を新設時の色に蘇らせるメンテナンス材として、「チップロード用着色メンテナンスコート」を発売しました。 住宅エクステリアでは、生活様式が変化している中、ユーザーの利便性や快適性を高める商品の開発を進めました。庭回りでは、庭や駐車スペースを活用して、自宅にいながら手軽にアウトドアライフやカーライフといった趣味の時間が楽しめる屋外収納庫「マイストッカーEX1型」を発売しました。また、家庭でのゴミの一時保管に便利なゴミ収納庫として、住宅意匠に調和し、玄関まわりやアプローチに設置できるスタイリッシュなデザインの「ゴミストッカー®HM1型」を発売しました。車庫周りでは、発売よりご好評いただいている「マイポートNext」に利便性を高めた2台駐車専用のワイドタイプと、建物のトレンドカラーに合うブラック色とブラック色に木調色を組み合わせたカラーを追加しました。景観エクステリアでは、建築物や街の環境に調和した商品開発に注力しました。カラーバリエーションの追加として、当社主力の大型引戸「スタックラインSR型」に重厚かつ落ち着きのあるマットブラウン色を追加し、「防音フェンスVNF1型/TNF1型」には建物のトレンドカラーに合うブラック色を追加しました。新たなデザイン追加として、大型フェンス「EAF」シリーズに堅牢な印象を与える立体感のある「EAF8型:横ルーバーデザイン」と、連続感が美しい「EAF32型:縦ルーバーデザイン」を追加しました。また、ロートアイアンの立体的な造形を、軽くて錆に強いアルミで再現したロートアルミフェンス「RKF」を発売しました。手づくりならではの味わいある意匠やサテン調粉体塗装により格調高い外構を演出します。当社は多様化するニーズに、公共建築・施設の設計折込活動で培った対応力を活かし、市場ニーズに対し、タイムリーな開発に取り組んでまいります。なお、当事業に係る研究開発費は304百万円であります。
FY2021|2,706 文字
5 【研究開発活動】当社グループ(当社及び連結子会社)の研究・開発活動の大部分は、当社が主に担当しております。当社は、二硫化炭素の新たな製造技術をもって創業し、以来、研究開発や製造技術の独創性を基に無機化成品、有機化成品、ファインケミカル及び建材分野に事業領域を拡げてまいりました。常に独創性を重んじ、これを会社発展の原動力とする至上の価値観「独創力」を企業理念に、全社一丸で新たな価値や市場の創造に取り組んでまいります。組織の活動としては、R&Dセンターにおいてコア技術に立った既存事業の強化拡充を図るとともに、習得した新技術による独自性を持った製品開発にチャレンジしております。また、各工場の開発部門や建材事業の開発部門においては現技術の深耕による既存商品の再活性化を図りつつ、事業戦略に沿った差別化商品の開発に努めております。当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は1,207百万円であります。①化学品事業化学品分野における研究・開発は、電子化学材料分野、機能材料分野並びに環境関連分野を中心に、既存事業の周辺に特化し、事業拡大に貢献することを目指しております。電子化学材料分野では、高密度プリント配線板用水溶性プレフラックス「タフエース」のさらなる高機能化や、樹脂と銅の密着性付与剤「GliCAP」の開発を進めています。機能材料分野では、樹脂の性能を高めるイソシアヌル酸誘導体や、複合材料向けのベンゾオキサジン誘導体などの開発を行っております。さらに、樹脂改質剤として用いるグリコールウリル誘導体の量産化が進められており、幅広い用途展開に取り組んでいます。環境関連分野では、水処理薬剤の開発に注力しております。プール用途で培った技術を活かし、サニタリー薬剤の高機能化・高付加価値化に向けた製品開発を行っております。排水処理用としては、浄化槽用薬剤や微生物製剤「ハイポルカ」を中心とした開発体制を整えております。また、タイヤ関連材料「ミュークロン」の性能向上を目的とする開発に取り組んでいます。なお、当事業に係る研究開発費は871百万円であります。②建材事業建材分野の開発活動は、「いつもの場所を、価値ある空間に」を基本に、顧客に信頼されるメーカーを目指し、高品質で独自性(デザイン・機能)のある商品開発に注力しています。壁材、住宅・景観エクステリアの各分野で先進性ある商品へ取り組みを進め、他社との差別化を明確にしてまいります。 壁材では、より高い意匠性と機能性を持つ内装材の開発に取り組みました。新商品の「クレアデコール」は、立体感を活かした高い意匠性と、より快適な空気環境に寄与する機能性を併せ持つ商品です。