1898

世紀東急工業(1898)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

建設業 建設・資材

事業の概要

  • 主力事業
    舗装・土木工事を主とする建設事業が収益の柱です。
  • 舗装資材
    舗装に必要な資材の製造と販売も行っています。
  • グループ
    東急グループの一員として、グループ内での工事受注も安定的な収益源です。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
  • 建設事業
    道路やインフラの舗装・土木工事が中心で、売上・利益ともに最大の稼ぎ頭です。
  • 舗装資材製造販売事業
    舗装工事に必要なアスファルト合材などの資材を製造し販売しています。
  • その他事業
    売電事業や建設機械の販売・リースなども手掛けていますが、規模は小さいです。
2025-03 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
Construction 事業 804 81 10.0%
PavementMaterialManufacturingAndSales 事業 189 15 7.9%
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2025|623 文字
3 【事業の内容】当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、舗装・土木を主とする建設事業及び舗装資材の製造販売等を営んでいる当社(世紀東急工業㈱)、子会社12社、関連会社2社及びその他の関係会社2社で構成されております。 当社グループ各社の主な事業内容と当該事業における位置付けは次のとおりであります。なお、当社グループは東急㈱を中心とする東急グループの一員であります。 建設事業…………当社と子会社であるやまびこ工業㈱、みちのく工業㈱、新世紀工業㈱、クマレキ工業㈱、㈱孝松工務店、舗道工業㈱、舗栄建設工業㈱、日東道路㈱、STK PACIFIC CORPORATION及び中外エンジニアリング㈱、関連会社であるガルフシール工業㈱が営んでおります。その他の関係会社である東急建設㈱及び東急㈱からは、工事の一部を受注しております。舗装資材製造……販売事業当社と子会社である新世紀工業㈱、SEIKITOKYU MYANMAR ROAD COMPANY LIMITED及び関連会社である能登アスコン㈱が営んでおります。新世紀工業㈱及び能登アスコン㈱からは製造された舗装資材の一部を購入し、また、当社からも新世紀工業㈱へ同様の製品の一部を販売しております。その他……………当社は上記の事業の他にも売電事業等を営んでおります。子会社であるエス・ティ・サービス㈱は建設機械の販売及び自動車等のリース事業を営んでおり、当社はその一部を購入または賃借しております。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 弱い
仕入価格の上昇を製品価格に転嫁できない場合、経営成績に悪影響を及ぼす可能性があるため。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 規制
建設業法、独占禁止法、労働安全衛生法等による法的規制を受けているため。
顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい 中程度
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか シクリカル
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 混合
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 高い
会社が挙げる主要リスク:公共事業費の過度な縮減傾向 / 資材価格の変動 / 法的規制の新設や改廃
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 8 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産★☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

