1860

戸田建設(1860)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

建設業 建設・資材

事業の概要

  • 主力事業
    建築と土木工事が収益の柱で、国内外で大規模な建設プロジェクトを手掛けています。
  • 多角化
    不動産開発、再生可能エネルギー、海外事業など、幅広い分野で収益源を確保しています。
  • グループ連携
    子会社や関連会社が専門分野を担い、事業全体の効率性と競争力を高めています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
  • 建設事業
    国内外での建築・土木工事が中心で、売上と利益の大部分を占める主力事業です。
  • 国内投資開発
    国内での不動産開発や賃貸、売買を手掛け、安定した収益に貢献しています。
  • 国内グループ会社
    子会社が建築・土木工事、設備工事、ビル管理など多岐にわたる事業を展開しています。
2025-03 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
Construction 事業 3,116 169 5.4%
Engineering 事業 1,171 75 6.4%
DomesticRealEstateInvestmentAndDevelopmentBusinessReportableSegment 地域 463 48 10.3%
DomesticAssociateCompaniesReportableSegment 事業 536 32 5.9%
OverseasAssociateCompaniesReportableSegment 事業 571 12 2.1%
EnvironmentEnergyReportableSegment 事業 9 -10 -115.3%
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2025|1,666 文字
3 【事業の内容】当社グループは、当社、子会社51社及び関連会社29社で構成され、建築事業、土木事業、国内投資開発事業、国内グループ会社が行う事業、海外グループ会社が行う事業及び環境・エネルギー事業を主な事業とし、その他各事業に付帯関連するPFI事業等を展開しております。当社グループが営んでいる主な事業内容、主な関係会社の当該事業に係る位置付け及びセグメント情報との関連は次のとおりであります。なお、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (セグメント情報等) 1 報告セグメントの概要」に記載された区分と同一であります。 (建築事業)当社が国内及び海外において、建築工事の施工等を行っております。 (土木事業)当社が国内及び海外において、土木工事の施工等を行っております。また、当社の持分法適用関連会社であるJapan Wind Farm Construction㈱が洋上風力施工船舶の保有等に関する事業を行っております。 (国内投資開発事業)当社が国内において、不動産の自主開発、売買及び賃貸等を行っており、連結子会社に対して、土地及び建物の賃貸を行うことがあります。また、国内連結子会社である戸田建設不動産投資顧問㈱が不動産投資の運用業務等を行っております。 (国内グループ会社事業)当社の国内連結子会社が国内において行っている事業であり、佐藤工業㈱及び昭和建設㈱他2社が建築及び土木一式工事の施工を、㈱アペックエンジニアリング他2社が建築設備工事の施工を、TGCゼネラルサービス㈱が人材派遣業及び建設資材納入等を、戸田道路㈱が土木工事の施工を行っており、当社は工事及び資材納入等の一部をこれらのグループ会社に発注しております。また、戸田ビルパートナーズ㈱がビル管理業、建築工事の施工、並びに不動産の売買、賃貸及び仲介等を行っており、その一部を当社が発注しております。その他、戸田ファイナンス㈱が当社及びグループ数社に対して資金貸付等を、東和観光開発㈱がホテル事業並びに商業施設及び温浴施設の運営を、TODA農房(同)他1社が農業事業を行っております。 (海外グループ会社事業)当社の海外連結子会社が海外において行っている事業であり、Thai Toda Corporation Ltd.、Toda Vietnam Co., Ltd.及びPT Tatamulia Nusantara Indah他11社が建築工事の施工等を、Tobic Co., Ltd.がBIM(Building Information Modeling)モデルの作成を行っております。また、Toda America, Inc.他2社がアメリカ合衆国において、PT Toda Group Indonesia他1社がインドネシア共和国において、不動産の売買及び賃貸を行っております。その他、Toda Asia Pacific Pte. Ltd.がアジア・オセアニア地域における事業の統轄管理をしており、Coherent Hotel Ltd.がニュージーランドにおいてホテル事業を行っております。(環境・エネルギー事業)TODA Investimentos do Brasil Ltda.他4社がブラジル連邦共和国において陸上風力発電事業を行っております。また、当社及び国内連結子会社である五島フローティングウィンドパワー(同)、五島フローティングウィンドファーム(同)並びにオフショアウィンドファームコンストラクション㈱が浮体式洋上風力発電事業を行っており、当社は工事及び業務の一部をこれらのグループ会社から受注しております。その他、フローティング・ウィンド・アグリゲーション㈱が電力卸供給事業を、戸田ソーラーエナジー深谷(同)が国内において太陽光発電事業を行っております。(その他の事業)子会社であるエスシーシー・ヒューマンコミュニティサービス㈱他がPFI事業の事業主体となっております。 事業の系統図は次のとおりであります。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 弱い
資材高騰の影響が強まっていると記載があり、コスト増加を価格転嫁しにくい可能性があるため。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 技術
ZEB達成やCO2吸収・固定化、浮体式洋上風力発電事業など、高度な技術開発を行っている。
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか 中程度
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 混合
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 中程度
会社が挙げる主要リスク:少子高齢化による就業者数の減少と高齢化 / 働き方改革関連法適用による労働力不足 / 資材高騰
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 10 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産★☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

