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カナモト(9678)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

サービス業 情報通信・サービスその他

事業の概要

カナモトグループは、建設機械のレンタル・販売を主力事業としています。日本国内だけでなく、オーストラリア、中国、ベトナム、マレーシア、インドネシア、タイ、フィリピンなど海外でも事業を展開しており、建設関連事業が収益の大部分を占めています。その他、鉄鋼製品の販売、情報機器のレンタル・販売、介護用品のレンタル・販売といった事業も手掛けています。グループ会社間でレンタル用資産を相互に貸し借りすることで、効率的な資産運用を行っています。

出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成

カナモトグループの事業セグメントは、主に「建設機械レンタル関連事業」で構成されています。このセグメントは、建設機械のレンタルや販売を国内外で行っており、最新年度では売上高1902.25億円、営業利益158.6億円を計上しており、グループの収益の大部分を稼ぎ出している主力事業です。地域別に見ると、日本国内だけでなく、オーストラリア、中国、ベトナム、マレーシア、インドネシア、タイ、フィリピンなどアジア太平洋地域を中心に海外展開も進めており、グローバルに事業を展開していることが特徴です。

2025-10 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
BusinessRelatedToTheConstructionEquipmentRentalDivision 地域 1,902 159 8.3%
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2025|1,328 文字
3【事業の内容】当社グループは当社、連結子会社17社、非連結子会社11社、関連会社3社の計32社で構成されております。主な事業内容と当社グループ各社の位置づけは次のとおりであります。 <建設関連>当社グループは国内・海外において、下表のとおり主に建設機械のレンタル・販売等の建設関連事業を展開しております。国名会社名主な事業内容日本㈱カナモト、㈱カンキ、㈱セントラル、㈱ニシケン、㈱ニシケンシステムソリューションズ、㈱小松土木通商建設機械のレンタル・販売㈱アシスト、セフティー石川㈱什器備品・保安用品等のレンタル・販売㈱カナテック仮設ユニットハウスの設計・販売・レンタル㈱KGフローテクノ地盤改良工事や地下構造物建築などに利用される特殊機械のレンタル・設計製造販売㈱ソーキホールディングス、㈱ソーキ、㈱ソーキ販売、CACH㈱一般計測機器のレンタル・販売・開発、自動測量等のシステム構築・レンタル・販売東洋工業㈱シールド工法関連の周辺機器のレンタル・販売ユナイト㈱道路建設機械のレンタル・販売、道路工事施工東友エンジニアリング㈱トンネル工事専用機材のレンタル・販売名岐エンジニアリング㈱吹き付けコンクリートプラントの設計・製作・レンタル・販売オーストラリアKANAMOTO AUSTRALIA HOLDINGS PTY LTDMADICA PTY LTDPORTER EXCAVATIONS PTY.LTD.PORTER GROUP NOMINEES PTY LTDPORTER UTILITIES HOLDINGS PTY LTDPORTER UTILITIES PTY LTD車輛・建設機械のレンタル・販売、土木工事、ガス管敷設工事中国卡纳磨拓(中国)投资有限公司建設機械のレンタル・販売ベトナムKANAMOTO FECON RENTAL JSC建設機械のレンタル・販売マレーシアKANAMOTO & JP NELSON EQUIPMENT (M) SDN.BHD.建設機械のレンタル・販売インドネシアPT KANAMOTO INDONESIA建設機械の輸入販売タイSIAM KANAMOTO CO.,LTD.建設機械のレンタル・販売SK ADMINISTRATION SERVICE (THAILAND) CO.,LTD.事務管理業務代行フィリピンKNK MACHINERY&EQUIPMENT CORPORATION建設機械のレンタル・販売グループ各社は当社から必要に応じてレンタル用資産を借り受けております。また、当社は必要に応じて、グループ各社からレンタル用資産を借り受けて他社にレンタルを行っております。 <その他>その他の事業では、鉄鋼関連事業、情報機器関連事業及び福祉関連事業などを行っております。鉄鋼関連事業は当社において、鉄鋼製品など建築用資材の販売を行っております。また、情報機器関連事業は当社において、ワークステーション、PCサーバーなどのコンピュータ及び周辺機器等のレンタル・販売を行っております。福祉関連事業は、㈱ニシケン、ケアウェル安心㈱において、介護用品のレンタル・販売を行っております。 事業系統図は次のとおりであります。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 弱い
受注競争の激化によるレンタル資産の貸出価格や運用状況の悪化の可能性
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 設備
建設機械や各種専門機械、什器備品、保安用品などのレンタル用資産の取得が必要。
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか シクリカル
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 混合
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 中程度
会社が挙げる主要リスク:経済情勢による収益変動 / 業績の季節変動 / 金利変動による業績・財務状況への影響
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 10 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産★☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

