山喜(3598)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 190 | 4 | 3 | 8 | 4.2 | 19.5 | — | 44.3 |
| FY2016 | 176 | 2 | 1 | 3 | 1.8 | 9.0 | — | 46.4 |
| FY2017 | 168 | 1 | 1 | 1 | 1.5 | 7.1 | 5.0 | 46.1 |
| FY2018 | 154 | -4 | -3 | -1 | -4.8 | -21.7 | 5.0 | 44.7 |
| FY2019 | 154 | 1 | 1 | -6 | 1.2 | 5.4 | 2.0 | 43.3 |
| FY2020 | 103 | -13 | -15 | -3 | -29.8 | -105.3 | 0.0 | 37.6 |
| FY2021 | 97 | -10 | -13 | 2 | -37.2 | -94.3 | 0.0 | 30.8 |
| FY2022 | 114 | -1 | 5 | 4 | 12.0 | 33.1 | 0.0 | 31.5 |
| FY2023 | 114 | 2 | 2 | 10 | 5.1 | 15.1 | 0.0 | 37.5 |
| FY2024 | 108 | 0 | 1 | 6 | 2.1 | 6.4 | 3.0 | 37.5 |
バフェット流モート診断
総合スコア:5/25 主要モート:none 持続性:判定中
山喜(3598)は、特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、または独占的IPに関する情報は公開情報からは確認できない。主に既製シャツの製造・販売を手掛けており、無形資産による競争優位性は限定的と判断される。
BtoBビジネスが中心であり、一定の取引関係は存在するものの、顧客(主にアパレルメーカーや小売店)が他社へ乗り換える際のコストは比較的低いと考えられる。デザインや品質、価格競争力が主な決定要因となるため、スイッチング・コストによる優位性は弱い。
山喜のビジネスモデルは、プラットフォーム型ではなく、製造・販売モデルであるため、ネットワーク効果は発生しない。顧客数や取引量の増加が直接的に製品やサービスの価値を高める構造ではない。
長年の製造ノウハウやサプライチェーンの効率化により、一定のコスト競争力は有している可能性がある。しかし、繊維業界全体で価格競争が激しく、他社も同様の効率化を進めているため、構造的なコスト優位性は限定的と見られる。
既製シャツ市場において一定のシェアを持つと考えられるが、業界全体が成熟しており、規模の経済が決定的な競争優位となるほどの寡占状態にはない。グローバルな大手アパレルメーカーと比較すると、規模の面での優位性は限定的。
競合との比較優位
強気シナリオ
高付加価値・高機能シャツの開発・販売によるブランドイメージ向上
海外市場への積極的な展開による新たな収益源の確保
DX推進によるサプライチェーンの更なる効率化とコスト削減
弱気シナリオ(モート侵食)
ファストファッションの台頭による価格競争の激化
消費者の嗜好の急激な変化への対応遅れ
原材料価格の高騰による収益性の悪化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
山喜の競争優位性が失われるシナリオは、まず、主要顧客であるアパレルメーカーや小売店が、より低価格で高品質な製品を供給できる新たなサプライヤーを容易に見つけられるようになることである。これは、サプライチェーンのグローバル化や技術革新によって、参入障壁が低下した場合に起こりうる。次に、山喜が持つ製造ノウハウや品質管理能力が陳腐化し、競合他社に追いつかれ、あるいは追い越されることである。特に、デザイン性やトレンドへの対応力で後れを取ると、ブランド価値が低下し、価格競争に巻き込まれるリスクが高まる。さらに、消費者の価値観が変化し、大量生産・大量消費型の既製シャツよりも、サステナビリティやパーソナライズされた製品への需要が高まった場合、現在のビジネスモデルでは対応できなくなる可能性がある。
5年後のモート予測
高付加価値商品へのシフトと海外展開が進み、売上・利益ともに安定的に成長。ブランドイメージが向上し、収益性が改善する。
既存事業の安定性を維持しつつ、緩やかな成長を目指す。価格競争の影響を受け、利益率は横ばい傾向が続く。
競争激化と消費者の嗜好変化により、売上・利益ともに減少。厳しい経営環境に直面し、事業再編の必要性が生じる。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 23億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 37.5% | |
| 3. 利益の安定性 | 7年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 —% | |
| 6. 適度なPER | PER 25.0倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.53倍 |
合格数:1/7 部分的合格