戸田建設は長年の歴史と実績を持つゼネコンであり、ブランド力や信頼性は一定程度存在する。しかし、建設業特有の技術やノウハウは模倣されやすく、明確な特許や独自技術による強力な無形資産は限定的。

スイッチングコスト★★☆☆☆
根拠:中程度乗り換えの手間・コスト

建設プロジェクトは長期にわたり、顧客(発注者)との関係構築が重要。一度採用された建設会社は、その実績や信頼から継続して指名される可能性がある。しかし、入札競争が激しく、価格や提案力次第でスイッチングは起こりうる。

ネットワーク効果★☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

建設業におけるネットワークは、協力会社、資材供給業者、設計事務所など多岐にわたる。これらの強固な関係は事業遂行に不可欠だが、競合他社も同様のネットワークを構築しており、明確なネットワーク効果による競争優位性は薄い。

コスト優位★★☆☆☆
根拠:中程度同じ物を安く作れる

大規模プロジェクトの実行には、高度なプロジェクト管理能力、資材調達力、熟練した労働力の確保が求められる。これらのオペレーション効率の高さはコスト競争力に繋がる可能性があるが、建設資材価格の変動や人件費の高騰リスクも存在する。

規模の経済★★★★☆
根拠:強い規模が参入障壁になる

戸田建設は大手ゼネコンとして、大規模かつ複雑なプロジェクトを遂行する能力を持つ。豊富な資本力、多数の従業員、広範な設備投資により、中小企業には真似できない規模の事業展開が可能。これにより、より有利な条件での資材調達や、リスク分散が図れる。