意匠性では、これまでにない圧倒的な厚塗りが可能で立体感ある壁面を造形でき、表面仕上げも掻き落としや研ぎ出しといった伝統技法をはじめ多彩な模様付けに対応し、左官職人の技を感じる味わい深い壁面が創れます。機能性では、調湿機能や有害物質・悪臭を吸着分解する機能に加え、トップコートに抗アレル性能や防カビ・抗菌性能を持つ「エアリーコート」を採用し快適な空気環境づくりに寄与します。併せて本年は、「クレアデコール」をはじめ当社主力上塗材を塗布する「下塗材」を一新しました。施工性の向上と下地面から発生するアク・シミを止める機能性を高めた事に加え、意匠性でも当社独自のカラーシステムである「SKセレクトカラ―」を適用しデザイン提案の可用性を高めました。目地材等を使用し、着色した下塗材と上塗り材の色を組み合わせる事で、これまでなかった自由な発想で表情豊かな内装空間が実現できます。 エクステリアでは、もっと安心で、ずっと安全なくらしの環境を提供する取り組みを進めています。まず、昨今多発する地震・台風などの自然災害に対しユーザーの製品強度に対する高い要望が続いており、当社は継続的に品質向上に取り組んでいます。本年は住宅分野の主力商品である「アルミ形材フェンス」全機種と、景観分野の主力商品である大型引戸「スタックラインシリーズ」「ユニットラインGR」で建築基準法に対応した高強度仕様を充実しました。なかでも「スタックラインGT」は業界最強の耐風圧強度V0=46m/sに対応し、高強度フェンス「GTFシリーズ」とコーディネートできる商品です。 住宅エクステリアでは、多様化するユーザーの要望や環境への配慮、より自然な空間づくりが出来る商品の開発を進めました。門周りでは、宅配ボックスを備えた機能門柱「ソネット門柱1型」を発売しました。スマートで温かみのあるデザインで、ポスト・宅配ボックスの扉に9色のカラーバリエーションを用意し、その組み合わせで彩りのある門周りが表現できます。車庫周りでは、耐風圧強度V0=44m/sの高い強度で好評の「レジストポートSG」の対応力を強化しました。全9色のカラーバリエーションを揃え、異形地への設置にも柔軟に対応できる部品を追加しました。車庫前では、業界初となる傾斜地に対応したペットガードタイプのアコーディオン門扉「ニューハピネスHG 傾斜・ペットガードタイプ」を発売しました。また当社主力カーポートにマッチするスマートなデザインのタイヤ止め「サインストッパーMY」を追加し、より安全で意匠性の高い車庫空間を提案します。庭まわりでは、独立式テラス「スマートトップ」を建築基準法に対応すると共に、黒色を追加し全12色からお選び頂けます。そのほか自然な木調の風合いで好評な「FDフェンス」に袖門扉を追加、「ハイパーテーションA」シリーズに木調色を追加しました。 景観エクステリアでは、ご好評いただいている防音フェンスシリーズにコストパフォーマンスに優れたアルミ製「防音フェンスVNF1型」を追加しました。また新型コロナ禍により自転車の利用が拡大している背景より、業界最高の品揃えを持つ「サイクルラック」に新商品を追加しました。ステンレス製フラットバーを使用したデザインでハイセンスな建物や景観にマッチします。使用シーンで選べる4機種を揃え、あらゆる要望・あらゆる現場にお応えいたします。そのほか、高齢者のアクセル踏み間違い事故が多発する昨今の状況に対し、高強度車止めを継続強化しており、新商品「レコポールS EK」シリーズでは当社独自のアルミ構造補強を採用しています。 当社は多様化するニーズに、公共建築・施設の設計折込活動で培った対応力を活かし、市場ニーズに対し積極的に、またタイムリーに対応してまいります。なお、当事業に係る研究開発費は336百万円であります。
FY2020|3,053 文字
5 【研究開発活動】当社グループ(当社及び連結子会社)の研究・開発活動の大部分は、当社が主に担当しております。当社は、二硫化炭素の新たな製造技術をもって創業し、以来、研究開発や製造技術の独創性を基に無機化成品、有機化成品、ファインケミカル及び建材分野に事業領域を拡げてまいりました。常に独創性を重んじ、これを会社発展の原動力とする至上の価値観「独創力」を企業理念に、全社一丸で新たな価値や市場の創造に取り組むことで、「豊かで輝く企業、小粒でも世界に通用する企業集団」となることを目指しております。組織の活動としては、R&Dセンターにおいてコア技術に立った既存事業の強化拡充を図るとともに、習得した新技術による独自性を持った製品開発にチャレンジしております。また、各工場の開発部門や建材事業の開発部門においては現技術の深耕による既存商品の再活性化を図りつつ、事業戦略に沿った差別化商品の開発に努めております。