事業の概要
- 不織布製品の製造販売ハビックスグループは、不織布と紙の製造・加工・販売を主な事業としています。特に、パルプ不織布(クッキングペーパー、おしぼり、ドリップ吸収シートなど)と化合繊不織布(紙おむつ、ペットシーツの表面材など)の二種類を生産し、中間素材として、または自社加工品として販売しています。これにより、幅広い衛生用品や生活用品の基盤を支えています。
- 紙製品の製造販売フレッシュパルプを主原料とした衛生用紙の製造・販売も行っています。この紙は、紙おむつやペットシーツの吸収体を包む紙、おしぼり、テーブルナプキンなどに使われる中間素材として提供されています。不織布事業と合わせて、衛生・生活用品分野で多様な素材を提供し、収益を上げています。
- グループ会社による事業運営ハビックスグループは、ハビックス本体と連結子会社1社で構成されており、不織布および紙の製造・加工・販売事業を共同で営んでいます。これにより、効率的な生産体制と販売ネットワークを構築し、事業の多角化と安定化を図っています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
- 不織布関連事業この事業は、主にパルプ不織布と化合繊不織布の製造・販売を行っています。パルプ不織布はクッキングペーパーやおしぼり、ドリップ吸収シートなどに、化合繊不織布は紙おむつやペットシーツの表面材などに使用されます。最新年度の売上高は約77.68億円、営業利益は約13.18億円と、グループの主要な収益源となっています。
- 紙関連事業この事業では、フレッシュパルプを主原料とした衛生用紙を生産・販売しています。主な用途は、紙おむつやペットシーツの吸収体の包合紙、おしぼり、テーブルナプキンなどの中間素材です。最新年度の売上高は約56.35億円、営業利益は約5.35億円であり、不織布事業に次ぐ重要な事業セグメントです。
- 二つの事業による収益構成ハビックスグループは、不織布関連事業と紙関連事業の二つのセグメントで構成されています。不織布関連事業が売上・利益ともに大きく、グループ全体の収益を牽引しています。両事業ともに衛生用品や生活用品の素材を提供しており、相互に関連しながら安定的な事業基盤を築いています。
2025-03 セグメント別業績
| セグメント | 区分 | 売上(億) | 営業利益(億) | 営業利益率 |
|---|---|---|---|---|
| NonWovenFabricRelated | 事業 | 78 | 13 | 17.0% |
| PaperRelated | 事業 | 56 | 5 | 9.5% |
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
3 【事業の内容】当社グループは、当社および連結子会社1社により構成されており、不織布および紙の製造・加工および販売に関する事業を営んでおります。当社グループの事業における位置付けおよびセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 (1) 不織布関連事業当社グループが生産・販売する不織布は、主にパルプ不織布(エアレイド製法(注1))と化合繊不織布(サーマルボンド製法(注2))であります。パルプ不織布は、フレッシュパルプを主原材料とした不織布で主にクッキングペーパー、おしぼり、ドリップ吸収シート(肉、魚のドリップ吸収材)等に使用され中間素材として、または自社の加工ラインでクッキングペーパーに加工して販売しております。 化合繊不織布は、化学繊維を原料とした不織布で、主に紙おむつ、ペットシーツの表面材として使用され、中間素材として販売しております。(注)1. 空気流によってパルプ繊維を積層し接着剤にて結合させる製法2. 熱によって溶融する化学繊維を積層し熱接着にて結合させる製法(2) 紙関連事業当社グループが生産・販売する紙は、フレッシュパルプを主原材料とした衛生用紙で、主に紙おむつ・ペットシーツの吸収体の包合紙、おしぼり、テーブルナプキン等に使用され、中間素材として販売しております。 当社グループの事業系統図は、次のとおりであります。
事業の優位性(モート)
事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
| 価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い | 弱い 厳しい競合環境にあり、競合他社が廉価販売した場合や新たな競合メーカーの台頭で優位性を維持できない可能性があるため。 |
|---|---|
| 参入障壁新規参入を阻む要因の種類 | 設備 パルプ不織布の生産設備はフィンランド製で、国内では当社グループしか保有していない特殊な設備であるため。 |
| 顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい | 高い(依存) |
| 景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか | ディフェンシブ |
| 設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか | 混合 |
