研究開発活動(本文)
FY2025|2,980 文字
6【研究開発活動】(1) 研究開発の目的当社グループは「安全・安心・安定および健康」をお客様にお届けすることを目指し「品質保証第一主義」に徹した活動を行っております。新しい時代のニーズや少子高齢化への対応、生活習慣病予防のための商品開発、新素材開発の研究、おいしさと楽しさの追求、消費者ニーズや流通からの要請への迅速な対応、独創機械開発、新カテゴリーの創造、エリアの拡大、新チャネルの流通開拓を目的としております。 (2) 研究開発の課題と成果・研究分野先端研究所では、健康増進総合支援企業を目指し、「食の健康科学」「再生医療」「IoT推進・AI活用」に焦点を当てた先端研究と事業開発を進めております。食の健康科学の研究については、順天堂大学に共同研究講座「先進老化制御学講座」を設置し、ボイセンベリーのヒトに対する有効性検証に取り組み、「健常成人のボイセンベリー果汁摂取による褐色脂肪細胞活性化に関する予備的研究」と題する論文発表を行いました。また、スポーツにおける炭水化物摂取による運動パフォーマンスへの影響について研究をしております。武蔵丘短期大学との共同研究により、ゴルフラウンド中における高炭水化物グミの摂取が血糖値を維持し、エネルギー不足の抑制や疲労予防につながる可能性があることを明らかにして学術論文発表を行いました。再生医療領域の研究については、信州大学医学部との共同研究を継続しており、糖による細胞の増殖制御を応用した細胞培養用の研究試薬「Xyltech™」シリーズの開発を進め、新製品としてヒト間葉系幹細胞用のアニマルフリー培養液をグループ会社にて2024年4月に販売開始しました。さらに同シリーズを応用したアプリケーション開発や新たな試薬開発に向けた基礎研究に取り組みました。IoT推進・AI活用研究については、工場の製造現場における品質と生産性の向上を目的として、オープンソースソフトウエアを用いた自社製のプログラムとシングルボードコンピュータを活用し、多様な製造現場に柔軟に対応するシステムの研究開発に取り組んでおります。製造設備の状態や検査機器からの測定データを収集し、その結果の可視化と設備の自動制御に取り組みました。また、プログラミング言語を用いて社内製のツールの開発に取り組み、これら研究開発で得た技術と知見を基に社内勉強会を実施し業務改善やビッグデータ分析による新規利益機会の発見に取り組みました。加えて生成AIと対話できるチャットシステムの構築と、その利用についての社内規程の制定に取り組みました。 ・新製品開発分野製品開発部では「品質保証第一主義」を掲げ、“食”に対する安全・安心・安定を基に、お客様の健康と環境に配慮した商品設計を行うよう開発を進めております。社会環境やライフスタイルの変化に伴い、多様化するお客様のニーズにいち早く対応し、市場から求められる実質価値観の高い製品の開発に取り組みました。独自の製造技術開発としては、手作り要素をプラスしたクラフト製法を開発し、新潟駅のコンセプトショップ「Un BOURBON(アン・ブルボン)」にて「クラフトルマンドクリスプ」と「クラフトルマンドショコラ」を発売しました。独自の焙焼方法を開発しカリカリの食感に仕上げた「コメノチップス」、新成型技術により可食物とチョコレートを食べやすいひとくちタイプに仕上げたクランチチョコ「ザクループ」を発売しました。また、サクサクでくちどけの良い高アルファー化パスタスナックを開発し、ポップコーンやプレッツェル等と組み合わせたミックス菓子を発売しました。配合・組み合わせ技術として、高齢者に向けて焼菓子に和風あんこ味クリームを組み合わせた「和やかロアンヌ」、限定ショップでの販売として、グミとチョコレートを組み合わせた「フェットチーネグミ濃厚グレープザショコラ」、生クリームを使用してしっとり感を高めた「生濃厚チョコブラウニー」を開発しました。素材開発の研究では、包装形態としてアフターユースにも使える小箱形態を開発し「プチ幸せひきだす」として発売しました。原料素材の開発として地域のこだわり素材の活用に取り組み、長崎県五島列島産の安納芋、塩、あおさを使った商品や、鹿児島県産の神バナナを使用した商品の開発、また、新潟県産の本わさび、枝豆を使用した地域限定商品を開発しました。機械化製造技術としては、新規チョコレートプラントの導入により「ミニビットアソート」の品質と生産性の向上を図りました。また、ビスケットではラングドシャ生地をルマンド成型技術により量産化した「ラングレイス」を開発しました。 新分野への取り組みとしては、飲料分野へのお菓子を利用したドリンクの展開を図り、ルマンド生地を使用した「ルマンドココアドリンク缶」を開発しました。健康食品の研究開発では、美肌効果が確認されたイヌリンを使用した「肌サポココア」、低糖質菓子カーボバランスシリーズの用途拡大として「ちょこっとカーボバランス」を開発しました。 ・その他設備開発管理部では、新製品のための新しい機械及び装置の研究・開発とその軌道化、基幹設備更新時の新しい機構・機能の導入研究および機械開発とその軌道化、品質向上のための設備の根本的な見直しと研究・検証活動や設備改善、安全・安心のための各種検査装置等の開発および導入検証、省人化・収益性改善のための設備開発などに取り組みました。マーケティング部では、営業活動を最適化・効率化できるツールや手法の構築、営業管理手法や作業効率の改善などを担う守りのDXからお客様インサイト・ニーズを解析し、データに基づく販売戦略・ブランド戦略・商品化戦略を立案する攻めのDXまでを実践しております。チャネル営業部では、当社の新しい成長軸の開発・軌道化を目的に、新しい小売事業開発に取り組んでおります。その一環として、JR新潟駅の商業施設「CoCoLo新潟」にオープンしたコンセプトショップ「Un BOURBON(アン・ブルボン)」は、クラフトならではの特別な商品を楽しめると様々なメディアや著名人に取り上げて頂き、多くのお客様にご来店頂いております。特に一番人気の「クラフトルマンドクリスプOp.001シュガーバター」は、新潟のお土産としてご好評を頂いております。また、複合食品自動販売機「プチモール」の設置活動に併せて、お土産商材に特化したお土産自動販売機、当社の代表商品のデザインを施したラッピング自動販売機等の販路拡大に努めました。加えて、環境対策機能やエンターテイメント性など付帯機能を付けた自動販売機の実現に向け、継続的に試作検証を行っております。通信販売事業では、経済産業省が所管する「割賦販売法(後払い分野)に基づく監督の基本指針」において、同法に規定するセキュリティ対策義務の「実務上の指針」として位置づけられたクレジットカード不正利用の対策として、EMV3-Dセキュア(カード決済時に本人認証を行うサービス)の導入を進め、運用を開始しました。 以上の結果、当連結会計年度の研究開発費は1,248百万円(対前期比106.7%)となりました。 (3) 研究開発の体制当社グループでは、以下の部署において取り組んでおります。
