事業の概要
- 主力事業伊藤ハム米久ホールディングスは、食肉加工品(ハム・ソーセージ、調理加工食品)と食肉の製造・販売を主な事業としています。これらは、日々の食卓に並ぶ身近な食品であり、スーパーマーケットなどで広く販売されています。
- 収益構造同社グループは、加工食品事業と食肉事業の二つの柱で収益を上げています。加工食品事業では、ハムやソーセージ、調理済み食品といった付加価値の高い商品を展開し、食肉事業では、生肉の調達から販売までを一貫して手掛けています。
- グループ構成当社、子会社52社、関連会社9社で構成されており、伊藤ハムや米久といった主要子会社がそれぞれの事業を担っています。これにより、原材料の調達から加工、販売までをグループ内で効率的に連携させ、安定した事業運営を行っています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
- 加工食品事業ハム・ソーセージや調理加工食品の製造・販売が中心です。この事業は、消費者の食卓に直接届く商品が多く、ブランド力が収益に大きく貢献しています。最新年度の売上は4,008.72億円と、グループの重要な収益源の一つです。
- 食肉事業主に食肉および調理加工食品の製造・販売を行っています。国内外からの食肉調達から加工、販売までを手掛け、スーパーマーケットや外食産業などに供給しています。最新年度の売上は5,878.83億円と、グループ内で最も規模の大きい事業です。
- その他事業子会社2社で構成され、事務代行サービス業などを行っています。これは、グループ全体の業務効率化やサポートを目的とした事業であり、直接的な売上規模は小さいものの、グループ運営を支える重要な役割を担っています。
2025-03 セグメント別業績
| セグメント | 区分 | 売上(億) | 営業利益(億) | 営業利益率 |
|---|---|---|---|---|
| ProcessedFoodReportableSegment | 事業 | 4,009 | − | − |
| MeatReportableSegment | 事業 | 5,879 | − | − |
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
3【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社52社、関連会社9社で構成され、食肉加工品(ハム・ソーセージ、調理加工食品)及び食肉等の製造販売を主として事業活動を展開しております。以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。(加工食品事業)加工食品事業部門は、主にハム・ソーセージ、調理加工食品等の食肉加工品の製造・販売を行っております。主な関係会社:当社、伊藤ハム㈱、米久㈱、伊藤ハム販売㈱、伊藤ハム米久プラント㈱及び伊藤ハム米久フーズ㈱(食肉事業)食肉事業部門は、主に食肉及び調理加工食品の製造・販売を行っております。主な関係会社:当社、米久㈱、伊藤ハムミート販売東㈱、伊藤ハムミート販売西㈱及びANZCO FOODS LTD.(その他事業)その他事業部門は、子会社2社で構成され、事務代行サービス業などを行っております。主な関係会社:伊藤ハム米久ヒューマンサービス㈱及び伊藤ハム米久システム㈱ 事業の系統図は次のとおりであります。 なお、当社は特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については連結ベースの計数に基づいて判断することとなります。
事業の優位性(モート)
事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
| 価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い | 弱い 取扱商品の一部が価格競争に陥ることにより、収益力が低下する可能性。 |
|---|---|
| 参入障壁新規参入を阻む要因の種類 | ブランド 食品の安全性に関するリスクにおいて、社会的信用の失墜やブランド価値の毀損が業績に影響を及ぼす可能性。 |
| 景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか | 中程度 |
| 設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか | 混合 |
| 規制依存規制は障壁にも足枷にもなる | 高い |
会社が挙げる主要リスク:市場動向に関するリスク / 市況変動に関するリスク / 金融市場の変化に関するリスク
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 11 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産★★☆☆☆
「伊藤ハム」ブランドは長年の歴史と信頼があり、消費者の認知度は高い。しかし、特許や独占的IPによる明確な優位性は限定的。PB商品との競争も激しい。
スイッチングコスト★★☆☆☆
食料品は一般的にスイッチングコストが低い。ただし、長年利用しているブランドや、特定の製法・品質へのこだわりを持つ顧客層は存在する可能性。
ネットワーク効果☆☆☆☆☆