カナモトは建設機械レンタル業界の老舗であり、長年の実績と信頼に基づくブランド力は一定の無形資産となりうる。しかし、特許や独占的IPなどの明確な無形資産の存在は確認できない。

スイッチングコスト★★☆☆☆
根拠:中程度乗り換えの手間・コスト

建設現場では、特定の機械やオペレーターへの習熟度、納品・回収の効率性から、一度取引のあるレンタル会社を継続利用する傾向がある。しかし、価格や納期次第で乗り換えも発生しうるため、スイッチングコストは限定的。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

建設機械レンタル事業は、ユーザーが増えることでサービスの価値が増すといったネットワーク効果は基本的に発生しないビジネスモデルである。

コスト優位★★★☆☆
根拠:中程度同じ物を安く作れる

長年の事業運営で培われた効率的な調達・整備・物流網は、新規参入企業に対するコスト優位性をもたらす可能性がある。特に、中古機械の再生・再販ノウハウは強みとなりうる。

規模の経済★★★★☆
根拠:強い規模が参入障壁になる

カナモトは国内有数の建設機械レンタル会社であり、広範な営業拠点と保有機械台数を持つ。これにより、全国的なサービス提供能力と、規模の経済による効率的なオペレーションを実現している。業界内での寡占的な地位を築いている。

カナモトグループの優位性は、国内外に広がる広範な事業ネットワークと、多様な建設機械のレンタル・販売体制にあると考えられます。特に海外では、車両・建設機械のレンタル・販売、土木工事、ガス管敷設工事など、地域に合わせた幅広いサービスを提供しています。また、グループ会社間でレンタル用資産を融通し合うことで、顧客の多様なニーズに対応しつつ、資産の稼働率を高める効率的なビジネスモデルを構築している点も強みと言えるでしょう。これにより、規模の経済を活かした競争力を維持していると推測されます。

出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

事業リスク

主なリスクとして、まず経済情勢が挙げられます。建設関連事業は国内建設投資動向に大きく左右され、公共事業の削減や民間工事の落ち込み、競争激化による稼働率低下は業績に影響を及ぼす可能性があります。次に、業績の季節変動があり、公共事業の特性上、売上高と利益が毎年10月から3月の上期に集中する傾向があります。また、金利の変動もリスクであり、レンタル用資産の取得や設備投資のための外部資金調達において、大幅な金利変動は業績や財務状況に影響を与える可能性があります。さらに、海外事業においては、現地の政情や経済状況、予期せぬ法令・規制の変更が事業に影響を及ぼす可能性があります。

出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2025|1,158 文字
3【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。(1)経済情勢について当社グループの主力事業である建設関連は、官需・民需を問わず国内建設投資動向により、収益が大きく左右されます。よって、公共事業の大幅な削減、民間工事の落ち込み等が発生した場合、又は受注競争の激化によるレンタル資産の貸出価格や運用状況の悪化によるレンタル資産の稼働率が低下した場合には、今後の業績に影響を及ぼす可能性があります。なお、海外向け中古建機販売は売却時期によってはその時点での世界経済、為替動向にも影響を受けます。 (2)業績の季節変動について公共事業は、毎年4月に予算決定がなされてから実際に工事が着工されるまで概ね6ケ月のタイムラグが生じます。従って、当社グループの主力事業である建設関連は、毎期10月頃から3月にかけて最盛期を迎え、この期間に建設機械のレンタル需要が最も大きくなるというトレンドがあります。このため当社グループの売上高及び利益は上期(11~4月の6ケ月間)に集中する傾向があります。 (3)金利動向について当社グループは、レンタル用資産等の取得、営業所出店に係る設備投資需要や事業活動に係る運転資金需要に対し、内部資金を充当するほか、外部から資金を調達しております。これらの外部資金については、極力金利固定化等により金利変動による影響の軽減に努めておりますが、短期間の大幅な金利変動によっては、当社グループの業績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 (4)債務保証について当社グループは、関係会社の借入金に対しての債務保証契約を金融機関との間で締結しております。将来、債務保証の履行を求められる状況が発生した場合には、当社グループの業績及び財務状況等に悪影響を及ぼす可能性があります。 (5)固定資産の減損会計について当社グループは、「固定資産の減損に係る会計基準」を適用しております。今後の経営環境の著しい悪化等により固定資産の収益性が悪化した場合には、当社グループの業績及び財政状況等に影響を及ぼす可能性があります。 (6)海外事業について当社グループの在外子会社及び関連会社が実施する事業に関して、現地国の政情の変化、経済状況の変化、予期せぬ法令・規制の変更等により、影響を受ける可能性があります。当社グループは、在外子会社及び関連会社が所在する各国の情勢を定期的にモニタリングし、経営サポート等を図っております。

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