  • 技術力
    洋上風力発電施設の建設など、高度な技術を要する事業にも対応できる強みがあります。
  • 事業範囲
    国内だけでなく海外にも展開し、多様な市場での事業機会を捉えています。
  • 不動産
    自社で不動産開発から賃貸まで一貫して手掛け、安定的な収益基盤を構築しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。(1) 中期経営計画2027について  TODAグループは、2021年に発表した「未来ビジョンCX150」(以下「CX150」)の実現に向けて、2024年度を最終年度とする「中期経営計画2024ローリングプラン」(2022年5月発表、以下「前中計」)に基づき、事業ポートフォリオの強化と持続可能な価値創造に取り組んでまいりました。 前中計では、CX150のフェーズ1「価値の源泉へのアクセス」を目的に、新本社ビル「TODA BUILDING」の建替え、地域創生を目指す「アグリサイエンスバレー常総」の開業、そしてカーボンニュートラルに向けた「五島市沖洋上風力発電事業(浮体式洋上風力発電事業)」の推進など、将来を見据えた成長投資を積極的に実施いたしました。また、一部の業績目標は未達となったものの、最終年度には建設事業の収益が回復基調に転じており、この勢いを新たな成長の推進力へと転換させてまいります。 このような成果と課題を踏まえ、さらに今後の不確実な経営環境に向け、確固たる強みを見極め展開し、TODAグループ独自の「突出価値」を創造していくことが不可欠であると認識しております。特に、営業・作業所における提供価値を高める「タテ展開」と、建設事業と戦略事業の連携を深める「ヨコ展開」を推進し、高収益化を目指していきます。また、人財のフロントシフト、デジタル・技術開発への投資を拡充するとともに、資本効率の向上を通じ、事業基盤を一層強固なものとしてまいります。 『中期経営計画2027』を通じて、CX150のフェーズ2「価値の再構築」を着実に推進し、皆様のご期待に応える持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を実現してまいります。※突出価値:TODAグループの独自の視点と最先端の技術に基づく、お客様の期待を超える突出した提供価値 1.基本方針 『見極め、つなぐ。』~ 発散から結束、価値の最大化へ ~・確固たる強みを見極め、総合知としての活用を通じて、競争優位に資するTODAグループ独自の価値(突出価値)を創造する。 ・営業・作業所等のフロントラインにおける価値提供(タテ展開)と、建設事業と戦略事業の協働による相互シナジー(ヨコ展開)によって高収益化を目指す。  ※ 総合知:多様な「知」が集い、新たな価値を創出する「知の活力」を生むこと(内閣府) 2 2027年度 グループ業績目標 (1) 連結売上高・営業利益等・収益成長(2024年度比:売上高+36.4%、営業利益+63.3%)とともに、資本効率を意識した経営(ROE10.0%以上)を推進していく。 2024年度実績2027年度目標24年度比連結売上高5,866億円8,000億円 程度  +36.4%営業利益266億円435億円 以上  +63.3%営業利益率4.5%5.4% 以上  +0.8%当期純利益251億円350億円 以上  +39.0%ROE(自己資本利益率)7.3%10.0% 以上  +2.7pt労働生産性(個別)1,493万円1,750万円 以上  +17.2% ※ 労働生産性=付加価値額(営業利益+総額人件費)÷社員数(期中平均、派遣社員等を含む) (2) 事業別売上高・利益・建設事業の収益成長と戦略事業の総合力によって業績目標の達成を計画する。 2024年度実績2027年度目標連結売上高5,866億円 8,000億円 建築事業3,581億円 4,300億円 土木事業1,271億円 1,500億円 戦略事業国内投資開発477億円 500億円 海外グループ会社574億円 900億円 環境・エネルギー9億円 70億円 国内グループ会社582億円 800億円 営業利益266億円[4.5]435億円[5.4] 建築事業168億円[4.7]220億円[5.1] 土木事業75億円[5.9]90億円[6.0] 戦略事業国内投資開発47億円[10.0]60億円[12.0] 海外グループ会社11億円[2.0]35億円[3.9] 環境・エネルギー▲10億円[-]5億円[7.1] 国内グループ会社31億円[5.4]35億円[4.4] ※ 連結売上高・営業利益には連結消去を含む※ [ ]は利益率 (3) 株主還元・直接的な利益還元と中長期的な株価上昇による株主還元を目指し、DOE3.5%以上、総還元性向70%程度とする。 前中計中期経営計画2027自己資本配当率(DOE)2.5% 以上3.5% 以上総還元性向40.0% 以上70.0% 程度 ※ DOE(自己資本配当率)=配当総額÷自己資本※ 総還元性向=総株主還元額(配当総額+自社株式取得総額)÷親会社株主に帰属する当期純利益 (ブランド価値資産向上への取り組み) 当社では、社会的に有用かつ当社グループのブランド力強化に不可欠となる資産をブランド価値資産と定義し、更に無形資産とESG価値に分類した上で、それらの向上に向けた投資を行いました。当事業年度のブランド価値資産に対する投資額は、ソフトウェアやデータベース等の情報化資産、特許・新技術の開発等の革新的資産、広告宣伝等の経済的競争力、気候変動対策等の環境分野を中心に、合わせて15,100百万円(前事業年度12,822百万円)となりました。今後も積極的な投資を通じて、ブランド価値資産の向上に努めてまいります。分類投資額対象ブランド価値資産(151.0億円)無形資産(93.5億円)情報化資産36.6億円ソフトウェア開発、データベースの構築等に関する投資を行いました。革新的資産23.7億円特許、新技術の開発等に関する投資を行いました。経済的競争力33.1億円人財育成や広告宣伝等に関する投資を行いました。ESG価値(57.4億円)E(環境)54.8億円気候変動対策等に関する投資を行いました。S(社会)2.2億円健康管理や地域社会への貢献等に関する投資を行いました。G(統治)0.3億円リスクマネジメント、コーポレート・ガバナンスの運用等に関する投資を行いました。 ※ 投資額は各項目における一般管理費と資産(資産計上額)の合計値 (2) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題今後の経済情勢は、緩やかに持ち直していくことが期待されますが、欧米諸国における政権交代による影響など、地政学的リスクについては、依然として不透明な状況が続いていくことが予想されます。建設業界においては、官公庁工事は底堅く推移し、民間工事も堅調に推移していくと見込まれますが、建設資材価格や労務需給の動向については、引き続き注視していく必要があります。新中期経営計画では、「中期経営計画2024ローリングプラン」における成果と課題を踏まえ、さらに今後の不確実な経営環境に向け、確固たる強みを見極め展開し、TODAグループ独自の「突出価値」を創造していくことが不可欠であると認識しております。本計画を通じて、CX150のフェーズ2「価値の再構築」を着実に推進し、引き続き、「未来ビジョンCX150」の実現に向けて、当社グループの企業価値の向上に努めてまいります。