事業の概要
- 総合設備工事きんでんグループは、電気工事(配電、ビル・工場、送電線、変電所など)、情報通信工事、空調管工事、内装設備工事、土木工事といった幅広い設備工事を手掛けています。これらの工事の設計から施工、保守管理までを一貫して提供することで収益を得ています。
- 海外展開と多角化国内だけでなく、米国、インドネシア、フィリピン、ベトナム、タイ、インド、アラブ首長国連邦など海外でも電気工事や空調管工事を展開し、グローバルに事業を拡大しています。また、風力発電事業や蓄電所事業といった環境関連事業にも投資し、収益源の多様化を図っています。
- グループシナジー連結子会社が車両リース・販売、保険代理業、不動産管理、給排水衛生工事、情報通信システム販売、風力発電、蓄電所保守管理など多岐にわたる事業を担っています。これにより、本業の設備工事を多方面からサポートし、グループ全体での効率的な事業運営と収益力強化を目指しています。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
- 電気・情報通信工事きんでんグループの主要な事業であり、配電工事、ビル・工場、送電線、変電所などの電気工事全般、および電気通信工事や計装工事といった情報通信工事を含みます。これはグループの収益の大部分を占める基幹事業であり、国内外で幅広く展開されています。
- 環境・設備工事空調管工事、内装設備工事、給排水衛生工事などが含まれます。また、風力発電事業や蓄電所事業といった環境関連の新規事業もこの領域に含まれ、持続可能な社会への貢献と新たな収益源の確保を目指しています。
- その他関連事業車両等のリース・販売、損害保険代理業、不動産の維持管理・賃貸、情報通信システム機器の販売、コンクリート電柱の運搬など、本業の設備工事を多角的にサポートする事業群です。これらはグループ全体の効率化と安定的な収益基盤の強化に寄与しています。
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
3【事業の内容】 当社グループは、当連結会計年度末現在、当社並びに被関連会社(その他の関係会社)1社・連結子会社25社・持分法適用関連会社1社・非連結子会社1社・持分法非適用関連会社4社により構成され、その主な事業内容と各関係会社等の当該事業に係る位置付けは次のとおりである。 当社は、電気工事(配電工事、ビル・工場等の一般電気工事、送電線工事、発変電所工事等)、情報通信工事(電気通信工事、計装工事等)、環境関連工事(空調管工事等)、内装設備工事及び土木工事並びにその他これらに関連する事業を営んでいる。〔被関連会社〕 関西電力㈱は、電気事業を営み、当社は同社から発電事業工事等を受注している。〔連結子会社〕 近電商事㈱は、当社事業活動上必要な車両等のリース・販売、各種損害保険代理業、不動産の維持管理・賃貸を中心に事業を営んでいる。 ㈱西原衛生工業所は、給排水衛生工事その他これらに関連する事業を営んでいる。 ㈱西原衛生工業所の子会社である西原工事㈱は、給排水衛生工事等の施工、保守管理を中心に事業を営んでいる。 ㈱FENは、電力・情報通信工事その他これらに関する事業を営んでいる。 ㈱北弘電社は、一般電気工事・電力工事及び機器販売に関する事業を営んでいる。 きんでん東京サービス㈱、きんでん中部サービス㈱、きんでん関西サービス㈱及びきんでん西日本サービス㈱は、当社が施工した一般電気工事等の保守管理、施工を中心に事業を営んでいる。 ダイトウ電気工事㈱は、一般電気工事等の保守管理、施工を中心に事業を営んでいる。 きんでんサービス㈱は、被関連会社である関西電力㈱の子会社である関西電力送配電㈱から当社に発注された配電工事等の周辺業務の請負を中心に事業を営んでいる。 ㈱きんでんスピネットは、情報通信システム機器の販売及びエンジニアリングを中心に事業を営んでいる。 白馬ウインドファーム㈱は和歌山県にて、白滝山ウインドファーム㈱は山口県にて、それぞれ風力発電事業を営んでいる。 しらまグリーンエナジー㈱は和歌山県にて、しらたきやまグリーンエナジー㈱は山口県にて、それぞれ風力発電の準備事業を行っている。 ㈱K2-BatOMは、蓄電所等の保守管理、その他これらに関する事業を営んでいる。 ユー・エス・キンデン・コーポレーションは、米国ハワイ州所在の持株会社であり、同州にて一般電気工事の設計、施工を営んでいるワサ・エレクトリカル・サービス・インクを所有している。 ピー・ティー・キンデン・インドネシアはインドネシアにて、キンデン・フィルス・コーポレーションはフィリピンにて、キンデン・ベトナム・カンパニー・リミテッドはベトナムにて、キンデン(タイランド)・カンパニー・リミテッドはタイにて、それぞれ一般電気工事・空調管工事の設計、施工を営んでいる。 アンテレック・プライベート・リミテッドは、インドにて一般電気工事の設計、施工を営んでいる。 インターナショナル・エレクトロ-メカニカル・サービス・カンパニーは、アラブ首長国連邦ドバイ首長国にて空調管工事・一般電気工事の設計、施工を営んでいる。〔持分法適用関連会社〕 ㈱近貨は、コンクリート電柱の運搬を中心に事業を営んでいる。