当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は1,338百万円であります。 ①化学品事業化学品分野における研究・開発は、電子化学材料分野、機能材料分野並びに環境関連分野を中心に、既存事業の周辺に特化し、事業拡大に貢献することを目指しております。電子化学材料分野では、高密度プリント配線板用水溶性プレフラックス「タフエース」のさらなる高機能化や、樹脂と銅の密着性付与剤「GliCAP」の開発を進めています。機能材料分野では、樹脂の性能を高めるイソシアヌル酸誘導体や、複合材料向けのベンゾオキサジン誘導体などの開発を行っております。さらに、樹脂改質剤として用いるグリコールウリル誘導体の量産化が進められており、幅広い用途展開に取り組んでいます。環境関連分野では、水処理薬剤の開発に注力しております。プール用途で培った技術を活かし、サニタリー薬剤の高機能化・高付加価値化に向けた製品開発を行っております。排水処理用としては、浄化槽用薬剤や微生物製剤「ハイポルカ」を中心とした開発体制を整えております。また、無機化成品チームを新設し、タイヤ関連材料「ミュークロン」の性能向上を目的とする開発体制を整えています。なお、当事業に係る研究開発費は919百万円であります。②建材事業建材分野における開発は「いつもの場所を、価値ある空間に」を基本に、顧客に信頼されるメーカーを目指し高品質・独自性(デザイン・機能)ある商品開発に注力しています。壁材・住宅及び景観エクステリアの各分野で、先進性ある商品への取り組み、他社との差別化を明確にしてまいります。壁材では意匠性・安全・快適を基本に、主力内装材と舗装材の強化を行いました。内装材では、主力のけいそうモダンコートシリーズの新商品「けいそうモダンコート ピュアシルキー」を発売しました。けいそう土が持つ優れた調湿機能にホルムアルデヒドや悪臭を吸着分解する機能性を持ち、意匠性はシリーズ内で最もきめ細やかで柔らかな肌触りを実現しながら、フラット仕上のみならず立体感ある仕上にも対応させ、快適で意匠性の高い生活環境が創れます。また「けいそうモダンコート内装」では、模様付けバリエーションを30パターンに拡大し、より意匠性の高いご提案ができるよう強化しました。舗装材は、駐車場やアプローチといった大きな舗装面を美しく彩る「ラクラン」の施工性の大幅向上と工法の拡充、意匠性を向上させ「ラクランHG」としてリニューアルしました。ローラー施工は工程を大幅に削減し施工性を向上させ、さらに鏝塗りや吹付仕上などの工法に対応させることで、様々な施工業者様でお使い頂ける仕様としました。意匠性はより自然な肌合いに向上させ、さらに舗装面に加え階段など立面への施工にも対応させることで、アプローチから駐車場まで全体を彩ります。そのほか、クッション性に優れ公園や高齢者施設などでご好評の「チップロード」でも、階段の立面や壁面に塗布できる仕様を追加しました。危険な階段や遊具の脚部などへ施工し、より安全にご利用いただける提案が可能です。エクステリアでは上質で価値ある空間づくりを基本に、地震・台風など昨今の自然災害を背景とした製品強度に対する要望、安全性、健康に対し取り組みました。住宅エクステリアでは、住まいの顔となるファサードに上質で高級感ある演出を提案する「アルファグラン」を発売しました。これまではエントランス部のみの商材が主流でしたが、当社独自のアルミシャッター技術を活用し、エントランスから車庫前までファサード全てを提案できる商品です。デザインは、エントランス部を護る屋根からシャッターまでを一直線に仕上げたシンプルなフォルムを基本に、エントランスを演出する壁面は高級感あるタイル仕上げを6種用意し、木調格子パネルと組み合わせ、様々な嗜好や敷地条件に対応できるシステムです。屋根は道路側・家側双方に設け、来客の出迎えや郵便物の取り出し等に心地よくお使いいただけます。オプションは表札や宅配ボックスをはじめ必要な機能を充実しました。フェンスでは、大阪北部地震を発端とする危険な塀対策や、台風等の災害による製品強度への要望に対応し、主力のクレディフェンスシリーズに建築基準法に対応した高強度仕様の「クレディフェンスSG」を発売しました。デザインは6機種で部品に至る隅々まで配慮した仕上がりであり、施工においても家側から全ての作業を行える容易さや現場切詰作業が簡略化できる部材を用意し、あらゆる面に秀でたシリーズです。またオープン外構に対しては、職人の熟練した手作業から生まれる繊細なデザインの「ガーデンフローラ」フェンス・面格子を発売しました。植栽とあわせやすい華やかなデザインで、アプローチから庭まわりまでを演出します。