| 規制依存規制は障壁にも足枷にもなる | 中程度 |
会社が挙げる主要リスク:パルプおよび燃料価格の変動と為替変動 / 当社グループ製品の市場動向 / 特定の販売先への依存
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 5 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
ハビックスはパルプ・紙業界に属しており、特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、または独占的な知的財産権に関する情報は公開情報からは確認できません。業界内での差別化要因となる無形資産は限定的と考えられます。
スイッチングコスト★☆☆☆☆
製紙業界では、顧客が特定のサプライヤーから別のサプライヤーへ切り替える際の直接的なコストは低い傾向にあります。しかし、長年の取引による信頼関係や、特定の用途に合わせた製品仕様のカスタマイズなど、間接的なスイッチング・コストがわずかに存在する可能性があります。
ネットワーク効果☆☆☆☆☆
ハビックスの事業モデルは、ユーザー数の増加によって製品やサービスの価値が向上するネットワーク効果を生み出す構造ではありません。BtoBビジネスが中心であり、プラットフォーム型ビジネスのような特性は見られません。
コスト優位★★☆☆☆
製紙業界は原材料費やエネルギーコストの変動が大きく、コスト競争力が重要となります。ハビックスが業界平均と比較して構造的に低い生産コストを持つという明確な証拠はありませんが、規模の経済や効率的な生産体制の構築により、一定のコスト管理を行っている可能性はあります。
規模の経済★★☆☆☆
パルプ・紙業界は、生産規模がコスト競争力に影響を与える側面があります。ハビックスは中堅企業と見られ、業界全体で見ると特定のニッチ市場に特化しているか、あるいは大手企業ほどの規模の経済を享受できていない可能性があります。業界規模に対して最適な少数寡占を形成しているとは言えません。
- 特殊な生産技術と設備パルプ不織布の生産設備はフィンランド製で、国内ではハビックスグループのみが保有する特殊なものです。この独自のエアレイド製法により、他社にはない高品質なパルプ不織布を生産できる点が強みです。これにより、クッキングペーパーやおしぼりなど、特定の用途で高い競争力を持っています。
- 多様な原材料への対応力パルプや化学繊維といった主要原材料の価格変動リスクに対し、使用可能な安価な原材料を常に調査し、様々な原材料を使いこなせる生産技術の向上に努めています。これにより、コスト競争力を維持しつつ、安定した製品供給を可能にしています。
- 製品の品質と機能性競合が激しい市場において、製品の品質向上とコスト競争力の強化に継続的に取り組んでいます。また、より機能性の高い製品開発を通じて他社との差別化を図っており、紙おむつやペットシーツの表面材、吸収体包合紙など、特定の用途で顧客ニーズに応える製品を提供しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
経営戦略
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針当社グループは、経営理念「創和」のもと、新たな製品の創出による社会への貢献と、人間尊重の精神にもとづく社会との調和によって幸福な世界を実現することを理念として企業活動を展開しております。そして、経営理念「創和」を実現するにあたり、当社グループが常に目指す姿として「衛生・安心・快適」という価値を社会へ提供する「ビューティフルライフ創造企業」を掲げております。また、コーポレートメッセージとして「“キレイ”をつくろう」を制定するとともに、カーボンニュートラルや環境に配慮した、持続可能な社会への貢献の一環として「再生可能エネルギー」の導入を開始するなど、「長期経営ビジョン2030」にもとづき全社一丸となって取り組んでまいりました。今後も、常に新しい製品を創造することにより社会の快適な生活に貢献し、株主様をはじめとした様々なステークホルダーとの和を調和させ、企業価値の向上に努めてまいります。 (2)経営環境当連結会計年度におけるわが国経済は、インバウンド需要の拡大等により景気は緩やかな回復基調で推移しました。一方、不安定な国際情勢による地政学リスクの高止まり、為替変動やエネルギーコストの高騰、さらには米国の今後の政策動向への懸念等、依然として先行きが不透明な状況が続いております。当社グループが営む不織布関連事業と紙関連事業は、主に衛生材料市場と外食産業市場に製品を提供しており、両市場環境に影響を受けます。 a.衛生材料市場当社グループが素材を提供している衛生材料市場におきましては、高齢化の進展に伴う大人用紙おむつの需要拡大や、ライフスタイルの変化によりペットとの共生への関心が高まり、ペットシーツ市場は堅調に推移する一方、ベビー用紙おむつ市場におきましては、出生数の減少や日本製の紙おむつの需要減少等により厳しい状況が続いております。 b.