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やまや(9994)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

小売業 小売

事業の概要

やまやグループは、酒類や食料品の小売・卸売、および居酒屋を中心とした飲食業を主な事業としています。酒販事業では、自社店舗や通信販売で酒類や食料品を販売し、製造業者や卸売業者から仕入れた商品をグループ内外に卸売しています。また、自社で酒類や食料品の製造も行っています。外食事業では、チムニーやつぼ八といった居酒屋チェーンを運営し、商品やサービスを提供することで収益を上げています。つまり、酒類の流通と外食産業の二つの柱で成り立っている会社です。

出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成

やまやグループの事業は主に「酒販事業」と「外食事業」の二つのセグメントで構成されています。酒販事業は、やまやの店舗や通信販売で酒類や食料品を小売するほか、製造業者から仕入れた商品をグループ内外に卸売しています。また、自社での酒類製造も行っています。一方、外食事業は、チムニーやつぼ八などの居酒屋チェーンを運営し、飲食サービスを提供しています。最新年度の業績を見ると、酒販事業が売上1309.43億円、営業利益39.91億円と、外食事業の売上292.2億円、営業利益14.25億円と比較して、売上・利益ともに圧倒的に大きく、グループの稼ぎ頭であることが分かります。地域構成については、特に記載がないため、主に国内事業が中心と考えられます。

2025-03 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
LiquorBusinessReportableSegment 地域 1,309 40 3.0%
RestaurantBusinessReportableSegment 地域 292 14 4.9%
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2025|601 文字
3【事業の内容】当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)は、当社と連結子会社10社及び持分法適用関連会社1社で構成されております。当社、連結子会社及び持分法適用会社の、当社グループの事業における位置づけ及びセグメントの関連は、次のとおりであります。 (酒販事業)株式会社やまや(以下、「当社」という。)、やまや関西株式会社及びやまや東日本株式会社の店舗部門・通信販売において酒類及び食料品等の小売を行っております。やまや商流株式会社は、製造業者及び卸売業者より酒類及び食料品等を仕入し、当社、チムニー株式会社及び株式会社つぼ八への卸売を行うとともに、当社グループ外への卸売及び小売を行っております。大和蔵酒造株式会社は、酒類及び食料品の製造及び卸売をしており、連結子会社のやまや商流株式会社は、同社より酒類及び食料品を仕入しております。 (外食事業)チムニー株式会社は、株式会社紅フーズコーポレーション、めっちゃ魚が好き株式会社、大田市場チムニー株式会社を連結子会社とし、居酒屋を中心とした飲食業を営んでおり、商品・サービスの提供を行っております。株式会社つぼ八は、つぼ八酒類販売株式会社を連結子会社とし、居酒屋を中心とした飲食業を営んでおり、商品・サービスの提供を行っております。 事業系統図(2025年3月31日)当社及び連結子会社について、事業系統図によって示すと次のとおりであります。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 弱い
経済状況や競合他社の活動状況、顧客嗜好の変化、天候要因の影響を受けるため。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 規制
酒販事業では酒税法等、外食事業では食品衛生法、風営法、出入国管理及び難民認定法等の規制。
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか 中程度
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 混合
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 高い
会社が挙げる主要リスク:お客様対応などに関するリスク / 戦略的投資活動に関するリスク / 経済状況、競争、天候等による影響
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 7 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産★☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

「やまや」ブランドは一定の認知度を持つが、競合他社との差別化が限定的。PB商品の開発や独自性の強いプライベートブランドはまだ発展途上であり、強力なブランドエクイティや特許による保護は現時点では見られない。

スイッチングコスト★☆☆☆☆
根拠:弱い乗り換えの手間・コスト

酒類小売業という性質上、顧客が特定の店舗やブランドに強いこだわりを持つケースは限定的。価格や品揃え、利便性で競合に劣る場合、顧客は容易に他社へ移行する可能性がある。ロイヤルティプログラムの効果も限定的。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