〔非連結子会社〕 きんでん蓄電池ファンド合同会社は、蓄電所事業を投資対象とする投資事業有限責任組合の運営・管理を行っている。〔持分法非適用関連会社〕 ㈱サンユーは、消防設備工事等の施工、保守管理を営んでいる。 おおたかの森PFI㈱は、PFI事業を営むことを目的に設立された会社である。 以上述べた事項を事業系統図によって示すと、下図のとおりである。 ≪事業系統図≫ (注)当連結会計年度において、次のとおり変更があった。[連結子会社]・2025年4月1日に㈱北弘電社を子会社化し、新たに連結対象とした。・2025年9月1日にしらまグリーンエナジー㈱、しらたきやまグリーンエナジー㈱を設立し、新たに連結対象とした。・2025年12月15日に㈱K2-BatOMを設立し、新たに連結対象とした。[非連結子会社]・2026年3月16日にきんでん蓄電池ファンド(同)を設立した。
事業の優位性(モート)
事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2026時点の記載が出典です。
| 価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い | 弱い 民間工事の受注における最大の要素が価格となっており、熾烈な価格競争が行われているため。 |
|---|---|
| 参入障壁新規参入を阻む要因の種類 | 技術 工法・工具の改善から新技術の研究まで幅広い技術・技能の研究開発活動を行っている。 |
| 顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい | 高い(依存) |
| 景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか | シクリカル |
| 設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか | 混合 |
| 規制依存規制は障壁にも足枷にもなる | 中程度 |
会社が挙げる主要リスク:民間工事の価格競争の激化 / 政府、自治体等官公庁の方針による建設投資抑制 / 海外における経済情勢、法令・規則等の変更
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 11 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産★☆☆☆☆
きんでんは長年の実績と信頼を基盤とする建設業であり、特定のブランド力や特許による無形資産は限定的。公共事業や大手ゼネコンとの協業実績が信用を支えるが、直接的な無形資産の強みは薄い。
スイッチングコスト★★★☆☆
顧客は、インフラ整備や建物建設において、実績と信頼性のある業者を選好する傾向がある。一度契約した業者は、仕様変更や再度の業者選定の手間、コストを考慮すると、容易に乗り換えにくい。特に公共事業や大規模プロジェクトでは、この傾向が強い。
ネットワーク効果★☆☆☆☆
建設業において、特定のネットワーク効果は限定的。協力会社やサプライヤーとの関係は重要だが、それが直接的な競争優位性につながるほどの強力なネットワーク効果を生み出しているとは言えない。
コスト優位★★☆☆☆
規模の経済や効率化によるコスト優位性は存在するが、建設業全体として価格競争に晒される場面も多い。熟練工の確保や資材調達における交渉力は一定の強みとなりうるが、決定的なコスト優位性とは言えない。
規模の経済★★★★☆
売上高が6000億円超と大きく、公共事業から民間設備工事、住宅設備まで幅広い事業を展開している。これにより、多様なプロジェクトに対応でき、リスク分散も可能。大規模プロジェクトの受注能力は、規模の経済と相まって強みとなる。
- 幅広い事業領域と技術力電気工事を核に、情報通信、空調管、内装、土木工事まで多岐にわたる設備工事を一貫して提供できる総合力が強みです。これにより、顧客の多様なニーズに対応し、大規模かつ複雑なプロジェクトも受注できる技術基盤を持っています。
- 関西電力グループとの関係大口顧客である関西電力グループから、配電工事や電力工事などを継続的に受注しています。長年にわたる取引実績と信頼関係は、安定的な事業基盤を形成しており、他の追随を許さない強固な顧客基盤となっています。
- 国内外の拠点ネットワーク国内では地域に密着したサービス会社を展開し、きめ細やかな保守管理や施工を提供しています。さらに、米国、東南アジア、インド、中東にも拠点を持ち、グローバルなインフラ需要を取り込むことで、事業機会を拡大しています。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
経営戦略