外食産業市場当社グループが製品を提供する外食産業市場におきましては、インバウンド需要が過去最高を記録するなど堅調に推移しておりますが、エネルギーをはじめとした輸入コストの増加や人手不足を起因とする物流費・人件費の上昇および物価高による一般消費者の節約・選別志向の高まり等により予断を許さない状況が続いております。 (3)中長期経営戦略当社グループは、2023年度から2030年度の8年間を対象とする「長期経営ビジョン2030」ならびに「第1次中期経営計画2026」を策定しております。5つの経営戦略である「Ⅰ 新事業・新分野創出」、「Ⅱ 競争力強化」、「Ⅲ 経営基盤強化」、「Ⅳ 人材マネジメント」、「Ⅴ サステナビリティ対応」により、さらなる企業価値の向上を図るとともに、外部環境の影響を受けにくいビジネスモデルへの転換や収益性の改善等により、営業利益の一層の拡大に努めてまいります。 (4)対処すべき課題当社を取り巻く経営環境は、国内外を問わず、急激に変化しております。とりわけ近年の紙・不織布の業界においては、物価高の影響によるコストアップ、人員不足の懸念も顕著になる中、高度経済成長期に設備投資をした機械設備が老朽化し更新の時期を迎えており、この機に将来の事業展開を見直す同業他社も現れております。このような経営環境のうねりの中で社会的責任を果たしていくため、当社は、以下の課題に対して大胆かつタイムリーに施策を推進してまいります。 a.事業の変革当社は、これまで社会や市場ニーズの変化を捉えて、高品質な紙・不織布をご提供することでお客様から厚い信頼を頂いてまいりましたが、素材事業の現況を鑑みれば、その延長では将来性に限界があることから、持続的な成長のためにも、より高付加価値の事業分野を築く必要があります。当社は、衛生用品に採用される3つの素材を生産しており、これら素材を活かした加工事業を強化することで、素材メーカーから「衛生用品メーカー」へと進化してまいります。加工事業の強化は、医療・介護向け衛生用品の自社ブランド「Kireine」の拡大、および、お客様ブランドのOEM生産により実現してまいります。併せて、他社との多角的かつ戦略的なアライアンス関係の構築により、付加機能の強化を追求してまいります。 b.組織・人材の活性化新たな事業戦略を追求するために、将来を見据えた組織体制の整備と運営体制の強化、安定的な人材確保と計画的な人材育成が必要になります。過去からの良品廉価なものづくりに加え、お客様との共同開発、共同物流、共同事業といった新たな取り組みを通じ、お客様にとって欠くことのできないパートナーとなるべく、常に総合的カスタマーサービスの向上を意識した組織の再編、人材育成を強化してまいります。また、専門知識を有する人材の中途採用、とりわけ医療・介護市場に精通した人材の登用により、当社の新事業分野として医療・介護分野の早期構築を目指してまいります。さらに、人材マネジメントにおいては、社員のモチベーションを高めるインナーブランディング、ダイバーシティ、ボトムアップ気質を促進して、社内人材の活性化を図ってまいります。メーカーのものづくりは、まさに人づくりでもあります。「ビューティフルライフ創造」という自社の事業ミッションと製品にプライドを持った人材を育成してまいります。 c.サステナビリティ経営の実現昨今は、多面的なサステナビリティを意識した企業経営が求められております。環境の観点においては、カーボンニュートラルや環境に配慮した戦略的製品の開発により、メーカーとして持続可能な社会の実現へ貢献してまいります。紙・不織布の生産における原材料のバイオマス化、再生可能エネルギーの導入拡大、とりわけ「使用済み紙パンツから再生されたパルプを配合した紙パンツ用原紙」の生産拡大など、メーカーとして環境問題に積極的に挑戦してまいります。また、生活必需品の生産に携わるメーカーとして、自然災害等の不測の事態に備え、社内におけるBCPを強化するとともに、国内外の同業他社との相互支援体制を構築し、供給体制のサステナビリティ実現を目指してまいります。さらには、時代に即した安全・安心かつ持続可能な生産体制の構築を目指し、従前からの24時間交替勤務による生産環境を改善すべく、生産機械設備の積極的な導入による自動化、省人化、効率化を図ってまいります。 (5)経営指標当社グループの経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標は、売上高、営業利益、セグメント売上高、セグメント利益であります。グループ全体の経営成績および計画の進捗状況の管理をするとともに、各セグメントの採算性を管理することを重視しております。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針当社グループは、経営理念「創和」のもと、新たな製品の創出による社会への貢献と、人間尊重の精神にもとづく社会との調和によって幸福な世界を実現することを理念として企業活動を展開しております。そして、経営理念「創和」を実現するにあたり、当社グループが常に目指す姿として「衛生・安心・快適」という価値を社会へ提供する「ビューティフルライフ創造企業」を掲げております。また、コーポレートメッセージとして「“キレイ”をつくろう」を制定するとともに、カーボンニュートラルや環境に配慮した、持続可能な社会への貢献の一環として「再生可能エネルギー」の導入を開始するなど、「長期経営ビジョン2030」にもとづき全社一丸となって取り組んでまいりました。