昭栄薬品(3537)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 184 | 3 | 8 | 7 | 12.8 | 785.1 | — | 43.8 |
| FY2016 | 188 | 3 | 3 | -0 | 4.1 | 219.2 | — | 45.0 |
| FY2017 | 202 | 3 | 3 | 11 | 4.1 | 263.5 | 45.0 | 44.7 |
| FY2018 | 201 | 3 | 3 | 3 | 3.4 | 76.5 | 53.0 | 48.0 |
| FY2019 | 177 | 1 | 3 | -4 | 3.1 | 72.1 | 18.0 | 54.2 |
| FY2020 | 170 | 2 | 2 | 4 | 3.1 | 68.5 | 18.0 | 52.3 |
| FY2021 | 211 | 3 | 6 | -0 | 8.3 | 167.3 | 18.0 | 48.0 |
| FY2022 | 245 | 5 | 5 | 6 | 6.6 | 141.8 | 42.0 | 49.8 |
| FY2023 | 226 | 4 | 5 | 8 | 6.0 | 144.8 | 36.0 | 48.4 |
| FY2024 | 250 | 6 | 5 | -2 | 5.9 | 154.8 | 38.0 | 52.3 |
バフェット流モート診断
総合スコア:5/25 主要モート:none 持続性:判定中
昭栄薬品は特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、または独占的IPに関する情報が公開されておらず、無形資産による競争優位性は確認できない。
医薬品卸売業という性質上、医療機関や薬局との継続的な取引関係は存在するが、特定の製薬会社や医療機器メーカーとの独占契約や、顧客が他社へ乗り換える際のシステム統合コストなどが大きいという情報は乏しい。そのため、スイッチング・コストは限定的と判断される。
昭栄薬品の事業モデルにおいて、ユーザー数の増加がサービス価値を直接的に高めるネットワーク効果は確認されない。
医薬品卸売業は、規模の経済や効率的な物流網の構築がコスト競争力に影響を与える可能性がある。昭栄薬品の具体的なコスト構造や効率性に関する詳細データは不足しているが、業界特性から一定の効率化努力は推測されるものの、突出したコスト優位性は現時点では不明瞭。
医薬品卸売業界は、大手による寡占化が進む傾向にある。昭栄薬品の市場シェアや業界内での規模に関する具体的な情報は限られているが、業界全体の規模に対して最適な少数寡占を形成しているとは断定できない。一定の規模は有していると考えられる。
競合との比較優位
強気シナリオ
ジェネリック医薬品の普及による販売数量の増加
M&Aによる事業規模の拡大と効率化
特定地域における強固な顧客基盤の維持・拡大
弱気シナリオ(モート侵食)
製薬メーカーによる直接販売網の強化
薬価改定によるマージン圧縮
新規参入企業による価格競争の激化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
昭栄薬品の投資が失敗するシナリオは、まず、同社が持つ既存の顧客基盤が、より低価格で同等以上のサービスを提供する競合他社や、製薬メーカーによる直接販売網の拡大によって急速に侵食されることである。また、医薬品の流通における規制緩和や、デジタル化の進展によって、従来の卸売業のビジネスモデルそのものが陳腐化し、昭栄薬品がその変化に対応できず、収益性が著しく悪化する可能性も考えられる。さらに、同社が効率的な物流網やITインフラへの投資を怠り、コスト競争力やサービス品質で後れを取ることも、失敗の要因となりうる。
5年後のモート予測
ジェネリック医薬品の需要増と効率的な物流網の活用により、売上・利益ともに緩やかな成長を続ける。M&Aによる事業拡大の可能性も秘めている。
既存事業の安定性を維持しつつ、薬価改定の影響を受けながらも、堅実な経営を継続する。大きな成長は見込めないが、安定した収益基盤を保つ。
製薬メーカーの直接販売強化や競合激化により、マージンが圧迫され、売上・利益ともに減少傾向に陥る。事業再編のリスクも高まる。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 55億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 52.3% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -2.6% | |
| 6. 適度なPER | PER 10.5倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.62倍 |
合格数:5/7 防衛的投資家候補水準