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりである。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものである。 当期については、年度後半には中東情勢の緊迫化による物価上昇の懸念材料が発生したものの、総じて緩やかな回復基調が続き、企業業績も改善の動きがみられた。建設業界においても、建設コスト高騰等の影響があるものの、企業の投資意欲の底堅さもあり、建設需要は堅調に推移した。 このような景況下、当期における当社グループの連結業績については、完成工事高は7,507億4千2百万円(前期比6.5%増)、営業利益は902億5千6百万円(前期比48.0%増)、経常利益は944億9千3百万円(前期比46.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は694億4千7百万円(前期比47.0%増)となり、完成工事高及びすべての利益について、創業以来最高の実績を確保することができた。旺盛な建設需要、建設コストの価格転嫁の広がり、とりわけ「担い手三法改正」をはじめとする業界全体で「適正工期・適正金額の確保」に向けた動きが進んだ。当社グループにおいても、お客様のご理解はもとより、部門や地域を超えた連携による施工体制を構築することで、お客様、現場に真摯に向き合い対応してきたことが、このような業績に結びついたと考えている。 2021年に策定した中期経営計画『Sustainable Growth 2026 ~人、心、そして未来へ~』について、当社グループの持続的成長・発展に向け、2026年度成長Visionとして「連結7,000億円規模の経営」を掲げ、人と心を経営の根幹に置き、人的資本を軸とした経営を実践してきた。これまでの中期経営計画の取り組みを振り返ると、きんでん豊洲ビルの営業開始、新きんでん学園計画をはじめ、人財を軸とした様々な成長投資を進めてきた。事業領域拡大への投資として、株式会社FEN、株式会社北弘電社のグループイン、蓄電所関連における事業者としての参画に取り組んだ。統合報告書の作成をはじめ、社会への情報発信を通じたブランディングも進めてきた。また、経営執行役員制度を導入するなど、ガバナンス改革の推進を図ってきた。 資本政策においては、株主還元強化も含め、資本効率の向上に努め、株価・企業価値も大きく高まった。 業績面では、これまでの様々な取り組みが結実し、成長指標「売上高7,000億円程度・営業利益500億円程度」を2年前倒しで達成することができた。当期の業績も含め、当社グループは7,000億円規模の経営に資する体制へ成長を遂げてきたと考えている。これは会社としての枠組み・あるべき姿を追求してきた、その成果が形として表れてきたものであると考えている。 今期は中期経営計画の最終年度となる。これまでの取り組みをより深化させることで、実効性をさらに高めていく。そして中期経営計画の目的である「当社グループの持続的な成長と発展」に向けて、現在の事業規模を維持していく、そしてさらに伸ばしていく、そのために必要となる事業基盤の整備・拡充に引き続き注力していく。 2026年度の建設市場は、総じて堅調に推移する見通しであるが、中東問題をはじめとした世界情勢の先行きに強い不透明感があり、原油の供給・価格問題が幅広い分野に影響を及ぼす可能性もある。 そのような環境変化が見通しにくい状況下においても、これまで整備・拡充してきた事業基盤を基に、お客様に寄り添い、そのニーズにお応えし、レジリエンスの高い、内実ある強い会社を目指していく。そして、あらゆるステークホルダーと向き合い、価値を協創していくことで、持続的な成長・発展を目指していく。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりである。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものである。 当期については、年度後半には中東情勢の緊迫化による物価上昇の懸念材料が発生したものの、総じて緩やかな回復基調が続き、企業業績も改善の動きがみられた。建設業界においても、建設コスト高騰等の影響があるものの、企業の投資意欲の底堅さもあり、建設需要は堅調に推移した。 このような景況下、当期における当社グループの連結業績については、完成工事高は7,507億4千2百万円(前期比6.5%増)、営業利益は902億5千6百万円(前期比48.0%増)、経常利益は944億9千3百万円(前期比46.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は694億4千7百万円(前期比47.0%増)となり、完成工事高及びすべての利益について、創業以来最高の実績を確保することができた。旺盛な建設需要、建設コストの価格転嫁の広がり、とりわけ「担い手三法改正」をはじめとする業界全体で「適正工期・適正金額の確保」に向けた動きが進んだ。当社グループにおいても、お客様のご理解はもとより、部門や地域を超えた連携による施工体制を構築することで、お客様、現場に真摯に向き合い対応してきたことが、このような業績に結びついたと考えている。 2021年に策定した中期経営計画『Sustainable Growth 2026 ~人、心、そして未来へ~』について、当社グループの持続的成長・発展に向け、2026年度成長Visionとして「連結7,000億円規模の経営」を掲げ、人と心を経営の根幹に置き、人的資本を軸とした経営を実践してきた。