今後も、常に新しい製品を創造することにより社会の快適な生活に貢献し、株主様をはじめとした様々なステークホルダーとの和を調和させ、企業価値の向上に努めてまいります。 (2)経営環境当連結会計年度におけるわが国経済は、インバウンド需要の拡大等により景気は緩やかな回復基調で推移しました。一方、不安定な国際情勢による地政学リスクの高止まり、為替変動やエネルギーコストの高騰、さらには米国の今後の政策動向への懸念等、依然として先行きが不透明な状況が続いております。当社グループが営む不織布関連事業と紙関連事業は、主に衛生材料市場と外食産業市場に製品を提供しており、両市場環境に影響を受けます。 a.衛生材料市場当社グループが素材を提供している衛生材料市場におきましては、高齢化の進展に伴う大人用紙おむつの需要拡大や、ライフスタイルの変化によりペットとの共生への関心が高まり、ペットシーツ市場は堅調に推移する一方、ベビー用紙おむつ市場におきましては、出生数の減少や日本製の紙おむつの需要減少等により厳しい状況が続いております。 b.外食産業市場当社グループが製品を提供する外食産業市場におきましては、インバウンド需要が過去最高を記録するなど堅調に推移しておりますが、エネルギーをはじめとした輸入コストの増加や人手不足を起因とする物流費・人件費の上昇および物価高による一般消費者の節約・選別志向の高まり等により予断を許さない状況が続いております。 (3)中長期経営戦略当社グループは、2023年度から2030年度の8年間を対象とする「長期経営ビジョン2030」ならびに「第1次中期経営計画2026」を策定しております。5つの経営戦略である「Ⅰ 新事業・新分野創出」、「Ⅱ 競争力強化」、「Ⅲ 経営基盤強化」、「Ⅳ 人材マネジメント」、「Ⅴ サステナビリティ対応」により、さらなる企業価値の向上を図るとともに、外部環境の影響を受けにくいビジネスモデルへの転換や収益性の改善等により、営業利益の一層の拡大に努めてまいります。 (4)対処すべき課題当社を取り巻く経営環境は、国内外を問わず、急激に変化しております。とりわけ近年の紙・不織布の業界においては、物価高の影響によるコストアップ、人員不足の懸念も顕著になる中、高度経済成長期に設備投資をした機械設備が老朽化し更新の時期を迎えており、この機に将来の事業展開を見直す同業他社も現れております。このような経営環境のうねりの中で社会的責任を果たしていくため、当社は、以下の課題に対して大胆かつタイムリーに施策を推進してまいります。 a.事業の変革当社は、これまで社会や市場ニーズの変化を捉えて、高品質な紙・不織布をご提供することでお客様から厚い信頼を頂いてまいりましたが、素材事業の現況を鑑みれば、その延長では将来性に限界があることから、持続的な成長のためにも、より高付加価値の事業分野を築く必要があります。当社は、衛生用品に採用される3つの素材を生産しており、これら素材を活かした加工事業を強化することで、素材メーカーから「衛生用品メーカー」へと進化してまいります。加工事業の強化は、医療・介護向け衛生用品の自社ブランド「Kireine」の拡大、および、お客様ブランドのOEM生産により実現してまいります。併せて、他社との多角的かつ戦略的なアライアンス関係の構築により、付加機能の強化を追求してまいります。 b.組織・人材の活性化新たな事業戦略を追求するために、将来を見据えた組織体制の整備と運営体制の強化、安定的な人材確保と計画的な人材育成が必要になります。過去からの良品廉価なものづくりに加え、お客様との共同開発、共同物流、共同事業といった新たな取り組みを通じ、お客様にとって欠くことのできないパートナーとなるべく、常に総合的カスタマーサービスの向上を意識した組織の再編、人材育成を強化してまいります。また、専門知識を有する人材の中途採用、とりわけ医療・介護市場に精通した人材の登用により、当社の新事業分野として医療・介護分野の早期構築を目指してまいります。さらに、人材マネジメントにおいては、社員のモチベーションを高めるインナーブランディング、ダイバーシティ、ボトムアップ気質を促進して、社内人材の活性化を図ってまいります。メーカーのものづくりは、まさに人づくりでもあります。「ビューティフルライフ創造」という自社の事業ミッションと製品にプライドを持った人材を育成してまいります。 c.サステナビリティ経営の実現昨今は、多面的なサステナビリティを意識した企業経営が求められております。環境の観点においては、カーボンニュートラルや環境に配慮した戦略的製品の開発により、メーカーとして持続可能な社会の実現へ貢献してまいります。紙・不織布の生産における原材料のバイオマス化、再生可能エネルギーの導入拡大、とりわけ「使用済み紙パンツから再生されたパルプを配合した紙パンツ用原紙」の生産拡大など、メーカーとして環境問題に積極的に挑戦してまいります。また、生活必需品の生産に携わるメーカーとして、自然災害等の不測の事態に備え、社内におけるBCPを強化するとともに、国内外の同業他社との相互支援体制を構築し、供給体制のサステナビリティ実現を目指してまいります。