FY2024|2,702 文字
6【研究開発活動】(1) 研究開発の目的当社グループは「安全・安心・安定および健康」をお客様にお届けすることを目指し「品質保証第一主義」に徹した活動を行っております。新しい時代のニーズや少子高齢化への対応、生活習慣病予防のための商品開発、新素材開発の研究、おいしさと楽しさの追求、消費者ニーズや流通からの要請への迅速な対応、独創機械開発、新カテゴリーの創造、エリアの拡大、新チャネルの流通開拓を目的としております。 (2) 研究開発の課題と成果〇 研究分野先端研究所では、健康増進総合支援企業を目指し、「食の健康科学」「再生医療」「IoT推進・AI活用」に焦点を当てた先端研究と事業開発を進めております。食の健康科学の研究については、順天堂大学に共同研究講座「先進老化制御学講座」を設置し、ボイセンベリーのヒトに対する有効性検証や抗老化に関連する食品素材の評価研究などを進めております。また、健康志向型食品開発を支えるため、武蔵丘短期大学と共同研究を進め「グミによる炭水化物の継続摂取がゴルフパフォーマンス維持効果への影響」および「エリートジュニアゴルファーのラウンド中の飲食品調査」について論文発表を行いました。再生医療領域の研究については、信州大学医学部との共同研究を継続しており、糖による細胞の増殖制御を応用した細胞培養用の研究試薬「Xyltech™」シリーズの開発を進めております。新たにヒト間葉系幹細胞用のアニマルフリー培養液の研究開発に取り組み、グループ会社にて2024年4月より販売開始しました。IoT推進、AI活用研究については、工場の製造現場における品質と生産性の向上を目的として、オープンソースソフトウェアを用いた自社製のプログラムとシングルボードコンピュータを活用し、多様な製造現場に柔軟に対応するシステムの研究開発に取り組んでおります。製造設備の状態や検査機器からの測定データを収集し、その結果の可視化と設備の自動制御に取り組みました。また、プログラミング言語を用いて社内製のツールの開発に取り組み、これら研究開発で得た技術と知見を基に社内勉強会を実施し業務改善やビッグデータ分析による新規利益機会の発見に取り組みました。 ○ 新製品開発分野製品開発部では「品質保証第一主義」を掲げ、“食”に対する安全、安心、安定を基に、お客様の健康と環境に配慮した商品設計を行うよう開発を進めております。社会環境やライフスタイルの変化に伴い、多様化するお客様のニーズにいち早く対応し、市場から求められる実質価値観の高い製品の開発に取り組みました。独自の製造技術開発としては、昨年度、雪国新潟県の風土を活かし雪を利用した雪室を使った雪室熟成技術のカカオ豆を使った「雪室ショコラ」2品を開発しましたが、今年はさらに雪室熟成コーヒー豆を使用したボトル缶コーヒー「雪室研ぎ澄ます珈琲」、雪室熟成カカオマスを練り込んだ「雪室ショコラアイス」を開発しました。配合・組み合わせ技術として焼菓子とアーモンド、キャラメルフィリングを組み合わせることで新食感を付与した「アマンデール」を開発しました。アルフォートミニチョコレートでは今まで使用していない生地ベースのサブレを組み合わせて風味と食感に特化した「アルフォートミニチョコレートサブレ」やチョコレートの融点を変え口どけにこだわった「くちどけホワイト」を開発しました。素材を多く配合した差別化商品としてフリーズドライいちごをたっぷり加えて小粒成型する技術により「きゅんと濃苺」、玄米素材を多く練り込んで成型し焼き上げた新食感の「ザクザク玄米クッキー」を開発しました。 素材開発の研究では、食べる順序により甘みが変わる素材を配合した「キュービィロップ甘消しマジックキャンデー」や地方の名産品に特化した原料を配合した「フェットチーネグミ世界一りんご味」や「ふんわりバーム世界一りんご味」、また、抹茶商品ではこだわり一番摘み抹茶を十分に味わえる配合技術を行い差別化を図りました。機械化製造技術を活かして小型の型焼きケーキ「ちいさなフィナンシェ」を量産化しました。新分野への取り組みとしては、冷菓で新たに健康に着目した棒付きアイスクリームの「やさしいココナッツミルクバー」を開発しました。健康食品の研究開発では、栄養補給に特化し33種類の栄養素をバランスよく配合したバータイプの焼菓子「MITASEココア味」、不足しがちな栄養素を補える「しっとりソフトクッキーカルシウム」「しっとりソフトクッキー鉄分」を開発しました。今後も健康素材に注目し開発を進めてまいります。 ○ その他設備開発管理部では、新製品のための新しい機械及び装置の研究・開発とその軌道化、基幹設備更新時の新しい機構・機能の導入研究および機械開発とその軌道化、品質向上のための設備の根本的な見直しと研究・検証活動や設備改善、安全・安心のための各種検査装置等の開発および導入検証、省人化・収益性改善のための設備開発などに取り組みました。マーケティング部では、営業活動を最適化・効率化できるツールや手法の構築を行うセールステック、得られた販売情報を解析しお客様のニーズや販売戦略の検討を行うマーケティング、営業管理手法や作業効率の改善など、営業活動における攻めおよび守りのDXを研究実践しております。チャネル営業部では当社の新しい成長軸の開発・軌道化を目的に、新しい小売事業開発に取り組んでおります。その一環として、JR新潟駅の商業施設「CoCoLo新潟」に、クラフトならではの特別な商品を楽しめる新しいコンセプトショップ「Un BOURBON(アン・ブルボン)」をオープンしました。これまでに培ってきたお菓子作りの技術を活かし「少量生産でしか実現できないクラフトならではの特別なおいしさもお客様にお届けしたい」という想いを形にし、1つ上の品質、1つ上のおいしさを追求したひと味違う唯一ここだけのおいしさをお届けします。また、複合食品自動販売機「プチモール」の設置活動に併せて、消費者のニーズの変化に対応した雑貨自動販売機、流通企業様のオリジナル商品を販売するコラボレーション自動販売機等の販路拡大に努めました。加えて、環境対策機能やエンターテイメント性など付帯機能を付けた自動販売機の実現に向け、継続的に試作検証を行っております。 以上の結果、当連結会計年度の研究開発費は1,170百万円(対前期比104.7%)となりました。 (3) 研究開発の体制当社グループでは、以下の部署において取り組んでおります。
FY2023|2,213 文字
