博展(2173)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 81 | 2 | 1 | -2 | 7.6 | 26.3 | — | 27.8 |
| FY2016 | 93 | -3 | -4 | -9 | -41.1 | -96.3 | — | 16.8 |
| FY2017 | 118 | 5 | 2 | 5 | 22.2 | 61.6 | 14.0 | 20.2 |
| FY2018 | 129 | 5 | 1 | 7 | 7.6 | 9.9 | 16.0 | 24.7 |
| FY2019 | 129 | 6 | 4 | 2 | 32.6 | 51.9 | 20.0 | 28.3 |
| FY2020 | 73 | -6 | -2 | 3 | -19.4 | -24.3 | 17.0 | 21.9 |
| FY2021 | 106 | 5 | 8 | 10 | 43.6 | 97.2 | 0.0 | 36.5 |
| FY2022 | 139 | 7 | 6 | -2 | 27.8 | 72.1 | 10.0 | 40.3 |
| FY2023 | 131 | 10 | 7 | 5 | 25.7 | 88.4 | 27.0 | 34.5 |
| FY2024 | 188 | 14 | 10 | 9 | 29.7 | 64.5 | 19.0 | 42.5 |
バフェット流モート診断
総合スコア:3/25 主要モート:none 持続性:判定中
博展(2173)は、イベント・展示会・空間デザインの企画・制作・運営を手掛ける企業であり、特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、独占的IPによる明確な無形資産の優位性は確認できない。個別のクリエイティブ能力は存在するが、それが持続的な競争優位に直結するほどの無形資産として評価するのは難しい。
イベント・展示会・空間デザインにおいては、一度取引実績のある企業や、特定のクリエイティブテイストを持つ企業との間に一定の信頼関係や過去の実績に基づく安心感が生まれる可能性がある。しかし、クライアント側がコストやデザインの柔軟性を求めて他社へ乗り換えることも容易であり、スイッチング・コストは限定的である。
博展の事業モデルは、顧客との直接的な関係性やクリエイティブな成果に依存しており、ユーザーが増えることでサービスの価値が指数関数的に高まるようなネットワーク効果は発生しない。プラットフォーム型ビジネスとは異なり、参加者間の相互作用による価値向上は見られない。
イベント・展示会・空間デザイン業界は、人件費や資材費、外注費などがコストの大部分を占める。博展が構造的に競合他社よりも低コストで生産・提供できるような、規模の経済や独自の調達網、効率的なオペレーションによるコスト優位性は現時点では明確に確認できない。
博展はイベント・展示会・空間デザイン業界において一定の規模を持つ企業であり、複数のプロジェクトを同時に進行させる能力や、ある程度の調達力、人材確保力は有している。しかし、業界全体で見ると多数のプレイヤーが存在し、博展が業界規模に対して最適な少数寡占を形成しているとは言えず、効率規模の優位性は限定的である。
競合との比較優位
強気シナリオ
コロナ禍を経て、リアルイベントや体験型マーケティングへの需要が回復・拡大する。
博展が持つクリエイティブ力や企画力を活かし、DX(デジタルトランスフォーメーション)と連携した新たなソリューションを提供し、高付加価値化に成功する。
M&Aなどを通じて事業規模を拡大し、効率規模の優位性を高める。
弱気シナリオ(モート侵食)
景気後退や企業の広告宣伝費抑制により、イベント・展示会関連の需要が低迷する。
競合他社がより低価格で魅力的な提案を行い、博展の受注が減少する。
オンラインイベントやバーチャル空間での体験提供など、新たなマーケティング手法の台頭により、リアルイベントの重要性が相対的に低下する。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、博展がイベント・展示会・空間デザインという既存事業の枠を超え、持続的な競争優位性を構築できないことが真実でなければならない。具体的には、同社が持つクリエイティブなノウハウや顧客基盤が、競合他社による模倣や、より安価な代替サービス(オンラインイベント、バーチャル空間など)の台頭によって陳腐化し、価格競争に巻き込まれる状況が考えられる。また、DXとの連携や新規事業開発に失敗し、成長ドライバーを失うことも、長期的な競争力の低下に繋がるだろう。さらに、主要顧客である企業の業績悪化や、イベント予算の削減が常態化し、同社の売上・利益が継続的に圧迫されるシナリオも考えられる。これらの要因が複合的に作用し、同社が独自の価値を提供し続けられなくなることが、投資の失敗に繋がる。
5年後のモート予測
リアルイベント需要の回復とDX連携による高付加価値化が進み、売上・利益ともに堅調に成長。新規事業やM&Aによる事業拡大も期待される。
イベント市場の緩やかな回復に伴い、売上は微増傾向。コスト管理を徹底し、安定的な収益を維持する見込み。
景気後退やオンラインシフトの加速により、イベント需要が低迷。価格競争の激化により、収益性が悪化するリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 125億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 49.1% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 5年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 19.4% | |
| 6. 適度なPER | PER 6.5倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 2.51倍 |
合格数:2/7 部分的合格