さらには、時代に即した安全・安心かつ持続可能な生産体制の構築を目指し、従前からの24時間交替勤務による生産環境を改善すべく、生産機械設備の積極的な導入による自動化、省人化、効率化を図ってまいります。 (5)経営指標当社グループの経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標は、売上高、営業利益、セグメント売上高、セグメント利益であります。グループ全体の経営成績および計画の進捗状況の管理をするとともに、各セグメントの採算性を管理することを重視しております。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態の状況 前連結会計年度当連結会計年度増減額前期比(%)総資産(千円)13,095,57912,309,130△786,44994.0負債(千円)6,363,9485,044,245△1,319,70279.3純資産(千円)6,731,6317,264,884533,253107.9自己資本比率(%)51.459.07.6114.81株当たり純資産(円)865.37930.5165.14107.5 総資産は、前連結会計年度末と比べ786百万円減少して12,309百万円となりました。負債は、前連結会計年度末と比べ1,319百万円減少して5,044百万円となりました。純資産は、前連結会計年度末と比べ533百万円増加して7,264百万円となりました。 ②経営成績の状況 前連結会計年度当連結会計年度増減額前期比(%)売上高(千円)13,204,69713,403,100198,402101.5営業利益(千円)755,487695,010△60,47792.0経常利益(千円)882,378792,085△90,29289.8親会社株主に帰属する当期純利益(千円)674,843672,450△2,39299.61株当たり当期純利益(円)86.8986.22△0.67100.8 売上高は13,403百万円(前期比1.5%増)、営業利益は695百万円(同8.0%減)、経常利益は792百万円(同10.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は672百万円(同0.4%減)となりました。 セグメントの業績 不織布関連事業 前連結会計年度当連結会計年度増減額前期比(%)セグメント売上(千円)7,513,9697,768,369254,400103.4セグメント利益(千円)1,018,5001,318,461299,960129.5 紙関連事業 前連結会計年度当連結会計年度増減額前期比(%)セグメント売上(千円)5,690,7275,634,730△55,99799.0セグメント利益(千円)626,403535,493△90,91085.5 不織布関連事業の当連結会計年度の売上高は7,768百万円(前期比3.4%増)、セグメント利益は1,318百万円(同29.5%増)となりました。紙関連事業の当連結会計年度の売上高は5,634百万円(前期比1.0%減)、セグメント利益は535百万円(同14.5%減)となりました。 ③キャッシュ・フローの状況 前連結会計年度当連結会計年度増減額前期比(%)営業活動によるキャッシュ・フロー(千円)1,645,19652,404△1,592,7913.2投資活動によるキャッシュ・フロー(千円)△12,958△487,760△474,802―財務活動によるキャッシュ・フロー(千円)△716,375△675,51240,86394.3現金及び現金同等物の期末残高(千円)1,908,617799,509△1,109,10841.9 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末より1,109百万円減少して799百万円となりました。営業活動により獲得した資金は52百万円(前期比1,592百万円減)、投資活動により使用した資金は487百万円(前期比474百万円増)、財務活動により使用した資金は675百万円(前期比40百万円減)となりました。 ④生産、受注及び販売の実績a.生産実績当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称生産高(千円)前期比(%)不織布関連事業5,755,961102.0紙関連事業4,897,383103.4合計10,653,344102.6 (注) 1. セグメント間取引については、相殺消去しております。 2. 金額は、製造原価によっております。 b.受注実績当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称受注高(千円)前期比(%)受注残高(千円)前期比(%)不織布関連事業7,723,617102.5482,57391.5紙関連事業5,645,26299.9240,664104.6合計13,368,879101.4723,23795.5 (注) 1. セグメント間取引については、相殺消去しております。 2. 金額は、販売価格によっております。 c.販売実績当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称販売高(千円)前期比(%)不織布関連事業7,768,369103.4紙関連事業5,634,73099.0合計13,403,100101.5 (注) 1. セグメント間取引については、相殺消去しております。 