6【研究開発活動】(1) 研究開発の目的当社グループは「安全・安心・安定および健康」をお客様にお届けすることを目指し「品質保証第一主義」に徹した活動を行っております。新しい時代のニーズや少子高齢化への対応、生活習慣病予防のための商品開発、新素材開発の研究、おいしさと楽しさの追求、消費者ニーズや流通からの要請への迅速な対応、独創機械開発、新カテゴリーの創造、エリアの拡大、新チャネルの流通開拓を目的としております。 (2) 研究開発の課題と成果〇 基盤研究分野先端研究所では、健康科学分野における食品領域研究と再生医療周辺領域研究の2つを大きな柱として、新たな健康関連事業の基盤につながる研究開発に取り組んでいます。食品領域研究では、順天堂大学との共同研究講座「先進老化制御学講座」でボイセンベリーの有効性に関する研究を継続し、褐色脂肪細胞(善玉脂肪)の機能不全をボイセンベリーが抑えること、その効果は褐色脂肪中の毛細血管網を正常に保つことによるものであることを明らかにしました。これらの成果については学術論文や加入学会において発表を行いました。また、スポーツ栄養研究として糖質配合菓子の運動パフォーマンスへの影響についての検証に取り組みました。再生医療周辺領域研究では、再生医療研究をサポートする技術開発の一環として、信州大学医学部との共同研究で得た「細胞の増殖制御技術」を基とした応用研究に取り組みました。その成果から、増殖制御培養液を用いたヒト線維芽細胞の生細胞輸送への応用可能性を見出し、加入学会において発表を行いました。 ○ 新製品開発分野製品開発部では「品質保証第一主義」を掲げ、“食”に対する安全、安心、安定を基に、お客様の健康と環境に配慮した商品設計を行うよう開発を進めております。社会環境やライフスタイルの変化に伴い、多様化するお客様のニーズにいち早く対応し、市場から求められる実質価値観の高い製品の開発に取り組みました。新たな製造技術開発としては、雪国である新潟県の風土を活かした天然の冷蔵庫“雪室”を魚沼工場に建設し、雪室熟成することで豊潤な風味を付加したカカオ豆を使った「雪室ショコラ熟成カカオ73」「雪室ショコラまろみミルク」を開発しました。また、配合技術を活用して低温下でも硬くなりにくいグミを開発しアイスクリームと組み合わせた、お菓子アイス「グミーツイタリアングレープ味」を開発しました。焼菓子とフィリングを組み合わせることで新たなもっちりとした新食感を付与した「もっちりわらびもちクッキー」を開発しました。機械化製造技術を活かしてラングドシャを巻き上げ成型した「ラングロールショコラ」、さらに原料を贅沢に使用して仕上げた「贅沢ラングロール」を開発しました。素材開発の研究では、環境負荷低減からの脱プラスチックとして、紙に生分解性ポリマーを塗布した包装材を紙器メーカー共同開発した「4種のひとくちスイーツ」を発売しました。新分野への取り組みとしては、パンにのせて焼き上げるだけでメロンパンの味と食感が楽しめる食品シート「のせて焼くメロンパンシート」を開発しました。また、飲むシチューを缶飲料として展開した「牛乳でおいしくスープなシチュー缶185」を開発しました。健康食品の研究開発では、食のエネルギーバランスから脂質に着目し、中鎖脂肪酸油(MCT)を配合した「MCTプラスソフトクッキーミルク」を開発しました。昨期発売した「MCTプラスベイクドショコラ」とともに機能性表示食品として発売しました。今後も健康素材に注目し開発を進めてまいります。 ○ その他設備開発管理部では、新製品のための新しい機械及び装置の研究・開発とその軌道化、基幹設備更新時の新しい機構・機能の導入研究および機械開発とその軌道化、品質向上のための設備の根本的な見直しと研究・検証活動や設備改善、安全・安心のための各種検査装置等の開発および導入検証、省人化・収益性改善のための設備開発などに取り組みました。マーケティング部では、営業活動を最適化・効率化できるツールや手法の構築を行うセールステック、得られた販売情報を解析しお客様のニーズの分析や販売戦略の検討を行うマーケティング、営業管理手法や作業効率の改善など、営業活動における攻めおよび守りのDXを研究実践しております。チャネル営業部では、直接販売を通して消費者との接点の拡大につながる新しい小売の形態について研究開発に取り組んでおります。複合食品自動販売機「プチモール」の設置活動に併せて、消費者のニーズに対応しマスクや衛生用品を販売する雑貨自動販売機、流通企業様のオリジナル商品を販売するコラボレーション自動販売機をそれぞれ新たに開発し、試験販売を開始しました。また輸入商品の自動販売機での試験販売も開始しました。新しい小売業態の研究開発については、「無人決済システムによる無人店舗」の研究開発に取り組んでおります。先端研究所では、IoT・ビッグデータ・AI等を活用した生産システムの構築による品質の安定・向上、生産性の向上に継続して努め、より一層の品質保証体制のレベルアップに取り組みました。 以上の結果、当連結会計年度の研究開発費は1,117百万円(対前期比92.5%)となりました。 (3) 研究開発の体制当社グループでは、以下の部署において取り組んでおります。
FY2022|2,307 文字
5【研究開発活動】(1) 研究開発の目的当社グループは「安全・安心・安定および健康」をお客様にお届けすることを目指し「品質保証第一主義」に徹した活動を行っております。新しい時代のニーズや少子高齢化への対応、生活習慣病予防のための商品開発、新素材開発の研究、おいしさと楽しさの追求、消費者ニーズや流通からの要請への迅速な対応、独創機械開発、新カテゴリーの創造、エリアの拡大、新チャネルの流通開拓を目的としております。 (2) 研究開発の課題と成果〇 基盤研究分野先端研究所では、健康科学分野における食品領域研究と先端医療領域研究の2つを大きな柱として、新たな健康関連事業の基盤につながる研究開発に取り組みました。食品領域研究では、順天堂大学に新たに設置した共同研究講座「先進老化制御学講座」でボイセンベリーポリフェノールの褐色脂肪組織への有用性に関する研究を行い、成果の一部を日本循環器学会学術集会において発表しました。また、スポーツ栄養研究として糖質等の成分組み合わせによる水分補給への影響について検証実験に取り組みました。先端医療領域研究では、再生医療研究をサポートする技術開発の一環として、信州大学医学部との共同研究で得た「細胞の増殖制御技術」を基とした応用研究に継続して取り組み、その結果、臨床利用の多いヒト間葉系幹細胞の増殖制御培養方法への応用可能性を見出し、日本再生医療学会において発表しました。○ 新製品開発分野製品開発部では「品質保証第一主義」を掲げ、“食”に対する安全、安心、安定を基に、お客様の健康へ寄与することのできる商品の開発を目指しています。社会環境やライフスタイルの変化に伴い、多様化するお客様のニーズにいち早く対応し、市場から求められる実質価値観の高い製品の開発に取り組みました。新たな製造技術開発としては、チョコレートと焼菓子の製造技術を組み合わせた、チョコレートが手につきにくい新しいクッキー「ショコロラ」と「フォンティア」を開発しました。