酒類小売業において、ネットワーク効果が働くビジネスモデルは存在しない。顧客が増えることでサービスの価値が向上するような構造は見られない。

コスト優位★★☆☆☆
根拠:中程度同じ物を安く作れる

全国展開による仕入れ交渉力や、効率的な物流網の構築により、一定のコスト優位性を確保している可能性がある。しかし、競合他社も同様の取り組みを行っており、圧倒的なコスト優位性とは言えない。

規模の経済★★★☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

全国に約300店舗を展開しており、酒類小売業界においては一定の規模を持つ。これにより、仕入れにおける交渉力や、地域によっては店舗網による利便性を提供できている。しかし、業界全体で見ると、より大規模なスーパーマーケットチェーンや専門小売業との競争も存在する。

競争優位性(モート)の要約は、有報の事業内容・経営戦略から順次生成中です。

経営戦略

事業リスク

やまやグループは、お客様対応の不備によるブランド価値の低下や、新規出店・M&Aなどの戦略的投資が期待通りの成果を上げられないリスクを抱えています。また、経済状況の変動、競合他社の活動、顧客の嗜好変化、天候不順などが業績に影響を与える可能性があります。酒税法や食品衛生法などの法規制の変更や、地震・台風といった自然災害による事業活動の停止もリスクです。さらに、為替変動による輸入コストの増加、資金調達環境の悪化、人財確保の困難化、情報セキュリティ事故、商品の安全性問題、フランチャイズ加盟店の債務不履行、店舗の敷金・保証金回収不能、固定資産やのれんの減損損失も経営に影響を及ぼす可能性があります。

