大黒天物産(2791)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 1,451 | 57 | 34 | -36 | 12.4 | 240.9 | 25.0 | 54.0 |
| FY2017 | 1,554 | 59 | 36 | -23 | 11.6 | 252.8 | 25.0 | 53.9 |
| FY2018 | 1,640 | 52 | 33 | -20 | 9.8 | 233.2 | 25.0 | 50.3 |
| FY2019 | 1,835 | 27 | 3 | -14 | 0.9 | 20.2 | 25.0 | 45.7 |
| FY2020 | 2,121 | 59 | 37 | 76 | 10.3 | 267.5 | 27.0 | 49.3 |
| FY2021 | 2,216 | 86 | 55 | 28 | 13.3 | 396.2 | 29.0 | 54.7 |
| FY2022 | 2,242 | 85 | 56 | 8 | 12.0 | 403.3 | 29.0 | 56.9 |
| FY2023 | 2,422 | 45 | 31 | -103 | 6.3 | 223.7 | 29.0 | 50.8 |
| FY2024 | 2,701 | 94 | 63 | 84 | 11.4 | 452.6 | 33.0 | 53.0 |
| FY2025 | 2,929 | 98 | 68 | -53 | 11.1 | 486.0 | 39.0 | 52.3 |
バフェット流モート診断
総合スコア:7/25 主要モート:コスト優位 持続性:判定中
「ディオ」ブランドの認知度は一定程度あるものの、競合他社との差別化が明確な強力なブランド資産や特許、独占的IPは確認できない。地域限定的な店舗展開のため、全国的なブランド力は限定的。
ディスカウントストアという業態のため、顧客のスイッチングコストは低い。価格や品揃えの魅力が低下すれば、容易に競合他社へ顧客が流出する可能性がある。
小売業であり、ネットワーク効果が発生するビジネスモデルではない。
「ディオ」ブランドのディスカウントストアとして、徹底したコスト管理と効率的な仕入れ・物流体制により、競合他社よりも低価格での商品提供を目指している。特にプライベートブランドの活用がコスト優位に寄与している可能性がある。
中国地方を中心に店舗網を拡大しており、一定の地域内での規模の経済は働き始めている。しかし、全国的な小売業界全体で見ると、規模はまだ中堅レベルであり、圧倒的な効率規模の優位性は限定的。
競合との比較優位
強気シナリオ
ディスカウント業態におけるコスト競争力の維持・強化
プライベートブランドの拡充による収益性向上
既存地域でのシェア拡大と新規地域への緩やかな出店
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社の価格攻勢や品揃え強化による顧客流出
人件費や物流費の上昇によるコスト優位性の低下
消費者の嗜好変化への対応遅れ
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
大黒天物産の投資が失敗するには、まず、同社が長年培ってきたディスカウントストアとしてのコスト優位性が、競合他社のより効率的なサプライチェーンや、デジタル化によるコスト削減、あるいは規模の経済のさらなる追求によって陳腐化することが考えられる。具体的には、競合がより低コストで同等以上の品揃えを実現したり、顧客体験を向上させたりすることで、価格以外の魅力で顧客を引きつけ始めた場合、同社の価格優位性は失われる。また、消費者の価値観が「安さ」から「品質」や「体験」へとシフトし、同社がその変化に追随できず、ブランドイメージの陳腐化や、高付加価値商品への展開に失敗した場合も、その競争優位性は揺らぐだろう。さらに、地域経済の低迷や人口減少が想定以上に進み、既存店舗の収益性が悪化し、新規出店による成長戦略も頓挫するシナリオも考えられる。
5年後のモート予測
コスト優位性を維持しつつ、PB商品強化と既存地域でのシェア拡大により、緩やかな増収増益を続ける。新規出店も着実に進み、収益基盤を強化する。
既存事業の収益性を維持しつつ、緩やかな成長を目指す。コスト削減努力は継続するが、競争激化により大幅な成長は難しい。
競合激化やコスト上昇により、収益性が悪化。既存地域でのシェアも低下し、成長が鈍化または停滞する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 618億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 52.3% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 11年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 6.4% | |
| 6. 適度なPER | PER 9.1倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.01倍 |
合格数:7/7 防衛的投資家候補水準