山王(3441)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 64 | -4 | -6 | -3 | -11.5 | -120.4 | 0.0 | 56.8 |
| FY2017 | 73 | 0 | 1 | -3 | 1.3 | 14.7 | 0.0 | 56.6 |
| FY2018 | 84 | 1 | 0 | -4 | 0.9 | 9.5 | 0.0 | 51.2 |
| FY2019 | 71 | -3 | -6 | -5 | -14.6 | -135.5 | 0.0 | 46.0 |
| FY2020 | 79 | 2 | 2 | -10 | 4.0 | 37.1 | 5.0 | 41.6 |
| FY2021 | 81 | 3 | 10 | 7 | 19.2 | 209.3 | 8.0 | 46.9 |
| FY2022 | 95 | 5 | 4 | -2 | 6.3 | 77.1 | 10.0 | 48.4 |
| FY2023 | 96 | 2 | 2 | -9 | 2.6 | 33.4 | 10.0 | 51.2 |
| FY2024 | 88 | 2 | 3 | 8 | 4.9 | 68.4 | 10.0 | 53.3 |
| FY2025 | 108 | 8 | 8 | 5 | 11.3 | 172.7 | 22.0 | 52.6 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
山王(3441)は金属製品メーカーであり、現時点で特筆すべきブランド力、特許、規制ライセンス、独占的IPといった無形資産に関する情報は確認できない。一般的な工業製品の製造・販売が中心と見られる。
顧客は特定の仕様や品質を持つ金属部品を調達する際に、サプライヤー変更に伴う評価・検証コストや、既存サプライヤーとの関係性維持の観点から、一定のスイッチング・コストが発生する可能性がある。しかし、代替可能な部品も多く、乗り換え障壁は高くない。
山王の事業は、製品の利用者が増えることでその価値が増加するようなネットワーク効果を生み出すビジネスモデルではない。個々の顧客との取引が中心であり、プラットフォーム型ビジネスとは異なる。
金属加工における長年の経験やノウハウ、効率的な生産体制の構築により、一定のコスト競争力を有している可能性がある。ただし、原材料価格の変動や競合他社との比較において、構造的なコスト優位性が明確に示されているわけではない。
金属製品業界において、山王は特定のニッチ市場や顧客層に特化することで、その規模に見合った効率的な事業運営を行っている可能性がある。業界全体で見た場合、大規模な寡占状態ではなく、特定の分野で一定の地位を確立していると考えられる。
競合との比較優位
強気シナリオ
特定の高付加価値金属部品市場におけるシェア拡大
新規顧客開拓による売上増加
生産効率改善による利益率向上
弱気シナリオ(モート侵食)
原材料価格の高騰によるコスト増加
競合他社との価格競争激化
主要顧客の業績悪化による需要減少
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
山王の投資が失敗するには、まず同社が保有するニッチ市場における競争優位性が、技術革新や新規参入企業の台頭によって急速に陳腐化することが考えられる。具体的には、より安価で同等以上の性能を持つ代替素材や加工技術が登場し、顧客が容易に乗り換え可能になる状況である。また、同社が長年培ってきた生産ノウハウや品質管理体制が、競合他社によって容易に模倣され、コスト優位性や品質優位性が失われることも、失敗シナリオの重要な要素となる。さらに、主要顧客層の産業構造が変化し、同社製品の需要が構造的に縮小する、あるいは、グローバルなサプライヤーとの価格競争に巻き込まれ、利益率が著しく低下するシナリオも考えられる。これらの要因が複合的に作用することで、同社の持続的な競争優位性は失われ、投資としての魅力は大きく損なわれるだろう。
5年後のモート予測
高付加価値製品へのシフトと新規市場開拓により、売上・利益ともに堅調な成長を続ける。生産効率の向上も寄与し、利益率も改善する見込み。
既存事業の安定性を維持しつつ、緩やかな成長を目指す。原材料価格の変動や競争環境の変化に影響を受けながらも、一定の収益性を確保する。
価格競争の激化や需要の低迷により、売上・利益ともに減少するリスクがある。コスト削減努力も追いつかず、収益性が悪化する可能性も否定できない。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 112億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 52.6% | |
| 3. 利益の安定性 | 8年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 7年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 30.8% | |
| 6. 適度なPER | PER 14.6倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.62倍 |
合格数:3/7 部分的合格