これまでの中期経営計画の取り組みを振り返ると、きんでん豊洲ビルの営業開始、新きんでん学園計画をはじめ、人財を軸とした様々な成長投資を進めてきた。事業領域拡大への投資として、株式会社FEN、株式会社北弘電社のグループイン、蓄電所関連における事業者としての参画に取り組んだ。統合報告書の作成をはじめ、社会への情報発信を通じたブランディングも進めてきた。また、経営執行役員制度を導入するなど、ガバナンス改革の推進を図ってきた。 資本政策においては、株主還元強化も含め、資本効率の向上に努め、株価・企業価値も大きく高まった。 業績面では、これまでの様々な取り組みが結実し、成長指標「売上高7,000億円程度・営業利益500億円程度」を2年前倒しで達成することができた。当期の業績も含め、当社グループは7,000億円規模の経営に資する体制へ成長を遂げてきたと考えている。これは会社としての枠組み・あるべき姿を追求してきた、その成果が形として表れてきたものであると考えている。 今期は中期経営計画の最終年度となる。これまでの取り組みをより深化させることで、実効性をさらに高めていく。そして中期経営計画の目的である「当社グループの持続的な成長と発展」に向けて、現在の事業規模を維持していく、そしてさらに伸ばしていく、そのために必要となる事業基盤の整備・拡充に引き続き注力していく。 2026年度の建設市場は、総じて堅調に推移する見通しであるが、中東問題をはじめとした世界情勢の先行きに強い不透明感があり、原油の供給・価格問題が幅広い分野に影響を及ぼす可能性もある。 そのような環境変化が見通しにくい状況下においても、これまで整備・拡充してきた事業基盤を基に、お客様に寄り添い、そのニーズにお応えし、レジリエンスの高い、内実ある強い会社を目指していく。そして、あらゆるステークホルダーと向き合い、価値を協創していくことで、持続的な成長・発展を目指していく。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりである。 ①財政状態及び経営成績の状況ア)経営成績当社グループの完成工事高は、前連結会計年度に比べ456億8千3百万円増加し、7,507億4千2百万円(前期比6.5%増)となった。豊富な受注を背景に、期首手持工事高が前期を上回る状況でスタートし、当期の受注も引き続き堅調に推移し、工事進捗も順調に推移したことにより、当社及び国内・海外子会社共に完成工事高は増加した。完成工事総利益は、前連結会計年度に比べ441億8百万円増加し、1,769億1千1百万円(前期比33.2%増)となった。完成工事高が増加したことに加え、建設コストに対する客先の理解が進む市場環境において、生産性の向上や原価低減努力の結果などによる。販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ148億3千1百万円増加し、866億5千4百万円(前期比20.6%増)となった。ベースアップ等による人件費の増加、連結子会社の取得に伴うのれん償却費などが増加したことなどによる。営業利益は、前連結会計年度に比べ292億7千7百万円増加し、902億5千6百万円(前期比48.0%増)となった。経常利益は、前連結会計年度に比べ299億4千6百万円増加し、944億9千3百万円(前期比46.4%増)となった。親会社株主に帰属する当期純利益は、経常利益の増加に加え、投資有価証券売却益の増加などがあった一方、固定資産に係る減損損失を計上したことなどにより、前連結会計年度に比べ221億9千6百万円増加し、694億4千7百万円(前期比47.0%増)となった。完成工事高及び各利益は、前連結会計年度を上回った。 イ)財政状態(資産)流動資産は、前連結会計年度末と比べ59億7百万円減少し、4,977億4千8百万円(前年度末比1.2%減)となった。固定資産は、前連結会計年度末と比べ979億7千7百万円増加し、4,160億1千5百万円(前年度末比30.8%増)となった。株価上昇に伴う投資有価証券の増加や建物・構築物や土地の増加が主な要因である。これらの結果、総資産は、前連結会計年度末と比べ920億6千9百万円増加し、9,137億6千3百万円(前年度末比11.2%増)となった。 (負債)流動負債は、前連結会計年度末と比べ166億7千2百万円増加し、2,191億2千9百万円(前年度末比8.2%増)となった。未成工事受入金の増加が主な要因である。固定負債は、前連結会計年度末と比べ132億4千万円増加し、327億3千8百万円(前年度末比67.9%増)となった。繰延税金負債や資産除去債務の増加が主な要因である。これらの結果、負債合計は、前連結会計年度末と比べ299億1千2百万円増加し、2,518億6千8百万円(前年度末比13.5%増)となった。 (純資産)株主資本は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上や剰余金の配当、自己株式の取得及び処分の結果、前連結会計年度末と比べ432億9百万円増加し、5,721億2千6百万円となった。その他の包括利益累計額は、その他有価証券評価差額金の増加等により、前連結会計年度末と比べ191億1千2百万円増加し、892億3千9百万円となった。