ブランド力や特許などの無形資産は、建設業においては限定的。東急グループの一員としての信用力は一定程度あるが、直接的な競争優位性とは言いにくい。

スイッチングコスト★★☆☆☆
根拠:中程度乗り換えの手間・コスト

建設プロジェクトにおいては、一度選定されたゼネコンを変更するコストやリスクは大きい。特に大規模案件では、顧客のスイッチングコストは高くなる傾向がある。

ネットワーク効果★☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

建設業におけるネットワーク効果は限定的。ゼネコン間の連携や、サブコン、資材業者との関係性は重要だが、直接的な顧客獲得への影響は小さい。

コスト優位★☆☆☆☆
根拠:弱い同じ物を安く作れる

建設業は一般的に規模の経済が働きやすいが、同社の規模で顕著なコスト優位性を築いているとは言えない。資材調達や効率化によるコスト削減努力は存在する。

規模の経済★★★☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

売上高900億円台規模であり、一定の事業規模を持つ。大規模プロジェクトの受注能力や、資材調達における交渉力で優位性を持つ可能性がある。

  • 東急グループ
    東急グループの一員であるため、グループ内からの安定した工事受注が見込めます。
  • 技術力
    長年の経験と実績に裏打ちされた舗装・土木技術が強みです。
  • 品質管理
    品質保証の国際規格認証を取得しており、高い品質管理体制を構築しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】(1) 会社の経営の基本方針当社は、「豊かな地域社会づくりに貢献する生活基盤創造企業」を標榜し、社会資本の整備を責務として事業を展開しております。当社グループにおいてはこの考え方をもとに、道路建設を主軸に土木、水利・環境、舗装資材の製造販売等の事業領域を確保し、社会基盤整備の担い手として、健全な発展と存続を目指しております。 (2) 中長期的な会社の経営戦略および対処すべき課題等道路建設業界におきましては、社会インフラの老朽化や自然災害の激甚化がみられるなかで、国土強靭化対策の推進等により公共投資は底堅く推移することが見込まれます。一方、人件費をはじめとした建設コストの上昇や将来の担い手不足などといった課題も顕在化しており、企業として健全に存続し、持続的に成長するためには、競争力の維持・向上は勿論のこと、人材確保に向けた施策やサステナビリティを巡る課題への取り組みが必要不可欠となっております。このような状況に対応するため、当社グループでは、『2030年のあるべき姿』を示す長期ビジョンを「人の成長と企業の成長を両立し持続可能な社会の実現に貢献する真に強靭な企業グループ」と定め、現在はビジョン実現に向けた第2フェーズとなる「中期経営計画(2024-2026年度)」に基づき、各種施策に取り組んでおります。当社グループでは、気候変動、人口減少等の社会課題を踏まえたサステナブル経営の推進も含め、本業の収益拡大・成長基盤の確立、将来の成長ドライバー創出(獲得)といった主要課題に全社を挙げて取り組み、引き続き、持続的な成長と中長期的な企業価値、株主価値の向上を目指し、変革を推し進めてまいります。 (長期ビジョン及び中期経営計画の概要)①長期ビジョン『2030年のあるべき姿』「人の成長と企業の成長を両立し 持続可能な社会の実現に貢献する 真に強靭な企業グループ」 □ 当社にとって最も重要な経営資源は「人」である。  従業員エンゲージメントの高い企業風土のもと、充実した教育体制により磨き上げられた従業員一人ひとりが実力を遺憾なく発揮することで、企業をさらに成長させていく。□ コロナ禍、自然災害等、予測不能な事態が頻発するなか、何かに備えるのではなく、基礎体力・危機対応力を向上させ「真の強靭化」を果たすことで、自らが持続可能な存在となる。□ 有事・平時を問わず、生活基盤創造企業として期待される責務を誠実に果たし続けることにより、持続可能な社会の実現に貢献する。 「基本方針」1.安定収益の拡大当社は、道路舗装を主とした建設事業および舗装資材製造販売事業において、近年、一定の利益を確保するに至ったが、これら本業における技術と経験を磨き上げ、さらなる競争力強化に努め、安定収益を拡大する。2.収益源の多様化当社の事業は、国内道路建設市場の動向に大きく影響を受けるため、既存事業の領域拡大、さらには新たな事業分野の開拓も視野に入れ、収益源の多様化に挑戦し、環境変化に強い企業体質づくりを推進する。3.人を基軸とした経営の実践競争力の源泉である「人」の育成コストを経費ではなく「投資」と捉え、人材の成長に取り組むとともに、多様な人材を確保し、活躍の場を提供することにより、当社グループの組織力向上を図る。4.新しい働き方の確立長時間労働の是正はもとより、職場環境の再整備、デジタル化による業務プロセス改善等を図り、従業員のワークライフバランスと、組織の生産性向上を両立させる新しい働き方を確立、定着させる。 5.経営・財務基盤の充実コーポレートガバナンスのさらなる改善やリスクマネジメントの強化、コンプライアンス重視の企業風土醸成等に継続的に取り組むとともに、財務健全性の確保および安定的な株主還元に努め、強靭で健全な経営・財務基盤を構築する。 『2030年のあるべき姿』重要業績評価指標(KPI)[連結]項 目2030年度目標(2021年5月策定時)2030年度目標(2024年5月更新)売上高1,000億円1,100億円営業利益80億円80億円当期純利益50億円50億円ROE10.0%10.0%自己資本500億円―総資産1,000億円―自己資本比率50.0%50%程度 ②中期経営計画(2024-2026年度)「個別戦略・重点施策」1. 本業のさらなる競争力強化による安定収益の拡大(建設事業)・施工実績の蓄積と対応体制の強化(国交省・高速道路会社発注工事)・インフラ老朽化対策、防災・減災分野、再生可能エネルギー事業への営業展開強化(舗装資材製造販売事業)・販売量確保に向けた地域戦略・低環境負荷商品の販売強化(常温合材販売の事業基盤強化)・優位性確保および環境対策を目的とした設備投資計画の実施(技術開発)・低炭素アスファルト混合物によるCO2低減技術など社会環境の変化を見据えた技術開発および高度な技術提案 2. 