レンゴー(3941)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 5,455 | 236 | 139 | 51 | 5.7 | 56.0 | 12.0 | 33.2 |
| FY2018 | 6,057 | 171 | 166 | 26 | 6.3 | 67.1 | 12.0 | 34.0 |
| FY2019 | 6,531 | 253 | 172 | 122 | 6.2 | 69.3 | 14.0 | 34.3 |
| FY2020 | 6,838 | 412 | 278 | -172 | 9.6 | 112.2 | 20.0 | 33.9 |
| FY2021 | 6,807 | 399 | 286 | 200 | 8.8 | 115.5 | 24.0 | 36.0 |
| FY2022 | 7,469 | 333 | 282 | 32 | 8.0 | 113.8 | 24.0 | 36.6 |
| FY2023 | 8,461 | 260 | 204 | -146 | 5.3 | 82.5 | 24.0 | 35.4 |
| FY2024 | 9,008 | 489 | 330 | 136 | 7.5 | 133.3 | 30.0 | 36.3 |
| FY2025 | 9,933 | 374 | 290 | -203 | 5.8 | 116.9 | 30.0 | 37.3 |
| FY2026 | 10,083 | 371 | 210 | 74 | 4.0 | 84.7 | 40.0 | 37.3 |
バフェット流モート診断
総合スコア:10/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
レンゴーは「Rengo」ブランドを有しており、包装材分野での認知度は一定程度ある。しかし、特許や独自技術に関する具体的な情報は限定的で、ブランド価値が直接的な競争優位に結びついている度合いは低い。
包装材は顧客のサプライチェーンに組み込まれており、仕様変更やサプライヤー変更には一定の手間やコストがかかる。特に、食品や医薬品など品質要求の高い分野では、既存サプライヤーとの関係維持が優先される傾向がある。
レンゴーの事業モデルには、ユーザー数の増加がサービス価値を向上させるようなネットワーク効果は基本的に見られない。
古紙リサイクルを基盤とした段ボール事業は、原材料調達においてコスト優位性を持ちうる。また、規模の経済を活かした生産効率の追求により、一定のコスト競争力を維持していると考えられる。
レンゴーは国内段ボール・紙器業界でトップクラスのシェアを誇り、業界全体を牽引する存在である。この規模は、原材料調達、生産、物流において効率性を生み出し、競合他社に対する優位性の源泉となっている。
競合との比較優位
強気シナリオ
国内包装材市場における圧倒的なシェア維持
海外事業の拡大と収益貢献
環境対応型製品へのシフトによる新たな需要獲得
弱気シナリオ(モート侵食)
原材料価格(古紙、木材パルプ)の変動リスク
国内市場の縮小と価格競争の激化
環境規制強化によるコスト増加
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
レンゴーの投資が失敗するには、まず国内の段ボール・紙器市場における同社の圧倒的な規模の経済が、原材料価格の急騰や、より小規模ながらもニッチな分野に特化した競合企業の台頭によって侵食される必要がある。具体的には、古紙調達網の維持が困難になり、かつ、顧客が仕様変更のコストを厭わずに代替サプライヤーへ移行するインセンティブが働くような状況が考えられる。さらに、環境規制が強化される中で、レンゴーが迅速かつ低コストで対応できず、環境対応型製品で先行する競合にシェアを奪われるシナリオも考えられる。これらの要因が複合的に作用し、同社のコスト優位性と規模の経済が失われれば、投資としての魅力は大きく損なわれるだろう。
5年後のモート予測
国内市場での地位を盤石にしつつ、海外事業の成長が寄与。環境対応製品へのシフトが奏功し、安定的な収益成長を達成する。
国内市場は横ばい傾向だが、コスト管理と効率化で収益性を維持。海外事業は緩やかな成長を続ける。
原材料価格の高騰と国内需要の低迷により、収益性が悪化。価格競争の激化でシェアも一部失うリスクがある。