また、非支配株主持分は5億2千9百万円となった。これらの結果、純資産は、前連結会計年度末と比べ621億5千7百万円増加し、6,618億9千5百万円(前年度末比10.4%増)となりました。なお、自己資本比率は、前連結会計年度末より0.5ポイント下落し、72.4%となった。 ②キャッシュ・フローの状況営業活動によるキャッシュ・フローは、法人税等の支払等があったものの、税金等調整前当期純利益の計上等により、876億8千4百万円のプラス(前期は245億4千5百万円のプラス)となった。投資活動によるキャッシュ・フローは、固定資産の取得や連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得等により、598億8千4百万円のマイナス(前期は36億5百万円のプラス)となった。財務活動によるキャッシュ・フローは、自己株式の取得や配当金の支払等により、301億5千5百万円のマイナス(前期は249億7千6百万円のマイナス)となった。以上の結果、現金及び現金同等物は、前連結会計年度末より23億5千3百万円減少(前期は41億4千4百万円増加)し、1,823億8百万円となった。 ③生産、受注及び販売の実績 当社グループが営んでいる事業の大部分を占める設備工事業(建設事業)では生産実績を定義することが困難であり、設備工事業(建設事業)においては請負形態をとっているため販売実績という定義は実態にそぐわない。 なお、当社グループにおける受注及び販売の実績の大部分を提出会社が占めているため、提出会社個別の状況を参考のため記載すると、次のとおりである。 設備工事業(建設事業)における受注工事高及び完成工事高の状況a.受注工事高、完成工事高及び次期繰越工事高期別工事種別前期繰越工事高(百万円)当期受注工事高(百万円)計(百万円)当期完成工事高(百万円) 次期繰越工事高(百万円) 第111期(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)配電工事13,28978,38491,67377,15014,523一般電気工事335,112421,762756,874404,667352,206情報通信工事16,60743,81060,41844,59415,823環境関連工事50,18949,61899,80849,18650,621電力その他工事33,66425,58559,24920,31938,929計448,862619,1601,068,023595,918472,105第112期(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)配電工事14,52382,17296,69680,84515,850一般電気工事352,206480,193832,400405,157427,242情報通信工事15,82352,76268,58649,57519,010環境関連工事50,62154,856105,47853,29852,179電力その他工事38,92952,21291,14123,62767,514計472,105722,1971,194,302612,505581,797(注)1 前期以前に受注した工事で、契約の変更により請負金額の増減がある場合は、当期受注工事高にその増減額を含む。したがって、当期完成工事高にもかかる増減額が含まれる。2 次期繰越工事高は(前期繰越工事高+当期受注工事高-当期完成工事高)である。 b.受注工事高の受注方法別比率 工事の受注方法は、特命と競争並びに関西電力株式会社または関西電力送配電株式会社との配電関係工事請負契約によるものに大別される。期別特命競争請負契約計(百万円)(%)(百万円)(%)(百万円)(%)(百万円)(%)第111期(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)264,23742.7279,95045.274,97212.1619,160100.0第112期(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)399,16355.3243,67033.779,36211.0722,197100.0 c.完成工事高期別得意先完成工事高(百万円)(%)第111期(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)関西電力株式会社(注)85,30214.3株式会社大林組67,64111.4官公庁15,7312.6一般民間会社427,24271.7計595,918100.0第112期(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)関西電力株式会社(注)91,66215.0官公庁15,4312.5一般民間会社505,41082.5計612,505100.0(注)関西電力株式会社には関西電力送配電株式会社を含む。 また、第111期の完成工事高総額に対する割合が100分の10以上の相手先は、関西電力株式会社及び株式会社大林組のみであり、第112期の完成工事高総額に対する割合が100分の10以上の相手先は、関西電力株式会社のみである。 