庭まわりでは、2019年度Gマークを受賞し、庭・内と外をゆるやかに繋ぎ新しい居住スタイルを創造するテラス「ファンルーフ」に、壁付け工事が不要な独立式を追加しました。また独立式テラス「スマートトップ」でも積雪荷重3,000n/㎡、耐風速V0=42m/sの高強度仕様を充実しました。車庫では、主力の「スマートポート」に様々な敷地や設置条件に対応できる仕様を大幅強化しました。景観エクステリアは、フェンスでは大型アルミ形材製フェンス全機種を建築基準法対応仕様に強化しました。中でも業界最高レベルの耐風圧強度V0=42m/s仕様であるGTFシリーズに、繋ぎ目が判らず連続感が美しい縦ルーバーデザイン「GTF8型」を追加し、全8機種となりました。アーチウェイでは主力の「メリールーフ」に高強度仕様を追加し、積雪地でも安心してお使いいただけます。引戸では、主力の大型引戸「ユニットラインGA1型」に当社独自の機構を採用した子扉付き仕様を追加しました。引戸と開き戸が一体化し、人の出入りにも便利な仕様です。また改正健康増進法の全面施行を受け、屋外用喫煙所を規格化し発売しました。「ICOI 喫煙所仕様」は閉鎖式喫煙所として有圧換気扇を装備でき、厚生労働省のガイドラインに準拠した仕様です。また「CACOI」の仕様を強化し、開放型喫煙所として自由にレイアウトできる仕様充実を行いました。当社は多様化するニーズに、公共建築・施設の設計折込活動で培った対応力を活かし、市場ニーズに対し積極的に、またタイムリーに対応してまいります。なお、当事業に係る研究開発費は418百万円であります。
FY2019|2,533 文字
5 【研究開発活動】当社グループ(当社及び連結子会社)の研究・開発活動の大部分は、当社が主に担当しております。当社は、二硫化炭素の新たな製造技術をもって創業し、以来、研究開発や製造技術の独創性を基に無機化成品、有機化成品、ファイン ケミカル及び建材分野に事業領域を拡げてまいりました。常に独創性を重んじ、これを会社発展の原動力とする至上の価値観「独創力」を企業理念に、全社一丸で新たな価値や市場の創造に取り組むことで、「豊かで輝く企業、小粒でも世界に通用する企業集団」となることを目指しております。組織の活動としては、R&Dセンターにおいてコア技術に立った既存事業の強化拡充を図るとともに、習得した新技術による独自性を持った製品開発にチャレンジしております。また、各工場の開発部門や建材事業の開発部門においては現技術の深耕による既存商品の再活性化を図りつつ、事業戦略に沿った差別化商品の開発に努めております。当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は1,295百万円であります。①化学品事業化学品分野における研究・開発は、電子化学材料分野、機能材料分野並びに環境関連分野を中心に、既存事業の周辺に特化し、事業拡大に貢献することを目指しております。電子化学材料分野では、高密度プリント配線板用水溶性プレフラックス「タフエース」のさらなる高機能化や、樹脂と銅の密着性付与剤「GliCAP」の開発を進めています。機能材料分野では、樹脂の性能を高めるイソシアヌル酸誘導体や、複合材料向けのベンゾオキサジン誘導体などの開発を行っております。さらに、樹脂改質剤として用いるグリコールウリル誘導体の量産化が進められており、幅広い用途展開に取り組んでいます。環境関連分野では、水処理薬剤の開発に注力しております。プール用途で培った技術を活かし、サニタリー薬剤の高機能化・高付加価値化に向けた製品開発を行っております。排水処理用としては、浄化槽用薬剤や微生物製剤「ハイポルカ」を中心とした開発体制を整えております。また、当連結会計年度より、無機化成品チームを新設し、タイヤ関連材料の性能向上を目的とする開発体制を整えました。なお、当事業に係る研究開発費は869百万円であります。②建材事業建材分野における開発は、「いつもの場所を、価値ある空間に」を基本に、顧客に信頼されるメーカーを目指し、高品質・独自性(デザイン・機能)ある商品の開発に注力しています。壁材・住宅エクステリア・景観エクステリアの各分野で先進性ある商品への取り組み、他社との差別化を明確にしてまいります。内装材では、左官:挾土秀平氏の監修による内装材「季(とき)の譜(ふ)」を発売しました。伝統の聚楽壁をベースに現代住宅にふさわしい15色を揃えています。挟土氏とは製品の共同開発に留まらず、その美しい色と深い風合いを表現した商品名、色名と、色名をイメージする詩、カタログにも参画いただきました。