林兼産業(2286)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 482 | 8 | 4 | 7 | 7.1 | 4.3 | — | 17.7 |
| FY2016 | 452 | 11 | 7 | 21 | 10.0 | 77.9 | — | 22.4 |
| FY2017 | 433 | 10 | 8 | 19 | 10.6 | 91.9 | 10.0 | 23.6 |
| FY2018 | 444 | 11 | 9 | 0 | 10.0 | 97.2 | 10.0 | 25.9 |
| FY2019 | 452 | 10 | 9 | -7 | 10.2 | 98.3 | 15.0 | 26.2 |
| FY2020 | 444 | 6 | 13 | 33 | 12.6 | 145.3 | 15.0 | 32.5 |
| FY2021 | 404 | 7 | 8 | 7 | 7.8 | — | 15.0 | — |
| FY2022 | 425 | 4 | 3 | -8 | 3.4 | 37.8 | 15.0 | 37.1 |
| FY2023 | 474 | 7 | 7 | 32 | 6.8 | 85.9 | 15.0 | 38.2 |
| FY2024 | 493 | 11 | 11 | 20 | 9.0 | 123.4 | 15.0 | 42.7 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:コスト優位 持続性:判定中
林兼産業は特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、または独占的IPに関する情報は公開情報からは確認できない。主力事業である水産練り製品や冷凍食品は、一般的に参入障壁が低いと見なされることが多い。
業務用顧客(スーパー、外食産業など)との長期的な取引関係は存在する可能性があるが、顧客が競合他社へ乗り換える際の直接的な金銭的・時間的コストは限定的と考えられる。家庭用製品においては、ブランドロイヤリティが低い場合、スイッチングコストはほぼゼロに近い。
同社の事業モデルにおいて、ユーザー数の増加が製品やサービスの価値を直接的に高めるネットワーク効果は観察されない。BtoB、BtoCともに、プラットフォーム型ビジネスではない。
水産練り製品や冷凍食品の製造において、長年の経験に基づく効率的な生産ノウハウや、特定の仕入れルートの確保によるコスト優位性が存在する可能性はある。しかし、業界全体として価格競争が激しく、持続的なコスト優位性を確立しているかは不明。
水産練り製品や冷凍食品の分野で一定の生産規模と販売網を有しており、業界内での存在感は示している。しかし、業界全体が成熟しており、圧倒的なシェアを持つ少数寡占状態とは言えないため、効率規模の優位性は限定的。
競合との比較優位
強気シナリオ
健康志向の高まりや簡便性ニーズを捉えた新商品開発による売上拡大
海外市場への展開強化による新たな収益源の確保
効率的なサプライチェーン管理によるコスト競争力の維持・向上
弱気シナリオ(モート侵食)
原材料価格の変動(特に水産物)による収益性の悪化
競合他社との価格競争激化による利益率の低下
消費者の嗜好の変化への対応遅れによる需要の減少
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
林兼産業の投資が失敗するには、まず同社が持つであろう限定的なコスト優位性や規模の経済性が、原材料価格の急騰や競合他社のより効率的な生産体制、あるいは代替食品の台頭によって完全に侵食される必要がある。特に、水産資源の枯渇や国際的な漁業規制の強化が、同社の主要な仕入れルートを不安定化させ、コスト構造を悪化させるシナリオが考えられる。さらに、消費者の健康志向や食の安全に対する意識が、同社の既存製品ラインナップから大きく乖離し、代替となる高付加価値製品やプラントベース食品へのシフトが加速した場合、同社の事業基盤そのものが揺らぐだろう。これらの要因が複合的に作用し、同社の価格競争力と市場シェアを同時に低下させることが、この投資の失敗を決定づける。
5年後のモート予測
健康志向や簡便性ニーズに対応した新商品がヒットし、海外展開も奏功すれば、売上・利益ともに緩やかな成長が見込まれる。コスト管理も維持できれば、収益性も改善する。
既存事業の安定性を維持しつつ、緩やかな成長を目指す。原材料価格の変動や競争環境の変化に対応しながら、現状維持に近い業績推移となる。
原材料価格の高騰や競争激化により、収益性が圧迫される。新商品開発や海外展開が伸び悩み、既存事業の縮小も視野に入る可能性。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 77億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 42.7% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 —% | |
| 6. 適度なPER | PER 7.3倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.65倍 |
合格数:5/7 防衛的投資家候補水準