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東海リース(9761)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

サービス業 情報通信・サービスその他

事業の概要

東海リースは、仮設建物、ユニットハウス、およびそれらに付随する什器備品類のリースと販売を主な事業としています。グループ企業が部材の製造・仕入れを行い、当社が顧客へリース・販売する構造です。特に仮設建物とユニットハウスが主力商品で、これらに付随する什器備品類のリース・販売も行っています。商品の賃貸だけでなく、製造、運送、工事、補修まで含めたトータルサービスを提供しており、建設・石油化学業界の民間企業や官公庁が主な顧客です。

出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成

東海リースの事業セグメントは、主に「日本」と「中国」の2つの地域で構成されています。売上の大部分を占めるのは「日本」セグメントで、150億円を超える売上高と約6億円の営業利益を上げており、当社の主要な収益源であることが分かります。「中国」セグメントも事業を展開していますが、売上高は約0.4億円、営業利益は約0.06億円と、日本と比較して規模は小さいです。このことから、事業活動の中心は日本国内にあり、海外事業の比率は現時点では限定的であると言えます。

2021-03 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
Japan 地域 151 6 4.0%
China 地域 0 0 16.1%
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2025|686 文字
3 【事業の内容】当社の企業集団は当社および子会社4社で構成されており、当社グループが営んでいる主な事業内容は、仮設建物、ユニットハウスおよびこれらに付随する什器備品類等のリースおよび販売という単一の事業であります。当社が仮設建物、ユニットハウスおよびこれらに付随する什器備品類等のリースおよび販売を行い、子会社4社がリース用部材の製造および仕入れならびに仮設建物等に付随する什器備品類を当社へリースおよび販売を行っております。仮設建物リースおよび販売 主に連結子会社である東海ハウス㈱より完成された仮設建物部材を当社が仕入し、各ユーザーへリースおよび販売を行っております。什器備品リースおよび販売 仮設建物等に付随する什器備品類を連結子会社である日本キャビネット㈱が、当社へリースおよび販売しており、当社が、各ユーザーへリースおよび販売を行っております。ユニットハウスリースおよび販売 ユニットハウスは、主として連結子会社である東海ハウス㈱より当社が仕入を行い、各ユーザーへリースおよび販売を行っております。また仮設建物等に付随する衛生用移動建物(トイレ棟・フロ等)のリースおよび販売は主に他業者から仕入を行い、各ユーザーへリースおよび販売を行っております。 なお、上記のうち、「什器備品リースおよび販売」は、主たる商品である「仮設建物リースおよび販売」や「ユニットハウスリースおよび販売」に付随して発生するものであります。また、オペレーティングリース会社として、商品の賃貸だけでなく、製造、運送、工事、補修も含めたトータルなサービスを提供しております。 (事業系統図)

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 設備
全国13カ所にリース用資産を保管する工場・配送センターを配置している点
顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい 中程度
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか 中程度
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 混合
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 中程度
会社が挙げる主要リスク:自然災害やパンデミックに関するリスク / 工場・配送センターの罹災に関するリスク / 労働災害に関するリスク
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 6 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

東海リースは特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、または独占的IPを保有しているという公開情報は見当たらない。事業内容は主にリース・レンタル事業であり、無形資産による競争優位性は限定的と考えられる。

スイッチングコスト★★☆☆☆
根拠:中程度乗り換えの手間・コスト

顧客は特定のリース物件やサービスに依存している場合、乗り換えには手続きや新たな契約締結の手間が生じる。しかし、リース物件の選択肢は多様であり、代替サービスも存在するため、スイッチング・コストは中程度と考えられる。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

東海リースの事業モデルは、ユーザー数の増加がサービスの価値を直接的に高めるネットワーク効果を生み出す構造ではない。顧客基盤の拡大は収益増に繋がるが、プラットフォーム型ビジネスのようなネットワーク効果は期待できない。