食料品製造販売業であり、ネットワーク効果が働くビジネスモデルではない。
コスト優位★★★☆☆
「米久」の強みであるチルド加工技術や、グループ全体での原料調達・物流効率化によるコスト競争力。規模の経済と組み合わせることで一定の優位性を確保。
規模の経済★★★★☆
食肉・加工食品業界において、伊藤ハムと米久の統合により、原料調達、生産、販売チャネルにおいて業界トップクラスの規模を持つ。これにより、効率的な事業運営が可能。
- 品質とブランド力伊藤ハムや米久といった長年培われたブランドは、消費者からの高い信頼と認知度を誇ります。これにより、競合他社との差別化を図り、安定した顧客基盤を維持しています。
- 多角的な事業展開食肉加工品だけでなく、食肉の調達・販売も手掛けることで、食肉市場全体の動向に対応できる柔軟性を持っています。これにより、特定の事業に依存するリスクを軽減し、安定的な収益確保を目指しています。
- サプライチェーンの強み国内外から食肉や原材料を調達し、製造から販売までを一貫して行う強固なサプライチェーンを構築しています。これにより、品質管理を徹底し、効率的な供給体制を維持することで、コスト競争力にも貢献しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
経営戦略
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針当社グループは、下記に掲げるグループ理念のもと、ビジョンの実現を目指し、各行動指針に基づいた活動を推進することで、事業を通じて企業の社会的責任を果たし、真に信頼されるグループとなるべく企業価値の更なる向上を図ってまいります。私たちは事業を通じて、健やかで豊かな社会の実現に貢献します フェアスピリットと変革への挑戦を大切にし、従業員とともに持続的に成長する食品リーディングカンパニー ・安全安心と品質の追求による、価値ある商品とサービスの提供・有言実行の徹底による信頼関係の構築、強化・全員参加の闊達な意思疎通と相互理解による能力開発と育成・コンプライアンスを最優先とした、公明正大で透明性のある行動・地球環境に配慮した事業活動の推進 (2)目標とする経営指標当社グループは、2026年度 経常利益300億円、ROIC5.8%、ROE6.6%を定量目標としています。また、長期目標として2035年度 経常利益500億円を掲げています。 (3)中長期的な会社の経営戦略及び対処すべき課題当社グループは、2035年度に向けた「長期経営戦略2035」及び直近3ヶ年における「中期経営計画2026」を策定し、これを推進しております。 ①長期経営戦略2035成長投資による利益拡大と収益力の持続的向上を両輪として飛躍的成長を目指し、DXとサステナビリティを中心に、その成長を支える経営基盤を強化します。「成長投資による利益拡大」・国内バリューチェーン価値の最大化成熟市場で勝ち抜くため、業界における相対優位なポジショニング形成を目指す。全体最適に向けて、工場再編や最適配置を実行。・海外事業の成長加速、成長事業の展開海外事業や成長事業への投資を促進し、伸長する需要取り込みによる利益拡大を目指す。長期的視点でフードロス削減やたんぱく質の安定供給に向け、冷凍食品事業や未来の食の開発へ領域を拡大。 「経営基盤」・DXによる効率化、変革国内就労人口漸減は当社も抱える課題であり、その解決にDXを活用し、業務効率化と売上向上を同時に達成。全社コミットメントとして公的認定を取得。・サステナビリティ事業を通じ、脱炭素・人権尊重・アニマルウェルフェアへの配慮に取り組み、持続可能な社会への貢献。 ②中期経営計画2026(以下、「本中計」という。)基礎収益力の底上げに取り組み、創出したキャッシュを原資に、安定的な株主還元と成長投資を両立させ、飛躍的成長に繋げていきます。「基礎収益力の底上げ」加工食品事業・多様なニーズに応える品揃え、それを活かした営業・販売手法による販売増。・外部環境に応じた価格改定と継続的な内部コスト削減による早期の収益回復。・静岡県三島市に新工場を建設中、2026年度下期稼働開始予定。 食肉事業・日本全国の営業網とANZCO Foodsの世界に広がる販売網を活かした販売強化。・食肉商品の付加価値化とリスク管理の高度化による利益率向上。・2024年度十和田ビーフプラント稼働開始。2025年度輸出認定取得。 「経営基盤」・持続可能な物流体制の構築社外協業先との連携を強め、持続可能な物流体制を構築。拠点の再配置を進め、政府目標のトラック積載率10%向上を目指す。・人的資本への取り組み新しい価値の創造と変革に向け自律的に挑戦する人材の育成と多様な価値観を尊重し、挑戦と成長を支援する風土醸成を進め、従業員エンゲージメント向上を企業価値向上に繋げる。マテリアリティの新たなKPIとしてエンゲージメントスコアを設定、その改善を役員報酬に組み入れ。 「財務戦略」・株主還元安定した株主還元を重視し、業績変動の影響を受けにくいDOE(株主資本配当率)を指標に導入。中間配当の実施。・キャッシュ・フロー・アロケーション本中計3ヶ年の営業キャッシュ・フローは累計で800億円となる見通しであり、財務レバレッジ活用の上、株主還元に380億円(内、経営統合10周年記念配当100億円)、投資に850億円を投じる予定。また、現時点で予定していない成長投資やM&A等の投資機会も積極的に検討する方針。