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。(1) 中期経営計画2027について  TODAグループは、2021年に発表した「未来ビジョンCX150」(以下「CX150」)の実現に向けて、2024年度を最終年度とする「中期経営計画2024ローリングプラン」(2022年5月発表、以下「前中計」)に基づき、事業ポートフォリオの強化と持続可能な価値創造に取り組んでまいりました。 前中計では、CX150のフェーズ1「価値の源泉へのアクセス」を目的に、新本社ビル「TODA BUILDING」の建替え、地域創生を目指す「アグリサイエンスバレー常総」の開業、そしてカーボンニュートラルに向けた「五島市沖洋上風力発電事業(浮体式洋上風力発電事業)」の推進など、将来を見据えた成長投資を積極的に実施いたしました。また、一部の業績目標は未達となったものの、最終年度には建設事業の収益が回復基調に転じており、この勢いを新たな成長の推進力へと転換させてまいります。 このような成果と課題を踏まえ、さらに今後の不確実な経営環境に向け、確固たる強みを見極め展開し、TODAグループ独自の「突出価値」を創造していくことが不可欠であると認識しております。特に、営業・作業所における提供価値を高める「タテ展開」と、建設事業と戦略事業の連携を深める「ヨコ展開」を推進し、高収益化を目指していきます。また、人財のフロントシフト、デジタル・技術開発への投資を拡充するとともに、資本効率の向上を通じ、事業基盤を一層強固なものとしてまいります。 『中期経営計画2027』を通じて、CX150のフェーズ2「価値の再構築」を着実に推進し、皆様のご期待に応える持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を実現してまいります。※突出価値:TODAグループの独自の視点と最先端の技術に基づく、お客様の期待を超える突出した提供価値 1.基本方針 『見極め、つなぐ。』~ 発散から結束、価値の最大化へ ~・確固たる強みを見極め、総合知としての活用を通じて、競争優位に資するTODAグループ独自の価値(突出価値)を創造する。 ・営業・作業所等のフロントラインにおける価値提供(タテ展開)と、建設事業と戦略事業の協働による相互シナジー(ヨコ展開)によって高収益化を目指す。  ※ 総合知:多様な「知」が集い、新たな価値を創出する「知の活力」を生むこと(内閣府) 2 2027年度 グループ業績目標 (1) 連結売上高・営業利益等・収益成長(2024年度比:売上高+36.4%、営業利益+63.3%)とともに、資本効率を意識した経営(ROE10.0%以上)を推進していく。 2024年度実績2027年度目標24年度比連結売上高5,866億円8,000億円 程度  +36.4%営業利益266億円435億円 以上  +63.3%営業利益率4.5%5.4% 以上  +0.8%当期純利益251億円350億円 以上  +39.0%ROE(自己資本利益率)7.3%10.0% 以上  +2.7pt労働生産性(個別)1,493万円1,750万円 以上  +17.2% ※ 労働生産性=付加価値額(営業利益+総額人件費)÷社員数(期中平均、派遣社員等を含む) (2) 事業別売上高・利益・建設事業の収益成長と戦略事業の総合力によって業績目標の達成を計画する。 2024年度実績2027年度目標連結売上高5,866億円 8,000億円 建築事業3,581億円 4,300億円 土木事業1,271億円 1,500億円 戦略事業国内投資開発477億円 500億円 海外グループ会社574億円 900億円 環境・エネルギー9億円 70億円 国内グループ会社582億円 800億円 営業利益266億円[4.5]435億円[5.4] 建築事業168億円[4.7]220億円[5.1] 土木事業75億円[5.9]90億円[6.0] 戦略事業国内投資開発47億円[10.0]60億円[12.0] 海外グループ会社11億円[2.0]35億円[3.9] 環境・エネルギー▲10億円[-]5億円[7.1] 国内グループ会社31億円[5.4]35億円[4.4] ※ 連結売上高・営業利益には連結消去を含む※ [ ]は利益率 (3) 株主還元・直接的な利益還元と中長期的な株価上昇による株主還元を目指し、DOE3.5%以上、総還元性向70%程度とする。 前中計中期経営計画2027自己資本配当率(DOE)2.5% 以上3.5% 以上総還元性向40.0% 以上70.0% 程度 ※ DOE(自己資本配当率)=配当総額÷自己資本※ 総還元性向=総株主還元額(配当総額+自社株式取得総額)÷親会社株主に帰属する当期純利益 (ブランド価値資産向上への取り組み) 当社では、社会的に有用かつ当社グループのブランド力強化に不可欠となる資産をブランド価値資産と定義し、更に無形資産とESG価値に分類した上で、それらの向上に向けた投資を行いました。当事業年度のブランド価値資産に対する投資額は、ソフトウェアやデータベース等の情報化資産、特許・新技術の開発等の革新的資産、広告宣伝等の経済的競争力、気候変動対策等の環境分野を中心に、合わせて15,100百万円(前事業年度12,822百万円)となりました。今後も積極的な投資を通じて、ブランド価値資産の向上に努めてまいります。分類投資額対象ブランド価値資産(151.0億円)無形資産(93.5億円)情報化資産36.6億円ソフトウェア開発、データベースの構築等に関する投資を行いました。革新的資産23.7億円特許、新技術の開発等に関する投資を行いました。経済的競争力33.1億円人財育成や広告宣伝等に関する投資を行いました。ESG価値(57.4億円)E(環境)54.8億円気候変動対策等に関する投資を行いました。S(社会)2.2億円健康管理や地域社会への貢献等に関する投資を行いました。G(統治)0.3億円リスクマネジメント、コーポレート・ガバナンスの運用等に関する投資を行いました。 ※ 投資額は各項目における一般管理費と資産(資産計上額)の合計値 (2) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題今後の経済情勢は、緩やかに持ち直していくことが期待されますが、欧米諸国における政権交代による影響など、地政学的リスクについては、依然として不透明な状況が続いていくことが予想されます。建設業界においては、官公庁工事は底堅く推移し、民間工事も堅調に推移していくと見込まれますが、建設資材価格や労務需給の動向については、引き続き注視していく必要があります。新中期経営計画では、「中期経営計画2024ローリングプラン」における成果と課題を踏まえ、さらに今後の不確実な経営環境に向け、確固たる強みを見極め展開し、TODAグループ独自の「突出価値」を創造していくことが不可欠であると認識しております。本計画を通じて、CX150のフェーズ2「価値の再構築」を着実に推進し、引き続き、「未来ビジョンCX150」の実現に向けて、当社グループの企業価値の向上に努めてまいります。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。① 財政状態及び経営成績の状況ア.