これまでにない食感を持たせた新規性のあるグミとして「しゃりもにグミヨーグルト味」、グミにドライフルーツを加える製造技術開発により「まるごろグミマンゴー」を開発しました。また、配合技術を活用した新食感デザート「くだものみたいなゼロ」3品を開発しました。スナックにおいては、新たに導入した成型技術機械を用いた新食感スナック「ジャネット」2品を開発しました。技術の組み合わせの開発としては、アイスクリーム内での焼菓子の吸湿を抑制する技術を活用した「ホワイトロリータアイス」を開発しました。当社主力商品の「ルマンド」の製造技術を活かし、原料を贅沢に使用して仕上げた「贅沢ルマンド」、さらに原料仕込みに新工程をプラスした「贅沢ルマンドロイヤルミルクティー」を開発しました。また、以前から再販要望の多かった「ミルネージュ」について、大きさを見直し新しい設備を導入して再発売しました。素材開発の研究では、ピスタチオナッツに着目し、食感を活かした「ピスタチオラッシュ」、豊かな風味を活かした「アルフォートミニチョコレートプレミアムピスタチオ」や「牛乳でおいしくピスタチオPET270」を開発しました。新分野への取り組みでは、おつまみ市場への商品展開として、焼菓子技術を活かしたノンフライの新おつまみスナック「たらつま君」と「えびつま君」、衣掛け技術を活かした新食感豆菓子「クリスピーナッツ」を発売しました。健康食品の研究開発では、近年低糖質への注目度が高まっていることを鑑みて、配合、製造技術を応用し糖質を60%オフしながらおいしさを保持した「カーボバランス」シリーズ3品を発売しました。さらに、食のエネルギーバランスから脂質に着目し、中鎖脂肪酸油(MCT)を配合した「MCTプラスベイクドショコラ」を開発しました。今後も健康素材に注目し開発を進めてまいります。新規取り組みとしては、菓子飲料食品以外の分野において開発し、JIS T9001に適合した衛生用品「50枚入り不織布マスク」を発売しました。○ その他設備開発管理部では、新製品のための新しい機械及び装置の研究・開発とその軌道化、基幹設備更新時の新しい機構・機能の導入研究および機械開発とその軌道化、品質向上のための設備の根本的な見直しと研究・検証活動や設備改善、安全・安心のための各種検査装置等の開発および導入検証、省人化・収益性改善のための設備開発などに取り組みました。業務直販営業部では、直接販売を通して消費者との接点の拡大につながる新しい小売の形態について研究開発に取り組んでおります。複合食品自動販売機「プチモール」の設置活動に合わせて、コロナ禍における消費者のニーズの変化に対応しマスクや衛生用品を販売する雑貨自動販売機および環境対策機能やエンターテイメント性など付帯機能を付けた自動販売機の実現に向け、継続的に試作検証を行っております。新しい小売業態の研究開発については、ニュースマートリテール課において、「無人決済システムによる無人店舗」の研究開発に取り組んでおります。先端工学技術研究室では、IoT・ビッグデータ・AI等を活用した生産システムの構築による品質の安定・向上、生産性の向上、原材料のトレーサビリティ、フードセーフティーへの取り組み強化など、より一層の品質保証体制のレベルアップに取り組みました。 以上の結果、当連結会計年度の研究開発費は1,207百万円(対前期比101.0%)となりました。 (3) 研究開発の体制当社グループでは、以下の部署において取り組んでおります。
FY2021|2,097 文字
5【研究開発活動】(1) 研究開発の目的当社グループは「安全・安心・安定および健康」をお客様にお届けすることを目指し「品質保証第一主義」に徹した活動を行っております。新しい時代のニーズや少子高齢化への対応、生活習慣病予防のための商品開発、新素材開発の研究、おいしさと楽しさの追求、消費者ニーズや流通からの要請への迅速な対応、独創機械開発、新カテゴリーの創造、エリアの拡大、新チャネルの流通開拓を目的としております。 (2) 研究開発の課題と成果〇 基盤研究分野健康科学研究所では、食品領域研究と先端医療領域研究の2つを大きな柱として、新たな健康関連事業の基盤につながる研究開発に取り組みました。食品領域研究においては、ウィングラムエナジックウォーター摂取による運動時の体液保持、運動パフォーマンスの検証実験に取り組みました。また、健康志向の高まりに対応するため、低糖質ごはん米として販売している高アミロース米を応用する商品企画検証に取り組みました。また、新潟大学内に設置した寄附講座と連携し、ボイセンベリーポリフェノールの褐色脂肪細胞への有用性に関する研究を行い、成果の一部を日本抗加齢医学会総会にて発表しました。先端医療領域研究では、再生医療研究をサポートする技術開発の一環として、信州大学医学部との共同研究で得た「細胞の増殖制御技術」を基とした応用研究に取り組みました。臨床利用の多いヒト線維芽細胞およびヒト間葉系幹細胞の増殖制御培養方法を見出し、日本再生医療学会にて発表を行いました。 ○ 新製品開発分野製品開発部では「品質保証第一主義」を掲げ、“食”に対する安全、安心、安定を基に、お客様の健康へ寄与することのできる商品の開発を目指しています。社会環境やライフスタイルの変化に伴い、多様化するお客様のニーズにいち早く対応し、市場から求められる実質価値観の高い製品の開発に取り組みました。新たな製造技術開発としては、新食感のグミとして、小さな粒状グミを集めて成型し、本物のみかんのさのうの様な食感を表現した「プルプグミみかん味」を開発しました。また、ゲル化剤の配合技術により新食感デザートとして「食後の0kcalプレミアム」を開発しました。食感の差別化としてパフ入りのチョコレートを厚くサンドする製造機械を新たに製作し「ロアンヌチョコクランチ」を開発しました。技術の組合せの開発としては、成型技術、焼成技術の応用により、ひとくちサイズの個装されたカステラとして「ちいさなかすていら」を開発しました。自社主力商品の「ルマンド」の製造技術を活かし、原料を贅沢に使用して仕上げた「贅沢ルマンド」を開発しました。また、「アルフォート」シリーズでは、チョコレート比率を従来よりも高めてビスケットと組合せた「アルフォートミニチョコレートプレミアムたっぷりショコラ」を展開しました。素材開発の研究では、フリーズドライチーズを新たに採用し、焼菓子とナッツを組み合わせたおつまみ商品として「くつろぎバル」シリーズを開発しました。新分野への取り組みとして錠菓商品に取り組みました。口内消臭効果のある素材を活かした「食茶タブレット」と熱中症対策素材を配合した「ミネラル塩タブレット」を開発しました。また、新分野として参入した冷菓に「シルベーヌアイス」「ガトーレーズンアイス」を開発し、お菓子アイス市場の展開と定着化を図りました。健康食品の研究開発では、女性に不足しがちな食物繊維、カルシウム、鉄分を配合した「ナクア」シリーズを開発しました。