・資本コストを意識した経営本中計で基礎収益力の底上げ、ROICを指標とした事業管理の推進、最適な財務レバレッジの追求に取り組むことにより、ROEを向上。また、成長投資による利益拡大、持続的成長を支える経営基盤の強化に取り組む。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針当社グループは、下記に掲げるグループ理念のもと、ビジョンの実現を目指し、各行動指針に基づいた活動を推進することで、事業を通じて企業の社会的責任を果たし、真に信頼されるグループとなるべく企業価値の更なる向上を図ってまいります。私たちは事業を通じて、健やかで豊かな社会の実現に貢献します フェアスピリットと変革への挑戦を大切にし、従業員とともに持続的に成長する食品リーディングカンパニー ・安全安心と品質の追求による、価値ある商品とサービスの提供・有言実行の徹底による信頼関係の構築、強化・全員参加の闊達な意思疎通と相互理解による能力開発と育成・コンプライアンスを最優先とした、公明正大で透明性のある行動・地球環境に配慮した事業活動の推進 (2)目標とする経営指標当社グループは、2026年度 経常利益300億円、ROIC5.8%、ROE6.6%を定量目標としています。また、長期目標として2035年度 経常利益500億円を掲げています。 (3)中長期的な会社の経営戦略及び対処すべき課題当社グループは、2035年度に向けた「長期経営戦略2035」及び直近3ヶ年における「中期経営計画2026」を策定し、これを推進しております。 ①長期経営戦略2035成長投資による利益拡大と収益力の持続的向上を両輪として飛躍的成長を目指し、DXとサステナビリティを中心に、その成長を支える経営基盤を強化します。「成長投資による利益拡大」・国内バリューチェーン価値の最大化成熟市場で勝ち抜くため、業界における相対優位なポジショニング形成を目指す。全体最適に向けて、工場再編や最適配置を実行。・海外事業の成長加速、成長事業の展開海外事業や成長事業への投資を促進し、伸長する需要取り込みによる利益拡大を目指す。長期的視点でフードロス削減やたんぱく質の安定供給に向け、冷凍食品事業や未来の食の開発へ領域を拡大。 「経営基盤」・DXによる効率化、変革国内就労人口漸減は当社も抱える課題であり、その解決にDXを活用し、業務効率化と売上向上を同時に達成。全社コミットメントとして公的認定を取得。・サステナビリティ事業を通じ、脱炭素・人権尊重・アニマルウェルフェアへの配慮に取り組み、持続可能な社会への貢献。 ②中期経営計画2026(以下、「本中計」という。)基礎収益力の底上げに取り組み、創出したキャッシュを原資に、安定的な株主還元と成長投資を両立させ、飛躍的成長に繋げていきます。「基礎収益力の底上げ」加工食品事業・多様なニーズに応える品揃え、それを活かした営業・販売手法による販売増。・外部環境に応じた価格改定と継続的な内部コスト削減による早期の収益回復。・静岡県三島市に新工場を建設中、2026年度下期稼働開始予定。 食肉事業・日本全国の営業網とANZCO Foodsの世界に広がる販売網を活かした販売強化。・食肉商品の付加価値化とリスク管理の高度化による利益率向上。・2024年度十和田ビーフプラント稼働開始。2025年度輸出認定取得。 「経営基盤」・持続可能な物流体制の構築社外協業先との連携を強め、持続可能な物流体制を構築。拠点の再配置を進め、政府目標のトラック積載率10%向上を目指す。・人的資本への取り組み新しい価値の創造と変革に向け自律的に挑戦する人材の育成と多様な価値観を尊重し、挑戦と成長を支援する風土醸成を進め、従業員エンゲージメント向上を企業価値向上に繋げる。マテリアリティの新たなKPIとしてエンゲージメントスコアを設定、その改善を役員報酬に組み入れ。 「財務戦略」・株主還元安定した株主還元を重視し、業績変動の影響を受けにくいDOE(株主資本配当率)を指標に導入。中間配当の実施。・キャッシュ・フロー・アロケーション本中計3ヶ年の営業キャッシュ・フローは累計で800億円となる見通しであり、財務レバレッジ活用の上、株主還元に380億円(内、経営統合10周年記念配当100億円)、投資に850億円を投じる予定。また、現時点で予定していない成長投資やM&A等の投資機会も積極的に検討する方針。・資本コストを意識した経営本中計で基礎収益力の底上げ、ROICを指標とした事業管理の推進、最適な財務レバレッジの追求に取り組むことにより、ROEを向上。また、成長投資による利益拡大、持続的成長を支える経営基盤の強化に取り組む。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりであります。 a.財政状態当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べて4,438百万円増加し、467,009百万円となりました。これは主に、売掛金の減少及び退職給付信託返還による退職給付に係る資産の減少があった一方で、棚卸資産が増加したことによるものであります。 負債は、前連結会計年度末に比べて3,446百万円増加し、180,691百万円となりました。これは主に、買掛金が減少した一方で、長期借入金が増加したことによるものであります。 純資産は、前連結会計年度末に比べて992百万円増加し、286,318百万円となりました。これは主に、利益剰余金の増加によるものであります。 