財政状態の状況(資産の部)当連結会計年度末の資産合計は、現金預金、建設仮勘定、投資有価証券、土地が減少しましたが、受取手形・完成工事未収入金等、販売用不動産、建物・構築物が増加したことなどにより、前連結会計年度末と比較して515億円増加の9,235億円(5.9%増)となりました。(負債の部)当連結会計年度末の負債合計は、支払手形・工事未払金等が減少しましたが、未成工事受入金、有利子負債が増加したことなどにより、前連結会計年度末と比較して538億円増加の5,703億円(10.4%増)となりました。(純資産の部)当連結会計年度末の純資産合計は、保有する投資有価証券の売却などに伴うその他有価証券評価差額金の減少、配当金の支払、自己株式の取得などにより、前連結会計年度末と比較して23億円減少の3,531億円(0.7%減)となり、自己資本比率は37.1%となりました。 イ.経営成績の状況当連結会計年度の連結売上高については、前連結会計年度比12.3%増の5,866億円となりました。営業損益については、販売費及び一般管理費が501億円と前連結会計年度比11.0%増加しましたが、売上総利益が767億円と前連結会計年度比21.7%増加したことにより、営業利益は266億円と前連結会計年度比48.8%の増加となりました。経常利益については、290億円と前連結会計年度比14.1%の増加となりました。親会社株主に帰属する当期純利益については、251億円と前連結会計年度比56.4%の増加となりました。 各セグメントにおける業績は以下のとおりであり、各セグメントの業績については、セグメント間の内部売上高又は振替高を含めて記載しております。なお、当社グループは当連結会計年度よりセグメント利益又は損失の測定方法の変更を行っております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (セグメント情報等) 2 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法」をご参照ください。 (建築)売上高は3,581億円(前連結会計年度比10.0%増)となり、セグメント利益(営業利益)は168億円(前連結会計年度比158.7%増)となりました。当社個別の受注高については、国内官公庁工事が前事業年度比64.2%、国内民間工事が前事業年度比11.7%増加したことにより、4,459億円と前事業年度比18.0%の増加となりました。(土木)売上高は1,271億円(前連結会計年度比6.0%増)となり、セグメント利益(営業利益)は75億円(前連結会計年度比0.0%減)となりました。当社個別の受注高については、国内民間工事が前事業年度比64.7%減少しましたが、国内官公庁工事が前事業年度比111.9%増加したことにより、1,531億円と前事業年度比24.5%の増加となりました。(国内投資開発)売上高は477億円(前連結会計年度比108.2%増)となり、セグメント利益(営業利益)は47億円(前連結会計年度比20.7%増)となりました。 (国内グループ会社)売上高は582億円(前連結会計年度比8.3%増)となり、セグメント利益(営業利益)は31億円(前連結会計年度比64.1%増)となりました。(海外グループ会社)売上高は574億円(前連結会計年度比17.6%増)となり、セグメント利益(営業利益)は11億円(前連結会計年度比20.8%減)となりました。(環境・エネルギー)売上高は9億円(前連結会計年度比32.1%減)となり、セグメント損失(営業損失)は10億円(前連結会計年度は4億円のセグメント損失)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して269億円減少し、861億円となりました。(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動によるキャッシュ・フローは、264億円の資金増加(前連結会計年度は621億円の資金増加)となりました。売上債権の増加により463億円資金が減少しましたが、税金等調整前当期純利益が373億円、減価償却費が79億円、不動産事業支出金の増加により75億円、未成工事受入金の増加により200億円の資金が増加したことが主な要因です。(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動によるキャッシュ・フローは、611億円の資金減少(前連結会計年度は488億円の資金減少)となりました。政策保有株式の売却を進めたことなどに伴い165億円の資金が増加しましたが、新TODAビル建設、並びに浮体式洋上風力発電事業の推進などに伴う有形固定資産の取得により624億円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得により71億円の資金が減少したことが主な要因です。(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動によるキャッシュ・フローは、73億円の資金増加(前連結会計年度は10億円の資金増加)となりました。配当金の支払により86億円、自己株式の取得により50億円の資金が減少しましたが、成長投資の推進などに伴う資金調達と返済の収支差が215億円と収入超過となったことが主な要因です。 ③ 生産、受注及び販売の実績当社グループが営む事業の大部分を占める建築事業及び土木事業(以下「建設事業」という。)並びに国内投資開発事業においては生産実績を定義することが困難であり、かつ建設事業においては請負形態をとっているため販売実績という定義は実態にそぐいません。また、連結子会社が営む事業(国内グループ会社事業、海外グループ会社事業及び環境・エネルギー事業)においては受注生産形態をとっていない事業もあるため、当該事業においては生産実績及び受注実績を示すことができません。よって、「生産、受注及び販売の状況」に記載すべき項目は可能な限り、「① 財政状態及び経営成績の状況」において、セグメントごとに記載しております。なお、当社グループの営む事業の大部分を占める、提出会社の建設事業の状況は次のとおりであります。 建設事業における受注工事高及び完成工事高の状況ア.受注工事高、完成工事高及び次期繰越工事高期別区分前期繰越工事高(百万円)当期受注工事高(百万円)計(百万円)当期完成工事高(百万円)次期繰越工事高(百万円)前事業年度自2023年4月1日至2024年3月31日国内建築438,840375,629814,470286,968527,502国内土木279,272122,527401,799112,081289,718海外5492,6083,1581,4441,714計718,662500,7651,219,428400,493818,934当事業年度自2024年4月1日至2025年3月31日国内建築527,502445,743973,245310,880662,365国内土木289,718153,020442,738117,047325,691海外1,7142681,9828741,107計818,934599,0321,417,966428,802989,164  (注) 1 前期以前に受注した工事で、契約の変更により請負金額の増減がある場合は、当期受注工事高にその増減額を含みます。したがって、当期完成工事高にもかかる増減額が含まれます。