2. 主な相手先別の販売実績および総販売実績に対する割合相手先前連結会計年度当連結会計年度金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)ユニ・チャームプロダクツ株式会社2,342,89417.72,954,75322.1 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容a.財政状態総資産は、前連結会計年度末と比べ786百万円減少して12,309百万円となりました。これは主に、機械装置及び運搬具が228百万円、商品及び製品が147百万円、原材料及び貯蔵品が99百万円、売掛金が78百万円、流動資産のその他に含まれる未収消費税等が59百万円増加したこと、現金及び預金が1,109百万円、受取手形が355百万円減少したことによるものであります。負債は、前連結会計年度末と比べ1,319百万円減少して5,044百万円となりました。これは主に、電子記録債務が 540百万円、長期借入金が396百万円、流動負債のその他に含まれる未払消費税等が169百万円、1年内返済予定の長期借入金が143百万円、未払法人税等が60百万円減少したことによるものであります。純資産は、前連結会計年度末と比べ533百万円増加して7,264百万円となりました。これは主に、利益剰余金が547 百万円増加したことによるものであります。この結果、自己資本比率は59.0%となりました。 b.経営成績当連結会計年度において、当社グループが製品を提供する外食産業市場におきましては、インバウンド需要が過去最高を記録するなど堅調に推移しておりますが、エネルギーをはじめとした輸入コストの増加や人手不足を起因とする物流費・人件費の上昇および物価高による一般消費者の節約・選別志向の高まり等により予断を許さない状況が続いております。また、衛生材料市場におきましては、高齢化の進展に伴う大人用紙おむつの需要拡大や、ライフスタイルの変化によりペットとの共生への関心が高まり、ペットシーツ市場は堅調に推移する一方、ベビー用紙おむつ市場におきましては、出生数の減少や日本製の紙おむつの需要減少等により厳しい状況が続いております。このような状況の下、当社は医療・介護向けの衛生用品ブランド「Kireine(キレイネ)」の商品ラインアップの拡充を図るとともに、人件費や原材料価格等の高騰に見合った販売価格の修正のほか、生産効率の一層の改善等の抜本的改革を引き続き推進し、収益の確保に努めるべく、企業体質の強化を図ってまいりました。 この結果、当連結会計年度の売上高は13,403百万円(前期比1.5%増)、営業利益は695百万円(前期比8.0%減)、経常利益は792百万円(前期比10.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は672百万円(前期比0.4%減)となりました。 不織布関連事業パルプ不織布は、訪日外国人の増加によるインバウンド需要の回復等により主力製品である業務用クッキングペーパーの販売数量が増加し、化合繊不織布は、紙おむつ向け製品における新規販売先の獲得により、いずれも売上高は増加しました。また、販売価格の修正や原価低減を推し進めたことにより利益も増加しました。この結果、当連結会計年度の売上高は7,768百万円(前期比3.4%増)、セグメント利益は1,318百万円(同29.5%増)となりました。 紙関連事業衛生用紙は、衛生材料市場における紙おむつ、ペットシーツ向け製品を中心に拡販活動を積極的に展開しましたが、価格修正による受注の低迷、低価格な代替素材へのシフト、販売価格の修正を上回る原材料価格の上昇等により、売上高、利益ともに減少しました。この結果、当連結会計年度の売上高は5,634百万円(前期比1.0%減)、セグメント利益は535百万円(同14.5%減)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末より1,109百万円減少して799百万円となりました。a.営業活動によるキャッシュ・フロー営業活動により獲得した資金は52百万円(前期比1,592百万円減)となりました。これは、税金等調整前当期純利益800百万円、売上債権の減少252百万円、減価償却費207百万円等による資金の増加と、仕入債務の減少479百万円、棚卸資産の増加247百万円、未払消費税等の減少169百万円、法人税等の支払額138百万円、未収消費税等の増加55百万円等による資金の減少によるものであります。b.投資活動によるキャッシュ・フロー投資活動により使用した資金は487百万円(前期比474百万円増)となりました。これは、定期預金の払戻による収入1,431百万円等による資金の増加と、定期預金の預入による支出1,431百万円、有形固定資産の取得による支出482百万円等による資金の減少によるものであります。c.財務活動によるキャッシュ・フロー財務活動により使用した資金は675百万円(前期比40百万円減)となりました。これは、長期借入金の返済による支出540百万円、配当金の支払額124百万円等によるものであります。 