b.経営成績当連結会計年度の当社グループの経営成績につきましては、売上高は988,771百万円(前期比3.5%増)、営業利益は19,576百万円(同12.4%減)、経常利益は20,750百万円(同20.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は13,097百万円(同15.8%減)となりました。 報告セグメント別の業績の概況は、次のとおりであります。なお、当連結会計年度より報告セグメントの区分方法を変更しており、前連結会計年度との比較・分析は変更後の区分方法に基づいて記載しております。 <加工食品事業>当連結会計年度の加工食品事業につきましては、売上高は400,872百万円(前期比2.4%増)となりました。経常利益は9,775百万円(同9.0%増)となりました。 <食肉事業>当連結会計年度の食肉事業につきましては、売上高は587,883百万円(前期比4.2%増)となりました。経常利益は12,215百万円(同32.4%減)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べて2,336百万円減少(前期は558百万円増加)し、20,581百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動により、資金は10,016百万円増加(前期は29,392百万円増加)しました。主な増加要因は、税金等調整前当期純利益の計上及び売上債権の減少であり、主な減少要因は、棚卸資産の増加及び仕入債務の減少であります。(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動により、資金は20,642百万円減少(前期は16,014百万円減少)しました。主な減少要因は、有形固定資産の取得による支出であります。(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動により、資金は7,468百万円増加(前期は13,278百万円減少)しました。主な増加要因は、長期借入金の増加であり、主な減少要因は配当金の支払いであります。 ③生産、受注及び販売の実績a.生産実績当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称当連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)前期比(%)加工食品事業(百万円)223,811101.2食肉事業(百万円)195,379104.9 報告セグメント計(百万円)419,190102.9その他(百万円)--合計(百万円)419,190102.9 (注) 当社グループ製品の製造原価によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。 b.受注実績当社グループは見込み生産を行っているため、該当事項はありません。 c.販売実績当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。なお、当連結会計年度より報告セグメントの区分方法を変更しており、前連結会計年度との比較・分析は変更後の区分方法に基づいて記載しております。セグメントの名称当連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)前期比(%)加工食品事業(百万円)400,872102.4食肉事業(百万円)587,883104.2 報告セグメント計(百万円)988,756103.5その他(百万円)1596.9合計(百万円)988,771103.5 (注) セグメント間の取引については、相殺消去しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計方針及び見積り当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。連結財務諸表作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりです。また、当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載していますが、特に次の重要な会計方針が、連結財務諸表作成における重要な見積りの判断に影響を及ぼすと考えております。a.棚卸資産の評価当社グループの棚卸資産には一定期間保存する販売用食肉在庫があり、保存期間中における需給バランスの変化等の外部環境の影響により、その売価は畜産物相場の変動リスクにさらされております。販売用食肉の貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定しており、連結会計年度末における正味売却価額が取得原価を下回る場合には、当該正味売却価額をもって貸借対照表価額としております。この正味売却価額は、見積売価から見積販売直接経費を控除して算定しております。 過去の販売実績及び将来の販売見込み等に基づき見積売価を予測しておりますが、その予測には不確実性を伴うため、実際の販売価格との乖離が発生した場合は翌期の損益に重要な影響を及ぼす可能性があります。b.