また、生活のあらゆる面で健康に配慮する声への高まりを受け、JIS規格の約3倍以上の調湿機能を持った高機能健康壁「ヘルシアート」を発売しました。結露やダニ・カビの発生を抑え、生活臭やペット臭などの悪臭を吸着分解する機能も付与し、1年を通じて快適な生活環境が創れます。外装材では、主力の「パレットHG」シリーズに、冬季など-6℃の低温でも施工できる「低温施工タイプ」を追加し、さらに防カビ性能のアップ、模様付けバリエーションの大幅な充実を行い、機能性・表現力を高めました。その他、施工性・意匠性を向上する充実を行いました。住宅エクステリアでは、家のリビングと庭・内と外をゆるやかに繋ぎ、新しい居住スタイルを創造する庭まわり商材に注力しました。「ファンルーフ」は、部屋を屋外へ延長したような空間がデッキや植栽と交わり、外の空気を感じながら心地よく過ごせる空間を作ります。ガーデンルーム「F.リード憩」では、腰壁・側面ユニットを充実し、リビングをそのまま延長したような贅沢な半屋外空間が自由に創れます。それらに併せて提案できる「ファンデッキHG」においても、幕板・デッキフェンスなど使いやすい仕様を充実しました。車庫では、昨今多発する自然災害等を背景とした強度品質への要求の高まりを受け、カーポート全機種を建築基準法対応品にリニューアル致しました。なかでも豪雪や強風に耐える強度で好評の「レジストポートSG」では、建築基準法対応に加え、サイズ・背面パネルなど大幅な仕様強化いたしました。フロント周りでは、オープン外構を演出する「エクサク」では大間口に対応するアーチやカーポートユニット・門扉・機能門柱ユニットを加え、ファサードをトータルに演出する体系に強化しました。車庫前商品では、昨年発売したクラリスシリーズにコーディネートできる「クラリス引戸」を発売しました。フェンスでは「アレグリアフェンスTM」、及び「クレディフェンス」「バリューフェンス」に10機種を追加、木調カラーや2段間柱などバリエーションを大幅強化し、あらゆる要望にお応えいたします。 景観エクステリアでは、昨年発売しグッドデザイン賞を受賞した「マイポート7」を景観用途に揃え、「マイルーフ7」シリーズとして発売します。駐車場、身障者向け駐車屋根、自転車置き場や休憩所・喫煙所・バス停など、公共に供する屋根がデザインを揃えてトータルに演出できます。また、景観において木装に対する要望が高まっており、高い耐風圧強度とデザイン性で好評の高強度フェンス「GTFシリーズ」と、コーディネートする引戸「ユニットラインGT」に木調カラーを追加しました。また、昨年発売商品の継続強化として、アルミ製の美しい外観でありながらガードレールA種の約3倍の強度を持つ車止め「GTパイル」ではデザイン追加と照明仕様を充実、アーチウェイ「ライズルーフⅡ」ではサイドパネルをラインアップし、対応力を高めました。 多様化する公共空間での設計折込活動で培った対応力を活かして、市場ニーズに対し積極的に、またタイムリーに対応してまいります。なお、当事業に係る研究開発費は425百万円であります。
FY2018|2,326 文字
5 【研究開発活動】当社グループ(当社及び連結子会社)の研究・開発活動の大部分は、当社が主に担当しております。当社は、二硫化炭素の新たな製造技術をもって創業し、以来、研究開発や製造技術の独創性を基に無機化成品、有機化成品、ファイン ケミカル及び建材分野に事業領域を拡げてまいりました。常に独創性を重んじ、これを会社発展の原動力とする至上の価値観「独創力」を企業理念に、全社一丸で新たな価値や市場の創造に取り組むことで、「豊かで輝く企業、小粒でも世界に通用する企業集団」となることを目指しております。組織の活動としては、R&Dセンターにおいてコア技術に立った既存事業の強化拡充を図るとともに、習得した新技術による独自性を持った製品開発にチャレンジしております。また、各工場の開発部門や建材事業の開発部門においては現技術の深耕による既存商品の再活性化を図りつつ、事業戦略に沿った差別化商品の開発に努めております。当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は13億10百万円であります。①化学品事業化学品分野における研究・開発は、電子化学材料分野、機能材料分野並びに環境関連分野を中心に、既存事業の周辺に特化し、事業拡大に貢献することを目指しております。電子化学材料分野では、高密度プリント配線板用水溶性プレフラックス「タフエース」のさらなる高機能化や、樹脂と銅の密着性付与剤「GliCAP(グリキャップ)」の開発を進めています。機能材料分野では、樹脂の性能を高めるイソシアヌル酸誘導体や、複合材料向けのベンゾオキサジン誘導体などの開発を行っております。