健康志向の高まりに対応するため、健康素材の開発やロカボ、低糖質化にも取り組み、製品化を進めております。 ○ その他設備開発管理部では、新製品のための新しい機械及び装置の研究・開発とその軌道化、基幹設備更新時の新しい機構・機能の導入研究および機械開発とその軌道化、品質向上のための設備の根本的な見直しと研究・検証活動や設備改善、安全・安心のための各種検査装置等の開発および導入検証、省人化・収益性改善のための設備開発などに取り組みました。業務直販営業部では、複合食品自動販売機「プチモール」の設置台数増加に合わせて、新しいコンセプトやさらなる省エネルギー、脱エネルギーを目指した独自の自動販売機開発およびエンターテイメント性の高いデザインや付帯機能の研究・開発とその実現に向けた試作検証を継続的に行っております。先端工学技術研究室では、IoT・ビッグデータ・AI等を活用した生産システムの構築による品質の安定・向上、生産性の向上、原材料のトレーサビリティ、フードセーフティーへの取り組み強化など、より一層の品質保証体制のレベルアップに取り組みました。また、他業務においてもデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に向けて、データと先端デジタル技術を活用した実証実験や研究開発に取り組みました。 以上の結果、当連結会計年度の研究開発費は1,196百万円(対前期比96.8%)となりました。 (3) 研究開発の体制当社グループでは、以下の部署において取り組んでおります。
FY2020|2,276 文字
5【研究開発活動】(1) 研究開発の目的当社グループは「安全・安心・安定および健康」をお客様にお届けすることを目指し「品質保証第一主義」に徹した活動を行っております。新しい時代のニーズや少子高齢化への対応、生活習慣病予防のための商品開発、新素材開発の研究、おいしさと楽しさの追求、消費者ニーズや流通からの要請への迅速な対応、独創機械開発、新カテゴリーの創造、エリアの拡大、新チャネルの流通開拓を目的としております。 (2) 研究開発の課題と成果○ 栄養科学・新食糧、先端医療研究分野健康科学研究所では、栄養科学研究、食品生理機能研究、先端医療研究を通じて、健康関連事業の基盤づくりに取り組みました。栄養科学研究分野では、イソマルチュロース配合飲料摂取による運動後の体液・体温調節に及ぼす影響を検証し、日本体力医学会大会にて発表を行いました。また、「低糖質ごはん米」として販売しております高アミロース米の調理・加工による食後血糖応答変化と食味向上検証に取り組みました。食品生理機能研究分野では、信州大学医学部内に設置した寄付講座と連携し、食品摂取によるリンパ系を介した生体への有効性検証に取り組みました。また、新潟大学医学部との共同研究にてボイセンベリーポリフェノールによる血管内皮機能不全の改善効果およびポリフェノール成分による褐色脂肪の血管ネットワーク維持機能の解明に取り組み、日本抗加齢医学会総会にて発表を行いました。先端医療研究分野では、信州大学医学部との共同研究にて得た「細胞の増殖制御技術」を基とした応用研究に取り組み、ヒト多能性幹細胞(iPS/ES)用増殖制御基礎培養液「Xyltech(キシルテック)BOF-01」に次ぐ再生医療研究をサポートする技術開発研究に取り組みました。 ○ 新製品開発分野製品開発部では「品質保証第一主義」を掲げ、“食”に対する安全、安心、安定を基に、お客様の健康へ寄与することのできる商品の開発を目指しています。社会環境やライフスタイルの変化に伴い、多様化するお客様のニーズにいち早く対応し、市場から求められる実質価値の高い製品の開発に取り組みました。製造技術開発としては、世界的にマイクロプラスチックなどの廃プラスチックによる環境問題が深刻化するなか、プラスチックに代わる素材として、菓子製造技術を活かした筒状クッキーにストローのような吸い上げ機能を付加するという独自の製法技術(製法特許申請中)を開発し、ストローにも使える「コロネクッキー」を発売しました。また、マシュマロとグミの中間の食感を作り出すため、配合技術、製法技術の開発により新食感グミとして「グミモッツァヨーグルト味」を開発しました。新しい包装形態としてスパウトパウチ形態のフルーツ味のドリンクゼリーとして「ぎゅっ」を3品発売しました。技術の組み合せの開発としては、自社主力商品の「ルマンド」の薄焼きクレープ成型技術とチョコレートを均一にコーティングするレボリング技術を組み合わせた「ひとくちルマンド」を開発しました。また、キャラメル味のキャンデーチップをクッキー生地に配合することで味の発現と食感を差別化した「プチキャラメルクッキー」を開発しました。素材の組み合わせの研究では、果肉や果汁を従来品よりもたっぷり使用した「たっぷりアップルクッキー」「たっぷりパイナップルクッキー」を発売しました。また、健康感のある素材の大麦を配合した「大麦の香ばしクラッカー」を発売しました。健康食品の研究開発では、健康な体作りを目的とした高プロテイン市場が拡大するなか、菓子にも高プロテイン商品への需要が高まっています。大豆プロテインを多く含んだクッキーの「プロテインバーチョコレートクッキー(WG)」とスナックタイプの「プロテインチャージえんどう豆スナック(WG)」を開発しました。また、ロート製薬と提携した、健康素材を配合した「セノビックバーココア味」を発売しました。栄養補助食品の「スローバー」シリーズをターゲットに合わせた仕様に見直し「ウイングラム」ブランドとしてリニューアルしました。 ○ その他設備開発管理部では、新製品のための新しい機械および装置の研究・開発とその軌道化、基幹設備更新時の新しい機構・機能の導入研究および機械開発とその軌道化、品質向上のための設備の根本的な見直しと研究・検証活動や設備改善、安全・安心のための各種検査装置等の開発および導入検証、省人化・収益性改善のための設備開発などに取り組みました。業務直販営業部では、複合食品自動販売機「プチモール」の設置台数増加に合わせて、新しいコンセプトやさらなる省エネルギー、脱エネルギーを目指した独自の自動販売機開発およびエンターテーメント性の高いデザインや付帯機能の研究・開発とその実現に向けた試作検証を継続的に行っております。流通工学研究所では、IoT・ビッグデータ・AI等を活用した生産システムの構築による品質の安定・向上、生産性の向上、原材料のトレーサビリティ、フードセーフティーへの取り組み強化など、より一層の品質保証体制のレベルアップに取り組みました。また、他業務においてもデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に向けて、データと先端デジタル技術を活用した実証実験や研究開発に取り組みました。 以上の結果、当連結会計年度の研究開発費は1,235百万円(対前期比99.5%)となりました。 (3) 研究開発の体制当社グループでは、以下の部署において取り組んでおります。