事業領域の拡大、新たな事業分野開拓への挑戦(社会インフラ整備における新しい技術と価値の提供)・道路インフラの長寿命化・リサイクル技術等環境関連技術の拡充(道路等包括的民間委託への取り組み継続)・発注者の抱える課題解決に向けた「事業モデル」の創出・道路の点検・診断技術等のブラッシュアップ(海外事業展開を含めた事業領域の拡大)・既存事業とのシナジーや事業領域・マーケットの拡大につながるM&A・提携等の推進・新たな事業分野開拓に向けた成長戦略の推進 3. 人材の「採用・定着・育成」における好循環の創出(積極的なD&Iの推進・エンゲージメント向上)・ダイバーシティ採用の推進および教育機関との結びつき強化による採用体制の強化・働きやすく働きがいのある「魅力ある職場づくり」を推進することによるエンゲージメントの向上(多様化する人材の能力向上)・多様化する人材に応じた柔軟なキャリア形成の推進および教育体系の充実化 4. 生産性向上に資する新しい働き方の確立(生産性の向上と業務効率化)・ICTの積極活用と業務のデジタル化および分業の加速(AI×人材=労働生産性向上)・働き手を支え、働き方を変えるAIの導入・社内業務の軽減 5. 強靭で健全な経営・財務基盤の構築(ステークホルダーからの信用・信頼の回復)・独占禁止法違反再発防止策の完全実施、その他法令順守の徹底(コーポレートガバナンスの強化)・非財務情報を含む情報開示のさらなる充実・サステナブル経営の推進(マテリアリティへの取り組みの展開) 「財務資本戦略」1. 持続可能な事業基盤構築に向けた継続的・戦略的投資の実施2. 財務健全性と資本効率のバランスに配慮したBSのコントロール3. DOE基準による、安定的かつ積極的な株主還元 「サステナブル重要テーマ(マテリアリティ)への取り組み」<『2030年のあるべき姿』の実現に向け目指す姿>(環境保全)・事業活動を通じた負荷低減、事業活動における負荷抑制の両面で環境に貢献(インフラ)・すべての人が安心・安全・快適に利用できるインフラの整備に貢献(自然災害)・災害発生時の復旧・復興工事を通じ、地域の経済活動・生活再建に貢献(地域住民)・良き企業市民、地域社会の一員として、より良い生活環境の実現に貢献(働きがい)・誰もが働きやすい環境の構築、担い手を惹きつける企業への変革(ガバナンス・コンプライアンス)・当社グループにとって最良のガバナンスを追求・コンプライアンス経営の推進により信頼を取り戻す 中期経営計画(2024-2026年度)主要経営指標[連結]項 目2026年度計画売上高1,000億円営業利益60億円当期純利益40億円ROE9.5%自己資本比率50%程度 文中における見通し、予想等の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において入手可能な情報に基づき当社グループが判断したものであり、様々な不確定要素が内在しているため、実際の結果と異なる可能性があります。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】(1) 会社の経営の基本方針当社は、「豊かな地域社会づくりに貢献する生活基盤創造企業」を標榜し、社会資本の整備を責務として事業を展開しております。当社グループにおいてはこの考え方をもとに、道路建設を主軸に土木、水利・環境、舗装資材の製造販売等の事業領域を確保し、社会基盤整備の担い手として、健全な発展と存続を目指しております。 (2) 中長期的な会社の経営戦略および対処すべき課題等道路建設業界におきましては、社会インフラの老朽化や自然災害の激甚化がみられるなかで、国土強靭化対策の推進等により公共投資は底堅く推移することが見込まれます。一方、人件費をはじめとした建設コストの上昇や将来の担い手不足などといった課題も顕在化しており、企業として健全に存続し、持続的に成長するためには、競争力の維持・向上は勿論のこと、人材確保に向けた施策やサステナビリティを巡る課題への取り組みが必要不可欠となっております。このような状況に対応するため、当社グループでは、『2030年のあるべき姿』を示す長期ビジョンを「人の成長と企業の成長を両立し持続可能な社会の実現に貢献する真に強靭な企業グループ」と定め、現在はビジョン実現に向けた第2フェーズとなる「中期経営計画(2024-2026年度)」に基づき、各種施策に取り組んでおります。当社グループでは、気候変動、人口減少等の社会課題を踏まえたサステナブル経営の推進も含め、本業の収益拡大・成長基盤の確立、将来の成長ドライバー創出(獲得)といった主要課題に全社を挙げて取り組み、引き続き、持続的な成長と中長期的な企業価値、株主価値の向上を目指し、変革を推し進めてまいります。 (長期ビジョン及び中期経営計画の概要)①長期ビジョン『2030年のあるべき姿』「人の成長と企業の成長を両立し 持続可能な社会の実現に貢献する 真に強靭な企業グループ」 □ 当社にとって最も重要な経営資源は「人」である。  従業員エンゲージメントの高い企業風土のもと、充実した教育体制により磨き上げられた従業員一人ひとりが実力を遺憾なく発揮することで、企業をさらに成長させていく。□ コロナ禍、自然災害等、予測不能な事態が頻発するなか、何かに備えるのではなく、基礎体力・危機対応力を向上させ「真の強靭化」を果たすことで、自らが持続可能な存在となる。□ 有事・平時を問わず、生活基盤創造企業として期待される責務を誠実に果たし続けることにより、持続可能な社会の実現に貢献する。 「基本方針」1.安定収益の拡大当社は、道路舗装を主とした建設事業および舗装資材製造販売事業において、近年、一定の利益を確保するに至ったが、これら本業における技術と経験を磨き上げ、さらなる競争力強化に努め、安定収益を拡大する。2.収益源の多様化当社の事業は、国内道路建設市場の動向に大きく影響を受けるため、既存事業の領域拡大、さらには新たな事業分野の開拓も視野に入れ、収益源の多様化に挑戦し、環境変化に強い企業体質づくりを推進する。3.