丸千代山岡家(3399)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 111 | 4 | 1 | -5 | 8.3 | 53.2 | — | 30.4 |
| FY2017 | 121 | 3 | -0 | -0 | -1.0 | -6.5 | 14.0 | 27.6 |
| FY2018 | 128 | 4 | 0 | 4 | 2.1 | 13.5 | 14.0 | 26.6 |
| FY2019 | 141 | 6 | 3 | 2 | 15.6 | 114.5 | 14.0 | 28.5 |
| FY2020 | 143 | 3 | 1 | 4 | 7.4 | 58.6 | 16.0 | 28.5 |
| FY2021 | 151 | 3 | 4 | 3 | 17.3 | 158.0 | 16.0 | 33.0 |
| FY2022 | 187 | 5 | 4 | 1 | 16.8 | 169.0 | 16.0 | 29.1 |
| FY2023 | 265 | 21 | 14 | 11 | 37.0 | 292.4 | 16.0 | 34.6 |
| FY2024 | 346 | 37 | 28 | 17 | 42.5 | 289.0 | 10.0 | 46.1 |
| FY2025 | 430 | 47 | 37 | 31 | 36.4 | 187.7 | 8.0 | 55.4 |
バフェット流モート診断
総合スコア:9/25 主要モート:コスト優位 持続性:判定中
「山岡家」ブランドは一定の認知度を持つが、強力なブランドエクイティや特許、規制ライセンスによる独占的な優位性は限定的。店舗展開の広がりによるブランド浸透は進んでいるものの、競合他社との差別化要因としてはまだ弱い。
ラーメンという商品の性質上、顧客のスイッチングコストは低い。しかし、「山岡家」特有の濃厚なスープや太麺といった味の好みが合致する顧客にとっては、他社への乗り換えを躊躇させる一定の愛着(スイッチングコストの萌芽)が存在する可能性がある。
ラーメンチェーン事業において、ユーザー数の増加が直接的にサービスの価値を高めるネットワーク効果はほとんど見られない。プラットフォーム型ビジネスとは異なり、顧客が増えても個々の顧客体験が向上するわけではない。
セントラルキッチン方式の導入や、標準化されたオペレーションによる効率的な店舗運営は、一定のコスト優位性を生み出している。また、仕入れのスケールメリットも期待できるが、原材料価格の変動リスクは存在する。
国内のラーメン市場において、直営・FC含め約100店舗を展開しており、一定の規模を持つ。この規模は、仕入れや物流における効率性を高め、競合他社に対するコスト競争力に寄与している。しかし、業界全体で見ると寡占度はまだ高くない。
競合との比較優位
強気シナリオ
既存店売上の継続的な成長
新規出店による着実な店舗網拡大
メニュー開発やプロモーションによる客単価向上
弱気シナリオ(モート侵食)
原材料価格の高騰による収益圧迫
競合他社の積極的な出店や価格競争
消費者の嗜好の変化や健康志向の高まり
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
丸千代山岡家の投資が失敗するには、まず同社が持つコスト優位性が、原材料価格の高騰や競合他社の規模の経済による価格攻勢によって完全に侵食される必要がある。具体的には、仕入れコストの上昇分を価格転嫁できず、かつ競合がより低価格で同等以上の品質のラーメンを提供し始めた場合、顧客は容易に離れていくだろう。また、ブランドロイヤリティが低いと仮定した場合、味の標準化やセントラルキッチンの効率化といったオペレーション上の強みが失われたとしても、顧客は代替品を見つけやすい。さらに、新規出店戦略が失敗し、既存店の売上も伸び悩む、あるいは減少に転じるような市場環境の変化(例:ラーメン離れ、健康志向の急激な高まり)が起これば、同社の成長ストーリーは破綻する。
5年後のモート予測
既存店売上と新規出店が順調に進み、客単価も上昇することで、売上・利益ともに年率10%以上の成長を達成する。
既存店売上は微増、新規出店は計画通りに進むものの、コスト増の影響で利益成長は限定的となり、年率5%程度の成長に留まる。
原材料価格の高騰や競合激化により、既存店売上が減少し、新規出店も鈍化。収益性は悪化し、減収減益となる。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 604億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 55.4% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 3.6% | |
| 6. 適度なPER | PER 16.4倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 5.98倍 |
合格数:4/7 部分的合格