さらに、樹脂改質剤として用いるグリコールウリル誘導体の量産化が進められており、幅広い用途展開に取り組んでいます。環境関連分野では、水処理薬剤の開発に注力しております。プール用途で培った技術を活かし、サニタリー薬剤の高機能化・高付加価値化に向けた製品開発を行っております。排水処理用としては、浄化槽用薬剤や微生物製剤「ハイポルカ」を中心とした開発体制を整えております。なお、当事業に係る研究開発費は8億90百万円であります。②建材事業建材分野における開発は、「いつもの場所を、価値ある空間に」を基本に、顧客に信頼されるメーカーを目指し、高品質・独自性(デザイン・機能)ある商品の開発に注力しています。壁材・住宅エクステリア・景観エクステリアの各分野では、先進性のある商品への取り組み、素材の複合化に注力し、他社との差別化を明確にしてまいります。内装材では、室内に浮遊する花粉・ダニ・ペット等に由来するアレル物質を不活化する機能を持たせたトップコート「エアリーコート」を商品化しました。当社の高機能塗り壁材の上に塗布し、塗り壁が持つ調湿性・消臭・ホルムアルデヒド吸着分解・防カビ等の機能はそのままに抗菌・抗アレル性能を付与でき、快適な室内空間を作ります。外装材では、昨年発売したローラーで簡単に施工出来る外装材「パレットCXローラー塗りタイプ」の下地材として、鏝仕上げを行わず下地処理ができる「ブロックプラスター ローラー塗りタイプ」を発売しました。外装材を保護する「トップコート」では、防汚性能を向上させ防カビ・防藻性能を付与し、外装材全体の性能を高めました。その他、施工性・意匠性を向上する充実を行いました。住宅エクステリアでは、車庫では新世代カーポートの時代を切り開いた「マイポート」シリーズとして「マイポート7」を商品化しました。独創的な支柱と薄型フラット屋根が開放感を生み出し、細部までこだわったデザインで、シンプルで高級感ある堂々としたフォルムが特長です。車庫まわりでは、昨今増加するアクセル踏み間違い等の事故に対し、木調色の外観でありながらスチールとコンクリートを併用した高強度構造を採用した車止め「タフポール」を開発しました。門まわりでは、昨今のナチュラルカラー流行に合う新シリーズ「クラリス門扉・フェンス」を発売しました。木調色とシャープなステンカラー色の組み合わせでファサードをスタイリッシュに装います。木調色は新商品と併せ2色を追加し、門まわり・車庫まわり商品に採用し、住宅エクステリアのトータル提案を推進します。車庫まわりでは、セキュリティ意識の高まりから「アルディスライド」引戸に電動式を、また当社引戸全機種に電気錠仕様を追加しました。その他門まわりでは、「アルディ門柱」「アートウォール」に宅配ボックス仕様を追加しました。庭まわりでは、天然木にこだわった風合いが好評なデッキ材の「ティンバーカラー」にコーディネートできるフェンス「FDフェンス」を追加しました。景観エクステリアでは、アーチウェイはモダンでシンプルなデザインが好評の「ライズルーフ」をリニューアルし、積雪地に対応する強度アップと仕様拡充を行いました。コーディネートできる車止め「GTパイル」は、アルミ製の美しい外観でありながら、ガードレールA種の約3倍の強度を持つ高強度構造です。引戸は、好調な大型フェンス「GTF型」にコーディネートできる大型引戸「ユニットラインGT3型」を追加しました。GTF型と併せ、セキュリティ性の高い高尺・忍び返しなどの仕様を拡充ました。サイクルポートは「V-R」「VF-R」に強風地域を対象とした高強度タイプと、T柱タイプ「VFT-R」を追加しました。その他アーチウェイ、ゴミストッカーなどを充実しました。多様化する公共空間での設計折込活動で培った対応力を活かして、市場ニーズに対し積極的に、またタイムリーに対応してまいります。なお、当事業に係る研究開発費は4億19百万円であります。
FY2017|2,182 文字
6 【研究開発活動】当社グループ(当社及び連結子会社)の研究・開発活動の大部分は、当社が主に担当しております。当社は、二硫化炭素の新たな製造技術をもって創業し、以来、研究開発や製造技術の独創性を基に無機化成品、有機化成品、ファイン ケミカル及び建材分野に事業領域を拡げてまいりました。常に独創性を重んじ、これを会社発展の原動力とする至上の価値観「独創力」を企業理念に、全社一丸で新たな価値や市場の創造に取り組むことで、「豊かで輝く企業、小粒でも世界に通用する企業集団」となることを目指しております。組織の活動としては、R&Dセンターにおいてコア技術に立った既存事業の強化拡充を図るとともに、習得した新技術による独自性を持った製品開発にチャレンジしております。