〇第111期完成工事のうち5億円以上の主なもの注文者工事名工事場所大成建設㈱虎ノ門2丁目地区(再)特定業務代行施設建築物建設工事(電気設備工事)東京都㈱竹中工務店NHK放送センター建替に伴う電気設備工事東京都法務省大阪医療刑務所新営(電気設備)工事大阪府㈱大林組うめきた2期区域開発事業のうち南街区賃貸棟建設に伴う電気設備工事大阪府関西電力送配電㈱須原大井線№31~№40(木曽幹線併架)改良工事・これに伴う除却工事長野県 〇第112期完成工事のうち5億円以上の主なもの注文者工事名工事場所北海道札幌市札幌圏消防救急デジタル無線システム更新工事北海道(株)大林組品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)4街区 新築電気設備工事東京都(地独)大阪市民病院機構総合医療センター受変電設備等更新工事(第1電気室他)大阪府JFEシビル・りんかい日産・合田・春名・シマ特定建設工事共同企業体(仮称)GLP ALFALINK尼崎Ⅰ南棟のうち電気設備工事兵庫県関西電力送配電(株)新加古川線改良工事ならびにこれに伴う除却工事 1工区兵庫県 d.手持工事高(2026年3月31日現在)得意先手持工事高(百万円)(%)関西電力株式会社33,2665.7官公庁30,0445.2一般民間会社518,48689.1計581,797100.0(注)関西電力株式会社には関西電力送配電株式会社を含む。 〇手持工事のうち5億円以上の主なもの注文者工事名工事場所完成予定年月国土交通省新たな国立公文書館・憲政記念館新築(R6)電気設備工事東京都2029年3月鹿島建設㈱世界貿易センタービルディング新本館・ターミナル新築電気設備工事東京都2027年3月最高裁判所大阪高地簡裁庁舎電気設備改修工事大阪府2028年3月㈱大林組(仮称)GSユアサ横江工場建設電気設備工事滋賀県2027年9月多奈川蓄電所(同)多奈川蓄電所建設工事大阪府2028年1月 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりである。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものである。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績は、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりである。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因としては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであり、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載している各要因が、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があると認識している。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報当社グループの資本政策については、下記のとおりである。 資本政策について ~株主資本コストを上回るROEの確保~当社は、「安定した財務基盤」の堅持を財務方針の基本としつつ、中期経営計画に基づき、当社の持続的な成長・発展に必要な「人財を軸とした成長投資」を実行している。これにより「きんでんブランドの向上」と中長期的なリターンの拡大を図るとともに、配当水準の段階的引き上げなどを通じてEquityの効率化をすすめ、株主資本コストを上回るROEの確保を目指している。 当社グループの資金需要のうち主なものは材料費、外注費等の施工に係る工事原価のほか、販売費及び一般管理費等の営業経費である。また、投資に係る主な資金需要は、設備投資やM&Aなど成長領域への投資である。当連結会計年度の固定資産の取得による支出額は535億9千7百万円であり、主な内容は、きんでん豊洲ビル開設、新きんでん学園計画に関する支出、工事用車両及び機械・工具の購入等である。また、当連結会計年度に実施した株式会社北弘電社の株式取得による支出額は190億2千1百万円である。今後の投資については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおり、利益創出能力の強化のため、事業基盤投資、成長領域への投資など、当社の持続的成長・発展に必要となる「人財を軸とした人財投資」を実行する方針である。株主還元については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」の「きんでんグループ中期経営計画」に記載のとおり、配当水準の段階的引き上げ(2023~2026年度の総額において配当性向40%を目安)及び財務状況等に応じた更なる株主還元強化としての機動的な自己株式取得(2023~2026年度の総額において総還元性向50~60%を目安)を実行し、株主還元の充実による自己資本の効率化を進めている。