2698

キャンドゥ(2698)に経済的な堀はあるか

小売業 小売

株価

現在株価
3,390
2026-09-01
時価総額
523 億円

主要指標

各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)

株価推移

チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。

▶ 詳細チャート(日足/週足/月足切替)

10年財務トレンド

年度 売上(億) 営業利益(億) 純利益(億) FCF(億) ROE(%) EPS(円) 配当(円) 自己資本比率(%)
FY2016 680 23 11 26 9.7 66.7 17.5 45.0
FY2017 688 21 10 -2 8.6 63.5 17.0 48.0
FY2018 707 19 8 12 6.4 50.2 17.0 47.5
FY2019 713 12 3 2 2.7 20.5 17.0 42.5
FY2020 730 16 4 4 3.5 27.7 17.0 44.1
FY2021 731 10 2 -9 1.6 12.2 17.0 44.6
FY2022 932 5 -3 -6 -2.8 -21.5 42.9
FY2023 804 2 -12 -30 -10.9 -73.0 17.0 36.6
FY2024 834 8 -2 -6 -1.6 -10.2 17.0 35.5
FY2025 871 15 4 22 4.2 27.9 17.0 31.9

バフェット流モート診断

無形資産
●○○○○
1/5
スイッチング
○○○○○
0/5
ネットワーク
○○○○○
0/5
コスト優位
●●○○○
2/5
効率規模
●●●○○
3/5

総合スコア:6/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中

無形資産1/5

「キャンドゥ」ブランドは一定の認知度を持つが、競合他社(ダイソー、セリア等)との差別化は限定的。PB商品開発力や独自デザインIPはまだ発展途上であり、強力な無形資産とは言えない。

スイッチングコスト0/5

100円ショップという業態の性質上、顧客のスイッチング・コストは極めて低い。価格、品揃え、立地などの要因で容易に競合へ移行する。

ネットワーク効果0/5

100円ショップビジネスにネットワーク効果は基本的に存在しない。顧客が増えても、個々の店舗や商品の価値が直接的に向上するわけではない。

コスト優位2/5

仕入れ交渉力や効率的な物流網の構築により、一定のコスト優位性を目指していると考えられる。しかし、競合他社も同様の努力をしており、決定的なコスト優位性は確立されていない。

規模の経済3/5

国内に1000店舗以上を展開しており、一定の規模の経済を享受している。これにより、仕入れや物流における交渉力を高め、効率的な店舗運営を可能にしている。業界内では上位の規模を持つ。

競合との比較優位

ダイソー

圧倒的な店舗数と品揃え、グローバル展開。PB商品開発力も高い。キャンドゥより規模が大きい。

セリア

デザイン性の高い商品で女性層に支持。PB商品に強み。キャンドゥとは異なる顧客層を狙っている可能性がある。

強気シナリオ

PB商品の開発力強化と独自性の向上によるブランド価値向上

M&Aや新規出店による更なる規模拡大と効率化の追求

インバウンド需要の取り込みやEC展開の成功

弱気シナリオ(モート侵食)

競合他社の積極的な出店攻勢と価格競争の激化

消費者の嗜好変化への対応遅れによる客数減少

原材料価格や人件費の高騰による収益性の悪化

反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)

キャンドゥの投資が失敗するには、まず「規模の経済」という現在の主要な競争優位性が崩壊する必要がある。これは、競合他社がより大規模な出店攻勢をかけ、仕入れや物流コストでキャンドゥを凌駕した場合に起こりうる。また、無形資産、特にブランド力やPB商品の独自性が競合に大きく劣後し、顧客が価格以外の要素でキャンドゥを選ぶ理由を失うことも、競争優位性の低下につながる。さらに、スイッチング・コストの低さを補うような顧客ロイヤルティの構築に失敗し、価格競争に巻き込まれる状況が常態化すれば、収益性が悪化し、投資妙味が失われるだろう。消費者の価値観が多様化する中で、キャンドゥがターゲット層のニーズを捉えきれず、時代遅れの店舗・商品ラインナップになってしまうことも、失敗シナリオの重要な要素となる。

5年後のモート予測

強気

PB商品開発と店舗効率化が進み、規模の経済をさらに強化。競合との差別化に成功し、安定した収益成長を達成する。

中立

現状の規模の経済を維持しつつ、競合との競争に耐える。緩やかな売上・利益成長を続けるが、大きな飛躍は見込めない。

弱気

価格競争の激化や消費者の嗜好変化に対応できず、売上・利益が減少。規模の経済も相対的に低下し、競争力を失う。

グレアム防衛的投資家 7基準

1. 適切な企業規模 時価総額 523億
2. 健全な財務 自己資本比率 31.9%
3. 利益の安定性 7年連続黒字
4. 配当の継続性 10年連続配当
5. 利益成長 EPS 3年成長 %
6. 適度なPER PER 117.3倍
7. 適度なPBR PBR 4.97倍

合格数:2/7 部分的合格

直近の適時開示

同業他社

もっと深く分析したい?

モート先生 AI が キャンドゥ の事業を 4 賢人の理論で詳しく解説します

モート先生に聞く →