また、各工場の開発部門や建材事業の開発部門においては現技術の深耕による既存商品の再活性化を図りつつ、事業戦略に沿った差別化商品の開発に努めております。当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は12億35百万円であります。①化学品事業化学品分野における研究・開発は、電子化学材料分野、機能材料分野並びに環境関連分野を中心に、既存事業の周辺に特化し、事業拡大に貢献することを目指しております。電子化学材料分野では、高密度プリント配線板用水溶性プレフラックス「タフエース」のさらなる高機能化や、樹脂と銅の密着性付与剤「GliCAP(グリキャップ)」の開発を進めています。機能材料分野では、樹脂の性能を高めるイソシアヌル酸誘導体や、複合材料向けのベンゾオキサジン誘導体などの開発を行っております。さらに、樹脂改質剤として用いるグリコールウリル誘導体のサンプルワークを行い、顧客での評価が進んでおります。また、機能材料配合組成物の物性評価を行う設備や機器類を集約し、顧客への迅速な対応を図ることを目的とした物性評価棟が、平成28年10月27日に竣工しました。環境関連分野では、水処理薬剤の開発に注力しております。プール用途で培った技術を活かし、さらに高機能化・高付加価値化させる製品開発を行っております。排水処理用としては、「ハイポルカ」を中心とした開発体制を整えております。なお、当事業に係る研究開発費は8億11百万円であります。②建材事業建材分野における開発は、「いつもの場所を、価値ある空間に」を基本に、顧客に信頼されるメーカーを目指し、高品質・独自性(デザイン・機能)ある商品の開発に注力しています。壁材・住宅・景観エクステリアの各分野では、先進性のある商品への取り組み、素材の複合化に注力し他社との差別化を明確にしてまいります。内装材では、古来より高度な技術を必要とする磨き壁を簡便な工法で施工できる「ルミデコール」を商品化しました。ものが映り込むほどの艶をもつ高い意匠性の磨き壁は、高級感や意匠性が求められる様々なシーンを美しく彩ります。外装材では、石目調の高い意匠性で、防汚・防藻効果機能があり、ローラーで簡単に施工出来る外装材「パレットCXローラー塗りタイプ」を商品化しました。その他施工性・意匠性を向上する見切り材など補助材を強化しました。住宅エクステリアでは、カーポートは新世代カーポートの時代を切り開いたマイポートをリニューアルし、「マイポートOrigin」「マイポートOrigin FX」を商品化し意匠性と強度を高めました。積雪地向け「レジストポート」では施工性を向上するオプション品の追加による強化を図りました。門まわりでは、昨年発売した新発想ファサード「エクサク」は玄関先での様々な生活シーンに活用できるルーフ仕様を追加しました。「アートウォール」では、ポストやインターホン子機の突出の無いフラットな飾り塀スタイルの機能門柱「アートウォール門柱S1型/W1型」を商品化しました。その他門まわり商材では「アレグリア門扉・フェンス」「クレディ門扉・フェンス」「バリューフェンス」にデザインを追加、丸みのある壁掛けポスト「アルメールWF7型」を品揃えしました。庭回りでは、デッキ「ファンデッキHG」に、天然木の質感にこだわった5色を追加しました。テラスは敷地に合わせて柱位置を選べる「スマートトップ」を商品化し、「バリューテラスE」では関東間を追加しました。手すりは、住宅アプローチ階段やデッキ廻りに最適な、スタイリッシュな角型手すり「セイフティビームFD」を開発しました。景観エクステリアでは、大型複連式引戸「スタックライン」は、従来タイプよりさらに収納幅が小さい「スタックラインSA コンパクトタイプ」を開発しました。また大型引戸では高さ3mまで可能な「ユニットラインBA4型」を開発し強化しました。大型フェンスでは、目隠し・防音等の機能フェンスの強化として、ルーバーフェンス「BRF1型」、防音フェンス「TNF」4機種の追加と、機能フェンスの出入り口に対応する門扉を同時に商品化しました。その他、アーチウェイでは緊急車両等に対応する通路ユニット、カーステップ、サインストッパーなどの充実などを行いました。多様化する公共空間での設計折込活動で培った対応力を活かして、市場ニーズに対し積極的に、またタイムリーに対応してまいります。なお、当事業に係る研究開発費は4億23百万円であります。
FY2016|2,048 文字