当該方針に基づく当連結会計年度の年間配当金は、1株当たり130円を予定しており、連結配当性向は37.1%、配当金総額は257億6千7百万円となる見込みである。また、当連結会計年度の自己株式取得額は、82億4千6百万円となり、連結総還元性向は、49.0%となった。引き続き、インカムゲインとキャピタルゲインを合わせたトータルリターンの向上を通じて、株主価値の向上に努めていく。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、主として自己資金及び営業活動によるキャッシュ・フローを基本としている。当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、876億8千4百万円の資金増加となり、当連結会計年度末における現金及び現金同等物残高は1,823億8百万円となった。これらの現金及び現金同等物は、主に普通預金、定期預金及び有価証券(譲渡性預金)により構成されており、流動性及び安全性を確保している。また、当連結会計年度末の株主資本は、5,721億2千6百万円となり、前連結会計年度末と比較して432億9百万円増加した。自己資本比率は、前連結会計年度末より0.5ポイント低下し、72.4%となった。以上のとおり、現時点において当社グループは、事業活動を円滑に遂行するために必要な資金の流動性及び財務の健全性を十分に確保していると認識している。 なお、当社は、2026年4月27日開催の取締役会において、自己株式の公開買付けによる取得及び自己株式の消却に係る事項を決議した。詳細については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な後発事象)(自己株式の取得、公開買付け)」に記載の通りである。今後も、安定した財務基盤を堅持しつつ、自己資本当期利益率(ROE)等の資本効率の向上を図り、当社の基本方針である株主還元の更なる強化を進めていく。 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであり、中期経営計画の成長指標である「売上高7,000億円程度・営業利益500億円程度」を2年前倒しで達成することができた。中期経営計画の目的はあくまで「当社グループの持続的な成長と発展、それに向けた事業基盤の整備・拡充」であり、2026年度以降も、引き続き計画を着実に推進し、より内実のある会社を目指していくとともに、資本市場をはじめマルチステークホルダーとの価値共創に取り組んでいく。また、2025年1月に公表した「中期経営計画における資本政策について ~資本市場との対話等を踏まえたUpdate~」において掲げたROE目標7%以上に対し、2026年3月期の連結ROE実績が11.0%となり、取組目標を上回る結果となった。 セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容については、当社の報告セグメントは設備工事業(建設事業)のみであり、当社グループにおける受注及び販売の実績の大部分を提出会社が占めているため、参考として、提出会社個別の事業の状況について記載する。 (個別の完成工事高)完成工事高は、前期より165億8千6百万円増加し、6,125億5百万円(前期比2.8%増)となった。得意先別は、関西電力㈱(関西電力送配電㈱を含む)が前期より63億6千万円増加し916億6千2百万円(前期比7.5%増)、関西電力グループが前期より38億2千5百万円増加し199億4千3百万円(前期比23.7%増)、一般得意先は前期より64億円増加し5,008億9千8百万円(前期比1.3%増)となった。工事種別は、配電工事が前期より36億9千5百万円増加し808億4千5百万円(前期比4.8%増)、一般電気工事が前期より4億9千万円増加し4,051億5千7百万円(前期比0.1%増)、情報通信工事が前期より49億8千1百万円増加し495億7千5百万円(前期比11.2%増)、環境関連工事が前期より41億1千1百万円増加し532億9千8百万円(前期比8.4%増)、電力その他工事が前期より33億8百万円増加し236億2千7百万円(前期比16.3%増)となった。配電工事の増加の主な要因は、関西電力送配電㈱の工事量が増加したこと、一般電気工事の増加の主な要因は、商業・娯楽施設等が減少したものの工場や物流施設等が増加したこと、情報通信工事の増加の主な要因は、構内通信等が増加したこと、環境関連工事の増加の主な要因は、事務所ビルや保健・医療施設等が増加したこと、電力その他工事の増加の主な要因は、発・変電所工事等が増加したことによる。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりである。
事業リスク
- 経済状況と価格競争電気設備工事の需要は、国内外の経済状況に大きく左右されます。特に民間工事では価格競争が激しく、建設需要の低迷や縮小が続けば、価格競争がさらに激化し、会社の業績や財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