人を基軸とした経営の実践競争力の源泉である「人」の育成コストを経費ではなく「投資」と捉え、人材の成長に取り組むとともに、多様な人材を確保し、活躍の場を提供することにより、当社グループの組織力向上を図る。4.新しい働き方の確立長時間労働の是正はもとより、職場環境の再整備、デジタル化による業務プロセス改善等を図り、従業員のワークライフバランスと、組織の生産性向上を両立させる新しい働き方を確立、定着させる。 5.経営・財務基盤の充実コーポレートガバナンスのさらなる改善やリスクマネジメントの強化、コンプライアンス重視の企業風土醸成等に継続的に取り組むとともに、財務健全性の確保および安定的な株主還元に努め、強靭で健全な経営・財務基盤を構築する。 『2030年のあるべき姿』重要業績評価指標(KPI)[連結]項 目2030年度目標(2021年5月策定時)2030年度目標(2024年5月更新)売上高1,000億円1,100億円営業利益80億円80億円当期純利益50億円50億円ROE10.0%10.0%自己資本500億円―総資産1,000億円―自己資本比率50.0%50%程度 ②中期経営計画(2024-2026年度)「個別戦略・重点施策」1. 本業のさらなる競争力強化による安定収益の拡大(建設事業)・施工実績の蓄積と対応体制の強化(国交省・高速道路会社発注工事)・インフラ老朽化対策、防災・減災分野、再生可能エネルギー事業への営業展開強化(舗装資材製造販売事業)・販売量確保に向けた地域戦略・低環境負荷商品の販売強化(常温合材販売の事業基盤強化)・優位性確保および環境対策を目的とした設備投資計画の実施(技術開発)・低炭素アスファルト混合物によるCO2低減技術など社会環境の変化を見据えた技術開発および高度な技術提案 2. 事業領域の拡大、新たな事業分野開拓への挑戦(社会インフラ整備における新しい技術と価値の提供)・道路インフラの長寿命化・リサイクル技術等環境関連技術の拡充(道路等包括的民間委託への取り組み継続)・発注者の抱える課題解決に向けた「事業モデル」の創出・道路の点検・診断技術等のブラッシュアップ(海外事業展開を含めた事業領域の拡大)・既存事業とのシナジーや事業領域・マーケットの拡大につながるM&A・提携等の推進・新たな事業分野開拓に向けた成長戦略の推進 3. 人材の「採用・定着・育成」における好循環の創出(積極的なD&Iの推進・エンゲージメント向上)・ダイバーシティ採用の推進および教育機関との結びつき強化による採用体制の強化・働きやすく働きがいのある「魅力ある職場づくり」を推進することによるエンゲージメントの向上(多様化する人材の能力向上)・多様化する人材に応じた柔軟なキャリア形成の推進および教育体系の充実化 4. 生産性向上に資する新しい働き方の確立(生産性の向上と業務効率化)・ICTの積極活用と業務のデジタル化および分業の加速(AI×人材=労働生産性向上)・働き手を支え、働き方を変えるAIの導入・社内業務の軽減 5. 強靭で健全な経営・財務基盤の構築(ステークホルダーからの信用・信頼の回復)・独占禁止法違反再発防止策の完全実施、その他法令順守の徹底(コーポレートガバナンスの強化)・非財務情報を含む情報開示のさらなる充実・サステナブル経営の推進(マテリアリティへの取り組みの展開) 「財務資本戦略」1. 持続可能な事業基盤構築に向けた継続的・戦略的投資の実施2. 財務健全性と資本効率のバランスに配慮したBSのコントロール3. DOE基準による、安定的かつ積極的な株主還元 「サステナブル重要テーマ(マテリアリティ)への取り組み」<『2030年のあるべき姿』の実現に向け目指す姿>(環境保全)・事業活動を通じた負荷低減、事業活動における負荷抑制の両面で環境に貢献(インフラ)・すべての人が安心・安全・快適に利用できるインフラの整備に貢献(自然災害)・災害発生時の復旧・復興工事を通じ、地域の経済活動・生活再建に貢献(地域住民)・良き企業市民、地域社会の一員として、より良い生活環境の実現に貢献(働きがい)・誰もが働きやすい環境の構築、担い手を惹きつける企業への変革(ガバナンス・コンプライアンス)・当社グループにとって最良のガバナンスを追求・コンプライアンス経営の推進により信頼を取り戻す 中期経営計画(2024-2026年度)主要経営指標[連結]項 目2026年度計画売上高1,000億円営業利益60億円当期純利益40億円ROE9.5%自己資本比率50%程度 文中における見通し、予想等の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において入手可能な情報に基づき当社グループが判断したものであり、様々な不確定要素が内在しているため、実際の結果と異なる可能性があります。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の概要① 経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用情勢の改善を背景に、緩やかな回復基調を辿りましたが、物価上昇の継続や米国の政策動向などへの懸念により、次第に先行きに対する警戒感が強まる展開となりました。 道路建設業界におきましては、高速道路各社によるリニューアルプロジェクトや、政府による「防災・減災、国土強靭化のための5か年加速化対策」の推進等により、工事の発注動向は底堅さを維持しましたが、ストレートアスファルトをはじめとした原材料価格が依然として高値圏で推移しており、予断を許さない事業環境となりました。 このような情勢のもと、当社グループでは、『2030年のあるべき姿』を示す長期ビジョンおよびその第2フェーズとなる「中期経営計画(2024-2026年度)」に基づき、事業基盤のさらなる強靭化に努めるとともに、社会課題解決に貢献するサステナブル経営の推進にも注力し、「真に強靭な企業グループへ」の変革を加速させてまいりました。 当連結会計年度における当社グループの業績につきましては、受注高(製品売上高およびその他の事業売上高を含む)は95,001百万円(前連結会計年度比1.0%減)、売上高は99,358百万円(同12.9%増)、経常利益は5,788百万円(同41.