出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2025|3,394 文字
3【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。「事業等のリスク」における以下の記述は、「酒販事業」「外食事業」の両セグメントに係るリスクを当社グループのリスクとして記載しています。文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)お客様対応などに関するリスク当社グループでは、「お客様、お取引先、我々の主体性の三方を衡平に考え、経営理念実現のため、日々、この三方善の信条を以て考動する。」を行動規範としており、周知徹底を図っております。しかし、お客様をはじめとするステークホルダーの満足や信頼を損ない得る不測の事態が生じた場合、当社グループのブランド価値が低下し、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 (2)戦略的投資活動に関するリスク当社グループは、新地域、既存地域への出店やM&Aへの投資等の戦略的投資活動の推進に際して、意思決定のために必要かつ十分な情報収集と検討を実施し、合理的意思決定を行っております。しかし予期し得ない種々の環境変化等により、当初意図した成果が得られない場合には、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 (3)経済状況、競争、天候等による影響当社グループの事業は、経済状況や競合他社の活動状況、顧客嗜好の変化、天候要因等の影響を受けております。従って、今後の事業活動において、予期し得ない景気変動や競合他社の活動、顧客嗜好の変化の発生、天候不順等が、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 (4)法規制等に係るもの酒販事業セグメントでは、酒税法等、外食事業セグメントでは、食品衛生法、いわゆる風営法、出入国管理及び難民認定法等の規制等をはじめとする法規制や、品質に関する基準、環境に関する基準等、様々な法規制等の適用を受けております。今後、これらの法規制等の新設・改正にあたり、事業への直接的な影響が生じる場合、或いは、対応コストが生じる場合等には、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 (5)地震、台風、津波、豪雨、豪雪等の自然災害に関するリスク店舗・物流を含む事業拠点の主要施設には防火、耐震対策などを実施しており、災害などによって事業活動の停止或いは商品供給に混乱をきたすことのないよう努めております。当社グループの店舗・施設の周辺地域において予想を超える大地震、津波、風水雪害等の自然災害、火災等が発生し、商品及び店舗、物流等の施設、情報システム及びネットワークに物理的な損害が発生し、当社グループの販売活動や物流・調達活動が阻害された場合、また人的被害が発生した場合、或いは、周辺のお客様自体が来店できないような場合は、当社グループの事業、財務状況及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)為替変動による影響当社グループは、酒類を中心とした海外の嗜好品の逸品・銘品・美味品を自社或いは関連会社が輸入し直販しておりますが、中長期の不測の為替変動が生じた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 (7)資金調達及びコストに関するリスク当社グループでは、資金調達リスクの最小化を企図し、各部署からの報告に基づき経理部が適時に資金計画を作成・更新するとともに、手許流動性の維持などにより流動性リスクを管理しております。資金調達については国内市場での社債の発行等を含め、直接・間接調達市場における資金調達手法の多様化を考えております。しかしながら、金融市場の混乱等によって金融機関が貸出方針を変更した場合や、市場心理が後退した場合、及び市中金利の上昇等、調達環境が著しく悪化する場合は、機動的な調達が困難になるほか、調達コストが増加する可能性があり当社グループの事業、財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (8)労働環境の変化、人財の確保、育成に伴うリスク当社グループが、今後更なる業容拡大を図るためには、パート・アルバイト労働者、外国人労働者の活用を図りつつ、優秀な人財の確保及び社内人財の育成に加え、人財の外部流出を防止することが重要な課題と考えております。今後、労働力の減少による人財確保競争の激化、景気回復、雇用環境の変化に伴う賃上げ圧力の増大、処遇格差の縮小を目的とする各種労働関連法、出入国管理及び難民認定法の改正等に起因して労働コストが大幅に増加、若しくは、社内人財の育成が進まない場合、人財が外部に流出した場合、採用自体が困難になった場合は、当社グループの事業、財務状況及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (9)情報セキュリティに関するリスクコンピュータネットワークや情報システムの果たす役割が高まり、情報セキュリティ及び個人情報保護に関する対応は、事業活動を継続する上で不可欠となってきております。これに対して、近年ソフト・ハードの不具合やコンピュータウイルスなどによる情報システムの障害、個人情報の漏えいなど、様々なリスクが発生する可能性が高まってきております。当社グループは、情報セキュリティ及び個人情報保護を経営の重要課題の一つとして捉え、体制の強化や社員教育などを通じてシステムとデータの保守・管理に万全を尽くしておりますが、万一これらの事故が発生した場合には、信用失墜による収益の減少、損害賠償等による予期せぬ費用が発生し、事業活動に影響を及ぼす可能性があります。 (10)商品の安全性及び表示当社グループは、関係法令の規制に基づき、食品衛生に関わる設備の充実、取引先を含めた一貫した商品管理の徹底、チェック体制の確立など、お客様に安全な商品と正確な情報を伝えるよう努めていますが、当社グループの取組みを超えた問題が発生した場合、食中毒等の事故が発生した場合、それによる当社グループのブランド、商品に対する信頼の低下、対応コストの発生等により、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループの取扱商品について重大な事故等が発生した場合、商品回収や製造物賠償責任が生じることもあり、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (11)フランチャイズ債権等当社グループの居酒屋を中心とした外食事業セグメントでは居酒屋チェーンのフランチャイザーとしての機能を有しており、FC加盟者に対し商品供給による売上、居酒屋経営等に関する指導等のロイヤリティ等を得ております。フランチャイズ契約の継続が何らかの要因により困難となった場合、FC加盟者の金銭上の債務不履行等により発生した債権が回収できなくなる場合は、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (12)敷金・保証金の回収について当社グループは、店舗の出店において、多くの場合、土地・建物を賃借しており、店舗用物件の契約時に賃貸人に対し敷金及び保証金を差し入れております。当該保証金は、賃借料との相殺による分割返還、又は期間満了時等による契約解消時に返還されることになっておりますが、賃貸人の経済的破綻等によりその一部又は全額が回収できなくなる可能性があります。また、契約に定められた期間満了日前に中途解約をした場合は、契約内容に従って敷金及び保証金の一部償却、中途解約違約金の支払いが必要となり、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (13)店舗の固定資産及びのれんの減損損失について当社グループは、直営店舗を中心に内装設備、厨房機器、工具器具備品類を保有しております。店舗における営業活動から生じる損益が著しく低下した場合、減損損失が計上され、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループでは、企業買収により、のれんが計上されております。当該のれんにつきまして、評価額が帳簿価額より著しく下落した場合には、減損損失が計上され、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

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