- 資材費・外注費の高騰と為替変動工事に必要な資材の価格や、外部に委託する労務費が高騰すると、工事の採算性が悪化し、会社の利益を圧迫する可能性があります。特に急激な為替変動は、海外からの資材調達コストに影響を与え、業績に悪影響を及ぼすリスクがあります。
- 特定顧客への依存と設備投資抑制大口顧客である関西電力グループからの受注が、会社の営業収入の重要な部分を占めています。もし関西電力グループが設備投資を抑制する方針を打ち出した場合、きんでんグループの受注工事が減少し、業績や財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりである。 当社グループは、リスクの管理体制を「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等」に記載のとおり整備し、リスク管理機能の強化を図っている。 なお、文中の将来に関する事項は、提出日現在において当社グループが判断したものである。(1)経済状況 当社グループの営業収入のうち、重要な部分を占める電気設備工事の需要は、当社グループが受注している地域及び各国の経済状況の影響を受ける。当社グループでは「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおり、中期経営計画『Sustainable Growth 2026 ~人、心、そして未来へ~』を策定し、当社財産である「人と心」を経営の根幹に置き、人財を中心とした事業基盤の整備・強化を進めつつ、SDGs・ESGの観点も踏まえた「事業戦略」及び「環境戦略」「人財・働き方戦略」「コーポレート戦略」を展開している。① 民間工事の価格競争の激化 受注における最大の要素が価格となっており、熾烈な価格競争が行われている。建設需要が低迷・縮小を続けた場合、価格競争がより一層熾烈化し、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性が生じることになる。② 政府、自治体等官公庁の方針による建設投資抑制 政府、自治体等の建設投資抑制方針により、官公庁からの発注工事が減少した場合、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性が生じることになる。③ 海外における経済情勢、法令・規則等の変更 当社グループは、海外のインフラ設備を中心とする海外工事にも積極的に進出している。海外工事においては、当該国の経済情勢の変化や法令・規則等に変更があった場合、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性が生じることになる。④ 資材費及び外注費の高騰 予想以上の急激な為替変動等による資材価格及び外注労務単価の高騰は、工事の採算性を低下させることもあり、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性が生じることになる。⑤ 関西電力グループの設備投資抑制 当社グループは、大口得意先である関西電力グループから配電工事・電力工事等を受注して施工を行っている。そのために施工員、工事用車両、機械器具、事業所等を保有しており固定的に費用が生じている。今後、設備投資が抑制されると、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性が生じることになる。(2)得意先の倒産等による不良債権の発生 当社グループは、得意先と契約を締結して、契約条項に基づいて工事を施工し、入金を受けている。与信管理を強化しているが、得意先に倒産等があった場合、不良債権が発生することが予想され、多額の不良債権が発生すれば、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性が生じることになる。(3)大規模自然災害及び感染症の発生 大規模自然災害や感染症の大流行により、当社グループの設備(社屋、車両、工事機材等)や従業員が被害を受けたり、あるいは経済・社会が混乱した場合、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性が生じることになる。(4)機密情報の漏洩 当社グループは、事業活動を通じて得意先情報や個人情報等の機密情報を保有している。各情報の取扱いについては、法令等に則り適切に管理し、また情報セキュリティ確保に向けたシステムの構築及び従業員の意識向上に取り組んでいるが、外部からのサイバー攻撃等により機密情報が漏洩した場合、社会的信用の低下や損害賠償の発生等により、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性が生じることになる。(5)気候変動 気候変動を含む環境課題への対応を重要な経営課題の一つと認識し、2022年5月にTCFD提言への賛同を表明するとともに、「TCFDの枠組みに基づく情報開示」の中で気候変動に関連するリスクを特定しているが、これらのリスクが顕在化した場合、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性が生じることになる。