トーモク(3946)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 1,522 | 73 | 45 | 44 | 8.3 | 51.5 | 7.0 | 39.7 |
| FY2018 | 1,615 | 59 | 39 | 29 | 6.6 | 236.8 | — | 42.7 |
| FY2019 | 1,716 | 52 | 45 | 4 | 7.2 | 273.1 | 50.0 | 43.3 |
| FY2020 | 1,766 | 69 | 46 | 3 | 7.0 | 279.1 | 45.0 | 44.0 |
| FY2021 | 1,756 | 72 | 49 | -24 | 6.9 | 299.0 | 45.0 | 39.3 |
| FY2022 | 2,060 | 83 | 60 | -15 | 7.9 | 364.9 | 52.0 | 39.8 |
| FY2023 | 2,128 | 75 | 53 | -24 | 6.5 | 319.7 | 60.0 | 41.0 |
| FY2024 | 2,115 | 81 | 53 | 18 | 6.0 | 323.0 | 70.0 | 41.5 |
| FY2025 | 2,196 | 94 | 65 | 99 | 7.0 | 395.5 | 100.0 | 44.8 |
| FY2026 | 2,241 | 114 | 74 | 45 | 7.1 | 446.5 | 130.0 | 45.6 |
バフェット流モート診断
総合スコア:7/25 主要モート:コスト優位 持続性:判定中
トーモクは特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、または独占的IPに関する情報は公開されておらず、無形資産による競争優位性は確認できない。
製紙業界において、顧客は特定の紙製品の仕様や品質に慣れている場合、サプライヤー変更に伴う品質確認や生産ライン調整の手間から、一定のスイッチングコストが発生する可能性がある。しかし、代替品も多く、乗り換え障壁は高くない。
トーモクの事業モデル(紙製品の製造・販売)には、ユーザー数の増加がサービスの価値を向上させるネットワーク効果は基本的に存在しない。
トーモクは段ボール事業において、長年の経験と効率的な生産プロセスにより、一定のコスト競争力を有していると考えられる。特に、原料調達や製造工程の最適化が競争力の源泉となっている可能性がある。
段ボール業界は、一定の生産規模を持つ企業が効率性を高めやすい構造にある。トーモクは国内有数の段ボールメーカーであり、一定の生産規模を活かした効率的な事業運営が可能である。
競合との比較優位
強気シナリオ
国内段ボール市場における安定した需要の継続
生産効率の改善によるコスト優位性の維持・向上
環境配慮型製品へのシフトによる新たな収益機会の創出
弱気シナリオ(モート侵食)
原材料価格(古紙、パルプ等)の変動リスク
競合他社による価格競争の激化
電子化の進展による紙需要の構造的な減少
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
トーモクの投資が失敗するには、まず段ボール市場が予想以上に縮小し、同社の生産規模の優位性が失われることが必要である。また、原材料価格の高騰が継続し、同社のコスト管理能力を上回る事態も考えられる。さらに、環境規制の強化や代替素材の台頭により、紙製品の需要が急速に低下し、トーモクの既存の製造・販売網が陳腐化するシナリオも考えられる。これらの要因が複合的に作用し、同社の収益性を長期にわたり圧迫することが、この投資の失敗を招く。
5年後のモート予測
環境対応製品への注力と生産効率の維持により、国内段ボール市場での地位を保ち、緩やかな成長を遂げる。
安定した需要に支えられ、原材料価格の変動を吸収しながら、現状維持に近い収益性を確保する。
原材料価格の高騰と需要の伸び悩みにより、収益性が悪化し、市場シェアを一部失う可能性も否定できない。