当社グループの資金需要のうち主なものは、製品製造のための原材料・燃料の購入のほか、製造に係る労務費・経費、販管費及び一般管理費、生産設備の取得および既存設備の改善等に係る投資であります。これらの資金需要に対し、当社グループでは、生産設備の取得および既存設備の改善等に係る資金の調達は主に金融機関からの長期借入れを基本としており、その他運転資金は主に自己資金を充当することを基本としております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準にもとづき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益および費用の報告額に影響を及ぼす見積りおよび仮定を用いておりますが、これらの見積りおよび仮定にもとづく数値は実際の結果と異なる可能性があります。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積りおよび仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。
事業リスク
- 原材料・燃料価格と為替変動製品の主原材料であるパルプや燃料(重油、ガス)の価格は、国際的な需給や為替相場の影響を大きく受けます。これらの価格や為替が大きく変動した場合、原材料費や製造コストが増加し、会社の利益に悪影響を及ぼす可能性があります。ハビックスは、安価な原材料の調査や為替ヘッジでリスク低減を図っています。
- 特定の販売先への依存2025年3月期の売上高の約22%がユニ・チャームプロダクツ株式会社への売上であり、特定の販売先への依存度が高い状況です。もしこの主要販売先との取引が中止または大幅に縮小された場合、会社の売上や利益に大きな影響が出る可能性があります。ハビックスは、良好な関係維持と新規販売先の開拓でリスク分散を目指しています。
- 特殊生産設備の安定稼働パルプ不織布の生産設備は国内でハビックスグループしか持たない特殊なフィンランド製です。この設備に特異なトラブルが発生したり、特殊部品の調達が困難になったりした場合、生産が滞り、製品供給に支障をきたすことで、会社の業績に悪影響を及ぼす可能性があります。ハビックスは、社内保全レベル向上や協力先との連携で対応しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
3 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)パルプおよび燃料価格の変動と為替変動等について当社グループ製品の主原材料であるパルプの価格、燃料である重油およびガスの価格は、国際的な需給バランスや思惑買い等による影響を受けるとともに、海外依存度が高いことから為替相場の影響も受けます。パルプおよび燃料価格や為替相場に大きな変動がある場合は、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループといたしましては、使用可能な安価な原材料を常に調査し、様々な原材料を使いこなすことができる生産技術の向上に努めるとともに、原材料購入先をできる限り分散させることによりリスクの低減を図っております。また、為替ヘッジ等により為替変動リスクの低減を図っております。 (2)当社グループ製品の市場動向等について当社グループは、国内外を問わず厳しい競合環境の中にあります。競合他社が廉価販売した場合や、新たな競合メーカーの台頭等により当社グループ製品の優位性を維持できない場合は、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループといたしましては、常に市場動向を注視し迅速な情報収集に努めるとともに、製品の品質、コスト等において競争力の向上に努めております。また、より機能性の高い製品開発に取り組み、他社との差別化を図ってまいります。 (3)特定の販売先について2025年3月期の売上高に占める割合は、当社グループの主要販売先であるユニ・チャームプロダクツ株式会社に対する売上高が約22%になっております。今後、販売先の方針変更などの理由により、取引が中止もしくは大幅に縮小された場合、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、販売先との関係は良好であると認識しておりますが、引き続き販売先との良好な関係維持に努めるとともに、他社を凌駕する品質の確立、今までにない機能性を持った素材の開発・提案を行うことにより販売先を開拓し、リスクの低減を図ってまいります。また、現在当社グループが参入していない分野への新規参入を目指し、日々研究開発活動を推進しております。 (4)パルプ不織布生産設備の安定稼働について当社グループのパルプ不織布の生産設備はフィンランド製で、国内では当社グループしか保有していない特殊な設備であります。特異なトラブルが発生した場合や特殊な部品を調達する必要が生じた場合には安定操業に影響を及ぼす可能性があります。このような場合、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。