2 次期繰越工事高は(前期繰越工事高+当期受注工事高―当期完成工事高)に一致します。 イ.受注工事高の受注方法別比率工事の受注方法は、特命と競争に大別しております。期別区分特命(%)競争(%)計(%)前事業年度自 2023年4月1日至 2024年3月31日国内建築32.167.9100国内土木22.078.0100海外12.187.9100当事業年度自 2024年4月1日至 2025年3月31日国内建築57.242.8100国内土木9.290.8100海外26.373.7100  (注) 百分比は請負金額比であります。 ウ.完成工事高期別区分官公庁(百万円)民間(百万円)計(百万円)前事業年度自 2023年4月1日至 2024年3月31日国内建築41,567245,400286,968国内土木83,08528,996112,081海外1,2402041,444計125,892274,601400,493当事業年度自 2024年4月1日至 2025年3月31日国内建築50,144260,736310,880国内土木91,27925,767117,047海外686188874計142,110286,692428,802  (注) 完成工事のうち主なものは、次のとおりであります。前事業年度の完成工事のうち請負金額20億円以上の主なもの・渋谷駅桜丘口地区市街地再開発組合 渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業に伴う建設工事・(学)東洋大学 東洋大学赤羽台キャンパス新校舎建設工事(敷地C)・デジタル東京2特定目的会社 (仮称)NRT12新築工事・安田不動産(株) 元京都市立植柳小学校跡地活用計画・流山綜合開発N特定目的会社 GLP ALFALINK流山4プロジェクト・日鉄興和不動産(株) (仮称)西麻布六本木通りビル建替計画他・厚木市森の里東土地区画整理組合 厚木市森の里東地区 基盤整備工事・(同)道北風力 道北風力発電事業 川南ウインドファーム建設工事・ 東日本高速道路(株) 関越自動車道東松山工事・ 交野市星田駅北土地区画整理組合 星田駅北地区土地区画整理事業 当事業年度の完成工事のうち請負金額20億円以上の主なもの・舞洲開発特定目的会社 (仮称)DPL大阪舞洲新築工事・(株)ジャパネットホールディングス (株)リージョナルクリエーション長崎 長崎スタジアムシティプロジェクト(Ⅱ・Ⅲ工区)・ラム特定目的会社 ESR南港OS1データセンター新築工事 ・泉大津市立病院 (仮称)新泉大津市立病院整備事業・(大)琉球大学 琉球大学(西普天間)医学部関係施設整備事業・サンライズ印西フォー特定目的会社 (仮称)サンライズ印西フォーDC建設工事・(独)鉄道建設・運輸施設整備支援機構 中央新幹線、上小山田非常口・国土交通省近畿地方整備局 大野油坂道路新長野トンネル野尻地区工事・国土交通省四国地方整備局 令和2-5年度窪川佐賀道路平串トンネル工事・環境省 令和5年度から令和6年度までの浜通り北支所管内仮置場復旧等工事 3 完成工事高総額に対する割合が100分の10以上の相手先別の完成工事高及びその割合は、次のとおりであります。前事業年度完成工事高総額に対する割合が100分の10以上の相手先はありません。 当事業年度完成工事高総額に対する割合が100分の10以上の相手先はありません。 ④ 次期繰越工事高(2025年3月31日現在) 区分官公庁(百万円)民間(百万円)計(百万円)国内建築119,881542,483662,365国内土木227,47898,212325,691海外1,073341,107計348,433640,730989,164  (注) 次期繰越工事のうち請負金額20億円以上の主なものは、次のとおりであります。・虎ノ門一丁目東地区市街地再開発組合 虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業に係る施設建築物新築工事・三菱地所(株) 道玄坂二丁目南地区計画 新築工事他・(学)聖マリアンナ医科大学 学校法人聖マリアンナ医科大学菅生キャンパス内施設リニューアル計画 ・(株)出雲村田製作所 株式会社出雲村田製作所 新生産棟建設工事 ・野村不動産(株) (仮称)野村不動産日本橋本町ビル新築工事 ・(株)福井村田製作所 セラミックコンデンサ研究開発センター及び付属棟新築工事・国土交通省関東地方整備局 横浜湘南道路トンネル工事・西日本高速道路(株) 新名神高速道路 宇治田原トンネル東工事・中日本高速道路(株) 東京外かく環状道路 本線トンネル(北行)東名北工事・東京都 城北中央公園調節池(一期)工事その2  (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容ア.財政状態の状況に関する認識及び分析・検討内容(資産の部)当連結会計年度末の資産合計は、現金預金が308億円、建設仮勘定が336億円、投資有価証券が225億円、土地が66億円減少しましたが、受取手形・完成工事未収入金等が484億円、資産の保有目的変更により販売用不動産が234億円、建物・構築物が730億円増加したことなどにより、前連結会計年度末と比較して515億円増加の9,235億円(5.9%増)となりました。建物・構築物の増加は、主に新TODAビルの完成によるものです。(負債の部)当連結会計年度末の負債合計は、支払手形・工事未払金等が39億円減少しましたが、未成工事受入金が205億円、成長投資の推進などに伴う資金調達により有利子負債が288億円増加したことにより、前連結会計年度末と比較して538億円増加の5,703億円(10.4%増)となりました。(純資産の部)当連結会計年度末の純資産合計は、親会社株主に帰属する当期純利益251億円を計上しましたが、保有する投資有価証券の売却などに伴うその他有価証券評価差額金の減少194億円、配当金の支払86億円及び自己株式の取得50億円などにより、前連結会計年度末と比較して23億円減少の3,531億円(0.7%減)となり、自己資本比率は37.1%となりました。 イ.経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容当連結会計年度の連結売上高については、手持ちの大型工事が進捗したことにより建築事業の売上高が増加し、また販売用不動産の売却額が増加したことにより国内投資開発事業の売上高が増加し、5,866億円と前連結会計年度比12.3%の増加となりました。営業損益については、主に当社の建築事業において採算性が向上したことや、国内投資開発事業において販売用不動産の売上総利益が増加したことなどから、売上総利益は767億円と前連結会計年度比21.7%の増加となりました。また、販売費及び一般管理費は主に人件費が増加し501億円と前連結会計年度比11.0%の増加となりましたが、営業利益は266億円と前連結会計年度比48.8%の増加となりました。 経常利益については、保有する投資有価証券の受取配当金などを営業外収益に計上し、290億円と前連結会計年度比14.1%の増加となりました。親会社株主に帰属する当期純利益については、環境・エネルギー事業において減損損失及び将来発生すると見込まれる損失を計上しましたが、政策保有株式の売却を進めたことによる投資有価証券売却益の計上により、251億円と前連結会計年度比56.4%の増加となりました。 