FY2019|1,881 文字
5【研究開発活動】(1) 研究開発の目的当社グループは「安全・安心・安定および健康」をお客様にお届けすることを目指し「品質保証第一主義」に徹した活動を行っております。新しい時代のニーズや少子高齢化への対応、生活習慣病予防のための商品開発、新素材開発の研究、おいしさと楽しさの追求、消費者ニーズや流通からの要請への迅速な対応、独創機械開発、新カテゴリーの創造、エリアの拡大、新チャネルの流通開拓を目的としております。 (2) 研究開発の課題と成果○ 栄養科学・新食糧、先端医療研究分野健康科学研究所では、栄養科学研究、食品生理機能研究、先端医療研究を通じて、健康関連事業の基盤づくりに取り組みました。栄養科学研究分野では、スポーツ栄養食品開発研究の他、生活習慣病予防のための機能性米研究に継続して取り組みました。食品生理機能研究分野では、信州大学医学部内に設置した寄附講座と連携し、食品摂取によるリンパ系を介した生体への有効性検証に取り組んでおります。また、新潟大学医学部内に設置した寄附講座において、老化や加齢性疾患を早期段階で予防する先制医療をサポートするため、ポリフェノール素材の機能性評価研究を継続して実施しております。先端医療研究分野では、信州大学医学部との共同研究による「糖による細胞の増殖制御技術」を基とした応用研究を引き続き実施し、グループ会社の株式会社ブルボン再生医科学研究所で販売するヒト多能性幹細胞(iPS/ES)用増殖制御基礎培養液「Xyltech(キシルテック)BOF-01」に次ぐ再生医療研究をサポートする技術開発研究に取り組みました。 ○ 新製品開発分野製品開発部では「品質保証第一主義」を掲げ、“食”に対する安全、安心、安定した供給を基に、お客様の健康へ寄与することのできる商品の開発を目指しています。社会環境やライフスタイルの変化に伴い、多様化するお客様のニーズにいち早く対応し、市場から求められる実質価値の高い製品の開発に取り組みました。菓子分野の製造技術開発として、従来のグミ商品の製造方法よりも高含水を可能とする技術を開発し、新たな食感を実現したグミ「レヴォグミ」を発売しました。また、くるっと巻き上げたシガレットタイプのラングドシャクッキーの内側にチョコレートクリームを均一に充填する機械を開発し、「ショコラルーベラ」を発売しました。食品分野の製品開発として、シート状の生チョコレート「スライス生チョコレート」の製造技術を活用したマヨネーズ風味の新感覚調味料シート「スライスキッチン」を発売しました。手軽に使える調味料シートをコンセプトとし、今後の食品分野での拡大を目指します。素材の組み合わせの研究では、たっぷりのアーモンドをちりばめた板チョコレート「アーモンドラッシュ」の製造技術を応用し、フリーズドライいちごをふんだんに使用したいちごぎっしりの充実感チョコレート「ストロベリーラッシュ」を発売しました。健康食品の研究開発では、鉄、ビタミンなどの機能性成分を練りこんだクリームをチョコレートで包んだ機能性チョコレート「カカオサプリ」を開発しました。また、10種の野菜を練りこんだポテトスナック「ベジポテト」を発売しました。 ○ その他装備開発部では、新製品のための新しい機械および装置の研究・開発とその軌道化、基幹設備更新時の新しい機構・機能の導入研究および機械開発とその軌道化、品質向上のための設備の根本的な見直しと研究・検証活動や設備改善、安全・安心のための各種検査装置等の開発および導入検証、省人化・収益性改善のための設備開発などに取り組みました。自販機販売部では、複合食品自動販売機「プチモール」の設置台数増加に合わせて、新しいコンセプトやさらなる省エネルギー、脱エネルギーを目指した独自の自動販売機開発およびエンターテーメント性の高いデザインや付帯機能の研究・開発とその実現に向けた試作検証を継続的に行っております。先端工学技術研究所では、IoT・ビッグデータ・AI等を活用した生産システムの構築による品質の安定・向上、生産性の向上、原材料のトレーサビリティ、フードセーフティーへの取り組み強化など、より一層の品質保証体制のレベルアップに向けて先進技術情報の調査および導入検証、研究開発などに取り組みました。 以上の結果、当連結会計年度の研究開発費は1,242百万円(対前期比106.2%)となりました。 (3) 研究開発の体制当社グループでは、経営企画研究本部と開発開拓本部とに二分して取り組んでおります。
FY2018|2,204 文字
5【研究開発活動】(1) 研究開発の目的当社グループは「安全・安心・安定および健康」をお客様にお届けすることを目指し「品質保証第一主義」に徹した活動を行っております。新しい時代のニーズや少子高齢化への対応、生活習慣病予防のための商品開発、新素材開発の研究、おいしさと楽しさの追求、消費者ニーズや流通からの要請への迅速な対応、独創機械開発、新カテゴリーの創造、エリアの拡大、新チャネルの流通開拓を目的としております。 (2) 研究開発の課題と成果○ 栄養科学・新食糧、先端研究分野健康科学研究所では、栄養科学研究、食品生理機能研究、先端医療研究を通じて、健康関連事業の基盤づくりに取り組みました。栄養科学研究分野では、生活習慣病予防のための機能性食品素材(新形質米、植物由来素材等)の開発研究を通じて、穏やかに消化吸収される高アミロース米である「低糖質ごはん米」を発売しました。また、開発部門との連携により、機能性表示食品開発のための応用研究に取り組みました。食品生理機能研究分野では、昨年度に引き続き、信州大学医学部内に設置した寄附講座と連携し、食品素材機能の免疫系を介した新規評価系開発と、主に免疫賦活を目的とした食品素材に関する研究を行いました。また、新潟大学医学部内に設置した寄附講座においては、老化や老化関連疾患に対する先制医療をサポートするための基盤研究を実施しております。先端医療研究分野では、昨年度に引き続き信州大学医学部との共同研究である「糖による細胞の増殖制御技術」の応用研究を実施し、グループ会社である株式会社ブルボン再生医科学研究所にてヒト多能性幹細胞(iPS/ES)用増殖制御基礎培養液「Xyltech(キシルテック)BOF-01」を発売しました。また、再生医療のソースとなる様々な細胞の増殖を制御および細胞保存するための技術開発研究を行いました。 ○ 新製品開発分野製品開発部では食に対する安全・安心・安定および健康に寄与することを前提に、激しく変化する社会環境に伴い、変わりゆく生活スタイルに対応すべく、消費者のインサイトを捉え、お客様が要望しているものを創り出す製品開発と市場ニーズ・流通業界の要望にお応えするため、チャネル、ルートに則した新しい食シーンに対応した商品開発に取り組みました。