生産設備の維持管理技術は当社グループに蓄積されており、基本的には全て対応可能ですが、当社グループといたしましては、社内での保全レベルの向上を図るとともに、既存協力先との関係維持、新規協力会社の発掘に取り組んでおります。 (5)新製品の開発および新規事業の立ち上げについて当社グループは、新製品の開発および新規事業の開拓に積極的に取り組んでおりますが、市場のニーズに適応した製品が投入できない場合や、新製品の開発や新規事業の立ち上げが遅れた場合には、当社グループの将来の成長性と収益性を低下させ、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループといたしましては、取引先との面談や新技術、新製品等の展示会への参加により情報収集および市場ニーズの把握に努めるとともに、市場ニーズに合った製品開発を綿密なスケジュールに合わせて、スピード感をもって進めております。 (6)知的財産権について当社グループは、新たな用途開発や新たな素材を使った新製品の開発に取り組んでおりますが、今後、製品、技術等の開発において、法的権利の取得が遅れた場合、または取得できない場合には、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループとしては第三者の知的財産権の侵害はないと認識しておりますが、認識の範囲外で第三者の知的財産権を侵害する可能性もあります。また、当社グループが保有する知的財産権に対して何らかの侵害が生じる可能性があります。このような場合には、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループといたしましては、研究開発活動を推進するうえで、権利取得の推進や第三者の権利の十分な調査を実施し、適正な取得、使用管理に取り組んでおります。 (7)物流体制の依存について当社グループは、物流業務のほとんどを特定の運送業者に委託しております。このため、今後何らかの要因により同社との取引が不能となった場合、一時的ではありますが、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループといたしましては、委託運送業者との良好な関係を維持するとともに、当社グループとして最適な物流体制構築を検討してまいります。 (8)法的規制について当社グループは、工場における製造設備に関連して「水質汚濁防止法」「大気汚染防止法」「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」等、環境保全に関する法令の適用を受けております。これらの法規制が今後強化されたり、新たな規制が導入された場合には、工場の操業や製品の安定供給に影響が生じる可能性があります。このような場合、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループの製品は「製造物責任法」の適用を受けており、何らかの要因により人体に悪影響を及ぼすような品質上の不具合が生じた場合には、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループといたしましては、ISO14001の認証を取得し環境保全に努めております。また、当社グループの事業に関連する法的規制については常に情報収集しており、適切な対応を図っております。 (9)火災事故および自然災害等について①火災事故について火災事故により生産設備に被害があり、製品の供給ができない場合や設備の復旧に多額の費用を必要とする場合、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループといたしましては、防災設備の充実、安全パトロールの実施、防災訓練等により災害対策に万全を期しております。②自然災害等について当社グループは、本社、工場および物流拠点が岐阜県に集中しております。岐阜県は東海地震、東南海地震の強化地域に近いこともあり、大規模地震が発生した場合には、当社グループの生産設備の破損や人的・物的被害の発生が懸念されます。実際に想定を超える規模の自然災害等が発生し、生産体制に支障をきたした場合には、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループといたしましては、各施設とも可能な限りの耐震対策を講じるとともに、BCP(事業継続計画)、防災管理マニュアル、災害発生時行動マニュアル等を規定し、万が一に備えた防災訓練も実施しております。 (10)感染症の影響について感染症・伝染病の流行で経済活動が制限された場合、サプライチェーンの分断、工場の操業停止、事業活動の停滞に伴う需要減少等により、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループといたしましては、従業員の検温・体調チェック、手洗い・うがいの徹底、リモート勤務の実施等の感染防止策を講じ安全確保をしつつ、生活必需品である不織布および紙を確実にお届けする責任を果たしてまいります。また、今後も業績への影響を注視し、新規販売先の開拓や多用途への販売拡大を進めるとともに、さらなるコスト削減に取り組むことでリスクを最小限にすべく臨機応変に対応してまいります。