3048

ビックカメラ(3048)に経済的な堀はあるか

小売業 小売

株価

現在株価
1,796
2026-09-01
時価総額
2,951 億円

主要指標

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株価推移

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▶ 詳細チャート(日足/週足/月足切替)

10年財務トレンド

年度 売上(億) 営業利益(億) 純利益(億) FCF(億) ROE(%) EPS(円) 配当(円) 自己資本比率(%)
FY2016 7,791 220 120 32 9.3 65.9 12.0 32.0
FY2017 7,906 219 135 81 9.3 74.3 12.0 34.9
FY2018 8,440 271 171 135 11.0 93.7 20.0 35.5
FY2019 8,940 229 140 18 8.6 79.1 20.0 33.4
FY2020 8,479 121 55 363 3.2 31.0 13.0 29.0
FY2021 8,341 182 88 -46 4.9 49.8 15.0 31.6
FY2022 7,924 179 58 72 3.4 33.2 15.0 28.8
FY2023 8,156 142 29 -10 1.7 17.2 15.0 30.5
FY2024 9,226 244 139 119 7.2 81.3 33.0 31.8
FY2025 9,745 303 175 106 8.3 102.1 41.0 34.2

バフェット流モート診断

無形資産
●○○○○
1/5
スイッチング
●●○○○
2/5
ネットワーク
○○○○○
0/5
コスト優位
●○○○○
1/5
効率規模
●●●○○
3/5

総合スコア:7/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中

無形資産1/5

ビックカメラは「ビックカメラ」「コジマ」「ソフマップ」といった複数のブランドを展開しており、特に家電量販店としての認知度は高い。しかし、強力な独自特許や規制ライセンスによる参入障壁は限定的であり、ブランド価値の持続性には疑問符がつく。

スイッチングコスト2/5

家電量販店における顧客のスイッチング・コストは比較的低い。ポイントプログラムや会員制度はあるものの、価格や品揃え、利便性で他社に劣る場合、容易に乗り換えが発生する可能性がある。特にオンライン販売の普及で比較検討が容易になっている。

ネットワーク効果0/5

ビックカメラのビジネスモデルには、ユーザー数の増加がサービスの価値を直接的に高めるネットワーク効果はほとんど見られない。

コスト優位1/5

家電量販店業界は価格競争が激しく、ビックカメラは一定の仕入れ交渉力を持つと考えられるが、アマゾンなどのECプラットフォーマーや、他の有力家電量販店と比較して、構造的なコスト優位性を確立しているとは言い難い。

規模の経済3/5

ビックカメラは国内有数の家電量販店チェーンであり、店舗網や仕入れ規模において一定の競争優位性を持つ。特に都市部でのドミナント戦略は効率的な運営に寄与している。しかし、業界全体で見ると、ECとの競争もあり、絶対的な寡占状態ではない。

競合との比較優位

強気シナリオ

インバウンド需要の回復による売上増加

PB商品や独自サービスの強化による収益性向上

DX推進による店舗運営効率の改善

弱気シナリオ(モート侵食)

競合他社(特にEC)との価格競争激化

消費者の可処分所得減少による家電需要の低迷

新たなテクノロジー(例:AIを活用したパーソナルショッピング)への対応遅れ

反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)

ビックカメラの投資が失敗するには、まずその「規模の経済」が、急速に変化する小売業界の構造(特にECの台頭、消費者の購買行動の変化)に対応できなくなることが必要である。具体的には、店舗網の維持コストが負担となり、オンラインでの顧客獲得競争に敗北し、価格競争力も失うシナリオが考えられる。また、ブランドイメージが陳腐化し、若年層やデジタルネイティブ層からの支持を失うことも、既存の強みを蝕む要因となる。さらに、サプライチェーンの非効率性が露呈し、競合他社にコスト面で劣後する事態も、その優位性を覆すだろう。

5年後のモート予測

強気

インバウンド需要の回復とDXによる効率化が進み、既存店売上高が堅調に推移。PB商品やサービス強化で利益率も改善し、安定的な成長軌道に乗る。

中立

ECとの競争は続くものの、店舗体験の差別化やポイントプログラムで一定の顧客基盤を維持。売上・利益は緩やかな成長に留まる。

弱気

消費の冷え込みとECへの顧客流出が加速。価格競争により利益率が低下し、既存店売上も減少。構造的な課題への対応が遅れ、業績は悪化する。

グレアム防衛的投資家 7基準

1. 適切な企業規模 時価総額 2,951億
2. 健全な財務 自己資本比率 34.2%
3. 利益の安定性 10年連続黒字
4. 配当の継続性 11年連続配当
5. 利益成長 EPS 3年成長 45.4%
6. 適度なPER PER 16.9倍
7. 適度なPBR PBR 1.75倍

合格数:4/7 部分的合格

直近の適時開示

同業他社

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