SFPホールディングス(3198)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 360 | 33 | 21 | -18 | 10.3 | 71.0 | — | 76.8 |
| FY2017 | 368 | 35 | 29 | 57 | 14.0 | 100.2 | 26.0 | 80.0 |
| FY2018 | 378 | 29 | 20 | 66 | 12.6 | 75.7 | 26.0 | 68.9 |
| FY2019 | 402 | 25 | 15 | 6 | 8.9 | 56.7 | 26.0 | 71.3 |
| FY2020 | 174 | -53 | -57 | -52 | -52.6 | -219.2 | 13.0 | 43.8 |
| FY2021 | 104 | -79 | 17 | 36 | 14.0 | 67.7 | — | 77.3 |
| FY2022 | 229 | -8 | 5 | 41 | 4.4 | 21.3 | 10.0 | 71.4 |
| FY2023 | 291 | 20 | 17 | 13 | 22.4 | 71.0 | 20.0 | 58.2 |
| FY2024 | 304 | 22 | 15 | 16 | 17.0 | 65.2 | 35.0 | 62.5 |
| FY2025 | 311 | 17 | 11 | 4 | 11.8 | 47.6 | 26.0 | 68.0 |
バフェット流モート診断
総合スコア:4/25 主要モート:none 持続性:判定中
SFPホールディングスは、特定の強力なブランドや特許、規制ライセンス、独占的IPに依存する事業モデルではない。主に「磯丸水産」などの飲食店ブランドを展開しているが、これらは模倣されやすく、強力な無形資産としての競争優位性は限定的である。
飲食店の顧客は、価格、メニュー、雰囲気、立地など多様な要因で店舗を選択するため、特定の店舗へのスイッチング・コストは低い。ただし、リピーター顧客のロイヤリティは一定程度存在する可能性がある。
同社の事業モデルは、ユーザー数が増えることでサービスの価値が増すネットワーク効果を生み出す構造ではない。個々の店舗の利用は独立しており、他顧客の利用が自身の満足度に直接影響する度合いは小さい。
外食産業全体として、スケールメリットによる仕入れコスト削減や効率的な店舗運営ノウハウは存在するが、同社が業界内で圧倒的なコスト優位性を確立しているという明確な証拠はない。競合他社も同様の努力を行っている。
「磯丸水産」を中心に多数の店舗を展開しており、一定の規模を持つ。これにより、仕入れや物流における交渉力や効率化の恩恵は受けていると考えられるが、業界全体を寡占するほどの規模ではない。
競合との比較優位
強気シナリオ
既存ブランドの収益性改善と新規出店による着実な成長
M&Aによる事業拡大とシナジー効果の発揮
効率的な店舗運営によるコスト削減と利益率向上
弱気シナリオ(モート侵食)
外食市場の競争激化による既存店売上・利益率の低下
人件費や原材料費の高騰が収益を圧迫
消費者の嗜好の変化への対応遅れによるブランド力の低下
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
SFPホールディングスが長期的に競争優位性を失うシナリオは、まず主要ブランドである「磯丸水産」の魅力が急速に失われることである。これは、競合他社がより魅力的で低価格な、あるいはユニークなコンセプトの飲食店を次々と展開し、消費者の選択肢を奪うことで起こりうる。また、食品偽装や衛生問題などの不祥事が発生し、ブランドイメージが致命的に傷つくことも考えられる。さらに、人件費や原材料費の高騰が、同社の価格設定能力を超えて吸収できないレベルまで進行し、利益率が恒常的に悪化する状況も、競争優位性を損なう要因となるだろう。これらの要因が複合的に作用することで、同社は現在の市場での地位を維持できなくなる可能性がある。
5年後のモート予測
既存ブランドの堅調な需要と新規出店、M&Aによる成長が継続し、売上・利益ともに緩やかな成長を続ける。
外食市場の競争環境は厳しさを増すが、既存店の効率化とブランド力維持により、現状維持に近い業績推移となる。
人件費・原材料費の高騰、競争激化により、既存店の収益性が悪化し、売上・利益ともに減少傾向となる。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 520億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 68.0% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 9年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 30.7% | |
| 6. 適度なPER | PER 48.0倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 5.67倍 |
合格数:2/7 部分的合格