各セグメントの状況及び分析は、以下のとおりとなります。なお、売上高にはセグメント間の内部売上高等を含めて記載しております。また、セグメント利益欄の( )はセグメント利益率を示しております。 (建築) 前連結会計年度当連結会計年度売上高3,255億円 3,581億円 セグメント利益(率)65億円(2.0%)168億円(4.7%) 当連結会計年度は、売上高が3,581億円と、前連結会計年度より10.0%増加し、セグメント利益は168億円となりました。受注時に適正な利益を確保した手持工事が順調に進捗したため、いずれも前連結会計年度より向上する結果となりました。当連結会計年度の主な取り組みとしては、資材価格の上昇や人手不足の影響が継続するなかで、適正工期の確保や採算性をより重視してまいりました。一方で、堅調な建設需要に応えるため、人員配置等の社内リソースの全体最適化を図ることで施工体制を強化しました。また、DX戦略の一環として生産プロセス改革やデータドリブンな経営への転換を本格化しております。今後、こうした取り組みを更に推進して生産性と収益性を高めながら、顧客の期待を上回る価値の提供を行ってまいります。 (土木) 前連結会計年度当連結会計年度売上高1,199億円 1,271億円 セグメント利益(率)75億円(6.3%)75億円(5.9%) 当連結会計年度は、売上高が1,271億円と前連結会計年度より6.0%増加しました。また、セグメント利益は75億円なりました。当連結会計年度の主な取り組みとしては、トンネル・シールド工事をはじめ、各工種・分野における技術開発と現場適用を進めてまいりました。また、再生可能エネルギーの需要が高まる中で、陸上風力発電工事の施工や、着床式及び浮体式洋上風力発電工事における技術開発、再エネ事業者との関係構築に注力してまいりました。引き続き、防災・減災、国土強靱化、老朽インフラの更新需要に対応するため、積極的な人財採用と技術者育成、生産性向上に向けた技術開発と作業所支援により、さらなる施工体制の強化に取り組んでまいります。 (国内投資開発) 前連結会計年度当連結会計年度売上高232億円 477億円 セグメント利益(率)39億円(16.9%)47億円(10.0%) 当連結会計年度は、売上高477億円と前連結会計年度より108.2%増加しました。セグメント利益は47億円と、前連結会計年度より20.7%増加しました。販売用不動産の売却増加により売上高及びセグメント利益が増加しております。当連結会計年度の主な取り組みとしては、東京都中央区京橋一丁目で建設を進めていた超高層複合ビル「TODA BUILDING」及び沖縄県浦添市におけるマルチテナント型物流倉庫「浦添ロジスティクスセンター」が竣工、開業しました。今後は、常総プロジェクトに次ぐ地域創生事業や、「TODA BUILDING」や「浦添ロジスティクスセンター」で得られる知見・ノウハウを活かした開発型案件の創出に取り組んでまいります。また、私募REITを活用した循環型投資モデルを構築することで、投資効率向上に努めてまいります。 (国内グループ会社) 前連結会計年度当連結会計年度売上高537億円 582億円 セグメント利益(率)19億円(3.6%)31億円(5.4%) 当連結会計年度は、売上高が582億円と前連結会計年度より8.3%増加しました。また、セグメント利益は31億円と、前連結会計年度より64.1%増加しました。主に戸田ビルパートナーズ株式会社(本社:東京都港区)における売上高及びセグメント利益が増加しております。当連結会計年度の主な取り組みとしては、グループ内の連携を強化し、収益力の向上に努めました。今後は、建設ノウハウが生かせる新領域の探索と挑戦を行い、企画・設計や維持管理・運営といった分野の強化を目指し、戸田建設グループ全体でのシナジー創出を図ってまいります。 (海外グループ会社) 前連結会計年度当連結会計年度売上高488億円 574億円 セグメント利益(率)14億円(3.0%)11億円(2.0%) 当連結会計年度は、売上高が574億円と前連結会計年度より17.6%増加しました。また、セグメント利益は11億円と、前連結会計年度より20.8%減少しました。タイ・インドネシアの建設子会社の手持ち工事の消化が進み売上高が増加した一方、ベトナムの建設子会社の売上高の減少による営業損失の計上によりセグメント利益が減少しました。当連結会計年度の主な取り組みとしては、Toda America, Inc.(本社:アメリカ合衆国)において、事業ポートフォリオの拡充を通じた経営基盤強化のため、カリフォルニア州にて植栽工事の施工と維持管理事業を展開するPlatinum Landscape, Inc.(本社:アメリカ合衆国)の事業を、2024年8月28日付けにて譲り受けました。今後も、東南アジア・オセアニア・北米地域において、持続的な成長のため既存事業の更なる強化を図るとともに、M&Aによる建設・不動産周辺領域の事業拡充などを推進してまいります。 (環境・エネルギー) 前連結会計年度当連結会計年度売上高13億円 9億円 セグメント利益(率)△4億円(-)△10億円(-) 当連結会計年度は、売上高が9億円と前連結会計年度より32.1%減少しました。また、セグメント損失は10億円となりました。ブラジル連邦共和国にて進める陸上風力発電事業における売電価格の低下により売上高及び利益が減少したこと、長崎県五島市沖における浮体式洋上風力発電事業に係る費用が先行したことなどにより、セグメント損失を計上しております。当連結会計年度の主な取り組みとしては、ブラジル連邦共和国において2期プロジェクトが完成に向け進捗し、長崎県五島市沖で進めている浮体式洋上風力発電プロジェクトを着実に推進してまいりました。今後、国内外における再生可能エネルギー事業の収益化を目指してまいります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報当社グループの資本の財源及び資金の流動性については以下のとおりであります。(キャッシュ・フローの状況)「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。(資金需要)当社グループにおける主な資金需要は、運転資金として工事施工に要する外注費等の工事費用、販売費及び一般管理費、並びに設備投資資金です。設備投資の概況については「第3 設備の状況 1 設備投資等の概要」をご参照ください。(資金の流動性)当社グループは、主要な連結子会社にキャッシュ・マネジメント・システム(CMS)を導入し、日本国内のグループ内資金を一元管理しております。各グループ会社のキャッシュ・フローを集中することにより資金の流動性を確保し、また、機動的かつ効率的にグループ内で配分することにより、リスク管理の強化及び金融負債の極小化を図っております。(資金調達の状況)主に自己資金の活用又は金融機関等からの借入金、コマーシャル・ペーパー及び社債の発行により資金を調達しております。重要な設備投資に係る資金調達方法については、「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画」をご参照ください。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

