内外テック(3374)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 195 | 6 | 4 | 0 | 21.2 | 91.4 | — | 18.4 |
| FY2016 | 209 | 9 | 6 | 12 | 22.9 | 257.8 | — | 20.8 |
| FY2017 | 284 | 12 | 9 | 7 | 16.1 | 316.3 | 20.0 | 31.1 |
| FY2018 | 260 | 6 | 4 | -19 | 7.3 | 139.7 | 35.0 | 38.6 |
| FY2019 | 238 | 5 | 3 | 10 | 5.8 | 114.1 | 35.0 | 35.8 |
| FY2020 | 267 | 10 | 7 | 25 | 9.2 | 247.3 | 29.0 | 39.5 |
| FY2021 | 376 | 21 | 15 | 20 | 16.2 | 442.2 | 62.0 | 37.6 |
| FY2022 | 453 | 23 | 16 | -14 | 15.3 | 469.4 | 111.0 | 35.7 |
| FY2023 | 390 | 12 | 8 | 6 | 7.4 | 242.7 | 118.0 | 42.1 |
| FY2024 | 353 | 16 | 10 | -6 | 8.8 | 299.9 | 93.0 | 48.5 |
バフェット流モート診断
総合スコア:5/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
内外テックは特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、または独占的IPを保有しているという公開情報は見当たらない。卸売業という業態上、無形資産による競争優位性は限定的であると考えられる。
特定の顧客との長年の取引関係や、カスタマイズされたサービス提供により、一定のスイッチング・コストが発生する可能性はある。しかし、それが顧客の乗り換えを強く抑制するほどのレベルにあるかは不明確であり、弱いシグナルに留まる。
内外テックの事業モデルにおいて、ユーザー数の増加がサービスの価値を直接的に高めるネットワーク効果は観察されない。BtoBの卸売業であり、プラットフォーム型ビジネスではないため、ネットワーク効果は期待できない。
卸売業として、仕入れルートの最適化や効率的な物流網の構築により、一定のコスト優位性を追求している可能性はある。しかし、業界全体で価格競争が激しい場合、構造的なコスト優位性を確立しているかは疑問であり、弱いシグナルである。
卸売業においては、規模の経済が一定程度働く可能性がある。広範な販売網や多様な商品ラインナップを維持するには、一定以上の事業規模が必要となる。業界内でのシェアや売上規模から、効率規模による競争優位性が10年程度持続する可能性は考えられる。
競合との比較優位
強気シナリオ
主要顧客との長期契約の維持・拡大
新規事業分野への参入成功による収益源の多様化
M&Aによる事業規模の拡大とシナジー効果の発現
弱気シナリオ(モート侵食)
主要顧客の離脱や取引条件の悪化
競合他社による低価格攻勢や代替品の登場
サプライチェーンの混乱や原材料価格の高騰による収益性の低下
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
内外テックの投資が失敗するには、まず「効率規模」による競争優位性が崩壊する必要がある。これは、同社が属する卸売業界において、新規参入者が容易に現れ、価格競争が激化し、同社の規模の経済性が失われる状況を意味する。具体的には、大手小売業者が直接メーカーから仕入れるようになる、あるいは、より小回りの利くニッチな卸売業者が台頭し、同社の顧客基盤を侵食するケースである。また、同社が強みとする販売網や物流網が陳腐化し、デジタル化の波に対応できず、効率性が著しく低下することも考えられる。さらに、主要な仕入れ先や販売先との関係性が悪化し、取引量が大幅に減少することも、規模の経済を損なう要因となる。これらの要因が複合的に作用することで、同社の競争優位性は失われ、投資としての魅力は大きく低下するだろう。
5年後のモート予測
主要顧客との関係強化と新規顧客獲得が進み、M&Aも成功した場合、売上・利益ともに堅調に成長。効率規模の優位性を維持・拡大し、収益性も改善する。
既存事業の安定性を維持しつつ、緩やかな成長が見込まれる。業界の構造変化に対応し、一定の競争力を保つが、大きな飛躍は見られない。
主要顧客の離脱や価格競争の激化により、売上・利益ともに減少。効率規模の優位性が低下し、収益性も悪化。業界再編の波に飲まれるリスクも高まる。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 99億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 48.5% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -12.1% | |
| 6. 適度なPER | PER 9.5倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.83倍 |
合格数:5/7 防衛的投資家候補水準