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は3,887百万円(同41.9%増)となりました。  セグメントの概況を示すと、次の通りであります。 なお、完成工事高、売上高および営業利益(セグメント利益)については、セグメント間の内部取引高等を含めた調整前の金額をそれぞれ記載しております。 「建設事業」 当連結会計年度の業績につきましては、受注高は76,009百万円(前連結会計年度比2.8%減)、完成工事高は80,366百万円(同14.3%増)、営業利益は8,070百万円(同45.0%増)となりました。 「舗装資材製造販売事業」 当連結会計年度の業績につきましては、製品売上高は33,935百万円(前連結会計年度比8.1%増)、営業利益は1,488百万円(同19.2%減)となりました。 「その他」 当社グループでは、建設事業および舗装資材製造販売事業のほか、自動車等のリース事業や売電事業などを営んでおり、その他の事業における売上高は972百万円(前連結会計年度比2.0%増)、営業利益は158百万円(同8.0%減)となりました。 ② 財政状態について「資産の状況」当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末と比較し6,513百万円増加の82,556百万円となりました。売上債権が増加したことなどにより流動資産は4,079百万円の増加となり、また、退職給付に係る資産の増加などにより固定資産は2,433百万円の増加となりました。 「負債の状況」当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末と比較し5,354百万円増加の40,863百万円となりました。前連結会計年度末における長期借入金のうちシンジケートローン契約による5,000百万円が1年以内に返済期日を迎えることから、当連結会計年度末においてはその全額を流動負債に組替えて表示したことなどにより、流動負債は7,942百万円の増加、固定負債は2,588百万円の減少となりました。 「純資産の状況」当連結会計年度末の純資産合計は、配当金3,283百万円の支払などの減少要因はありましたが、親会社株主に帰属する当期純利益3,887百万円を計上したことなどにより、前連結会計年度末と比較し1,159百万円増加の41,692百万円となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況「営業活動によるキャッシュ・フロー」 当連結会計年度におきましては、税金等調整前当期純利益5,410百万円を計上しましたが、売上が減少した前連結会計年度と比較し、売上高および工事施工高が順調に伸長し、売上債権が大幅に増加したことなどにより、営業活動によるキャッシュ・フローは、971百万円の資金減少(前年同期は10,949百万円の資金増加)となりました。 「投資活動によるキャッシュ・フロー」 当連結会計年度におきましては、アスファルト合材工場の設備更新や施工機械の取得、事務所の建替えに伴う支出などにより、投資活動によるキャッシュ・フローは1,339百万円の資金減少(前年同期は2,873百万円の資金減少)となりました。 「財務活動によるキャッシュ・フロー」 当連結会計年度におきましては、配当金の支払や長期借入金の返済による支出などにより、財務活動によるキャッシュ・フローは3,376百万円の資金減少(前年同期は2,823百万円の資金減少)となりました。 以上に加え、現金及び現金同等物に係る換算差額を調整した結果、当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は前連結会計年度の期末残高と比べ5,688百万円減少し、7,751百万円となりました。 ④ 生産、受注及び販売の状況イ. 受注実績 セグメントの名称当連結会計年度(百万円)(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)前年同期比(%)建設事業アスファルト舗装57,9441.2コンクリート舗装1,48031.4土木工事等16,584△16.3計76,009△2.8舗装資材製造販売事業18,9117.2その他81△8.0合計95,001△1.0 (注) セグメント間の内部取引については相殺消去しております。 ロ. 売上実績 セグメントの名称当連結会計年度(百万円)(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)前年同期比(%)建設事業アスファルト舗装59,81814.8コンクリート舗装1,55323.5土木工事等18,99412.1計80,36614.3舗装資材製造販売事業18,9117.2その他81△8.0合計99,35812.9 (注) 1 当社グループでは生産実績を定義することが困難であるため「生産の状況」は記載しておりません。2 主要相手先別売上状況    総売上高に対する割合が100分の10以上に該当する相手先は次のとおりであります。 前連結会計年度該当する相手先はありません。 当連結会計年度該当する相手先はありません。3 セグメント間の内部取引については相殺消去しております。 ハ. 建設事業における受注工事高、完成工事高及び繰越工事高 期別工種別前期繰越工事高(百万円)当期受注工事高(百万円)計(百万円)当期完成工事高(百万円)次期繰越工事高(百万円)前連結会計年度 (自 2023年4月1日至 2024年3月31日)アスファルト舗装22,41757,24379,66052,11427,546コンクリート舗装7361,1261,8631,257605土木工事等13,23119,81833,04916,93916,110計36,38478,189114,57370,31144,261当連結会計年度 (自 2024年4月1日至 2025年3月31日)アスファルト舗装27,54657,94485,49059,81825,671コンクリート舗装6051,4802,0861,553533土木工事等16,11016,58432,69418,99413,700計44,26176,009120,27180,36639,905 (注) 1 前期以前に受注した工事で契約の更改等により請負金額や工種に変更あるものについては、当期受注工事高にその増減額を含みます。