6 【研究開発活動】当社グループ(当社及び連結子会社)の研究・開発活動の大部分は、当社が主に担当しております。当社は、二硫化炭素の新たな製造技術をもって創業し、以来、研究開発や製造技術の独創性を基に無機化成品、有機化成品、ファイン ケミカル及び建材分野に事業領域を拡げてまいりました。常に独創性を重んじ、これを会社発展の原動力とする至上の価値観「独創力」を企業理念に、全社一丸で新たな価値や市場の創造に取り組むことで、「豊かで輝く企業、小粒でも世界に通用する企業集団」となることを目指しております。組織の活動としては、R&Dセンターにおいてコア技術に立った既存事業の強化拡充を図るとともに、習得した新技術による独自性を持った製品開発にチャレンジしております。また、各工場の開発部門や建材事業の開発部門においては現技術の深耕による既存商品の再活性化を図りつつ、事業戦略に沿った差別化商品の開発に努めております。当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は13億58百万円であります。①化学品事業化学品分野における研究・開発は、電子化学材料分野並びに環境関連分野を中心に、既存事業の周辺に特化し、事業拡大に貢献することを目指しております。電子化学材料分野では、高密度プリント配線板用水溶性プレフラックス「タフエース」のさらなる高機能化や、樹脂と銅の密着性付与剤「GliCAP(グリキャップ)」の開発を進めています。機能材料分野では、樹脂の性能を高めるイソシアヌル酸誘導体や、複合材料向けのベンゾオキサジン化合物などの開発を行っております。さらに、樹脂改質剤として用いるグリコールウリル誘導体のサンプルワークを行い、顧客での評価が進んでおります。環境関連分野では、水処理薬剤の開発に注力しております。プール用途で培った技術を活かし、さらに高機能化・高付加価値化させる製品開発を行っております。排水処理用としては、「ハイポルカ」を中心とした開発体制を整えております。なお、当事業に係る研究開発費は9億2百万円であります。②建材事業建材分野における開発は、「暮らしの空間に機能美と快適さを提供する」を基本に、顧客に信頼されるメーカーを目指し、高品質・独自性(デザイン・機能)ある商品の開発に注力しております。壁材・住宅・景観エクステリアの各分野では、先進性のある商品への取り組みと素材の複合化に注力することで他社との差別化を明確にしてまいります。内装材では、樹脂などの化学物質を一切使用せず、自然素材のみによる安心の塗り壁「ナチュラックス」を商品化しました。外装材では、防汚・防藻効果に優れ、ローラーで簡単に施工出来る「パレットHGローラー塗りタイプ」を商品化しました。舗装材では、家庭用駐車場などのコンクリート下地の上にローラー塗りで施工が出来る「ラクラン」を商品化しました。住宅エクステリアは、オープン外構の住宅に解放感を保ちつつ、敷地境界を線で仕切る新たな発想のファサード「エクサク」を商品化しました。その他の門廻り商品としては二世帯住宅にも対応した宅配ボックス付き機能門柱「ファミーユ門柱1型」、スリムでスタイリッシュな「マイ門柱3・4型」、大容量ポスト「アルメールKH2型」、スリムな壁付けポスト「アルメールWF6型」、「機能門柱対応表札」などの品揃えを行いました。庭廻り商品では、木調「アレグリア」シリーズにテラス・電動式キャスター引戸・袖門扉をラインアップしました。「ファンデッキHG」にはスロープユニットを追加しました。車庫廻り商品では、風速46m/s相当の強風に耐える高強度、シャッターや窯業系サイディング材によるサイドパネルなどの組み合わせが可能なカーポート「フェアポート」、片側支持で敷地側への雪降ろしに配慮した前傾斜スタイルのカーポート「スマートポートHG片側支持タイプ」を開発しました。景観エクステリアは、オールアルミ製のメッシュゴミストッカー「AMF型」の開発、「BM1・2型」に連棟ユニット・棚セットの追加を行いました。コンパクトな奥行き方向が特徴のアコーディオン門扉「アイライン」のリニューアルを行いました。ユニット式パネルにて多目的(喫煙所・休憩スペース・他)スペースを提供する「CACOI(カコイ)」に新しい4種類のパネルを追加しました。大型引戸では、複連式扉によるコンパクトな納まりを特長とする「スケーターラインNA1型」に電動式を追加し、「スタックラインNA」シリーズに電気錠仕様をラインアップしました。サイクルラック新型では、シンプルでシャープなデザイン「S5型」を追加しました。その他、アートウォール、Fリード憩、サイクルポート屋根材、サインストッパーなどの充実などを行いました。多様化する公共空間での設計折込活動で培った対応力を活かして、市場ニーズに対し積極的に、またタイムリーに対応してまいります。なお、当事業に係る研究開発費は4億55百万円であります。