退職給付に係る負債及び退職給付に係る資産退職給付に係る負債及び退職給付に係る資産は、数理計算上で設定される前提条件に基づき算出されております。これらの前提条件には、割引率、発生した給付額、利息費用、年金資産の長期期待運用収益率、死亡率などの要素が含まれております。実際の結果がこれらの前提条件と異なる場合、または前提条件が変更された場合、その影響は累積され、将来の会計期間にわたって償却されるため、将来の退職給付費用に影響を及ぼす可能性があります。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容a.経営成績◇連結経営成績 (%表示は、対前期増減率)売上高営業利益経常利益親会社株主に帰属する当期純利益百万円%百万円%百万円%百万円%988,7713.519,576△12.420,750△20.313,097△15.8 原材料価格の高止まりや物流費の上昇が続く厳しい事業環境の中、食肉事業の販売単価上昇や加工食品事業の価格改定実施等により売上高は増加しましたが、食肉事業の減益の影響を受け、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益はともに減少しました。 ◇報告セグメント別の経営成績 (%表示は、対前期増減率) 売上高経常利益 百万円%百万円%加工食品事業400,8722.49,7759.0食肉事業587,8834.212,215△32.4 <加工食品事業>・ハム・ソーセージは、消費者キャンペーンのプロモーションを実施する等、家庭用主力商品の拡販に努め、 調理加工食品は、消費者ニーズの多様化に対応した商品群の販売に努めたことから、いずれも売上高は増加 しました。・加工食品事業全体では、価格改定やコスト削減等の取り組みによる効果が原材料費、光熱費及び物流単価の 上昇の影響等をカバーしたことから、増収増益となりました。 <食肉事業>・国内事業は、牛肉・豚肉を中心とした販売単価の上昇、国産鶏肉の数量増加等により売上高は増加しましたが、消費マインドの低下による高価格帯の国産牛肉、輸入牛肉の販売数量減少、物流単価の上昇の影響等を受け、減益となりました。・海外事業は、アンズコフーズ社において、売上高は増加したものの人件費の増加及び光熱費の上昇、中国向け 輸出の不振の影響等を受けた結果、減益となりました。・食肉事業全体では、売上高は増加しましたが、事業環境は国内、海外ともに厳しい状況が続き、増収減益となりました。 ◇今後の見通し・国内経済は、雇用や所得環境の改善が見られるなか、緩やかな回復が続くことが期待される一方で、米国の関税政策の影響による景気後退や為替変動リスク、国際的な原材料価格の高止まりによる物価上昇等が懸念され、先行き不透明な状況にあります。・当業界においても、国際的な畜肉価格は高止まりしており、また、食品をはじめとする生活必需品の相次ぐ値上げにより消費停滞が懸念されています。・当社は、原材料価格及びユーティリティコストの上昇等を背景とする原価上昇に対応した販売価格の適正化を進めるとともに、昨年度策定した「長期経営戦略2035・中期経営計画2026」に基づき、収益拡大に向けた国内バリューチェーンの強化や海外事業の成長加速を推進していきます。また、DXによる業務変革や効率化に加え、脱炭素・人権尊重・アニマルウェルフェア等、社会や環境に配慮した取り組みを実践することで、持続的成長と企業価値の向上に努めていきます。・次期の連結業績は、売上高1兆300億円、営業利益265億円、経常利益275億円、親会社株主に帰属する当期純利益175億円を見込んでいます。・中期経営計画2026において掲げた、DOE(株主資本配当率)3.0%以上かつ累進配当の配当方針に基づき、2026年3月期の普通配当は1株当たり145円(中間配当70円、期末配当75円)を実施予定です。また、2026年3月期に経営統合10周年を迎えるにあたり、総額約100億円となる1株当たり175円(第1四半期末85円、第3四半期末90円)の記念配当を実施します。これにより2026年3月期の1株当たり配当金の年間合計は320円となる予定です。 b.経営成績に重要な影響を与える要因について経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 c.資本の財源及び資金の流動性についての分析キャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。海外子会社及び一部の国内子会社を除く当社グループではキャッシュ・マネジメント・システムを導入し、グループ資金の有効活用を実現しております。2025年度における運転資金及び設備投資資金の調達は自己資金及び借入金並びに社債による調達を予定しております。また、キャッシュ・フローの指標は、以下のとおりであります。 前連結会計年度当連結会計年度自己資本比率(%)(注)161.561.1時価ベースの自己資本比率(%)(注)249.250.8キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)(注)31.56.2インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)(注)416.24.4 (注) 1.自己資本比率:自己資本/総資産2.時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産3.キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー4.インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い *各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。 *株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。 *キャッシュ・フローは連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。 *有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。 *利払いは、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。
事業リスク
- 原材料価格の変動リスク食肉や穀物、エネルギーコストの世界的な高騰は、製品の製造コストを押し上げ、利益を圧迫する可能性があります。特に、輸入に頼る原材料が多い場合、為替変動の影響も受けやすくなります。
- 家畜伝染病の蔓延リスクASF(アフリカ豚熱)や鳥インフルエンザなどの家畜伝染病が国内外で発生・拡大した場合、食肉の調達が困難になったり、相場が大幅に変動したりすることで、事業活動に大きな影響が出る可能性があります。
- 市場動向と価格競争のリスク経済情勢の変化による消費活動の減退や、競合他社との価格競争の激化は、商品の需要低下や収益力の低下を招く可能性があります。消費者の嗜好の変化に迅速に対応できない場合も、業績に影響が出ることが考えられます。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
3【事業等のリスク】当社グループは、業績、株価及び財務状況等に影響を及ぼす可能性のあるリスクを発生可能性と影響度を勘案の上認識し、影響を最小化する仕組みの構築を図っています。特に重要なリスクとしては、世界的な原材料価格、穀物価格及びエネルギーコストの上昇や家畜伝染病の蔓延などがあげられますが、これらのリスクに対して適切に対応し、設定した課題に対する各種施策を着実に実行することによって、業績の向上に努めてまいります。 その他重要と思われるリスクとその対応方針は下表のとおりです。しかしながら、これらはすべてのリスクを網羅したものではなく、現時点では予見できない、若しくは重要とみなしていないリスクの影響を将来的に受ける可能性や、対策の不足による損害が発生する可能性があります。なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。リスクの内容対応①市場動向に関するリスク 経済情勢の変化による影響で消費活動が減退した場合、当社グループの商品に対する消費者の需要が低下する可能性があります。また、当社グループの取扱商品の一部が価格競争に陥ることにより、収益力が低下し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、お客様及び社会の課題を解決する新たな価値を創造し、人々の豊かな食生活と健康に貢献することを目指しています。新たな食シーンの創造につながるような商品をスピーディに提案し、市場と需要の開拓を推進しています。②市況変動に関するリスク 販売用食肉、ハム・ソーセージ、調理加工食品等の原材料として、国内外より調達する畜産物において、相場変動や輸入豚肉、輸入牛肉を対象としたセーフガード(緊急輸入制限措置)の発動及び入船の遅延、世界的な人口増加による食糧需給の逼迫、その他調達コストの大幅な上昇や仕入数量の制限の発生等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、製品に使用する副原料、包装資材及び電力や物流費等のコスト上昇、生産肥育事業における飼料価格の大幅な上昇が生じた場合も、同様に当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、製造コスト低減のための継続的業務改革、商品や原材料の調達先分散化、製品や商品の適正在庫水準の維持、効率を意識した物流の集約、適正な販売価格の設定・変更等の施策を推進しています。また、仕入および販売に関するポジション管理を通じて、価格変動リスクの低減を図っております。具体的には、需給動向や市場価格の変動を踏まえた在庫水準の適正化、ならびに販売契約のタイミング調整等により、安定的な収益確保を目指しております。③金融市場の変化に関するリスク 当社グループは、必要資金の一部を有利子負債で調達するとともに、原材料及び商品の一部を海外から調達しています。資金調達環境の悪化や金利負担額の増加、外国為替相場の大幅な変動による差損の発生等により、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、金利の変動リスクや調達の流動性低下リスクを軽減するため、コミットメントライン設定を行うなどの対策を講じています。また、為替相場の変動リスクを軽減するために、為替予約等でリスクヘッジをしています。 