2 次期繰越工事高は、(前期繰越工事高+当期受注工事高-当期完成工事高)に一致します。 なお、参考のため提出会社単独の事業の状況を次に示しております。(建設事業)a. 受注工事高の受注方法別比率工事の受注方法は特命と競争入札に大別されます。 期別区分特命(%)競争入札(%)合計(%)前事業年度 (自 2023年4月1日至 2024年3月31日)アスファルト舗装55.244.8100.0コンクリート舗装34.066.0100.0土木工事等72.227.8100.0当事業年度 (自 2024年4月1日至 2025年3月31日)アスファルト舗装61.738.3100.0コンクリート舗装44.455.6100.0土木工事等72.427.6100.0 (注) 百分比は請負金額比であります。 b. 完成工事高 期別区分官公庁(百万円)民間(百万円)合計(百万円)前事業年度 (自 2023年4月1日至 2024年3月31日)アスファルト舗装19,37128,01947,391コンクリート舗装7315261,257土木工事等3,91213,02616,939計24,01541,57365,588当事業年度 (自 2024年4月1日至 2025年3月31日)アスファルト舗装23,97030,60154,571コンクリート舗装1,0085441,553土木工事等5,32513,66818,994計30,30444,81475,118 前事業年度の完成工事のうち主なものは次のとおりであります。 工事名称発注者東北自動車道R4盛岡管内舗装補修工事東日本高速道路株式会社東北自動車道宇都宮管理事務所管内舗装補修工事東日本高速道路株式会社北陸自動車道(特定更新等)富山管内舗装補修工事(2020年度)中日本高速道路株式会社神戸総合運動公園ユニバー記念競技場改修工事神戸市令和4年度西条維持出張所管内舗装修繕他工事国土交通省中国地方整備局 当事業年度の完成工事のうち主なものは次のとおりであります。 工事名称発注者八戸自動車道R5八戸管内舗装補修工事東日本高速道路株式会社宮城県総合運動公園スタジアム等公認更新整備工事宮城県名神高速道路(特定更新等)一宮JCT~岐阜羽島IC間(上り線)舗装改良工事(2023年度)中日本高速道路株式会社京都高速道路事務所管内舗装補修工事(令和4年度)西日本高速道路株式会社舗装補修大規模修繕工事(2022-1-北)阪神高速道路株式会社 c. 手持工事高(2025年3月31日現在) 官公庁(百万円)民間(百万円)合計(百万円)18,81619,88438,701 手持工事のうち主なものは次のとおりであります。 工事名称発注者完成予定年月首都圏中央連絡自動車道神崎大栄舗装工事東日本高速道路株式会社2027年7月R6国道246号善波地区災害復旧その2工事国土交通省関東地方整備局2025年12月北陸自動車道他(特定更新等)富山管内舗装補修工事(2024年度)中日本高速道路株式会社2026年12月令和6年度玉島北部保守工事国土交通省中国地方整備局2026年3月令和6年度沖縄自動車道(特定更新等)那覇IC~西原IC間舗装補修工事西日本高速道路株式会社2027年1月 (舗装資材製造販売事業)製造及び販売状況 期別アスファルト合材その他売上金額(百万円)売上高計(百万円)生産実績(千t)売上数量(千t)売上金額(百万円)前事業年度(自 2023年4月1日至 2024年3月31日)1,5821,21312,7415,36018,101当事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)1,5481,20113,2336,14519,379 (注) 1 アスファルト合材の生産実績と売上数量との差異は、当社の請負工事に使用した数量であります。2 その他製品売上金額は、アスファルト乳剤、砕石等の販売による売上高であります。 (その他)売上状況前事業年度15百万円当事業年度14百万円 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討の内容① 経営成績について受注高については、過去10年間の最高値となった前年実績と比較すると減少したものの、売上高については、工事の進捗が順調であったことや、製品の販売価格が上昇したことなどにより、前年実績を上回りました。損益面については、人的資本投資の拡充等による費用の増加はあったものの、工事利益の大幅な改善により、前年実績を上回る結果となりました。当連結会計年度における当社グループの業績につきましては、受注高(製品売上高およびその他の事業売上高を含む)は95,001百万円(前連結会計年度比1.0%減)、売上高は99,358百万円(同12.9%増)、経常利益は5,788百万円(同41.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は3,887百万円(同41.9%増)となりました。 セグメントの経営成績につきましては、次の通りであります。「建設事業」建設事業におきましては、官公庁発注の大型工事の受注取り込みや、事業所の所在する地域顧客への営業強化に注力するとともに、インフラ老朽化対策や防災・減災分野等への営業展開にも取り組んでまいりました。また、現場における長時間労働の抑制や生産性の向上、業務効率化に向けたICT技術の活用も推し進めてまいりました。当連結会計年度の業績につきましては、受注高は76,009百万円(前連結会計年度比2.8%減)となりましたが、高速道路関連工事など複数の大型工事の施工が順調に進捗したことなどにより、完成工事高は80,366百万円(同14.3%増)となりました。また、損益面については、施工高の増加に伴い工事の生産性が向上したことにより、資材価格や人件費上昇の影響を吸収し、営業利益は8,070百万円(同45.0%増)となりました。 「舗装資材製造販売事業」舗装資材製造販売事業におきましては、原材料価格の高止まりが続くなか、製品需要の減少傾向が続き、厳しい事業環境となりましたが、製造コスト上昇分の販売価格への反映や、各拠点の市場規模・特性に応じた地域戦略の展開により、収益・販売量の確保に努めてまいりました。