コスト優位★☆☆☆☆
根拠:弱い同じ物を安く作れる

リース・レンタル業界全体として、物件の調達コストや維持管理コストが競争力の源泉となりうる。東海リースが他社と比較して構造的に低いコスト構造を有しているという明確な証拠はないが、規模の経済による効率化の可能性は示唆される。

規模の経済★★★☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

東海リースは、特定の地域やニッチ市場において、一定の規模と実績を持つことで、物件調達や顧客対応において効率性を発揮している可能性がある。業界全体で見た場合、規模の経済が競争優位に寄与する可能性は否定できない。

東海リースは、全国13カ所に工場・配送センターを配置しており、この広範なネットワークが事業の強みです。特定の拠点が機能不全に陥っても、他の拠点がカバーすることでリース資産の供給を継続できる体制を構築しています。また、仮設建物の製造から運送、工事、補修まで一貫したサービスを提供することで、顧客にとっての利便性を高め、他社との差別化を図っていると考えられます。これにより、顧客のスイッチングコストを上げ、安定的な収益基盤を築いている可能性があります。

出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

事業リスク

東海リースは、大規模な自然災害やパンデミックによる事業運営への支障、および工場・配送センターの罹災によるリース資産供給の長期的な停滞リスクを抱えています。また、仮設建物の建築工事に伴う労働災害の発生や、道路寸断による物流の長期的な停滞も経営成績に影響を及ぼす可能性があります。さらに、サイバー攻撃などによる情報漏洩やシステム停止、主要顧客である建設・石油化学業界の需要変動、原材料の長期的な高騰、コンプライアンス違反も重要なリスクとして認識されています。

出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2025|1,469 文字
3 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社グループの経営成績および財政状況等に重要な影響を及ぼす可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。(1) 自然災害やパンデミックに関するリスク当社グループは、業務合理化を前提として業務方法について検討を行っております。しかしながら、大規模な自然災害やパンデミックが発生することにより、従業員が出社できず事業運営に支障が生じ、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 工場・配送センターの罹災に関するリスク 当社グループは、全国13カ所にリース用資産を保管する工場・配送センターを配置しております。1拠点が罹災し機能不全に陥ったとしても、他の拠点がカバーしリース用資産を供給しますが、復旧まで長期化した場合、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 労働災害に関するリスク 当社が扱う仮設建物は、建築工事を伴うため労働災害が発生する可能性があり、安全管理部を中心として安全管理指導を全国展開しております。しかしながら、不測の労働災害により、お客様からの信頼を失い、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 物流に関するリスク 当社グループは、全国13カ所にリース用資産を保管する工場・配送センターを配置しております。自然災害等により道路が寸断されても、他の拠点がカバーしリース用資産を供給しますが、道路の復旧が長期化した場合、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 情報・セキュリティに関するリスク機密情報の紛失・誤用・改ざん等を防止するため、システムを含め情報管理に対して適切なセキュリティ対策を実施しています。しかしながら、コンピューターウイルスの感染・不正アクセスによる情報の消失・データ改ざん・個人情報や会社の機密情報の漏洩等が生じた場合、情報システムの停止または一時的な混乱等により、事業活動に甚大な支障をきたすとともに、顧客情報の流出により社会的信用に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 原料調達・原料高騰のリスク 当社が扱う商品である仮設建物およびユニットハウスはリース商品であり、常時全国の工場・配送センターに一定の在庫を保管しており、その主原料である鉄骨、鋼板、ウレタン等の入手が一時的に困難な状態に陥ったり仕入価格が一時的に高騰しても、直ちに当社グループの経営成績には影響を与えることはありません。しかしながら、この状態が長期化した場合、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7) コンプライアンスに関するリスク当社グループは、当社行動指針を定め、コンプライアンスに関する研修を定期的に実施しております。しかしながら、法令違反や社会規範に反した行動等が発生した場合、お客様をはじめとしたステークホルダーからの信頼を失うことにより、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 市場動向等に関するリスク当社グループの主要なユーザーは、建設および石油化学業界などの民間企業と官公庁であります。これらの需要動向が、量および単価の両面で当社グループの受注状況に影響を及ぼす可能性があります。

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