リスクの内容対応④事業投資・設備投資に関するリスク 当社グループでは持続的な事業成長のため、M&A及び老朽化対策を含む設備投資を継続的に実施していますが、投資判断時に想定しなかった、市場環境や経営環境の悪化により、保有する固定資産やのれんの投資額の回収が不能になった場合、減損処理が発生し、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、企業価値向上に資する重要な投資については、担当役員を委員長とする投融資委員会での慎重な審議を踏まえ、最終的に取締役会での決議を行っています。また、投資実行後も定期的に当初計画からの進捗状況の確認や、計画から乖離していた場合の対応の検証を行っています。⑤食品の安全性に関するリスク 消費者への健康被害及び製品や商品の回収・廃棄が発生した場合、社会的信用の失墜やブランド価値の毀損により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、製品や商品の「安全・安心」の確保がお客様との信頼関係の礎と捉え、フードディフェンスやトレーサビリティの強化及び国際的な管理基準をもとにした厳格な品質管理体制を構築しています。また、安全衛生教育についても積極的に推進しています。⑥家畜の疾病に関するリスク ASF(アフリカ豚熱)や鳥インフルエンザ、BSE(牛海綿状脳症)などの家畜の疾病が拡大した場合、国内外の食肉相場が大幅に変動して食肉の調達や販売に支障をきたし、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、自社農場や協力農場で家畜の疾病が発生した場合も、当該農場からの出荷停止等の実施により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、過去の家畜伝染病や疫病発生の経験を活かし、家畜の疾病に対応するマニュアルを整備し、対策に取り組んでいます。また、疾病発生時においても、迅速に代替調達が可能となるよう、複数地域・複数業者からの調達体制を構築・維持することで、供給リスクの分散を図っております。⑦物流・流通に関するリスク 通信販売業態の普及による宅配物流の増加、労働人口減少に伴う運送ドライバーや荷役作業員の人手不足、働き方改革関連法における「時間外労働の上限規制」等の影響による輸送能力の不足、複合的な要因に起因した海上輸送の混乱、冷蔵や冷凍を要する食品・食材の輸入量増加による都市部での低温倉庫などのインフラの不足等により、適正なサプライチェーンが構築できなくなった場合、製品や商品を適時適切に供給できず、当社グループの事業活動に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、製品や商品を安全な状態で、迅速かつ安定的に店舗及び消費者に届けるという使命に基づき、受発注の精度向上や在庫管理の適正化、納品リードタイムの改善、積載効率の向上、定温輸送の厳格化、調達国の分散等、サプライチェーンに必要な物流体制の構築に取り組んでいます。⑧情報セキュリティに関するリスク 当社グループは、調達、製造、物流、販売、財務等あらゆる業務において情報システムを活用しており、地震その他の自然災害、サイバー攻撃、ハードウェア・ソフトウェア・遠隔通信の欠陥・障害、新種のコンピュータウイルス感染、システム開発の遅延・失敗、不正アクセス等により、情報の漏洩、消失、情報システムの不具合等が生じる可能性があります。これらの事由が生じた場合、多額の費用発生及び企業イメージの低下や社会的信用の失墜等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、情報システムの運用について、コンピュータウイルスの感染防止等やセキュリティ対策の実施、また、基幹システム及びデータ保管サーバーの二重化と分散設置による管理体制の強化等、予期せぬ障害や損壊に備えた厳重な対策を講じています。 また、情報の取り扱いについては、「情報セキュリティポリシー」のもと、個人情報や機密情報の安全管理と漏洩防止、情報セキュリティ遵守意識の維持・向上のための抜き打ち訓練等、様々なセキュリティ対策を実施しています。 リスクの内容対応⑨事故などの安全上のリスク 当社グループでは、安全を最優先として、事故防止に努めていますが、万一事故が発生した場合は、社会的信用の失墜、受注機会の喪失、損害賠償等により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、事故防止に関する教育を定期的に実施し、安全意識の向上を図っています。また、安全衛生管理規程を定め、職場における従業員の安全と健康の確保に努めています。⑩人材の確保・育成に関するリスク 更なる少子高齢化による若年労働者の確保不足や雇用環境の変化による人材流出、また、優秀な人材育成の遅れ等が生じた場合、企業としての競争力低下や製品や商品の供給力不足に起因した信用失墜により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、人材は最も重要な資産であると捉え、従業員一人ひとりが持つ素質や能力を引き出し、最大限活かすことが組織の活力に繋がると認識し、多様な人材の採用、エンゲージメント向上に繋がる人事制度の整備や教育研修を推進しています。