また、低環境負荷商品の販売強化にも取り組んでまいりました。当連結会計年度の業績につきましては、アスファルト合材の販売価格が一定程度上昇したことなどにより、製品売上高は33,935百万円(前連結会計年度比8.1%増)となりましたが、変動費上昇の影響を吸収するには至らず、また、販売数量の減少、人件費や償却負担の増加もあり、営業利益は1,488百万円(同19.2%減)にとどまりました。 「その他」当社グループでは、建設事業および舗装資材製造販売事業のほか、自動車等のリース事業や売電事業などを営んでおり、その他の事業における売上高は972百万円(前連結会計年度比2.0%増)、営業利益は158百万円(同8.0%減)となりました。 ② 財政状態について財政状態の概要につきましては、「(1) 経営成績等の概要 ② 財政状態について」に記載のとおりであります。当社グループでは、ここ数年、将来の健全な存続と持続的成長に向け、機械装置の更新や施工用機械の取得など事業の根幹を支える投資に注力しておりますが、かかる投資については、主に自己資金により行われており、当連結会計年度末における固定比率につきましては75.1%となっております。また、当連結会計年度末における純資産合計につきましては、配当金3,283百万円の支払などの減少要因はありましたが、親会社株主に帰属する当期純利益3,887百万円を計上したことなどにより、前連結会計年度末と比較し1,159百万円増加の41,692百万円となり、自己資本比率は50.5%となっております。なお、財政状態については事業全体で管理を行っており、セグメントごとでの記載が困難なため記載しておりません。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1) 経営成績等の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。当社グループでは、現行の「中期経営計画(2024-2026年度)」におけるキャピタル・アロケーション方針に基づき、株主還元、成長投資(設備投資及び戦略投資)、研究開発投資に3年間累計で220億円の支出を見込んでおります。株主還元につきましては、安定的・積極的な配当に努めることを基本方針とし、株主還元指標を「DOE[純資産配当率]6%を目標(2025年3月期については8%を目標)」と定めており、3年間の配当金支払額は85億円を見込んでおります。当社の株主還元の考え方につきましては、「第4 提出会社の状況 3 配当政策」に記載しております。成長投資につきましては、当社では、持続可能な事業基盤構築に向けた継続的・戦略的投資の実施が必要不可欠と考えており、工場・事務所・施工用機械等の維持更新および取得など、基幹事業の成長を目的とした設備投資に105億円、M&Aなどによる事業領域の拡大等を見据えた戦略投資に15億円の支出を見込んでおります。なお、計画初年度の投資額は、設備投資約15億円にとどまりましたが、引き続き、計画的かつ柔軟に、必要な投資を行ってまいります。研究開発投資につきましては、環境負荷低減やDX技術開発など、サステナブル課題への対応や生産性の向上に向けた研究開発に15億円の支出を見込んでおります。資金需要を満たすための財源については、営業活動によるキャッシュ・フローを基本としつつ、自己資本比率50%程度、DEレシオ0.3倍以下を目安に、長期借入、当座借越契約、コミットメントラインなどによる資金調達を行い、手元流動性を確保することも想定しております。当社では、運転資金を含む手元資金については、支出先行の事業モデル、請負工事の大型化・長期化の影響などを鑑み、月商の2倍程度の手元流動性は確保すべきと考えており、これらの考え方に基づき、信用格付「BBB+」相当を目安として、財務健全性の維持・向上を図っていく方針です。2025年3月末現在における現金及び現金同等物の期末残高は7,751百万円(前連結会計年度末は13,440百万円)、有利子負債残高は6,706百万円(前連結会計年度末は6,806百万円)、自己資本は41,692百万円(前連結会計年度末は40,533百万円)、DEレシオは0.16倍(前連結会計年度末は0.17倍)となっております。 ④ 中期経営計画における主要な計画数値について「中期経営計画(2024-2026年度)」における主要な経営指標の計画値および実績については以下のとおりです。計画2年目となる2025年度においては、期首における豊富な手持工事などを考慮し、売上高については1年前倒しでの計画値達成を目標としております。 主要経営指標[連結]項 目2024年度実績2025年度予想2026年度計画売上高993億円1,005億円1,000億円営業利益58億円59億円60億円当期純利益39億円39億円40億円ROE9.5%9.2%9.5%自己資本比率50.5%―50%程度 ⑤ 経営成績に重要な影響を与える要因当社グループでは、社会経済環境の不確実性が一層高まる状況において、本業のさらなる競争力強化はもとより、社会課題解決に向けたサステナビリティの推進など、中長期的な視点に立った経営の実践が重要であると認識しております。当社グループといたしましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおり、長期ビジョンおよび中期経営計画に掲げる各種施策の取り組みを真摯に推し進め、「豊かな地域社会づくりに貢献する生活基盤創造企業」として、社会に対する永続的な価値の提供と、中長期的な企業価値ならびに株主価値の向上を実現してまいります。なお、当社の業績に影響を与える可能性のある事項につきましては「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ⑥ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 文中における見通し、予想等の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において入手可能な情報に基づき当社グループが判断したものであり、様々な不確定要素が内在しているため、実際の結果と異なる可能性があります。