事業リスク

  • 労働力不足
    少子高齢化による建設業界の働き手不足が、事業運営に影響を与える可能性があります。
  • 資材価格高騰
    建設資材の価格上昇が続き、工事コストの増加により利益を圧迫するリスクがあります。
  • 海外事業
    海外での事業展開は、現地の政治経済情勢や為替変動の影響を受ける可能性があります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2025|502 文字
3 【事業等のリスク】当社グループの事業に関する経営成績及び、財務状況等に影響を及ぼす可能性のある主なリスク事項には以下のようなものがあり、これらの顕在化する可能性の時期や影響度合を認識した上で、発生回避と発生した場合の対策を以下のように考えております。また、当社におけるリスク管理の体制と枠組みについては、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1) コーポレート・ガバナンスの概要 ③ 企業統治に関するその他の事項」に記載しております。なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2025年6月25日)現在において当社グループが判断したものであります。 (注) ※印はリスクとなる事象が既に発生しつつあり、徐々に影響度合が高まっていくことを認識しております。 事業等のリスク(リスクマップ) ※( )内は(発生頻度,影響度)当社グループ事業においては、少子高齢化のさらなる進行による就業者数の減少と高齢化「働き方改革関連法」適用によって予想される労働力不足、資材高騰などの影響が強まっていることから、各種施策の実施により業績への影響の最小化に取組んでおります。

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