仙波糖化工業(2916)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 173 | 7 | 3 | -1 | 4.0 | 26.8 | — | 47.3 |
| FY2016 | 176 | 7 | 4 | 5 | 5.5 | 38.6 | — | 48.0 |
| FY2017 | 187 | 9 | 6 | 2 | 6.6 | 50.1 | 10.0 | 43.0 |
| FY2018 | 206 | 11 | 7 | 8 | 8.1 | 64.6 | 12.0 | 43.6 |
| FY2019 | 207 | 11 | 6 | 8 | 5.5 | 50.9 | 15.0 | 44.7 |
| FY2020 | 195 | 11 | 6 | -4 | 5.4 | 51.1 | 15.0 | 45.7 |
| FY2021 | 184 | 7 | 5 | 8 | 4.8 | 47.4 | 15.0 | 48.4 |
| FY2022 | 186 | 3 | 2 | 4 | 2.0 | 20.5 | 15.0 | 49.9 |
| FY2023 | 191 | 7 | 5 | 6 | 3.9 | 43.5 | 15.0 | 51.7 |
| FY2024 | 187 | 8 | 3 | -4 | 2.7 | 28.1 | 15.0 | 57.3 |
バフェット流モート診断
総合スコア:5/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
仙波糖化工業は、特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、または独占的な知的財産権に関する公開情報が限定的であり、無形資産による競争優位性は現時点では明確に確認できない。
同社は、食品添加物や機能性素材を製造・販売しており、顧客である食品メーカーは、品質、安全性、供給安定性を重視するため、サプライヤー変更には一定のコストとリスクが伴う。しかし、代替品の存在や、顧客の製品開発サイクルによってはスイッチングコストは限定的となる可能性がある。
仙波糖化工業の事業モデルは、ユーザー数の増加がサービスの価値を高めるネットワーク効果を生み出す構造ではないため、このタイプの競争優位性は見られない。
長年の事業運営で培われた製造ノウハウや、一部の原料調達における効率化の可能性はあるが、業界全体として大規模なコスト優位性を確立しているとは断定できない。具体的なコスト削減策や優位性を示す公開情報は少ない。
食料品添加物・素材業界において、一定の市場シェアを有していると考えられるが、業界全体を寡占するほどの圧倒的な規模の経済性は見られない。大手競合と比較した場合、規模の面での優位性は限定的である。
競合との比較優位
強気シナリオ
機能性食品素材市場の成長を取り込むことで、売上・利益が拡大する。
研究開発投資により、新規性の高い製品を開発し、市場での優位性を確立する。
既存顧客との関係を強化し、スイッチングコストをさらに高めることに成功する。
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社による低価格攻勢や、より革新的な製品の投入により、市場シェアを奪われる。
原材料価格の高騰が続き、収益性を圧迫する。
食品安全に関する問題が発生し、ブランドイメージが毀損される。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
仙波糖化工業の競争優位性が失われるシナリオを考える。まず、同社の主要顧客である食品メーカーが、より安価で同等以上の品質を持つ代替サプライヤーを容易に見つけられるようになれば、スイッチングコストはほぼゼロになる。これは、同社が提供する素材の汎用性が高く、参入障壁が低い場合に起こりうる。次に、競合他社が、同社よりも優れた技術力や研究開発力で、より付加価値の高い、あるいは全く新しい機能性素材を開発・提供し始めた場合、顧客はそちらに乗り換えるインセンティブが働く。さらに、食品業界全体で規制が強化され、特定の素材の製造・販売に巨額の投資が必要になったり、逆に特定の素材が使用禁止になったりした場合、既存のビジネスモデルが成り立たなくなるリスクも考えられる。これらの要因が複合的に作用することで、同社の持続的な競争優位性は大きく損なわれるだろう。
5年後のモート予測
機能性素材市場の拡大と、新規開発製品の成功により、売上・利益は着実に成長。既存顧客との関係強化により、安定した収益基盤を維持する。
緩やかな市場成長と、既存事業の安定性を背景に、微増収微益を維持。競争環境の激化により、利益率の改善は限定的となる。
原材料価格の高騰や、競合の攻勢により、売上・利益ともに減少。新規事業の開拓も進まず、収益性は悪化する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 81億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 57.3% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -16.0% | |
| 6. 適度なPER | PER 25.4倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.68倍 |
合格数:4/7 部分的合格