新たな製造技術の開発展開として、専門店で人気のギモーブの様に果汁を高配合した、ジュワ~っと溶ける新食感マシュマロ「とろマロ」を発売しました。また、チョコレートにアーモンドをより多く加え、全面に均一に充填して成型する技術を高めた「アーモンドラッシュ」を発売しました。その他、クッキーでもナッツ素材をたっぷりと配合して成型する技術を開発し「チョコナッキ―」を発売しました。素材の組み合わせ研究ではチョコレートと焼菓子を組み合わせてサクッと軽く、口どけの良い「ショコラエリーゼ」を発売しました。健康意識の高まりから注目を集めているハイカカオチョコレートにヘルシー、美容で注目を集めている食用コスメオイルを組み合わせた「マカダミアオイル×チョコレート」を開発しました。新素材、新原料の研究開発として、地方の特産原料を活用し、石川県の地産原料である加賀伝統野菜の“五郎島金時”を使用した「北陸限定ディズニーアルフォート五郎島金時」、沖縄県久米島の特産品の“紅芋”を使用した「沖縄限定エリーゼ久米島の紅いも」「沖縄限定紅いもチップス」を発売しました。健康系の食品の研究開発では、アスリート向け栄養プログラム「ウィングラム」シリーズを提案し、「ウィングラムエナジックウォーター」「ウィングラムハイカーボ300」を産学連携で開発し、アンチドーピング認証も取得しました。また、同ウィングラムシリーズより成長期のジュニアに向けてロート製薬のセノビックとコラボし、骨の成長に着目した成分“ボーンペップ”を配合した「ウィングラムココア(セノビック)」「ウィングラムプロテインバー(セノビック)」を開発しました。 ○ その他装備開発部では、新製品のための新しい機械および装置の研究・開発とその軌道化、基幹設備更新時の新しい機構・機能の導入研究および機械開発とその軌道化、品質向上のための設備の根本的な見直しと研究・検証活動や設備改善、安全・安心のための各種検査装置等の開発および導入検証、省人化・収益性改善のための設備開発などに取り組みました。自販機販売部では、複合食品自動販売機「プチモール」の設置台数増加に合わせて、新しいコンセプトやさらなる省エネルギー、脱エネルギーを目指した独自の自動販売機開発およびエンターテーメント性の高いデザインや付帯機能の研究・開発とその実現に向けた試作検証を継続的に行っております。先端工学技術研究所では、IoT・ビッグデータ・AI等を活用した最新の生産システムの構築による品質の安定・向上、生産性の向上、原材料のトレーサビリティ、フードセーフティーへの取り組み強化など、より一層の品質保証体制のレベルアップに向けて先進技術情報の調査および導入検証、研究開発などに取り組みました。 以上の結果、当連結会計年度の研究開発費は1,169百万円(対前期比113.3%)となりました。 (3) 研究開発の体制当社グループでは、経営企画研究本部と開発開拓本部とに二分して取り組んでおります。
FY2017|2,098 文字
6【研究開発活動】(1) 研究開発の目的当社グループは「安全・安心・安定および健康」をお客様にお届けすることを目指し「品質保証第一主義」に徹した活動を行っております。新しい時代のニーズや少子高齢化への対応、生活習慣病予防のための商品開発、新素材開発の研究、おいしさと楽しさの追求、消費者ニーズや流通からの要請への迅速な対応、新カテゴリーの創造、独創機械開発、流通開拓を目的としております。 (2) 研究開発の課題と成果○ 先端研究、新食糧・栄養科学研究分野健康科学研究所では、先端医療研究、食品生理機能研究、栄養科学研究を通じて、健康関連事業の基盤づくりに取り組みました。先端医療研究分野では、グループ会社であるブルボン再生医科学研究所にて2017年度発売を予定している、ヒト多能性幹細胞(iPS/ES)用増殖制御基礎培養液「Xyltech(キシルテック)」BOF-01の基盤技術である「糖による細胞の増殖制御技術」の研究を行いました。食品生理機能研究分野では、信州大学医学部内に設置した寄附講座と連携し、食品素材機能の免疫系を介した新規評価系開発と主に免疫賦活を目的とした食品素材に関する研究を行いました。また、新潟大学医学部内に設置した寄附講座においては、老化や老化関連疾患に対する先制医療をサポートするための基盤研究を実施しております。栄養科学研究分野では、大学をはじめとする幅広い研究機関、スポーツ関連団体との連携を強化し、機能性糖類等を利用したスポーツ栄養食品の開発研究や、生活習慣病予防のための機能性食品素材(新形質米、植物由来素材等)の開発研究を行いました。また、開発部門との連携により、機能性表示食品開発のための応用研究に取り組みました。 ○ 新製品開発分野製品開発部では消費者の食に対する安全・安心・安定の要求の高まりの中で生活スタイルの変化に対応すべく、消費者のニーズ、インサイトを研究し、求められているものを創り出す製品開発と市場ニーズ・流通業界の要望にお応えするため、チャネル・ルートに則した新しい食シーンに対応した商品開発に取り組みました。 新たな製造技術による製品の開発展開として、チョコレート専門店で行われている表面加工したカラーリングチョコレートを量産化する技術を開発し、彩色チョコレート「パレットアートチョコレート」、「パールショコラ」を発売しました。 また、市場拡大しているグラノーラに対して、グラノーラを固める技術を開発し、使い勝手が良く、カロリーを見える化した「どこでも手軽にフルーツグラノーラ」を発売しました。ビスケットではパイ生地をひねる機械技術により、食感の差別化を図った「サクリス」を開発しました。豆菓子では新たな焙煎装置を導入し豆菓子の食感改善、くちどけアップを図りました。 素材の組み合わせ研究ではフルーツ果肉を凍らせても硬くならない技術を応用した「果肉の入った贅沢ソルベ」4品を開発し、新しいフルーツの食べ方を提案しました。健康感の高まりから注目を集めているハイカカオチョコレートにヘルシー、美容で注目を集めている食用コスメオイルを組み合わせた「ココナッツオイル×チョコレート」「オリーブオイル×チョコレート」を開発しました。 新素材、新原料の研究開発として、栃木県の地産原料である“スカイベリー”を使った「栃木限定ディズニーアルフォート」「ブランチュールミニDX濃厚いちごスカイベリー」、こだわりの塩“石垣の塩”を使った「ミネラル塩飴」を発売しました。 ○ 機能性食品分野機能性食品開発課では、機能性表示食品の研究開発を行った結果により「カラダみらい」シリーズの3品を開発し発売いたしました。 ○ その他装備開発部では、新製品のための新しい機械及び装置の研究・開発とその軌道化、工場再構築に伴い設備更新を含む新機械開発による生産性・品質向上のための設備開発、基幹設備更新時の新しい機構・機能の導入研究及び機械開発とその軌道化、品質向上のための設備の根本的な見直しと研究・検証活動や設備改善、安全・安心のための各種検査装置等の開発および導入検証、省人化・収益性改善のための設備開発などに取り組みました。自販機営業部では、複合食品自動販売機「プチモール」の設置拡大に合わせて、新しいコンセプトやさらなる省エネルギー、脱エネルギーを目指した独自の自動販売機開発およびエンターテーメント性の高いデザインや付帯機能の研究・開発とその実現に向けた試作検証を継続的に行っております。先端工学技術研究所では、IoT・ビッグデータ等を活用した最新の生産システムの構築による品質および生産性の向上、原材料のトレーサビリティ、フードディフェンスへの取り組み強化など、より一層の品質保証体制のレベルアップに向けて先進技術情報の調査および研究開発に取り組みました。 以上の結果、当連結会計年度の研究開発費は1,032百万円(前年同期比101.9%)となりました。 (3) 研究開発の体制当社グループでは、経営企画研究本部と開発開拓本部とに二分して取り組んでおります。