⑪人権に関するリスク 当社グループ及びサプライチェーンにおいて、労働環境・安全衛生の悪化、ハラスメントや差別などの人権を侵害する行為が発生した場合には、当社グループに対する社会的な信用低下を招き、当社グループの商品供給や販売体制に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、事業に関わるすべての人々の人権を尊重し、企業としての社会的責任を果たしていくために伊藤ハム米久グループ人権方針を定めています。人権への負の影響の特定とその防止、軽減を目的に人権デュー・デリジェンスの仕組みを構築し、プロセスを事業活動に組み込み、継続的に実施しています。⑫コンプライアンスに関するリスク 役職員による法令違反を含むコンプライアンス上の問題や職場における重大なハラスメント行為、労働基準関係法令違反が発生した場合、社会的信用の失墜や風評により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、コンプライアンス委員会委員長に担当役員を指名し、その推進体制を整備・強化しており、定期的なトップメッセージの発信、コンプライアンス推進委員に対する定期講習や役職員に対する継続的な職場研修の実施等、コンプライアンス最優先の意識向上・浸透に積極的に取り組んでいます。また、独立した内部監査部門による定期的な監査を実施しており、不正防止のための体制を整備しています。⑬内部統制システムの整備・運用に関するリスク 内部統制システムが有効に機能しなかった場合、予期せぬ費用の増加や社会的信用失墜等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、内部統制システムに関する基本方針を定め、この基本方針に基づく内部統制システムの体制整備・運用状況を常に評価し、法令遵守及び業務の適正の確保に努めています。⑭国内外の公的・法的規制の変化、権利侵害に関するリスク 当社グループは、事業を展開する各国において、事業投資の許認可、国家安全保障またはその他の理由による輸出制限、関税や家畜の疾病等による輸出入規制の他、様々な規制の適用を受けています。将来において、新たな法的規制等の制定や、権利侵害または被侵害の防止遅れや不能が発生した場合、その対応のための費用負担の増加および知的財産の喪失等により、当社グループの事業活動に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、関連法規の改正状況、リスクの迅速な把握及び法令遵守に万全の体制で臨んでいます。また、社内研修やコンプライアンス教育の実施を通じて、従業員の法令遵守意識と知的財産保護意識の向上を図るとともに、知的財産の出願・管理体制の強化により、第三者権利の侵害防止及び当社の技術・ブランドの保護を推進しております。 リスクの内容対応⑮災害・紛争等による事業継続に関するリスク 国内外の事業拠点において、大規模な地震や風水害、干ばつ、戦争、紛争、テロの発生、または大規模な火災等が発生した場合、若しくは事業拠点に大きな被害が及ばずとも従業員の人命確保を最優先として活動を停止させた場合、製品の製造や商品の供給に支障をきたし、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、安全で安定した事業活動を維持するため、災害等に対する事業継続計画(BCP)を策定し、代替製造や配送の準備、及び定期的な防災訓練等を実施しています。⑯感染症、疫病等に関するリスク ヒトに対する未知の感染症や、その他影響が深刻な感染症が地球規模で拡大した場合、従業員の業務就労自粛による生産性の低下や世界的な経済活動の縮小に伴う消費低迷等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、過去の感染症や疫病発生の経験を活かし、感染症等に対する対応マニュアルを整備し、対策に取り組んでいます。 ⑰環境・気候変動に関するリスク 事業活動に関して過失の有無に拘わらず、環境に関する法的、社会的責任を過去に遡及して負う可能性があります。また、将来環境に関する規制や社会的要求が強まることで、その対応のための人員や費用負担の増加や新たな環境税導入などにより、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、環境理念及び環境行動指針に則り、その関連法令の更新を適切に把握しこれを遵守するとともに、資源・エネルギーを有効に活用し、環境に配慮した事業活動を行っています。 また、担当役員を委員長とするサステナビリティ委員会を設置し、推進体制を強化、整備しています。⑱レピュテーションリスク ソーシャルネットワーキング(以下、SNS)は誤った使い方をするとお客様や取引先のみならず、会社に多大な損害を与えるリスクがあります。当社グループにおいても、従業員による不適切な表現や、不適切な書き込み等がSNSを通じて拡散した場合、また、当社製品やブランド、事業活動等について誤った投稿が拡散した場合、当社グループのブランドイメージや社会的信用の低下につながり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループで、国内外におけるSNS等のモニタリングを行い、早期のリスク発見に努めており、事業及びブランドの活動に悪影響を及ぼすレピュテーションリスク事象が発生した場合は、迅速に対応すると同時に、必要に応じて、情報や企業姿勢を公表する等、当社グループの評判・信用の維持に努めています。