事業リスク

  • 公共工事依存
    公共工事の発注状況に業績が大きく左右される可能性があります。
  • 資材価格変動
    原油価格の変動によるアスファルトなど原材料費の高騰が利益を圧迫するリスクがあります。
  • 法的規制
    建設業法などの法規制の変更や行政処分が事業に悪影響を及ぼす可能性があります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2025|1,511 文字
3 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経済情勢について当社グループの事業内容のうち、主要な部分を占める建設事業および舗装資材製造販売事業の業績は、公共工事の発注動向に大きく影響されます。したがいまして、公共事業費の過度の縮減傾向は、当社グループの収益に悪影響を及ぼす可能性があります。また、同様の理由から取引先の経営状態が悪化した場合、貸倒れの発生等により当社グループの経営成績および財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (2) 資材価格の変動について当社グループで製造する舗装資材の主要な原材料はストレートアスファルトであり、原材料の仕入値は原油市場の動向に大きく左右されます。仕入価格の上昇を製品価格に転嫁できない場合、当社グループの経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。また、急激な需要動向の変化に伴う需給逼迫、あるいは為替の変動により資機材価格が上昇する可能性があるほか、建設事業につきましても同様に、資機材価格の高騰により利益率が低下する可能性があります。 (3) 法規制等について当社グループは事業を遂行するうえで、建設業法、独占禁止法、労働安全衛生法等による法的規制等を受けております。当社グループでは、各種マニュアルの策定、教育・研修および内部監査の実施等により、これらの法的規制等の順守に努めておりますが、コスト増加や事業上の新たな制約につながる法的規制の新設や改廃、適用基準の変更等があった場合、または法的規制による行政処分等を受けた場合には、経営成績および財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (4) 契約不適合責任について品質管理につきましては、品質保証に関する国際規格の認証を取得するなど、重要課題として取り組んでおりますが、当社グループの施工物件に契約不適合責任が発生した場合には、経営成績および財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (5) シンジケートローンならびに金利の変動について当社は安定的な金融取引体制の構築を目的として、金融機関数社との間にシンジケートローン契約を締結いたしておりますが、本契約には一定の財務制限条項が付されており、これらの条件に抵触した場合には期限の利益を喪失し、一括返済を求められる可能性があります。また、本契約による借入金残高は全て変動金利によるものであり、将来の金利情勢の動向により当社グループの経営成績が変動する可能性があります。 (6) 関係会社等に関する重要事項について当社は、その他の関係会社である東急株式会社および東急建設株式会社をはじめとする東急グループ各社との間で、工事受注等の取引を継続的に行っております。 (7) 国際事業の展開に伴うリスクについて国際事業を展開するうえで、海外諸国の政治・経済情勢、為替や法的規制等、事業環境に著しい変化が生じた場合、売上高の減少等、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (8) 感染症等の拡大に係るリスクについて感染症等の拡大により、建設事業における工事の中止や、舗装資材製造販売事業における工場の操業停止を余儀なくされる事態に至った場合、当社グループの経営成績および財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。また、工事の発注状況に大きな変動が生じた場合にも、(1)と同様の理由により悪影響を及ぼす可能性があります。

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