FY2016|2,524 文字
6【研究開発活動】(1) 研究開発の目的当社グループは「安全・安心・安定および健康」をお客様にお届けすることを目指し「品質保証第一主義」に徹した活動を行っております。新しい時代のニーズや少子高齢化への対応、生活習慣病予防のための商品開発、新素材開発の研究、おいしさと楽しさの追求、消費者ニーズや流通からの要請への迅速な対応、新カテゴリーの創造、独創機械開発、流通開拓を目的としております。 (2) 研究開発の課題と成果○ 先端研究、新食糧・栄養科学研究分野健康科学研究所では、先端医療研究、植物高付加価値化研究、食品機能研究、栄養科学研究を通じて、健康関連事業の基盤づくりに取り組みました。先端医療研究分野では、信州大学医学部との共同研究により、ヒト多能性幹細胞を用いた再生医療研究の普及を目的とした新規ツール開発に取り組みました。植物高付加価値化研究分野では、希少植物種の生長制御を目的とした研究を継続して行いました。食品機能研究分野では、信州大学医学部内に設置した寄附講座と連携し、食品素材機能の新規評価系開発と主に免疫賦活を目的とした食品素材に関する研究を行いました。また、新潟大学医学部内に設置した寄附講座においては、老化や老化関連疾患に対する先制医療をサポートするための基盤研究を実施しております。栄養科学研究分野では、大学をはじめとする幅広い研究機関、スポーツ関連団体との連携を強化し、機能性糖類等を利用したスポーツ栄養食品の開発研究や、生活習慣病予防のための機能性食品素材(新形質米、植物由来素材等)の開発研究を行いました。また、開発部門との連携により、機能性表示食品開発のための応用研究に取り組みました。 ○ 新製品開発分野製品開発部では消費者の食に対する安全・安心・安定の要求の高まりの中で生活スタイルの変化に対応すべく、消費者のニーズ、インサイトを研究し、求められているものを創り出す製品開発と市場ニーズ・流通業界の要望にお応えすべき、チャネル、ルートに則した新しい食シーンに対応した商品開発に取り組みました。 新たな製造技術による製品の開発展開として、新しい食シーンの提案として、生チョコレートをシート形状にした、“包んで”“型を抜いて”などのアレンジができるシート状のマルチスタイルスイーツ「スライス生チョコレート」を新たにチルド食品コーナーにて発売しました。これにより、通年で、生チョコレートを販売できるようになりました。 チョコレートでは大粒トリュフチョコレートに生チョコガナッシュを充填した高品質トリュフの研究を行い、「白トリュフチョコレート」「黒トリュフチョコレート」と和風タイプの「京トリュフチョコレート」の開発と、ビスケットでは素材感をいかした見た目がさつまいもそっくりな「まるdeおさつ」、米菓では玄米にこだわった新製法の米菓として「玄米仕込み」、豆菓子ではキャラメルキャンデーをたっぷりとコーティングした手作り感のあるPB商品「キャラメルアーモンド」など独自技法で高付加価値の高価格帯商品を開発しました。 素材の組み合わせ研究による新たな味、食感の商品として、パイとウエハースを組み合わせたバータイプ形状の「ミルフィーユバー」と高品質パッケージ商品の「ミルファス」、今、流行のグラノーラとチョコレートを組み合わせた「グラノーラチョコ」、ラスクとチョコレートの組み合わせにクッキーを組み合わせアレンジした「ラシュクーレショコラ」を開発しました。 新素材、新原料の研究開発としてチョコレートではサロンドショコラ等世界のチョコレート市場で注目を浴びている“ブロンドチョコレート”を用いた「アルフォートミニチョコレートブロンドミルク」「粉雪ショコラブロンドミルク」「リッチラムレーズンブロンドミルク」「リッチアーモンドブロンドミルク」等を他社に先駆けて発売しました。また、夏場市場の活性化のためにパインアップル味について研究を重ね、「ミニパインケーキ」「ロアンヌパイン」「エリーゼFSパイン&マンゴー」「フェットチーネminiFSイタリアングレープ&パイン」等を開発し新たな市場提案をしました。 ○ 新規事業参入当社は、長年培ってきた菓子製造の技術を活かし、アイスクリーム事業に新規参入を予定しております。まずは、当社のロングセラー商品である「ルマンド」を丸ごと入れた「ルマンドアイス」を平成28年8月、地域限定、販売ルート限定で発売を予定しております。 ○ 機能性食品分野機能性食品開発部では消費者の健康ニーズにお応えするため、シニア層の水分補給の実態を研究し、シニアにも飲みやすくおいしい水分、栄養補給ジュレ「彩果のしずく」を栄養機能表示食品として発売しました。また、機能性表示食品の研究開発を行った結果「カラダみらい」シリーズの3品を開発し消費者庁に申請し受理されました。 装備開発部では、新製品のための新しい機械及び装置の研究・開発とその軌道化、基幹設備の設備更新時の新しい機構、機能の導入研究及び機械開発とその軌道化、品質向上のための設備の根本的な見直しと研究・検証活動や設備改善、安全安心のための各種検査装置等の開発および導入検証、省人化・収益性改善のための設備開発などに取り組みました。自販機営業部では、複合食品自動販売機「プチモール」の設置拡大に合わせて、新しいコンセプトやさらなる省エネルギー、脱エネルギーを目指した独自の自動販売機開発およびエンターテーメント性の高いデザインや付帯機能の研究・開発とその実現に向けた試作検証を継続的に行っております。製造保証革新技術研究所では、IoT等を活用した最新の生産システムの構築による品質の向上、原材料のトレーサビリティ、フードディフェンスへの取り組み強化など、より一層の品質保証体制のレベルアップに向けて先進技術情報の調査および研究開発に取り組みました。以上の結果、当連結会計年度の研究開発費は1,012百万円(前年同期比105.8%)となりました。 (3) 研究開発の体制当社グループでは、経営企画研究本部と開発開拓本部とに二分して取り組んでおります。